2016年 試合速報
J1 2ndステージ第15節 vs.名古屋グランパス
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シモビッチ
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ジェイ
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小川 佳純
松田 力
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磯村 亮太
古林 将太
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宮崎 智彦
松浦 拓弥
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ハ デソン
明神 智和
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アダイウトン
齊藤 和樹
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ジェイ
森島 康仁
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
豊田ス | 10/22(土) | 14:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、水含み | 中村 祐 | 佐藤 隆治 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
くもり | 90分 | 聳城 巧 | 権田 智久 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
24.0度 | 51% | 岡 宏道 | 渡辺 輝久 |
13 | シュート | 11 |
12 | ゴールキック | 11 |
6 | コーナーキック | 3 |
12 | 直接FK | 14 |
1 | 間接FK | 0 |
1 | オフサイド | 0 |
1 | PK | 0 |
J1残留に向けて、何としても敵地での勝利が求められる一戦が、まもなくキックオフを迎える。対する名古屋グランパスとの年間勝点差は3。8月下旬に、ジュロヴスキー新監督が就任し、そこからリーグ戦3勝1分1敗と着実に勝点を伸ばしてきている名古屋だが、ジュビロにとっても今日は残留争いのライバルに、絶対に負けるわけにはいかない。チームは今週火曜日から3日間の御殿場キャンプを行い、主に守備面での連携面を深めてきた。その成果を、充分に発揮してくれるはずだ。
ジュビロの予想フォーメーションは【4-2-3-1】。GKにカミンスキー、最終ラインは右から山本康裕、藤田義明、大井健太郎、中村太亮。ダブルボランチに、上田康太と宮崎智彦。中盤2列目右サイドから、太田吉彰、川辺駿、アダイウトン。ワントップにジェイという並びか。
怪我で戦線を離脱していた大井が復帰。頼れるセンターバックがピッチに戻ったことで、守備面はより安定感が増しそうだ。個の能力が高い選手がそろう名古屋の攻撃陣を完封に抑えたい。さらに、直近のリーグ戦で足を痛めていたジェイのコンディションも問題なさそうだ。ここまで13ゴールを決めているエースの活躍に期待がかかる。また、今日の試合で太田はJ1リーグ通算300試合出場達成となる。
対する名古屋グランパスの予想フォーメーションは【4-1-2-3】。GKに楢﨑正剛、最終ラインは右から矢野貴章、竹内彬、田中マルクス闘莉王、磯村亮太。アンカーにハ デソン。ダブルボランチに、イ スンヒと田口泰士。前線右サイドから、小川佳純、シモビッチ、永井謙佑という並びが予想される。
8月の新監督就任とともに、2010年から6年にわたって名古屋でプレーしていた、元日本代表センターバックの闘莉王が古巣に復帰。名波監督も「守備のキーマン」と警戒する、経験も実績も豊富な熱きDFが率いる守備をいかに崩し切り、ゴールへと結び付けられるか。試合の見どころのひとつとなりそうだ。
キックオフは、このあと14:00。豊田スタジアムの天候は曇り。今日は磐田市から『ジュビロ磐田応援アウェイバスツアー』のバス24台も駆けつけている。大声援を味方につけ、いざ勝負に挑む。
左サイド駆け上がってきた永井謙佑に展開。永井謙佑がそのまま持ち上がりシュートを放つが、これはゴール右に大きくそれる。
名古屋 ジュロヴスキー監督
「攻撃時、両サイドへの展開を早くしよう。敵陣内でのディフェンスを厳しくすること。後半、追加点を得る為に集中力を高めていこう。」
ジュビロ 名波監督
「攻撃の時、味方を追い越すアクションを積極的にすること。クロスボールの質を意識して上げること。」
――試合を振り返って
前節は残留のライバルである新潟に、非常に臆病なサッカーをして敗れてしまいました。特に後半は攻めるのか守るのか分からないような状況を自分たちで作り出し、プロらしくないゲーム運びでした。他にも守備での連動や、攻撃でのダイナミックさなど、今までやってきたことが出来なかった反省を、ミニキャンプも含めて意思統一し、それが今日のゲームに出てくれたらいいなと思って臨みました。ゲームは守備ブロックの構築が非常に良く、前半はあまりピンチのシーンもなかったですが、不運なPKで嫌な時間帯に先制されてしまい、空気的には嫌な空気が流れました。しかし、選手たちはハーフタイムにも非常に強い声かけをしていましたし、2点目を失わないこと、それから1点を取ったら何が起こるか分からないという状況を自分たちで作り出そうと、後半に臨みました。(後半)開始早々、素晴らしいゴールが決まって、そこから終始我々のペースで試合が進み、セカンドボールへの反応、(ボールを)奪った後の質、我々のストロングであるサイド攻撃、ボックスの中はちょっと工夫がなかったですが、それ以外にも松浦(拓弥)のミドルシュートも含めて、非常にバラエティに富んだ、思いきりのいいプレーが出たんじゃないかなと。改めて、J1にいなきゃいけない、いさせないといけないなと強く思ったゲームだったと思います。
――サイド攻撃がスムーズに出来た要因は?
後半は特にイ スンヒの間に川辺(駿)や松浦が顔を出せるようになって、そこを消しに行ったところ、もしくは消しにこないので前を向くという連続性といったものが常にチームの中でひとつのイメージとして生まれていました。あそこを使う、もしくは相手にとって使われるといった発想が生まれたことによって、アウトサイドによりスペースが出来て有効に使えたんじゃないかなと。これはキャンプでも言っていたギャップでの顔出しと、前半に強く注意したトライアングルの3人目のサポートのスピードに対し、上田(康太)や宮崎(智彦)、川辺、松浦、齊藤(和樹)、太田(吉彰)など、みんなが3人目の顔出しを意識してくれたので、選択肢が前に前にと向いたのではないかなと思います。
――前線の選手の動きについて
我慢強くゼロの時間を長くしようと昨日の段階では言っていたんですが、前半に先制を許したことによって、我々が(前に)出なきゃいけないという状況が出来たことがまずひとつ。それから矢野貴章にしても、(田中マルクス)闘莉王、竹内(彬)にしても、外国人に対して非常にハードなマークをして、2人目のサポートを上手く使いながらケアをしていたと思いますが、体力の低下によって、それが出来なくなって、起点も出来ましたし、アダイウトンも前を向く時間が増えて、そこから我々の攻勢の時間が増えたんじゃないかと。あとは松浦の“常に前を”という意識は、相手を必ず15メートル以上帰陣させる大きなポイントになったと思います。
――今日の勝点1の意味は?
意味で判断するのはなかなか難しいですが、(勝点を)積み上げないより1、1よりも3の方がいいでしょう。そういう意味では、甲府の3ポイントは非常に大きなものだと思いますが、選手たちに言っているのは、自力で残留する権利はまだある、それはポジティブに考えていいだろうと。次節は、年間タイトルを狙い、カップ戦でも優勝した浦和が相手ですが、難しいゲームなりの戦い方をして勝点を積み上げたいなと思っています。浦和にこいつらしつこいな、粘り強いなと思わせられるようなゲームをしたいと思います。
――今日の試合を振り返って
ポジティブに受け止めて良いと思いますし、勝点3をもちろん目指しましたが、名古屋と残留を争う中で、相手にも勝点3を与えなかったのは良かったと思います。もちろん勝点3は欲しかったですが、内容としてもすごく良かったと思いますし、下を向くゲームをやるわけにはいかなかったですし、自分の復帰戦ということもあり、自分が出せるものは出せたかなと感じています。
――この3週間で取り組んできたことの成果を感じた部分は?
ディフェンスラインが低くなってしまっていたと外から見て感じていましたし、ラインを上げるためには前線からのプレスも重要だと思っていました。合宿をやったことで、コミュニケーションは密にとれたと思いますし、そういうところは前線の選手にもしっかりと伝えて試合に臨みました。今日は大きいボールに対してもセカンドボールを拾えていました。前半PKになってしまった場面、あとはセットプレーのシーン、それ以外は特に危ない場面はなかったと思うので、PKの場面も最後はしっかりと身体を寄せていましたし、結果的にPKになってしまったのは残念でしたけど、みんな集中して出来ていたと思います。
――今日の試合を振り返って
勝てなかったことは残念ですが、守備の面で意思統一がよく出来ていたと思います。ピンチもありましたが、粘り強く守れたかなと。また、後半は自分たちがボールを保持する時間を長く持つことができたので、厚みのある攻撃をすることが出来ました。得点をとれなかったのは残念ですが、相手のカウンターになっても後ろのリスクマネジメントがしっかりと出来ましたし、攻守の切り替えも速かったと思います。バラバラになることがほとんどなく、攻守ともにスムーズにやれていたと思います。残り2試合もさらに強く、良い守備を継続してやっていきたいと思います。
――自身のプレーを振り返って
シンプルにやれるところはしっかりとやって、縦パスを狙うところは狙うという部分を整理して臨みました。相手がそんなに前から来てなかったので、余裕を持ってボールをもらえました。ただ、どんな相手でもミスのないようにプレーしなければいけないポジションです。ミスしないことを心掛けつつ、積極的に縦パスを入れていきたいと思います。
――次節以降の戦いに向けて
今日は勝てなかったのが残念ですし、チームとしてやるべきことをもっともっとやっていかなければいけませんし、今日の勝点1を次に生かしてレベルを上げていかなければと思います。下位チームとの差は縮まってしまいましたし、次は絶対に勝たなくてはいけない試合です。プレッシャーのかかる試合をどうやって勝っていくか、今日の引分を生かせるように戦っていきたいと思います。まだ僕たちは勝点では少しですが上にいます。自分たち次第で残留を決定することができるので、自分たちの力で掴み取りたいと思います。
――貴重な同点ゴールが生まれました
本当に今日はビックゲームでした。雰囲気も最高で、こういう中で試合が出来てうれしく思います。今日は自分たちが内容としても勝っていたと思いますし、3ポイントを取れたゲームだったと思います。確かに自分は同点ゴールを決めましたが、チームとしてハードワークをした、良いパフォーマンスをした結果です。いつも言うように、自分はチームプレーヤーでありたいですし、今日のゴールもチーム全員が取らせてくれたものだと思っています。全員で掴んだ1ポイントです。今日はとにかく強い心を持って最後まで戦おうということを仲間と言い合ってピッチに立ちました。
――次節に向けて
浦和は本当にJリーグの中でも屈指のチームということは間違いありません。ただ、自分たちのホームでできますし、今日の後半のようなゲームを90分通してすることができれば、自分たちも勝てると思います。今日は良いゲーム運びが出来、自信になったと思うので、その気持ちを持って次の試合を迎えたいですし、勝点3を取りたいと思います。とにかくハードワークをすることが大事です。自分たち次第で残留を決めることが出来るので、自信を持って臨みたいです。
――今日の試合でJ1通算300試合出場となりました。試合を振り返って
勝ちたかったです。300試合というのは意識せず、チームの勝ちだけを意識してやっていました。後半あれだけ自分自身にもチャンスがありましたし、勝ち切れず残念です。ただ、負けなかったというのをポジティブに捉えて、残り2戦しっかりと勝ち切ることができれば、自分たちの力で残留できるので、そこは前向きに捉えていきたいと思います。
――選手たちの気持ちが入った一戦でした
前半少しかたくなってしまった部分は残念ですし、それでもしっかりゼロで抑えないといけないところを失点してしまいました。それでも後半は強い気持ちを持って立て直すことが出来たと思うので、そういった戦いをスタートからやっていくことが出来ればと。そこはしっかり1週間で修正して、浦和も強い相手なので、チーム全体が連動して戦わないと勝てないと思いますし、チームみんなで声を出しあっていきたいと思います。一週間、良いイメージを持って準備していきます。
――後半途中からピッチに立って
自分が出る前からゴールに近づいてきている感じはありました。ただ、チャンスはあったので、1点取って勝ち越したかったなというのが正直な感想です。ハーフタイムはみんながやるしかないという想いだったと思いますし、前向きに捉えてそれが後半入ってすぐに追いついて、そこから流れも良くなりましたし、チームとして前がかりになれたと思います。ただ、欲を言えば本当に勝ち越したかったなというのはあります。
――自身のプレーを振り返って
普段あまりシュートを打てていなかったのですが、今日は積極的に行けたし、入りから前向きになれたという意味では良い入りが出来たと思います。ただ、シュートに関しては、もうひとつ精度を上げていかないといけません。もっともっと引き出して、あそこで前向きに仕掛けることができれば、より相手に怖さを与えられたのではないかなと。そういう意味では、我慢して中央で受けることも必要だったかなと思います。
――試合の総括を
今日は我々にとっても、相手のチームにとっても、非常に内容の良い試合になったと思います。前半は我々も良かったのですが、後半は集中力を切らして序盤に失点してしまいました。勝てた試合かもしれないし、あるいは負けた試合だったかもしれない、本当に難しいゲーム運びの試合でした。あと残り2試合がありますが、この勢いを続けていきたいと思います。選手はしっかり戦ってくれたので、そこは褒めてあげたい。サポーターの皆様、今日も素晴らしい応援をありがとうございました。