2016年 試合速報
J1 2ndステージ第10節 vs.アビスパ福岡
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アダイウトン
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城後 寿
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藤田 義明
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宮崎 智彦
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為田 大貴
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宮崎 智彦
山本 康裕
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アダイウトン
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パパドプーロス
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金森 健志
坂田 大輔
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ダニルソン
邦本 宜裕
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パパドプーロス
櫻内 渚
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為田 大貴
中原 秀人
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アダイウトン
松浦 拓弥
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
レベスタ | 8/24(水) | 19:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 高橋 信光 | 荒木 友輔 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 中井 恒 | 穴井 千雅 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
31.3度 | 68% | 田島 宏則 | 道下 亨 |
8 | シュート | 10 |
8 | ゴールキック | 7 |
5 | コーナーキック | 2 |
10 | 直接FK | 10 |
1 | 間接FK | 2 |
1 | オフサイド | 2 |
0 | PK | 0 |
前節のサガン鳥栖戦、後半アディショナルタイムに得たPKをジェイが決め、土壇場で同点に追いつき連敗を3で止めた。今日、レベルファイブスタジアムで目指すは勝利のみ。試合の前々日から福岡入りしたチームは、万全の調整を行い、アビスパ福岡との一戦に臨む。
ジュビロの予想フォーメーションは【3-5-2】。GKにカミンスキー。最終ラインは、藤田義明、森下俊、パパドプーロス。ダブルボランチは、上田康太と宮崎智彦。右ワイドに太田吉彰、左に中村太亮。トップ下に川辺駿。2トップに、アダイウトンとジェイという並びか。
ここまでリーグ戦フルタイム出場を続けていた大井が前節左足を痛め、大事をとって今回の遠征には帯同していない。ディフェンス陣を牽引してきた頼れるリーダーは不在となるが、最終ラインの3選手と、前節リーグ戦15試合ぶりに復帰し、安定したパフォーマンスをみせたカミンスキーを中心に、身体を張ったプレーでジュビロのゴールを守り抜いてくれるはずだ。攻撃陣も、前節トップ下で出場した川辺や、リーグ戦10ゴールをマークしているジェイを筆頭に、息の合ったプレーが増えてきている。今日も、積極的に攻める姿勢を貫き、福岡ゴールをこじ開けてくれるはずだ。
対するアビスパ福岡の予想フォーメーションは【3-4-2-1】。GKに神山竜一。最終ラインは右から、キム ヒョヌン、濱田水輝、冨安健洋。ダブルボランチに、ダニルソンと三門雄大。右ワイドに駒野友一、左ワイドに亀川諒史。2列目の右に城後寿、左に為田
大貴。1トップに金森健志という並びが予想される。
注意すべきは、1stステージの対戦でも失点につながってしまったセットプレーだ。現在は昨シーズンまでジュビロの一員として戦ってきた駒野がキッカーを務めることが多い。2ndステージ第8節ではFKを直接決めており、駒野のキックには充分警戒が必要だ。
キックオフはこのあと19時。レベルファイブスタジアムの天候はくもり。徐々に雲が厚くなり、雨が降り出しそうな天気だ。気温は高く、ピッチ上はまだ蒸し暑さが残っている。
福岡 井原監督
「慌てずに落ち着いて自信を持ってプレーしよう。スペースあるのでそこを積極的に狙っていこう。セットプレーを大事に思い切って入っていこう」
ジュビロ 名波監督
「リズムを変える為のロングボールを上手く活用すること。帰陣のスピードを上げること」
――試合の総括
タイミング良く立ち上がりに点が取れて、自分たちの時間を理解した中で、前への推進力とショートパスで相手を動かすという、ふたつの作業が同時に進行出来て非常に良い入りをしたなと。ただ『これでゲームが落ち着く、コントロールできるかな』というところで、ブラインドサイドのケアに関しては、試合前にも選手たちには言いましたが、結果そこをやられてしまって、選手たちは「監督に言われていたのに」という気持ちになって下を向いてしまったというところもあり、そこは残念だったなと。
ハーフタイムにそこを口酸っぱく言ったのと、(森下)俊と藤田のポジションを変えて、それから球際を行きすぎないで、スピードを上げすぎないで、コースを限定して遅らせることも考えろと言いました。その結果守備はだいぶ落ち着いた、ゴールに直結する動きもだいぶケア出来たかなとは思います。そんな中、逆転ゴールを許し苦しい展開にはなりましたが、山本康裕の投入によって、彼にはボールの距離をまずは変えることと、それからタッチ数、テンポを上げろと、この二つを伝えたのですが、非常にシンプルにやってくれたと思いますし、それが同点ゴールに繋がり、逆転ゴールの流れを作ったのではないかと思います。最後は総力戦でしたけど、全選手が全身全霊を持ってやってくれたと思います。選手たちに感謝します。
――2カ月間勝利がなく苦しかったと思いますが
相手あってのことですし、もちろん毎試合3ポイントが欲しいですけど、しぶとく勝ち点を拾っていたゲームもありますし、負けゲームの中でも自分たちが学ぶべきところは多々あったので、この9試合勝てなかったゲームを自分たちの良い経験だと捉えたいと思います。残留争いをする中では、我々は、僕自身もそうですし、選手もそうですけど、幹の部分は一切ぶれていないと思っているクラブなので、そういうチームが残留するべきだと個人的には思いますし、そういうチームこそが周りに後押しされて、どんどん浮上のきっかけを掴んで良い流れになっていくのではないかと、自分に言い聞かせてきたので、変な自問自答もなくやれてきたと思います。今日は1ゲームしかないという中での3ポイントは、他のチームに相当プレシャーをかけられたと思いますので、気持ちよく磐田に帰れると思います。
――大井選手の欠場の中でのゲームでした
みんなが、自分の力を誇示したいとか、チームのために全てを注ぎたいとか、クラブ愛を持った選手が沢山いる、もしくは帰ってきた中で、彼の置かれている立場というのは非常に大きなものですし、オンザピッチ、オフザピッチ、両方合わせての立ち振る舞いが、ここまで100点満点で来て、フルタイム、フル出場を続けてきた中では、本人も相当出たがっていていました。軽傷なので連れてくるというという考えもあったのですが、残留争いをしている中では、ここで傷んで2カ月出られないよりもここを休んで次節に出られればいいと彼には伝えましたし、彼も自分の気持ちを他の選手に伝えたと思います。今日連れてきた高木和道も元日本代表という立場の中で、ベンチ外というこれ以上ないという屈辱の中でも、そんなことを微塵も感じさせない、ボール拾いをしたり、みんなにタオルを渡したりと本当に頭が下がる思いの中でやってくれています。見えない部分ですけど、そういうところが3ポイントに繋がったと思います。
――350勝と2ndステージ初勝利はどちらが嬉しいですか?
勝ったことが全てだと思いますし、内容も我々が主導権を握っていたと自負していますし、ゴールに向かっていく姿勢、守る姿勢というものも良かったなと。ただ、僕にとってはアントラーズが目標ですし、彼らとは100勝差がついているので、何十年後かに追いつけるように、その土台作りをしたいなと。
――パパドプ―ロス選手が初得点でしたが
クリアのヘディングは全く問題ないのですけど、シュートのヘディングは見ての通りヘタな部類なので(笑)、パパが取ったのもチームにとって非常に大きいのではないかと。このゴールでさらに自信が出てきてくれればいいなと思います。
――2トップに関しては
アダはファーストステージ最終節から点が取れていなくて、強い想いがあって、責任も感じていたと思いますし、監督室をノックする20年に一人のブラジル人なので(笑)大切に扱っていますけど、今日は躍動感もあって、よく声も出ていたので、その辺りもゴールにつながった要因だったと思います。ジェイに関しては、昨シーズンここでやったゲームで、まあ無気力で、僕と口げんかするくらいでしたけど、それを彼は覚えていたと思います。それと前々泊がまた勝利に繋がって、それもクラブに感謝しています。
――今日の試合を振り返って
前半は相手も引いてしっかり守っていたこともあり、あまり効果的なパスを出せなかったのですが、後半は広く使えましたし、縦にもいいタイミングで入れることができました。今日は何より、みんな勝ちたいという気持ちが全面に出ていたので、それが良い結果に繋がったのだと思います。健太郎君の悔しさもみんな分かっているし、だからこそ僕たちがチームとしてまとまってやらなくてはということを、みんなが感じていたと思います。やっぱり勝ちは嬉しいです。自分自身チームの勝利に貢献できず、ゲームにもなかなか出ることが出来ていなくて、チームとしてはもちろんですが、個人としても結果がすごく欲しかったので、これでまたチームも自信を持って次に臨めると思います。自分もチームも、もっともっと上を目指してまた頑張っていきます。
――2ゴールの活躍でした
今日はどんな形であれ、勝たなくてはいけないゲームでした。今日の勝利で、他の残留争いをしているチームにプレッシャーを与えることが出来たと思います。自分だけではなく、全員が絶対に勝ちたいという気持ちを持っていました。自分たちは1週間明るく、雰囲気良く練習に取り組むことが出来ていましたし、前だけを見据えてきた成果が今日出たのかなと思います。ゴールについては、名波監督は練習後に自分にポジショニングについて色々と指導してくれたり、自主練にもいつも付き合ってくれました。監督の期待にこたえられて嬉しいですし、これからも結果を残して監督を助けたいと思います。
――前線の選手との連携に手ごたえはありますか?
コミュニケーションを密にとってきた成果が出たのかなと思います。ジェイも駿も本当にクオリティの高い選手です。少し話をするだけで、すぐに理解してくれますし、あとは3人のコンビネーションから良いプレーをしようという話をしていました。この先も結果を残せるように、さらに連携を深めていきたいです。
――今日の試合を振り返って
久しぶりに勝利することができ、良かったです。自分自身のプレーにはそんなに納得がいってないのですが、とにかくチームの勝利のためにという想いでプレーし続けました。健太郎を含めて、磐田に残っている選手たちの分まで頑張ろうと、みんなで話していました。後半からは、3バックの真ん中に入ったのですが、パパと俊のカバーリング、後ろのカバーリングを意識していて。ただ、ラインを高く保てなかったというのは、今後に向けての課題だと思います。失点の場面は今まで言われてきたことをやってしまったので、そこは反省しないといけないし、今日一番納得がいっていないところです。
――これからの戦いに向けて
天皇杯もしっかり結果を出して、次のリーグ戦が重要だと思うので、そこに向かってもう一度しっかり練習を重ねていきたいです。今日の勝ちは、最後までみんなが諦めずにできた結果です。それが勝利に結びついたことは、自信になると思うので、この勝利を次に生かせるように頑張ります。
――素晴らしい逆転ゴールでした
しっかりジャンプをしてボールを叩いたのですが、ゴールの隅にとんでくれて、上手く入ってくれて良かったです。ゴールはもちろん嬉しいのですが、何より今日は3ポイントをとれたことが嬉しいです。サポーターの皆さんが、自分たちの近くでジュビロのことを愛してくれたおかげです。前節は自分のミスから失点して引分に終わってしまったのに、それでもファンの皆さんは応援してくれました。本当にありがとうと、皆さんには伝えたいです。
――ジュビロは今日の勝利でリーグ戦通算350勝を達成しました
チームとしてとても良い節目だと思います。ただ、来年はもっと高い順位にいるべきだと思います。2ndステージは決して良くないスタートになってしまいましたが、今日の勝利を生かして、ここからはもっと勝てるように頑張っていきたいです。まずは天皇杯があるので、そこを全力で戦うことが大事です。そして、次のリーグ戦もとても大事です。また全員でしっかり練習してきたいです。
――試合の総括
今日は夏休み最後ということで、多くのサポーターが来てくれた中、何とか勝点3をもぎ取ってカップ戦の中断に入りたいという思いがあったのですが、2対3で敗戦してしまい、サポーターの皆さんには申し訳ない気持ちでいっぱいです。ゲームの方は、ジュビロさん相手に今日はシステムを変えてやろうとしたサッカーは出来たと思いますし、結果がついてこないというのが残念ですし、それが今の我々のチーム力、そして私の力なのかなと思っています。内容的には非常に良いゲームだったと思います。それを結果に繋げられなかった、我々がJ1で勝つための力が今日はなかったのかなと思っています。やはり失点の場面はミスが重なり、ジュビロさんには決めるべき選手がいるという中での差になってしまったという反省があります。ただ、残り7戦、まだ終わっていないですし、我々はやるしかないですし、サッカーというのは何が起こるか分からないといつも言っていますが、可能性がある限りファイティングポーズをとってやっていきたいと思います。