2016年 試合速報
J1 2ndステージ第5節 vs.横浜F・マリノス
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カイケ
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川辺 駿
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カイケ
伊藤 翔
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ジェイ
森島 康仁
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川辺 駿
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宮崎 智彦
山本 康裕
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太田 吉彰
櫻内 渚
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
日産ス | 7/23(土) | 19:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 久保田 水男 | 高山 啓義 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
くもり | 90分 | 唐紙 学志 | 宮島 一代 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
24.1度 | 61% | 岡野 宇広 | 佐伯 満 |
15 | シュート | 16 |
10 | ゴールキック | 15 |
7 | コーナーキック | 4 |
12 | 直接FK | 10 |
1 | 間接FK | 3 |
1 | オフサイド | 3 |
0 | PK | 0 |
直近のリーグ、川崎フロンターレ戦は1対1で引き分けに終わったが、強力な攻撃陣を擁する相手に対し最後まで粘り強く戦い、シーズン後半に向けて手ごたえを得た一戦となった。今日は2ndステージの首位に立つ、横浜F・マリノスとのアウェイゲームに臨む。
ジュビロの予想フォーメーションは【3-5-2】。GKに志村滉。最終ラインは右から、パパドプーロス、大井健太郎、森下俊。ダブルボランチは、川辺駿と宮崎智彦。中盤右ワイドに太田吉彰、左に中村太亮。トップ下に小林祐希。2トップに、アダイウトンとジェイという並びか。
対する横浜F・マリノスの予想フォーメーションは【4-2-3-1】。GKに榎本哲也。最終ラインは右から小林祐三、中澤佑二、ファビオ、金井貢史。ダブルボランチに、喜田拓也と中町公祐。中盤2列目右サイドからマルティノス、中村俊輔、齋藤学。1トップにカイケという並びが予想される。
注意すべきは、やはり横浜F・マリノスの攻撃の中心として、今季ここまでチームトップのアシスト数を記録している中村俊輔だ。前回対戦では中村のセットプレーをきっかけに2失点を喫しただけに、自陣での不用意なファウルには充分気をつけたい。
ただ、ジュビロのディフェンス陣の安定感は試合を重ねるごとに増している。名波監督も「3バックのシステムをスタートさせて、約4ヶ月弱でここまでのクオリティに仕上げることができたのは、センターバック陣が高い順応性を持ってくれているから」と評価しており、今日も落ち着いた守りで横浜F・マリノスの攻撃を封じてくれるはずだ。また、前節はジェイが今季8得点目を決めるなど、調子は上向き。アダイウトンも前回の対戦でゴールを決めており、良いイメージを持って試合に臨めるはずだ。2トップを組む二人の活躍を楽しみにしたい。
キックオフは19時。日産スタジアムの天候は曇り。この時期にしては少し気温が低く、過ごしやすい陽気だ。
天候は晴れ。涼しく動きやすい気候となった。
マリノス エリク モンバエルツ監督
「攻守の切り替えを素早く。後半、しっかり集中してゲームにはいろう。」
ジュビロ 名波監督
「怖がらずもっとアクションを早くプレーすること。シュートの意識、ゴールに向かう姿勢をみせること。」
――試合の総括
まず前半は、スライド・高い位置からのアプローチという意味では非常にぬるくて、我々の良さが全く出ない45分だったなと。それから自陣での自分たちのミスから失点するということも手伝って、メンタル的にも多少落ちてアグレッシブさが出なかったと。後半始まる前に非常にきつい言葉で、8番と15番を叱咤激励しまして(笑)。とにかく自分たちがアクションを起こそう、球際で戦えということを伝えました。あとはブラインドは捨ててもかまわないから、スライドを積極的にして行こう、とにかくインサイドのケアを忘れずに、ボックス脇からの仕掛けの質を上げ、サポートを速くしようということを伝えました。
同点ゴールの前から非常にいいリズムになって、後半10分くらいから何故かマリノスがぱたっと止まったような、前がアクションを起こさないような時間帯があったので、追いついて逆転できるのではという空気があったと思います。何度か決定的なシーンもありましたが、もちろん相手も必死ですし、首位にいるチームですから難しいとは思っていましたけど。逆に(ジュビロは)残り5分はしぶとく、粘り強くやってくれたと思いますし、自信を持って何度もあった相手コーナーキックを弾いてくれたのではないかと。
前節もそうですけど、チャレンジャーという意味では、非常に価値のある勝ち点1だったと思います。ただここ何試合か続いている2点目が取れないというのは、非常に大きな課題だと思います。
―― 川辺選手がJ1初ゴールでしたが評価は
少し高い位置に入りすぎたシーンがあって、そこは何度か注意しました。でも後ろから出ていく時の彼の推進力、そしてビューが良いです。ですから良いところを見た時は良いところに出せています。それからプレーが止まらないということも継続して出来たと思います。彼にはシュートで終わろうということを常々言ってきて、セカンド2節の大宮戦ではシュートで終われなかったために、80メートル戻る、それから失点してしまったという反省を十分に生かしてやってくれたのではないかと。我々のチームにいる時に初ゴールをしてくれて、僕も気持が良いです。
―― 今日の勝ち点1の意味は
選手みんなに言ったのですけど、僕は就任してJ2で4試合連続引き分けだったのですが、その時とは全く意味合いが違うと。格上、J1の水に慣れているチームに対して、ましてここ2試合はてっぺんにいるクラブに対して、決して下を向くこともなく、後ろに下がることもなく、常に選択肢を前にプレーしてくれた、そういう価値のある引き分けだったと。ただ先ほども言いましたけど、2点目が取れていないという現状を真摯に受け止めて前を向いてやっていこうとも言いました。
―― 前半と後半の3バックの違いは
細かいことを言えば、中村俊輔の立ち位置が、前半は背後に出ていく動きが多くて最終ラインが並んだ状態、それから帰ってから動き出すセカンドアクションを起こすべきところにボールが入ってしまっていました。ボックスの中で相手がミスをしてくれていたので助かっていましたけど、あそこが少し後ろに重たくなってしまったことがひとつ。もうひとつはマルティノスと齊藤学に高い位置をキープされていて、そこを両ワイドが怖がってサイドバックのところにアプローチに行けなかったという問題がありました。後半は太田にしても中村にしても高い位置で仕掛ける守備が出来ていたと思いますし、相手が止まってきたのでそんなに難しい守備ではなかったと思います。
――今日の試合を振り返って
勝点3が欲しかったので、これで良かったとは言えません。ただ、失点した後に前を向いてやろうと、後半押し込んでいく時間帯を増やせたことは良かったと思います。ただ、ゴール前の崩しという面では、もっと相手が予想しないようなことをやらないといけないなと。そこが2点目を奪い切れない要因のひとつだと思います。次はホームゲームですし勝たなければいけません。また練習から頑張っていきます。
――今日の試合を振り返って
前回対戦の借りを返すことができず、自分自身は悔いの残る試合でした。やはり勝ちたかったです。
いま、調子が良い相手に対して勝点1をとれたということは良かったのですが、後半のようなゲームを前半からできていれば、また違った結果になっただろうと反省しています。前半は、チーム全体が少し消極的になってしまっていたように感じました。ただ、今日の(川辺)駿のように色々な選手が点をとれているのはいいことだと思いますし、もっとみんなが積極的に相手を恐れることなくプレーしていけば、結果は自ずとついてくると思います。また練習からお互いを高め合って、次節勝点3をとれるようにやっていきたいです。
――今日の試合を振り返って
先制点を奪われてしまいましたが、必ずとり返すんだという強い気持ちがみんなにあったことで、それが(川辺)駿君のゴールに繋がったと思います。また、ディフェンス陣の連携はしっかりできていたと思いますし、絶対守るんだという気迫もありました。最後の押し込まれた時間帯に耐えて、守り切ることができたことは、大きな自信になったと思いますし、そうしたことを、次節以降に繋げていきたいです。ただ、まだ2ndステージに入って勝てていないので、内容ももちろんですが、しっかり結果にもこだわってやっていかなくてはいけないと感じています。
――J1初ゴールが生まれました
起用してもらっている限り、決めなければいけないと思っていました。とにかく嬉しかったです。前節でアシストをして、今日得点をとることができたので、自分の流れとしては良い方向に向かっていると思います。
――ゴールの場面を振り返って
最初(太田)ヨシさんからボールが来たときに、ワンタッチでジェイに出そうと思ったのですが、相手が思ったよりも寄せて来なかったので、トラップをしてからジェイに出しました。相手もそこにくいついてくれましたし、上手くワンツーで抜け出すことができて、ジェイも良いリターンをしてくれました。その後はあまり中が見えてなかったのですが、思いきり打って行こうと思ってシュートを打ちました。ニアが少し空いているなというのは感じていたので、そこにどんな形でも良いからシュートを打とうと。入って良かったです。
――今後の戦いに向けて
やはり、1点をとったあとに2点目をとり切ることが課題だと思います。勝ち切る力がまだまだ足りないですし、それはみんな感じていることです。4試合連続で引き分けていて、次は必ず勝ちに行かなくてはいけません。1試合勝つことができれば、勢いに乗ってまた勝点を積み重ねていくことが出来ると思うので、とにかく次節、勝利を目指して頑張ります。
――試合の総括
沢山のチャンスがあるゲームでした。前半は我々がゲームをコントロール出来たと思います。前半の間に2-0にしておかなくてはいけませんでした。後半は守備を生かしてゲームをコントロールしたかったのですけど失点をしてしまいました。磐田は数少ないチャンスで素晴らしいゴールを決めましたが、我々は残り15分は沢山のチャンスを作ることが出来ました。今日のゲームを振り返ってみると、チャンスの数からしてもっと点を取っておかなくてはいけませんでした。