2016年 試合速報
J1 2ndステージ第9節 vs.サガン鳥栖
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鎌田 大地
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林 彰洋
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宮崎 智彦
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上田 康太
石田 崚真
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鎌田 大地
富山 貴光
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パパドプーロス
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パパドプーロス
松浦 拓弥
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アダイウトン
森島 康仁
森下 俊
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藤田 優人
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ジェイ
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ヤマハスタジアム | 8/20(土) | 19:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 星野 務 | 榎本 一慶 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 宮島 一代 | 岩田 浩義 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
29.4度 | 70% | 鈴木 規志 | 花澤 秀登 |
16 | シュート | 9 |
6 | ゴールキック | 11 |
9 | コーナーキック | 7 |
13 | 直接FK | 10 |
4 | 間接FK | 2 |
4 | オフサイド | 2 |
1 | PK | 0 |
2ndステージ8試合を終え、4分4敗。年間13位のジュビロは、2ndステージ4位と好調を維持するサガン鳥栖をホームに迎える。“真夏の大決戦”も今日がラストゲーム。真っ赤なユニフォームを着た選手たちを見られるのも今日が最後となる。赤く染まったスタジアムで、サポーターと一丸となって2ndステージ初勝利を目指す。
ジュビロの予想フォーメーションは【3-5-2】。GKにカミンスキー。最終ラインは右から、パパドプーロス、大井健太郎、森下俊。ダブルボランチは、上田康太と宮崎智彦。中盤右ワイドに太田吉彰、左に中村太亮。トップ下に川辺駿。2トップに、ジェイとアダイウトンという並びか。
負傷離脱していたカミンスキーが1stステージ第11節以来の先発に復帰。約3か月半ぶりの公式戦だが、名波監督も「たとえ小さなミスをしたとしても、それを補うパフォーマンスをしてくれると思う」と信頼を寄せる。今日も最後までジュビロのゴールを守り切ってくれるはずだ。また、前節のガンバ大阪戦を最後に、オランダ1部リーグに移籍した小林祐希が務めていたトップ下には、川辺駿が入る。持ち味の前への推進力を発揮し、厚みのある攻撃を見せてくれるだろう。ボランチには上田康太が6試合ぶりの先発に。戻ってきたゲームキャプテンのプレーに注目だ。
対するサガン鳥栖の予想フォーメーションは【4-3-1-2】。GKに林彰洋。最終ラインは右から、藤田優人、キム ミンヒョク、谷口博之、吉田豊。3ボランチは、金 民友、高橋義希、福田晃斗。トップ下に鎌田大地。2トップに豊田陽平と早坂良太という並びが予想される。
堅い守備が持ち味の鳥栖だが、2ndステージは8試合で13得点を挙げるなど、豊田陽平を中心としたカウンター攻撃にも警戒が必要だ。
前節のガンバ大阪戦に敗れ、3連敗を喫したジュビロ。セカンドステージは未だ勝利がなく、残留に向けて厳しい戦いが続いている。シーズン終盤の戦いに弾みをつける意味でも、今日の試合はなんとしても勝利を手にしたい。
ジュビロ・名波監督
「相手カウンターに対して、慌てずにアプローチをすること。常時ボールに関わって、ミスを恐れずにまず1本取りに行こう」
鳥栖・マッシモ フィッカデンティ監督
「守備の時、中央から相手が入れてくるくさびのボールに対してもっとケアすること。攻撃の時の、カウンターのチャンスにはもっと相手の裏を狙うこと。あともう一歩、プレーの質を上げること」
――試合を振り返って
ホワイトボードにまず、何があっても下を向かず、前に進んでいこうと書きました。また、自信や信頼のもと、逃げずに色々なものを繋ぐという意識を持ち、小林(祐希)がいなくなったというきっかけを良い方に捉えてチャレンジしていこうということも伝えました。しかし、自陣でのミスから失点し、メンタル的にやられたかなと。それでも、前半の途中から後半は、選手たちが前を向いてくれました。交代選手によって立ち位置が何度か変わりましたが、非常にスムーズにやってくれたと思います。体力的にしんどくなった選手もいましたが、それでもしぶとく1失点に抑えていれば、こういうことも起きるという可能性が出てくるというゲームだったなと思います。森島(康仁)、石田(崚真)といった途中交代の選手たちが、ゴールを御膳立て出来たというのも非常に大きかったと思います。ジェイも何試合か前にPKを外していましたが、今日はすごいコースに蹴って決めてくれたなと。
――両サイドが高い位置を保ち、流動的に戦っていました
全体を通して、相手の良さを80パーセントぐらいは消せていたと思います。相手のシュート数を見れば分かる通り、我々が非常にアグレッシブに戦えていたと思います。パパドプーロス側のサイドだけ遅れたり、諦めてまず、ゴール前に戻ろうという動きがあったと思います。ただ、パパドプーロスはまだ(チームに)来たばかりなので、自分がやってきたスタイルと我々が今やっている、やろうとしているスタイルと、多少のギャップがあるので仕方ない部分もあると思っています。全体をコンパクトに保つことで、特に金 民友や福田(晃斗)といった選手の前への推進力は抑えられたのではないかと。豊田(陽平)の空中戦の強さは、相変わらずだったと思います。特に、林(彰洋)と豊田は、50パーセント以上の確率でパスが通るホットライン。あれは消し様がないですが、セカンドボールの反応という意味では、もう少しマメにやらなければいけない部分があったなと思います。
――石田崚真選手の評価について
やろうとしていること、僕が語りかけたことが整理されていたと思います。守備のときも必死に帰陣して、自分のエリア以外にもボランチやセンターバックのエリアまでカバーしていました。前節のガンバ大阪戦、後ろから出て行くことが有意義だと話したのですが、4バックになってからもタイミング良く出て行けていたので、今日は改善出来ていたなと。一度ドリブルで運び、ゴールキックになってしまったという反省も、あの(PK獲得に繋がった)クロスに生きたのではないかと思っています。ボールロストの少ない子なので、シンプルイズザベストというスタイルでやれば、今後も十分戦力になってくれると思います。
――今後の戦いに向けて
選手たちに伝えたのは、これで流れが変わるわけでは決してないし、チーム状況が好転するわけでもないということ。自分たちでしぶとく、粘り強く、諦めずに、勝点1は得たものの、自力で3ポイントを取って勝点30の大台に乗せられなかったことは十分に考えようと。ここからは残留争いをするチームもあると思うので。また、今日もそうでしたが、シュート数も増え、ボールを保持する時間、自分たちのイメージを共有する時間がアタッキングサードで増えてきているので、“仕留める”という気持ちを持って欲しいなと思います。今日の諦めない姿勢は今後も継続していきたいです。なにはともあれ、連敗が止まって良かったと思います。
――今日の試合を振り返って
本当に難しいゲームでした。ただ、我々は最後までチームスピリットを見せたことで、同点に追いつくことが出来ました。もちろん最後まで3ポイントを目指しましたが、価値ある1ポイントだと思います。今日はチームメイト全員がアグレッシブにプレッシャーをかけて、勇敢に戦うことが出来ました。その結果が1ポイントに繋がったと思います。
――PKの場面を振り返って
自分はいつも、ああいった場面で責任をとる、そして重圧を担う覚悟は出来ています。時には、外してしまうこともありますが、いつも自信を持って蹴っています。今日も、自分はピッチに立つ11人のうちの1人として、責任を果たすという気持ちで蹴りました。決まってとても嬉しいです。
――次節のアビスパ福岡戦に向けて
準備の期間は短いですが、しっかりリカバーをして臨みたいです。今日のようなアグレッシブに戦う姿勢を次も貫き、勝点3を目指します。
――ゴールに繋がるプレーで勝点1に貢献しました
勝点が0と1では全然違うと思います。最近の試合では、ベンチメンバーが途中出場しても、流れを変えたり、結果を残せていないという想いがありました。今日は自分に与えられた仕事が少しでも出来て、良かったと思います。ただ、次の福岡戦が大事です。みんなで一丸となって、また準備して勝ちにいきたいと思います。
――復帰戦となりましたが、今日の試合を振り返って
1失点はしてしまいましたが、最後の最後に何とか追いつくことが出来ました。ディフェンス陣が本当に踏ん張ってくれたので、最後にあの同点ゴールが生まれたのだと思います。追いついたというのは、自分たちに自信を与えてくれると思いますし、今日は1ポイントでしたが、同じような戦いをすれば、次は必ず勝利を得られると思います。
――次節に向けて
とにかく今日のように、最後まで諦めずに戦うこと、走ること、最大限の努力を惜しまないことが大切だと思います。100%と言わずに、110%の力を出し切ること、それに尽きると思います。
――自身のプレーを振り返って
今日は積極的に行こうという気持ちが大きすぎて、代わって入ったときに自分の特徴を出すことが出来ていませんでした。もっとシンプルにクロスを上げろと、ベンチから監督に言われていました。その結果が、PKを得た場面のクロスに繋がったので、良かったと思います。あの場面はファーサイドを狙って蹴ったのですが、モリシ君(森島康仁)が頑張ってくれて、本当に良かったです。ただ、勝ちたかったですし、自分自身ももっと出来たと思います。次は、今日みたいなパフォーマンスではなく、もっと良いプレーが出来るように、そして、得点に絡んでいけるように頑張ります。
――トップ下のポジションでのプレーとなりました
相手の間でパスを受けて、チャンスメイクをすることは出来たかなと思います。アシストの一本前のパスに繋がるようなボールや、相手の嫌がるところなど、良い状況で受けることが出来ましたし、前を向いてプレーすることも出来たと思います。ミスから失点してしまいましたが、その後のスタジアムの雰囲気も追いついて逆転できるような雰囲気がありました。結果的に勝点1になりましたが、内容も決して悪くないと思うので、これを次節に繋げていきたいです。自分自身としては、ラストパスの精度をもっと高めること、よりゴールの近くでプレーするポジションなので、ミドルシュートのクオリティを高めて、ジェイとアダイウトンとの連携も、練習からいい関係を築いていきたいです。そうすれば、もっとチャンスを多くつくれると思います。
――試合を振り返って
1対0で勝てる試合がああいう形で同点になってしまいました。サッカーの世界にいれば、たまにこういうことがありますが、我々にとっては1試合をたまたま同点にされたでは済まない。毎試合、勝つためにどれだけチャンスをつくれるかをやってきている中で、今日は1点を取り、勝てるかもしれないところまできていました。ああいう形で試合の結果を左右されたことは受け入れがたいです。我々がミスをしたとしたら、2点目、3点目を取れるチャンスがあったのに、決められなかったこと。先制点のシーンはチャンスを逃さず決めましたが、他に逃したシーンがあまりにも多いと思っています。正確性や強い気持ち、最後までもっと厳しく攻めることをしなければいけなかったと思います。