2016年 試合速報
J1 2ndステージ第8節 vs.ガンバ大阪
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アデミウソン
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森島 康仁
ジェイ
太田 吉彰
石田 崚真
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遠藤 保仁
長沢 駿
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大森 晃太郎
堂安 律
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森下 俊
松浦 拓弥
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長沢 駿
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阿部 浩之
初瀬 亮
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
エコパスタジアム | 8/13(土) | 19:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 猿沢 茂 | 家本 政明 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
くもり | 90分 | 八木 あかね | 平間 亮 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
28.7度 | 71% | 蒲澤 淳一 | 花澤 秀登 |
14 | シュート | 11 |
6 | ゴールキック | 10 |
8 | コーナーキック | 4 |
8 | 直接FK | 11 |
9 | 間接FK | 1 |
8 | オフサイド | 1 |
0 | PK | 0 |
2012シーズンからジュビロの一員としてプレーし、今季も5ゴールを挙げるなど攻撃の核として活躍してきた小林祐希。昨日、今日のガンバ大阪戦を最後に、オランダ1部リーグのSCヘーレンフェインへ移籍することが決まった。チームは2ndステージに入り、なかなか勝ち星を手にすることができず苦しい戦いが続いているが、小林のラストマッチを勝利で飾り、花を添えるとともに、チームメイト、スタッフ、そしてサポーター全員で、24歳の夢への挑戦を後押ししたい。
ジュビロの予想フォーメーションは【3-5-2】。GKに八田直樹。最終ラインは右から、藤田義明、大井健太郎、森下俊。ダブルボランチは、川辺駿と山本康裕。中盤右ワイドに太田吉彰、左に中村太亮。トップ下に小林祐希。2トップに、アダイウトンと森島康仁という並びか。
対するガンバ大阪の予想フォーメーションは【4-2-3-1】。GKに東口順昭。最終ラインは右から、米倉恒貴、丹羽大輝、金正也、オ ジェソク。ダブルボランチに、今野㤗幸と倉田秋。中盤2列目右サイドから阿部浩之、遠藤保仁、大森晃太郎。1トップにアデミウソンという並びが予想される。
ジュビロは八田が1stステージ14節以来の先発となる。練習から、常に大きな声で味方を鼓舞してきた頼れるGKが、ジュビロゴールを最後まで守り抜いてくれるはずだ。また、今日は小林がキャプテンマークを巻いて試合に臨む。攻撃陣を牽引するとともに、前節のFC東京戦で決めた、強烈なミドルシュートのようなゴールの再現を期待したい。「ジュビロでの4年間は、サッカー選手としてだけではなく、一人の人間として大きく成長させてくれた時間だった」と語った小林。想いを込めたプレーをピッチで表現してくれるだろう。
キックオフはこのあと19時。エコパスタジアムの天候は晴れ。試合後には、小林の海外移籍に伴い、セレモニーが行われる予定。自らの夢に向かって挑戦し、成長し続けてきた小林を、ジュビロファミリー全員であたたかく送り出したい。
小林祐希が左腕にキャプテンマークを巻き、自身のジュビロでのラストマッチに臨む。
右足でゴール右上を狙った柔らかいボールを入れるがわずかにゴール上にそれる。
ジュビロ・名波監督
「無理なチャレンジ、難しい選択をして、ボールの失い方に気をつけること。常に全員が顔を出して、ボールに関わること」
G大阪・長谷川監督
「もう少しテンポを上げる。ボールをとった後のクオリティーを上げる。メリハリをつける」
――試合の総括
まずは(小林)祐希に関して、大ブーイングの中で送り出さなければならなくなってしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいです。結果は残念でしたが、彼にとって初めてのヨーロッパの舞台で、大きく羽ばたくだけのポテンシャルは持っていると思います。幼少時代から培ってきたもの、養ってきたもの、支えてきてくれたものなど、色々なものを感じながら頑張って欲しいと思っています。ゲームに関しては、30分まで顔出しもボールを動かすタイミングも非常に良かったなと。(守備で)相手が飛び込んでこないので、ワイドを使いながらブロックを上手く動かし、フィニッシュまで行ける形が何回かありました。そういったことを考えると、ここ何試合かは立ち上がりが非常にいいなと感じます。ただ、前半の30分過ぎから顔出しがなくなり、ボールに積極的に関わる人間が少なくなってきました。選択肢が減ってきた中で、イージーロスト、または難しい選択をして、相手にボールを渡してしまうプレーが増えてきてしまったかなと。そこから60分は、臆病で相手をリスペクトしすぎたサッカーをしてしまったと思います。
――前半の途中からパフォーマンスが落ちてしまったことについて
Jリーグの平均よりも走行距離はいつも上なので、体力的なものではないと思っています。今日の試合に限り、相手に合わせてしまったかなと。相手がゆっくりとボールを回してきたり、守備も飛び込んでこないといった部分に合わせてしまい、(相手を)リスペクトして、臆病になった前半30分過ぎからは、アクションが全く起こせず、リアクションになってしまったなと思います。相手のミス待ち、または深い位置で自分たちがしんどい体を投げ出しながらボールを奪うくらいしか、上手く奪えなかったなと。
――宮崎智彦選手とパパドプーロス選手が不在の試合でした
前節のFC東京戦もそうでしたが、ボランチやワイドのところで球際の戦いにことごとく負けています。(ボールに)いききらないところがあり、J1でそれは有り得ない話だと思います。遠藤(保仁)にしても今野(泰幸)にしても、球際にしっかりいっていましたし、空中戦もガツっと竸っていました。彼らには出来て、なぜ(我々は)出来ないのかというクエスチョンはあります。ひとつずつ課題を潰していくという意味では、この問題も大きなポイントだと思います。
――小林祐希選手にキャプテンマークを託した想いについて
約4年間、彼はこのクラブにいろいろな面で貢献してくれました。本人に言うと出ていない時期もだいぶありましたよと言うかもしれませんが、(ここに)いた事実が全てだと思います。また、このクラブにいるときに代表に入ったり、チームをJ1に導いたり、主力として十分な活躍をし始めている時期だったので、キャプテンマークを巻くだけの権利はあると思います。サポーターの最後の大声援を考えると、それに値したのではないでしょうか。
――今日の試合を振り返って
勝点をとれなかったことが本当に悔しいですし、自分自身ふがいない敗戦になってしまいました。相手は余裕を持ってボールを持っている印象でしたし、自分たちがアタックすることができずにズルズルと下がってしまったかなと。試合中にしっかりと対処しなければいけないことが、出来ませんでした。
――勝利のために必要なことは?
得点を取ったときに、どれだけ守り切れるかということがもちろん勝利に繋がりますし、今日も0で抑えることで勝点1はとれるという意味でも、我慢する時間帯にしっかり粘り強く我慢して戦うことが大事かなと思います。それが出来ていないから勝点をとることが出来ていないので、残り9試合ですが、まずは連敗を止めることが大切です。自分自身もまだまだ力不足だと感じましたし、勝利をつかめるように、ひとつひとつの試合のことを考えて準備していきたいです。
――今日の試合を振り返って
試合は残念な結果になってしまいました。ただ、ボールを受ける意識は前半30分くらいまでは、みんな間に顔を出して、良いテンポでボールが動くシーンが多かったと思います。それを試合を通して続けていければ良かったのですが、30分過ぎからボールが回らなくなって、相手に持たれるようになってしまいました。相手が来ていないのに、無理してパスしてしまったり、来ているのにドリブルで突っ込んでしまったり、間違った判断が少し多かったかなと思います。自分自身も変わったことはせず、前向きの選手をシンプルに使いたいと思ってプレーしていました。ただ、もっとペナルティエリアの中で勝負したかったなと思います。
――海外での新たな挑戦に向けて
中学を卒業したくらいから海外に行きたいと思っていました。遅いかもしれないけど、まだ遅くないと信じて頑張っていきたいです。ジュビロにも迷惑をかけますし、こういう状況の中で、モヤモヤしますが、サッカーのストレスはサッカーでしか解消できないと思うので、向こうでしっかり結果を出したいです。ジュビロでの4年間は、自分の中で一番濃い4年間でした。最後に挨拶をさせてもらったとき、自分自身が意外と鮮明に色々なことを覚えてるなと。全部思い出して、支えてくれる人も多かったから、たまには涙もいいかなと思います。ジュビロのサポーターがいなければ、今もっと悪い成績だったかもしれません。サポーターの力は絶対に選手の力になっています。サポーターを喜ばせることができるのは選手だけですし、全ての責任を自分に課してプレーしてきたつもりです。だからこそ2ndステージのここまでの結果はすごく悔しいですが、その中でもあたたかい言葉で送り出してくれるサポーターに対して、やっぱり自分は結果で返したいなと思います。
――後半途中からの出場となりました
名波さんからは思い切って行けと言われたので、とにかく自分の持ち味を生かそうとピッチに入りました。自分がクロスを上げて、ジェイに合わせるという意識を持っていました。1本目は良かったのですが、2本目3本目は少しずれてしまったので、そこはもっと修正していかなければいけません。また、ボールを奪えるところで取れなかったり、相手との身体の強さやスピードの違いを感じました。この経験を糧に、また練習から頑張っていきたいです。途中から4バックになって上がる回数も少なくなってしまったので、そこも反省点のひとつです。
――小林祐希選手のラストゲームとなりました
本当にかわいがってもらったので、正直とても悲しいですが、それでも祐希君らしく頑張ってほしいなと。自分も祐希君に負けないように、もっと頑張りたいです。
――試合の総括
今日の試合は、大きなポイントになると思っていました。これまで連勝をしても、なかなか3連勝が出来ない中で、今日は選手たちが精一杯戦ってくれました。素晴らしい勝ち方をしてくれたと思います。