2016年 試合速報

J1 2ndステージ第16節 vs.浦和レッズ

ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

1 勝
7 分
8 敗
15 得点
27 失点
勝点 10
順位 16

0
  • 0
  • 0

  • 0
  • 1

1
reds
reds

13 勝
1 分
2 敗
34 得点
11 失点
勝点 40
順位 1

前半 ハーフタイム 後半
アダイウトン
齊藤 和樹
21分
23分
高木 俊幸
李 忠成
27分
武藤 雄樹
宮崎 智彦
松浦 拓弥
28分
35分
武藤 雄樹
ズラタン
上田 康太
森島 康仁
39分
42分
柏木 陽介
青木 拓矢
21
カミンスキー
3
大井 健太郎
33
藤田 義明
35
森下 俊
7
上田 康太
9
太田 吉彰
13
宮崎 智彦
15
アダイウトン
23
山本 康裕
40
川辺 駿
8
ジェイ
SUB
1
八田 直樹
5
櫻内 渚
44
パパドプーロス
11
松浦 拓弥
17
清水 貴文
16
齊藤 和樹
20
森島 康仁
監督
名波 浩
1
西川 周作
5
槙野 智章
6
遠藤 航
46
森脇 良太
9
武藤 雄樹
10
柏木 陽介
13
高木 俊幸
18
駒井 善成
22
阿部 勇樹
24
関根 貴大
30
興梠 慎三
SUB
15
大谷 幸輝
4
那須 大亮
14
平川 忠亮
16
青木 拓矢
11
石原 直樹
20
李 忠成
21
ズラタン
監督
ペトロヴィッチ

24896
スタジアム名 試合日 キックオフ
エコパスタジアム 10/29(土) 14:00
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝、乾燥 大澤 隆 木村 博之
天候 試合時間 副審 副審
くもり 90分 岡野 宇広 山際 将史
気温 湿度 第4の審判員 記録員
22.5度 58% 廣瀬 格 花澤 秀登
6 シュート 21
10 ゴールキック 13
2 コーナーキック 6
5 直接FK 9
4 間接FK 2
4 オフサイド 2
0 PK 0

J1残留に向けて負けられない一戦が、このあとエコパスタジアムでキックオフを迎える。現在ジュビロは2試合を残して年間勝点33、13位につけている。残留争いのライバルとなるヴァンフォーレ甲府とは勝点差2、アルビレックス新潟と名古屋グランパスとは勝点差3と混戦状態だが、今日の試合で勝点3を積み上げれば、自力での残留が大きく近づく。対する浦和レッズは現在リーグ戦5連勝中、2ndステージ首位、さらに年間勝点でもトップに立つ強敵だが、選手たちは心をひとつにし、自信を持ってピッチに立ってくれるはずだ。

ジュビロの予想フォーメーションは【4-2-3-1】。GKにカミンスキー、最終ラインは右から山本康裕、藤田義明、大井健太郎、森下俊。ダブルボランチに、上田康太と宮崎智彦。中盤2列目右サイドから、太田吉彰、川辺駿、アダイウトン。ワントップにジェイという並びか。
前節4試合ぶりに復帰し、声や姿勢で守備陣を支え続けた大井や、名古屋戦で身体を張ったプレーをみせ、相手に自由を与えなかった山本康裕など、今日もディフェンスラインの活躍に期待がかかる。また、出場停止明けの森下が左サイドバックで先発。持ち前の俊足を生かし、攻守においてチームに貢献してくれるはずだ。浦和はリーグでも屈指の攻撃力を誇るが、名波監督が言い続けてきた「前線からの連動した守備」で相手を封じたい。

対する浦和レッズの予想フォーメーションは【3-4-2-1】。GKに西川周作、最終ラインは右から森脇良太、遠藤航、槙野智章。中盤右ワイドに駒井善成、左ワイドに関根貴大。ダブルボランチに、柏木陽介と阿部勇樹。前線2列目に武藤雄樹、高木俊幸。ワントップに興梠慎三という並びが予想される。
浦和は今日の試合引き分け以上で、自力での2ndステージ優勝が決定する。さらに、他会場の結果次第で年間勝点1位も確定。タイトル獲得に向けて、勢いを持ってエコパに乗り込んで  くるはずだ。前節は足の負傷のため、大事をとって欠場した攻撃の要、柏木もスタメン復帰。さらにJ1通算100得点を記録した興梠など強力な選手がそろうが、ジュビロは1stステージの戦いで浦和に勝利している。その試合で逆転ゴールを決めたジェイも「とても楽しみなビックマッチ」と自信をのぞかせており、今季ここまで14得点を決めているエースのゴールに、今日も期待したい。

キックオフは、14:00。エコパスタジアムの天候は晴れ時々曇り。ホーム最終戦を勝利で飾り、自力での残留に向けて前進することができるか。サポーターの皆様の熱い声援を味方につけ、最後まで“粘り強く、しぶとく、諦めずに”戦い抜く。

前半1分、2016シーズン、ホーム最終戦。アウェイの浦和ボールで前半キックオフ。ジュビロのサポーターだけでなく、優勝が懸かっている浦和レッズのサポーターも多く、スタジアムが異様な雰囲気に包まれている。ホーム最終戦を白星で飾るため、サックスブルーが躍動する・・・
前半1分、ジュビロ、右サイド山本康裕ハーフウェーラインでボールを受けるとすぐさま太田吉彰にスルーパス。繋がればチャンスかというところだったが、浦和守備陣に防がれる。
前半3分、ジュビロ、高い位置で川辺駿がインターセプトをすると、中央に待ち構えていた太田吉彰にパス。太田吉彰がそのまま右足を振りぬきロングシュート。これはゴール上に大きくそれる。これがこの試合最初のシュートとなる。
前半4分、浦和、左サイドの関根貴大がボールを持って前線に駆け上がると、ペナルティエリアにクロスを入れる。これをペナルティエリア内で待ち構えていた、興梠慎三が左足でシュート。これはわずかにゴール上にそれる。
前半6分、ジュビロ、速いカウンターアダイウトンが前線にボールを運びそのままシュート。これは遠藤航が体を張ってブロック。
前半9分、浦和、右サイドからのCKを獲得。キッカー柏木陽介。左足で速いクロスを入れるが、これはジェイが頭でクリア。
前半10分、ジュビロ、右サイドでジェイがボールを持つと、左足で中央にクロスを入れる。浦和守備陣にクリアをされるが、セカンドボールを上田康太が拾うと、そのままミドルシュート。これはわずかにゴール上にそれる。
前半13分、浦和、右サイドで駒井善成がボールを受けると、中央の柏木陽介にパス。柏木陽介からジュビロ守備陣の裏を突く絶妙なスルーパスを入れると、これに反応したのは武藤雄樹。しかし、わずかにボールが足につかず、そのままタッチラインを割り、ジュビロボールに。
前半16分、ジュビロ、右サイド太田吉彰がボールを受けると、ジェイとのワンツーで浦和守備陣をかわすとそのままミドルシュート。これは精度を欠き、ゴール上に大きくそれる。
前半18分、ジュビロ、カミンスキーからのロングボールをジェイが頭で後ろにそらし、走りこんできたアダイウトンが受ける。そのまま中に切れ込むと最後はペナルティエリアに走りこんできた太田吉彰にスルーパス。しかし、わずかに合わず、浦和ボールに。
前半20分、浦和、高い位置でインターセプトをするとすぐさま前線の武藤雄樹にパス。武藤雄樹から柏木陽介にボールが渡ると、左足を振りぬきシュート。これはわずかにゴール左にそれる。
前半25分、浦和、高い位置でインターセプトをするとすぐさまカウンター。高木俊幸がボールを受けると、一人で駆け上がり、そのままシュート。これはカミンスキーが右手を伸ばし、ブロック。
前半28分、アウェイの浦和サポータの声がエコパに響く。
前半31分、浦和、中央ペナルティエリア手前でFKを獲得。キッカーは柏木陽介。ゴール右上を狙う、絶妙なシュート。これはポストにはじかれる。
前半33分、ジュビロ我慢の時間が続く。
前半34分、浦和、左サイドからのCKを獲得。キッカーは高木俊幸。ファーサイドの興梠慎三を狙った速いクロスを入れるとこれを興梠慎三がヘディングシュート。これはジェイが大きくクリア。
前半39分、ジュビロ、高い位置でインターセプトをすると上田康太が前線のジェイを狙った速いパスをいれる。これをジェイが浦和守備陣の裏を突くパスを入れるがこれは川辺駿と息が合わず浦和ボールに。
前半45分、アディショナルタイムは1分。
前半46分、浦和が攻撃を組み立てようとしたところで前半終了のホイッスル。
後半1分、ホームのジュビロボールで後半キックオフ。両チームともに選手交代はなし。
後半1分、ジュビロ、太田吉彰がボールを奪うとすぐさまジェイにパス、ジェイがそのまま前線に駆け上がり右足でシュート。これはわずかにゴール右にそれる。
後半2分、浦和、森脇良太から左サイドの関根貴大に大きく展開。関根貴大が中央にクロスを入れると、これに反応したのは興梠慎三。しかし、わずかに合わずジュビロボールに。
後半6分、ジュビロ、中央で川辺駿がボールを受けると、右サイドを駆け上がっていた山本康裕に大きく展開。しかし、わずかにボールが長く合わず。サイドラインを割り、浦和ボールに。
後半9分、浦和、左サイドで高木俊幸がボールを受けると、右足で柔らかいボールをペナルティエリアに入れる。これを興梠慎三が頭で合わせてシュート。これはカミンスキーががっちりキャッチ。
後半10分、浦和 ペトロヴィッチ監督
「慌てずにプレーしていこう。しっかりバランスをとること。走る、戦う、規律を守ること。」

ジュビロ 名波監督
「奪った後のファーストプレーの質を意識すること。分かりやすいサポートをすること。」
後半10分、ジュビロ、速いカウンターからジェイが持ち上がると、右サイド駆け上がった太田吉彰にパス。太田吉彰から逆サイドの森下俊に展開。森下俊が速いクロスを中央に入れると、これに反応したのはジェイ。しかし、浦和守備陣にブロックされる。
後半15分、浦和、右サイドで関根貴大がボールを受けると、中央マイナス気味のパスで柏木陽介に展開。柏木陽介が柔らかいボールを入れるがこれは誰にも合わず。
後半18分、ジュビロ、自陣でインターセプトをするとそのままアダイウトンが一人でボールを持って駆け上がる。ペナルティエリアに侵入するが浦和守備陣に防がれる。
後半22分、浦和、中央で柏木陽介がボールを受けるとジュビロ守備陣の裏を突く、絶妙なスルーパスをいれる。これに反応したのは興梠慎三。しかし、オフサイドの判定。
後半25分、ジュビロ、左サイドで森下俊がボールを受けると、前線の太田吉彰にクロスを入れる。しかし、これはオフサイドの判定。
後半26分、浦和、右サイド駒井善成から絶妙なクロスが入ると、これに反応したのは武藤雄樹。これを頭で合わすと、ゴール左隅に叩き込み、浦和先制。0-1
後半30分、浦和、左サイドで関根貴大がボールを受けるとそのまま持ち込み右足を振りぬきシュート。これはカミンスキーががっちりキャッチ。
後半33分、ジュビロ、右サイドで齊藤和樹がボールを受けると右足で前線のジェイにクロスを入れる。ジェイが胸で落とし、そこに走りこんできたのは川辺駿。しかし、浦和守備陣がブロック。
後半38分、浦和、右サイドからのCKを獲得。キッカーは柏木陽介。速いクロスを入れる。これがフリーの遠藤航に渡るとヘディングシュート。わずかにゴール左にそれる。
後半44分、アディショナルタイムは4分。
後半44分、ジュビロ、右サイドロングレンジでFKを獲得。キッカーは太田吉彰。前線のジェイに弾道の高いクロスを入れるがこれは浦和守備陣がブロック。大きくクリア。
後半49分、ジェイがヘディングシュートをしたが、これを西川周作ががっちりキャッチしたところで、試合終了のホイッスル。
名波 浩 監督

――試合を振り返って
0か3かというポイントの中でやっていこうと選手たちに伝えました。スタートから非常にコンパクトなサイズを構築しつつ、いいところで引っ掛けた場面も多少ありました。あとは相手が思っていたよりもミスが多く、ここ4~5試合で非常に多くミスしていたんじゃないかなという前半だったので、押し込める回数が増えるのかなと思っていたんですが、奪ったあとのファーストプレーの質が悪すぎて、守備の時間が続き、それが最終的にストレスになって、体力も失ってしまったのかなと。チャンスという時間で言えば、前半の立ち上がりと後半の立ち上がりしかなかったと思うので、あそこで決定的なシーンをつくれなかった自分たちの力のなさが、最終的には得点できず、サイドを突破されてクロスというオーソドックスな形でやられてしまうという、非常に勿体無いゲームだったなと。引き分ければ残留が決まる、また、優勝を争うチームと対戦するという中で、難しいゲームだったと思いますが、選手は前向きにやってくれたんじゃないかなと思います。

――奪ったあとのファーストプレーの質について
これは昨シーズンからの課題ですが、選手の奪ったあとの判断、技術的なミス、周りが見えていないなど、全てが足りないと思いますし、全てが浦和との差だと思います。選手に言っていたのは、我々が浦和を破ったファーストステージ第2節と違っていたのは、サイドチェンジ、特に一番外に出てくるロングボールの回数がセカンドステージの方が圧倒的に多く、そこを突破される回数がどのチームも多いと。そこを突破される回数が多い対戦相手の最終ラインの高さは非常に低く、ラインが低い中でやられている。そのため、我々が最終ラインを高い位置に設定して、まずは背後への選択肢を消させること。あとはもう少し前めに守備ができるタイミングがあれば、横パスを1本多く入れさせることで、そこに出てくる判断が遅くなったり、対応も速くできるという相乗効果も出たと思う。上手くいっていなかったわけじゃないですが、攻撃に繋がる第一歩が上手くいかなかったポイントじゃないかなと。ただ、守備の構築に関しては、0対1になるまでは、綻びができた回数も少なかったと思うので、良しとしたいなと思います。

――残り1試合に向けて意気込みを。
引き分ければいいというのが実数ですが、そんな気はさらさらないですし、いま我々に引き分けようといって引き分けられるような高度なものは持ち合わせていないので、やっぱり(勝点)3を取りにいきながら、(ゲームを)コントロールしたいなと思います。仙台はホームで今シーズンを終えるということで、多くのサポーターが押しかけると思うので、今日の浦和以上に声が聞こえなかったり、圧倒されるシーンがあるかもしれないですが、何度も言っているとおり、しぶとく、粘り強く、やっていきたいなと思います。

大井 健太郎 選手

大井 健太郎 ――粘り強い守備を見せていたと思います
まずは勝利出来ず残念です。守備をみんな頑張ってくれたと思いますが、ただもう少しカウンターを上手くはめることができれば良かったなと。奪った後のファーストプレーの精度を高くしないと、浦和のようなチームに勝つことは難しいと感じました。後半は相手が少し引いてくれたので、ジュビロがボールを持てる時間は多くなりましたが、その中でなかなかクロスなど、危ないエリアまで入って行くという場面をつくることが出来なかったと思います。

――最終節に向けて
ここまで来たら有利不利もありません。勝ったチームが残留を決めることが出来ると思うので、仙台戦は勝ちだけを意識して、ですが前がかりになりすぎて、やられてしまわないように、それは後ろがコントロールしていきたいです。相手どうこうではなく、しっかり仙台に勝つことだけを考えて練習していきたいと思います。

上田 康太 選手

上田 康太 ――今日の試合を振り返って
勝ちを望んでいたので、すごく悔しいです。ピンチもありましたが、カミックにも助けられましたし、ディフェンス陣が身体を張って守ってくれました。粘り強く出来ていただけに、本当にあの失点は悔やまれます。攻撃に関しては、ジェイとアダイウトンへのロングボールが多かったと思います。もっと真ん中を使ってサイド攻撃などが出来れば、相手は嫌だったかなと。後ろの選手に助けられていた分、もっと攻撃に厚みを出して得点をとりたかったです。

――最終戦に向けて
ここで自信を無くしてしまうことが、一番良くないと思います。自信を持って最終戦に臨み、もちろんプレッシャーもかかりますが、自分たちはチャレンジャーだという気持ちで、アグレッシブに行くことが勝利に繋がると思っています。必ず自分たちの力で残留を勝ち取ります。

太田 吉彰 選手

太田 吉彰 ――どんな気持ちで試合に臨みましたか
ホーム最終戦ということで、チーム一丸となって思いきってやろう、自力で残留を決められるから自分たちのサッカーをやりきろうと臨みました。試合は浦和の強さを感じたゲームになってしまいましたが、ジュビロも必ず追いつき、追い抜いていけるようにしたいと思います。

――試合を振り返って
今日は、チームの課題になっているファーストプレーの質の悪さを改めて感じました。それでも、得点に結びつけるプレーをしなければいけなかった。前にいかなければ点は取れないので、次の試合も前へ前へと向かっていきたいです。

――最終戦に向けて
セカンドステージはホームで1勝もできず、サポーターには申し訳なさを感じています。次節は必ず勝利し残留のチャンスを掴みたいと思います。僕たちがやってきたことを最後までブレずにやりきり、しっかりピッチで出すことができれば、良い結果がついてくるはず。また来年もJ1という舞台で戦えるように、責任あるプレーを見せたいと思います。

宮崎 智彦 選手

宮崎 智彦 ――今日の試合を振り返って
長い時間ゼロに抑えることが出来れば、いつかチャンスが来ると思って試合に入りました。そうした流れに持って行くことが出来れば、相手も焦って前に出てくると思ったので、その背後を攻めることが出来ればと。前半はよく我慢したと思うのですが、攻撃に出る形を全くと言っていいほど見出すことが出来なかったので、そこは反省材料です。1本通っていれば、というシーンが自分も含めて何度かありましたし、すごく反省しています。

――最終戦に向けて
もちろんどの試合もそうですが、次の戦いに向けて練習から試合を想定して、良いイメージを持ってやっていきたいと思います。仙台にはファーストステージで勝利しましたが、向こうはやられた借りをホームで返そうと思っているはずです。相手の圧力に負けないように、必ず勝って残留を決めます。

アダイウトン 選手

アダイウトン ――試合を振り返って
浦和は非常にまとまりのある組織化されたチームなので、チームの攻撃はカウンターがメインになるだろうと。そこでしっかりパワーを使おうと思っていました。立ち上がりに素晴らしいチャンスを作れましたが、ゴールに結び付けられなかったので、次は必ず決めたいです。そのためにも、監督にアドバイスをもらったり、相手をしっかり研究することはもちろんですが、特に選手同士の距離感を近く保てるように修正したいと思っています。また、前線にもっと人数をかけたり、クロスボールに入る人数を増やすことも必要です。来週のトレーニングで再確認し、次節に臨みたいと思います。今日の試合のように最後まで戦う姿勢を見せ、必ず勝利したいです。

浦和レッズ ペドロヴィッチ監督
 

――試合を振り返って
前節の新潟に続き、今日も残留を争うチームとの対戦でした。相手も3ポイントが必要であり、優勝を狙う我々も勝利が必要という意味で、非常に難しいゲームになりました。立ち上がりから浦和が主導権を握り、得点になってもおかしくないチャンスをいくつも作り出していましたが、最後の精度が低く、得点に至りませんでした。後半はようやく我々が1対0でリードしましたが、決定的なチャンスが何度もあったにも関わらず、決めきれなかった。サッカーというのは、(シュートを)外し続ける展開が続いてしまうと、逆に相手のワンチャンスで追いつかれてしまう、あるいは得点を許して逆転されてしまうことがよくあります。2年前の第33節鳥栖戦は1対0でリードしていましたが、後半アディショナルタイム、最後のコーナーキックで失点して同点に追いつかれてしまいました。今日もそうなってもおかしくない展開で、チャンスがたくさんあり、1対0のリードでゲームの終盤を迎えました。その中で選手たちが見せてくれたパフォーマンスは、非常に満足いくものだったと思っています。ただ、チャンスを決めきる割合を高め、最後の精度を磨かなければいけない。そこは次節に向けて改善していきたいと思います。ジュビロ磐田は、伝統ある素晴らしいチームだと思っているので、なんとしてもJ1に残留し、来年も戦えることを心から願っています。