2016年 試合速報
J1 2ndステージ第13節 vs.湘南ベルマーレ
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藤田 義明
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松井 大輔
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下田 北斗
高山 薫
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松井 大輔
山本 康裕
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齊藤 未月
島村 毅
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アダイウトン
松浦 拓弥
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山田 直輝
長谷川 アーリアジャスール
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石田 崚真
櫻内 渚
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山本 康裕
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ヤマハスタジアム | 9/25(日) | 15:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、水含み | 難波 邦雄 | 井上 知大 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 中井 恒 | 穴井 千雅 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
28.7度 | 62% | 岩田 浩義 | 花澤 秀登 |
10 | シュート | 8 |
9 | ゴールキック | 10 |
4 | コーナーキック | 4 |
14 | 直接FK | 16 |
4 | 間接FK | 1 |
3 | オフサイド | 1 |
0 | PK | 0 |
J1残留に向けて、ジュビロはホームで負けられない一戦を迎える。現在リーグ戦2連敗中。2ndステージ12節を終了し、年間勝点は31、13位と苦しい戦いは続いている。今日対戦するのは、年間勝点19で最下位に沈む湘南ベルマーレ。リーグ戦では現在10連敗中と厳しい状況だが、今週木曜日に行われた天皇杯3回戦ではJ2の徳島ヴォルティス相手に4対0で完勝。降格圏脱出に向けて、その勢いのままヤマハスタジアムに乗り込んでくるはずだ。そうした相手に対し、「自分たちの方が相手よりも勝利への強い気持ちを持ち、最初からアグレッシブに戦うことが大事」とジェイ。「90分間常にプレッシャーをかけ続けて、ゴールを狙いたい」と意気込みを語っている。
ジュビロの予想フォーメーションは、【4-2-3-1】。GKにカミンスキー。最終ラインは右から、石田崚真、藤田義明、森下俊、中村太亮。ダブルボランチに川辺駿と宮崎智彦。中盤2列目右サイドから、太田吉彰、松井大輔、アダイウトン。1トップにジェイという並びが予想される。名波監督は3バックではなく、今シーズン当初の基本布陣、4バックを採用。選手間の連係をより高めて、攻守で相手を圧倒したい。
対する湘南ベルマーレの予想フォーメーションは【3-4-2-1】。GKに村山智彦。最終ラインは右から、岡本拓也、アンドレ バイア、三竿雄斗。ダブルボランチに、石川俊輝と下田北斗。右ワイドに奈良輪雄太、左ワイドに菊池大介。2シャドーに齊藤未月と山田直輝。1トップに大槻周平という並びか。
リーグ戦は今日を含めて残り5試合。今節以降も、残留争いのライバルとの直接対決が続く。J1残留を決定的なものとするためにも、まずは今日の湘南戦に勝利し、来週のホーム・アルビレックス新潟戦へと臨みたい。シーズン終盤戦の、残留に向けた大切な一戦。キックオフはこのあと15時だ。
――試合の総括
まずは、相手のプレースピードが上がる一番のシーンというのは、高い位置でボールを我々が奪われた時ということを裏返すと、なるべくスターティングポジションに戻ってから前向きに守備しようといったときに、前半は3度くらい敵陣の真ん中でトライアングルをつくられてはがされて、深いところまで持って行かれるというシーンがありました。そこを後半修正できたことが、無失点に抑えることができたポイントじゃないかと思います。高山(薫)選手が入ってくる前後くらいにボックス脇に起点をつくられて、山田直輝選手に3、4回良い縦パスの中で起点をつくられましたが、そこ以外は後半特に怖いシーンもなく、高山選手だったと思うのですが、左からのクロスのヘディングシュート、あれくらいだったかなと。守備は、今日はまず45分をゼロに抑えようというファーストミッション、それから、45分から60分という2ndステージに入って、我々が一番失点の多い時間帯、そこをゼロに抑えようと。この二つのミッションをクリアしてからはそんなに破綻することなく、まとまった守備ができたのかなと。問題は、公式戦で完封負けが続いていて、そのあたりが問題だと思うのですが、ボックス内の人数をかけきれていないというのがひとつ、カウンター時のボールロストがひとつ。我々の一番のストロングというのは、奪った後のクオリティ、それからサイド攻撃というのは昨シーズンからずっとやっていることなので、そこを有効に使えなかったかなと。あとはGKの村山(智彦)選手がだいぶのっていたので、最後のジェイのヘディングと松浦のボレーは相手を褒めるべきだなと思います。
――今日の勝点1が持つ意味は?
残留争いのライバルに勝点2を与えなかったのは、大きなものかもしれないですが、(名古屋)グランパスが勝ったということで、残留争いに両足を突っ込む形になってしまったので、さらにシビアな戦いが続いていくなと。我々は昨シーズンの大分トリニータとのゲームを経験した選手がほとんどだったので、その経験に裏付けされた勝負強さを出そうということは言っていました。ただ、また次もホームでできるということ、そして残留争いのチームだということももちろん理解した上で、この勝点1を上手くポジティブな方向に持っていきたいですし、選手もそういう考えを強く持ってほしいなと思います。
――なかなか得点が奪えない原因は?
ボックスの中に入っていく人数が少ないということは、ジェイがその後ろで持っていても、起点になるであろう、ポストプレーをするであろう人間がいない、それからクロスの前、例えばジェイが右サイド左サイドに出したときに、そこからジェイがはたくということは、ジェイが中に入っていくのが一番遅くなってしまうので、ファーストアクションの人間、そして特に二人目のセカンドアクションの人間が遅い、このあたりは大きな問題だなと。あとはロストしてはいけないところでロストして、カウンターのチャンスを3度くらい潰しているので、そこは大きな反省点です。
――4バックの評価は?
立ち位置とか帰陣する方向、スピード、全てをとっても全体的に悪くなかったなと。パパがいない、健太郎がいないという中で、最終ラインに多少不安もありましたが、その中でも守備に関しては、やろうとしていることができたのではないかなと。ただ、クリアの質、自分たちがマイボールになったときの質、この二つは、最終ラインにもう少し受け手に対しての明確な意思表示があってもいいのではないかなと。メッセージ性がなかったものが多かったと思います。
――試合を振り返って
結果的に引き分けで、今日は1ポイントしか得ることができませんでした。それでも、前半は湘南がチャンスをつくり、我々が守勢に回ることが多かった中、後半に入ると我々の方がチャンスをつくるなど、修正を図ることができました。とにかく最後まで勝とうとする姿勢を見せることはできたと思います。ディフェンス面は無失点で終えることができて良かったのですが、得点を取ることができなかったのはチームとしての課題です。来週こそ勝てるように、しっかり準備していきたいと思っています。
――試合を振り返って
僕と(石田)崚真だけ天皇杯から中2日で臨む試合でしたが、こういった重要な試合で使ってくれるということは信頼されているということだと思うし、頑張ってほしいと思ってくれているということだと思うので、それに応えたかったなと。良かったところもあるけど、最後の最後まで(得点を)決められなかったという悔しさもあります。
――自身のプレーについて
前半は自分の中では(プレスを)上手くはめることができればいいと思って走ったのですが、その走りによってなかなかボールを奪いきれず、向こうのリズムになってしまったので、申し訳なかったと思っています。後半に入り、あまりいかなくてもいいと言われたので、そうなってからは自分たちのペースで進められた時間帯もできたので良かったと思います。
――残りのシーズンに向けて
この勝点1が今後響いてくるとは思うし、勝点2を失ったという考え方もあると思いますが、自分たちが前を向いて次の試合こそ勝とうとプラスに考えながらやらないといけない。良い雰囲気の中、士気を高めながら次の試合に臨めればいいなと思います。
――試合を振り返って
監督から3日前ぐらいのミーティングで「45分から60分の失点が多い」ということを言われていました。今日もまず45分、そして45分から60分のところを強調していたので、みんなで意識し最後までゼロで抑えられて良かったです。自信をつけるには結果しかないので、無失点という結果が出たことをまずは第一のスタートとして、また積み重ねていければいいなと思います。勝ちたかったですが、この勝点1が今後響いてくると思うので、次の試合でまず勝つことを大切にしたいと思います。
――J1リーグ通算200試合を達成しました
無失点という結果で良かったとは思いますが、勝てなかった悔しさのほうが大きいです。次は出場停止ですが、試合に出る選手がやってくれると信じています。新潟戦に向けて、良いサポートができるように声かけからしっかりやりたいと思います。
――試合を振り返って
勝点2を失ったのは痛いですが、最低限の結果だと思っています。下位のチームが迫っているので、次こそ勝たないと。昇格するために勝つことが絶対条件だった昨年の経験があるし、みんなプレッシャーに負けることはないと思うので、勝点3だけを目指して戦っていきたいと思います。
――4バックの布陣について
いつもやられている時間帯に失点しなかったことは、今後に繋がると思います。そこは自信を持って次の試合に臨みたいです。ただ、守備が良くても勝たなければ意味がないと思うので、後ろからリズムをつくって良い攻撃に繋げられるようにしたいと思います。
――試合を振り返って
個人としては、悪くはなかったと思います。最近の(トップ下の)ポジションとは違ったので、徐々に感覚を取り戻し、個人でボールを奪える回数が増えたので良かったです。ジェイのヘディングシュートに繋がるクロスもありましたが、自分が(クロスを)出して止まってしまったので、キーパーがはじいたセカンドボールに詰めていれば1点取れたはず。次は動いて、ゴール前に詰められるようにしたいと思っています。
――貴重な勝点1を得ました
勝てなかったことはもちろん悔しいですが、負けが続いていたので連敗を止められて良かったとは思います。また、得点にはならなかったですが、チャンスも何回かつくることができました。チャンスのシーンで、相手GKがキャッチではなく弾いていたので、そこに上手く詰められれば良かったなと。今後そういう部分が、自分としてもチームとしても必要なのかなと思います。
――今後に向けて
次がヤマハスタジアム最後の試合なので、勝って残留に一歩近づきたいです。負けられない戦いが続きますが、大事な場面で自分が活躍できるように、また1週間しっかり準備していきたいと思います。
――試合の総括
このスタジアムに入ったときに、2014年にジュビロさんとナイトゲームをやって勝利したときの雰囲気を思い出しました。スタンドとピッチが近くてサッカー専用スタジアムの醍醐味の中で、あの試合は僕の中で、あの年のJ2のベストゲームだと勝手に思っているのですが、お互い攻守の切り替えが非常に速い試合でした。今日もそういうゲームをさせてあげたいなと思っていました。ここ最近ずっと勝てていなかったですが、選手に責任があると僕は思っていなくて、自分が選手に無意識に挑戦するということに対して、少しびくびくさせてしまっていたかなと思う中で、今日の試合は最初から最後まで我々の良さというか、相手にアグレッシブに向かっていくとか、ボールを奪った後に速く攻めていくことをみんな信じてやり続けてくれました。GKのスーパーセーブも含めて、勝点1でしたけど、今後の4試合でチームを前向きにさせる大きな手ごたえというのは言い過ぎですが、はっきりと一歩前に進めたというような試合ができたと思います。