2016年 試合速報
ナビスコカップ第1節 vs.ヴィッセル神戸
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齊藤 和樹
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ペドロ ジュニオール
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ジェイ
森島 康仁
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レアンドロ
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上田 康太
川辺 駿
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齊藤 和樹
荒木 大吾
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小川 慶治朗
小林 成豪
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ペドロ ジュニオール
村松 大輔
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松下 佳貴
相馬 崇人
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ヤマハスタジアム | 3/23(水) | 19:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝 | 岡本 知之 | 西村 雄一 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 八木 あかね | 間島 宗一 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
16.8度 | 63% | 櫻井 大輔 | 花澤 秀登 |
11 | シュート | 6 |
5 | ゴールキック | 10 |
5 | コーナーキック | 9 |
14 | 直接FK | 9 |
5 | 間接FK | 3 |
5 | オフサイド | 3 |
0 | PK | 0 |
2010年の優勝以来、ジュビロにとって6年ぶりとなるナビスコカップのタイトル獲得に向けた戦いが始まる。
この試合、ジュビロの予想フォーメーションは【4-2-3-1】。GKに八田直樹、最終ラインは右から石田崚真、藤田義明、高木和道、中村太亮。ダブルボランチに、山本康裕と上田康太。中盤2列目右サイドから、松井大輔、齊藤和樹、松浦拓弥。ワントップにジェイという並びか。3月19日に行われたJ1リーグアビスパ福岡戦から、スターティングメンバー8人が変更。好調を維持している松浦拓弥や、今季公式戦初出場となる松井大輔、ジュビロ初ゴールを狙う齊藤和樹ら攻撃的な選手たちの活躍はもちろん、今季初先発の右サイドバック石田崚真、福岡戦でボランチとして出場し、攻守にわたって好パフォーマンスをみせた山本康裕、ジュビロ初出場となる高木和道や、日々準備を重ねている八田直樹らのプレーにも注目だ。また、岡田隆、小川大貴、志村滉は今季初のベンチ入り、青山学院大学から今季加入した荒木大吾はプロ初のベンチ入りとなった。
対するヴィッセル神戸は、かつて名古屋グランパスや柏レイソルで監督を務めたネルシーニョ監督が2シーズン目の指揮をとっている。今日の予想フォーメーションは【4―4―2】。GKに、徳重健太、最終ラインは右から高橋峻希、高橋祥平、伊野波雅彦、松下佳貴。ボランチに三原雅俊と藤田直之。中盤右のワイドに小川慶治朗、左に石津大介、2トップにペドロ ジュニオールとレアンドロという並びか。前線には今季リーグ戦4試合でともに2得点を挙げているペドロ ジュニオールやレアンドロ、前節のJリーグガンバ大阪戦で今季初ゴールを決めたクラブ生え抜きの小川慶治朗など、得点力の高い選手が揃う。また、昨季までジュビロでプレーし、クラブのJ1昇格に貢献した伊野波雅彦もセンターバックに入ることが予想される。
ナビスコカップでは、過去2度の優勝、3度の準優勝と結果を残してきたジュビロ。3年ぶりとなるカップ戦の頂点を見据えて。まずはグループステージ突破を目指し、今日の初戦に臨む。
キックオフは、このあと19:00。ヤマハスタジアムの天候は晴れ。春らしい穏やかな陽気に包まれている。

「サイドチェンジのタイミングを逃さず、意識してプレーすること。サポートを早くしよう」
「中盤のバランスをコンパクトに保つこと。ボールを奪った後、落ち着いてつなぐこと。勇気を持って前に出ていこう」
――総括を
縦幅は修正できるようになりましたが、横へのスライドのスピードとコンパクトさという点で、90分の中では良いときも悪いときもあるので、この試合は『コンパクトフィールド』というテーマを持ってやっていこうと話していました。試合への入りも非常に良かったですし、相手の背後への動き出しについても、こまめにラインコントロールをしていたことは良かったです。先制してから前がかりになりそうなところを上手くコントロール出来ていましたし、ボールも人もよく動き、前の選手も良く使えていたのではないかと。欲を言えば、アンラッキーな1失点目が勿体無かったですが、前半は上出来だったと思います。後半は、ラインコントロールの修正の遅れや、押し込まれたときのクリアの質の悪さでゲームを切れないこと、縦パスのミスなどから、どんどんピンチが増えていきました。最終的にはアプローチが甘くなり、フリーでクロスをあげられて、八田が止めるにはノーチャンスな2点目になってしまったと思います。失点後は、2列目の選手が高い位置に入りすぎてしまい、後ろ向きの状態でボールをもらおうとしていました。受け手が相手選手を背負っているので、出し手もなかなかパスを出せない状況になってしまった。「立ち位置をかえろ」とは声をかけていましたが、修正し切れませんでした。
ただ、下を向く内容ではないと全くないと思っています。始動から3ヶ月あまりが過ぎ、選手それぞれの想いがある中で、(今日試合に出た選手は)非常に良いパフォーマンスを出してくれました。試合前、ファン・サポーターに向けてはもちろんですが、「仲間に自分の存在意義、存在価値を見せていこう」と、選手たちに伝えていました。非常に強い気持ちを持って戦ってくれたと思います。
――自分たちのスタイルを出せる時間が徐々に長くなってきたが、課題は?
試合の中で、相手チームの選手のどこがストロングで、どこを消さなければいけないのかというところを、しっかりやっていかなければいけないと思っています。今日の試合で言えば、ペドロジュニオールのドリブルが一つのポイントでした。彼がボールを持ったときにどう止めるかが重要でしたが、簡単に前に運ばれてしまった。あとは、クリアの質が悪いことですね。それによりセカンドボールを拾われ、ワイドに展開されるシーンが、後半特に増えていました。こういった部分が今後の課題になるかと。ただ、自分たちの(主導権を握る)時間が増えていることは間違いないので、あとは質を高めること。パスでもボール1個分の質が変われば違うし、今日もサイドチェンジできるタイミングが何度もあったのに、ボールを置く位置が悪くて変えられないといった場面もありましたから。試合が終わってすぐ選手たちには伝えましたが、改善の余地は充分にあると思います。
――石田崚真選手について
ボールワークはほとんどミスがなかったですし、時間が経つごとに落ち着きが増していたのも分かりました。ラインに関しても、テクニカルエリアから声はかけていましたが、ブラインドサイドへの声がけや最終ラインを揃える作業は非常に良かったです。前半は何度かサイドを上がりクロスという形が出来ていましたが、後半は前の選手との兼ね合いもあり、フリーランニングがあまり出来なくなってしまった。僕たちが「まだ我慢しろ」、「ラインが高すぎるぞ」など声をかけすぎてしまったかもしれませんが、その指示に忠実すぎてしまっていたので、もう少しやんちゃに飛び出しても良かったのではないかなと思います。
――荒木大吾選手について
シュートこそ外しましたが、1対1で勝負を仕掛けようという気構えはありました。相手を綺麗に抜き去ることは出来ませんでしたが、今後ゲーム経験を積んでいくことによって、彼の持ち味はより発揮できるようになると思います。入りがもっとかたくなってしまうかなと思っていましたが、フェイントも柔らかく、膝下の使い方も良かった。今後の可能性が見えるなと思います。
――ジェイ選手と齊藤選手の連動性について
(齊藤)和樹がジェイに気を遣ってしまい、パスを出す必要のないときにパスを出す場面が何度かありました。でも、ジェイがいないスペースや、ロングボールが出されたときのジェイへのサポートなど、献身的に動いてくれました。守備でジェイが戻りきれない場面は、和樹以外にも、マツ(松浦拓弥)や(松井)大輔といった選手が非常にハードワークしてくれたと思います。ゴールを決めたことで、ひとつの壁を乗り越えたと思います。今週はずっとクロスからのシュートを練習していたので、それも生かされたかなと。あとは、ワントップでも2列目でも、90分の中でもう少し自分のオンの回数を増やせればいいですね。それが出来るようになれば、彼を起点として、後ろからのサポートの人数が増えてくると思います。
――今日の試合を振り返って
先制することが出来ましたし、試合の入りは決して悪くなかったのですが、ただそのあと後ろが我慢出来ずに失点してしまったことが、この結果に繋がってしまったと思います。サポーターの皆さんもたくさん来てくれましたし、自分自身も久しぶりの試合で、どうしても結果が欲しかったので勝つことだけを目指していました。2失点という結果を反省して、またチームみんなで話し合いながら、もっと良いチームになっていきたいと思います。また、自分自身のプレーを振り返っても、やはり2失点のうち1本は止めないと、という思いです。チームを助けるセービングで勝利に貢献することが、キーパーにとって大事なことだと思います。負けて残念だった、で終わるのではなく、またここから這い上がっていきたいです。
――今日の試合を振り返って
どれだけ内容が良くても、2失点して負けてしまったので、個人的には悔しさしかありません。前半はほとんど自分たちが試合を支配出来ていましたし、今日のようなゲームをして、もっと得点がとれればと。本当に勝ちたかったです。
――ジュビロでの公式戦初先発について
良い緊張感を持って楽しみながら出来ました。他の選手にも声をかけようと、特に(石田)崚真にはたくさん声をかけたつもりです。ヤマハスタジアムも良い雰囲気でしたし自分にとっては久しぶりのJ1で、結果を除けば充実していました。また、次に向けて良い準備をするだけです。
――ゴールシーンを振り返って
ジェイのところに良いボールが入って、相手に競り勝てるなと思ったので、ボールが跳ね返って来るということを予測して入っていきました。本当に良いところにこぼれてくれたので、後は押し込むだけでした。今季ゴールをまだ決められていないということが、自分自身引っかかっていた部分でもあったので、得点が決まってほっとしていますが、まだまだ課題がたくさんあるので、これからまたしっかりと準備をしていきたいです。やはり、最後の精度をもっと上げていかないといけないと思います。
――居残りでのシュート練習が生きましたか?
全体練習後に、名波さんとコーチ陣にクロスを上げてもらってシュートを打つという練習をしていました。そこでもヘディングの感覚が良かったので、今日に繋がったのかなと。これからも続けていきたいです。
――ジェイ選手との関係性は?
ジェイのところにしっかりとボールが収まるので、やりやすかったです。その次を自分が狙っていくというシーンがたくさんありました。自分としては、ただボールをさばくというよりも、もっとゴール前に入っていくことが大事だと思っています。
――今日の試合を振り返って
前半はすごく良い形で攻撃が出来たと思いますし、何度かチャンスもありました。ただ、後半は同じように攻めていかなければいけないという中で、それぞれ課題も分かったと思います。後半に関しては、ボールを奪った後のファーストプレーでミスが多かったことと、奪った後に全員が動けていない、縦パスが入った後の連動性もなかったので、もっと全員でしゃべって改善していきたいと感じました
――公式戦デビューとなりました
緊張しなかったわけではないのですが、自分の判断ミスなど、もったいないミスが響いてしまいました。なんとかもっとチャンスを作ることができればいいなと思っていましたが、まだまだ課題は多いです。今日が自分の中で最低だと思っているので、明日の練習からまた頑張っていきたいです。
――監督からの指示は?
森島選手の裏を狙うことと、横に走るのではなく前の選手との段差をつけて走ることを意識していました。ボールが入って来そうだったのですが、まだまだ自分の予測が足らなかったと思います。
――今日の試合を次にどう生かしていきたいですか?
少しでも早く試合に出たい気持ちはもちろんありましたが、自分がまだできていない部分は、はっきりしていました。それが今日出場したことで、試合の雰囲気や、どういうチャンスが巡って来るのか、イメージしたことと実際のプレーの差など、色々なことが分かったので、それは次に生かしていかなければいけないと思います
――今季公式戦初先発となりました
J1の神戸が相手ということで緊張もしましたが、立ち上がりのワンプレーで緊張がなくなって、落ち着いて戦うことが出来ました。前半は高い位置に行けたのですが、後半は連携のミスなどもあり、なかなか上がれなかったので、そこは課題としてこれから修正していきたいです。試合前に監督からは、「今日出られるというのは、ここまで積極的にやってきた結果だ」と言われました。
――手ごたえを感じた部分は?
もちろん勝って終わりたかったという思いがあります。ただ、自分自身慌てずにプレーが出来たので、そこは収穫です。まだまだコーチングの甘さや、集中力を90分間保ち続けるという課題もありますが、それでも90分間戦えたことは良い経験になりました。この試合を次に繋げられるように、また頑張っていきます。
――試合を振り返って
前半相手のボランチに対して、我々が間延びしてしまい、25分頃まで縦と横のバランスが良くない時間が続き、スペースを与えてしまいました。試合中に修正をかけましたが、しっかりと対応できたのは後半からだと思います。ハーフタイムに、ボランチが下がらないように工夫をすることと、上げるときは全体のラインを上げてコンパクトに保つことなど、中盤のラインのメリハリが大事だと話をしました。それにより、後半は連動性とメリハリが出てきて、徐々に我々のペースになりました。ナビスコカップの初戦という、勝たなければいけない試合で、選手たちがしっかりと勝点を取ってくれて良かったです。