2016年 試合速報
J1 2ndステージ第4節 vs.川崎フロンターレ
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ジェイ
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谷口 彰悟
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宮崎 智彦
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ジェイ
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大塚 翔平
武岡 優斗
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小林 悠
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パパドプーロス
藤田 義明
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エウシーニョ
三好 康児
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アダイウトン
森島 康仁
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小林 祐希
松浦 拓弥
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橋本 晃司
エドゥアルド
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ヤマハスタジアム | 7/17(日) | 18:30 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 小林 進 | 上田 益也 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
くもり | 90分 | 戸田 東吾 | 小椋 剛 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
27.7度 | 81% | 山村 将弘 | 花澤 秀登 |
11 | シュート | 12 |
9 | ゴールキック | 11 |
7 | コーナーキック | 6 |
6 | 直接FK | 11 |
12 | 間接FK | 2 |
12 | オフサイド | 2 |
0 | PK | 0 |
今日対戦する川崎フロンターレは、今季リーグ戦わずか1敗。現在、2ndステージ、年間順位でともに首位に立つ強敵だが、ジュビロは最後まで粘り強く戦い、川崎から勝点3を奪いに行く。
ジュビロの予想フォーメーションは【3-5-2】。GKに志村滉。最終ラインは右から、パパドプーロス、大井健太郎、森下俊。ダブルボランチは、川辺駿と宮崎智彦。中盤右ワイドに太田吉彰、左に中村太亮。トップ下に小林祐希。2トップに、アダイウトンとジェイという並びか。
対する川崎フロンターレの予想フォーメーションは【4-2-3-1】。GKにチョン ソンリョン。最終ラインは右からエウシーニョ、井川祐輔、谷口彰悟、車屋紳太郎。ダブルボランチに、大島僚太とエドゥアルド ネット。2列目右サイドから、大塚翔平、橋本昇司、小林悠。1トップに大久保嘉人という並びが予想される。攻撃の中心選手として活躍してきた中村憲剛が、怪我で戦線を離脱。川崎にとっては苦しい状況だが、それでもリオ五輪代表の大島や、前線の小林、大久保といった選手が活躍し、現在リーグ戦4連勝中。今日も勢いを持ってヤマハスタジアムに乗り込んでくるはずだ。
川崎との前回対戦では、ジュビロは3バックの布陣で挑み、「相手の選択肢を後ろや横にさせるという意味では前半はほぼパーフェクトだった」と名波監督も評価する守りをみせた。試合終了間際に痛恨の失点を許し敗れてしまったが、今日も前回同様粘り強い守備で川崎の強力なFW陣を抑えたい。また、攻撃面では、2ndステージ第2節の大宮アルディージャ戦で初めてコンビを組んだアダイウトンとジェイが、今日も2トップに入る模様。トップ下の小林祐希が、二人の高い得点力を引き出すようなプレーを見せてくれれば、よりチャンスの回数も増えるだろう。
キックオフはこのあと18時半。ヤマハスタジアムの天候は晴れ。チケットはすでに完売しており、選手たちは大勢のサポーターの声援を受けて、勝利を目指す。
天候はくもり。湿度が高くタフな試合になることが予想される。
――試合を振り返って
試合が終わってすぐに、八宏さんに「前回の対戦のときと比べてどうでしたか?」と聞いたところ、「今日の方が良かった」と言っていただきました。僕自身も、チームとしても、自信を持って次節以降に臨んでいけるお言葉をいただいたので、嬉しく思っています。ゲームとしては、前半は、やはり先に点を与えないというミッションを選手に与えたんですが、非常に危ない場面もあり、大塚(翔平)にしても小林(悠)にしても、センターバック間を突かれるような動きに対して、少しケアしきれず、ラインの高さのわりに、人まで捕まえきれていなかった。スペースと相手選手という意味では、ちょっと雑だったかなと。後半の頭からはそれが修正できて、あまり危ない場面がない中で先制ゴールを決め、我々としては非常にリズムが良かったなと。失点に関しては、誰にでもミスはありますし、僕も現役時代、自陣のペナルティエリア近くで股を抜いてドゥンガによく怒られていました。そういったミスは、次節以降課題として個人が取り組めばいいと思います。それ以上に、2点目を取りにいくその姿勢、また、前節(川崎に)新潟がやられたアディショナルタイムでの失点という意味を考えると、ちょっといやな時間もありましたが、いつも通りしぶとく、粘り強く、我慢強く、やってくれたんじゃないかなと思います。ただ、時間と共に疲労していく中で、相手との一番の差というのは、休む時間をつくれる選手がいたことと、疲れていてもパスの質が非常に高いということ。それにより、カウンターの脅威はどちらが上だったかと言えば、やはり川崎のほうが上だったなと思います。
――3バックの評価を
(大井)健太郎、(森下)俊、パパ(ドプーロス)が本当に勇気を持って高い位置を保ってくれました。特にパパと俊は、サイドへのスライドも含めてやらなければいけない。さらに、見るべきもの、(相手を)捕まえなければいけないエリアというものが非常に広大ですが、よくやってくれたと思います。我々の3バックというのは、最終ラインで待つのではなく、攻撃的に仕掛けていく3バック。さらに、それをスタートさせたのは今年の3月末。約4ヶ月弱でここまでのクオリティに仕上げたのは、藤田(義明)も含めたセンターバック陣の頭の順応性が高いから出来ているのだと思います。失点場面以外にも、決定的な危ない場面はありましたが、(最終ラインの)その前の高い位置でも、太田(吉彰)と(中村)太亮も積極的にアプローチに行って、何度も相手の攻撃を摘んでいました。そこからより良いカウンターが効果的に出来れば、さらにチャンスが増えたと思いますが、それは次節以降に生かせたらいいなと思います。
――攻撃について
前に出て行くパワーだけで言えば、コンディションの差が多少あったのかなと。我々は、7月13日甲府戦に出ていない選手が何人もいたので、その選手たちが文字通り休んだだけのクオリティを持ってやってくれたなと。それが、ゴールシーンはもちろん、(ボールを)ためるシーンやボールにいくシーンなど、いろいろな場面で有益に働いたんじゃないかと思います。
――川崎Fが時間を使って攻める時間をつくっていたことがプラスに?
僕はいつも片手、もしくは片手以上の試合を見ますが、今回は(川崎と)新潟との試合に特化して2試合半は見ましたが、(中村)憲剛のいない“一発背後”というものの数が少なかった。今日は、前半に大島(僚太)がサイドチェンジを1本入れたのが印象に残っているくらいで、あとは両サイドのどちらかを経由していく形、もしくは我々のミスを1本の出し入れの中で楔にスパンと入れる形が多かったと思います。新潟と対戦したときも、そのままだったと思うので、それに対しての中締め、縦ズレをよくやってくれたことが、この結果に繋がったんじゃないかと思います。
――ジェイ選手と小林祐希選手について
まずジェイについては、見ての通り非常にコンディションが良く、ゴールに向かっていくポイントづくり、ラフなボール(への対応)も含めて非常によくやってくれたんじゃないかと思います。小林はあまりパフォーマンスが良くない試合が続く中で、今日は非常に良いパフォーマンスだったなと。間でボールを受けていましたし、前を向く意識、周りの人間を使う意識、そういうものが出ていたなと思います。全体的には合格点を与えても良いんじゃないでしょうか。
――得点に繋がった川辺選手へのパスについて
駿は前への推進力がある選手ですし、自分がボールを持った時にはサイドを走ってくれていたので、良いゴールに繋がったのではと思います。ただ、試合前から全員で勝点3をとりに行くと言っていたので、勝切りたかったし、悔しい引分でした。ただ、プラスに捉えて次の試合に生かしていきたいです。今日は満員のスタジアムというとても良い雰囲気をつくってもらい、やりがいもありましたし、次こそ勝ちに繋げていきたいと思います。
――今日の試合を振り返って
先制した試合でしっかり勝っていかなければ、順位も(上位に)抜け出せないですし、まだまだ上を見てサッカーをするためにも、早くひとつ勝って上の争いに加わりたいと思います。首位のチームを相手にそんなに悪くない結果だったかなと思いますが、もちろん勝てなくて悔しいですし、何より大宮戦も含めてホームで先制しながら追いつかれているので、まだまだだと思います。守備陣がしっかり抑えていれば勝てたという結果がそのまま出ているなと。ただ、今日は全体的に奪った後のファーストプレーが落ち着いていました。それが前回よりもボールをしっかり繋いで攻めることができた要因だと思います。
――今日はオフサイドを多くとっていた印象でした
特にオフサイドをとることを意識したわけではないのですが、コンパクトにして中盤からプレスに行けるようにやっていますし、オフサイドをとれなくても自分の判断でカバーに行ったりということはよく出来ていたと思います。ただ失点シーンは取られ方も悪かったのですが、それを相手にしっかり仕留められたなと。勝点3が1になったことを考えると、ディフェンス陣としてあの場面は抑えなければいけなかったと感じています。
――ゴールシーンを振り返って
駿から素晴らしいパスが来ました。その一言に尽きます。スピーディな展開の中、疲労もたまって来る時間帯でした。そういう意味では、決して簡単なゴールではなかったかなと。あの場面を振り返ると、自分にパスが入ったときに、まずは相手GKのポジションを見て、反対側に蹴ろうと思いました。そして、ボールをしっかり叩こうと。そうしたことがあのゴールに繋がったと思います。
――今日の勝点1をどう捉えていますか?
前回の甲府戦は勝たなければいけないところを引分で終わってしまったという印象があります。ただ、今日は首位のチームでしたし、そういう相手から1ポイントを得るということは大事なことだと思っています。もちろんホームで勝ちたかったですが、今日の自分たちのパフォーマンスをポジティブに捉えて、次節以降にしっかりと繋げていきたいです。
――今日の試合を振り返って
失点した場面はもったいなかったなと。前のミスは全く問題なくて、その後全員の足が止まってしまったなと。やっぱり助け合わないといけません。あの場面でみんなが動いていたら、もっとカバーも出来たと思いますし。ただ、今日のような守備をベースとしてこれからもっと上を目指してやっていきたいです。
――ピンチを救う場面も多くありました
自分としてはパスを奪うタイミングを狙いながら守っています。自分なりに見えないところで駆け引きは出来ていると思うので、それが余裕を持ってプレー出来ている要因かなと感じています。3バックに関しても、今はだいぶスムーズに縦のズレや横ズレができてますし、みんなでコミュニケーションを取り合っているので、味方を信じ合ってこれからもやっていきたいです。
――アシストの場面を振り返って
(中村)太亮君からパスをもらって左足だったので、とにかく目の前の相手に当たらないようにと、パスを出しました。ジェイがフリーになって、上手く決めてくれて良かったです。
――試合全体を振り返って
相手はボールの動かし方が上手かったですが、ボールの奪いどころとしては自分も多かったと思います。少ないチャンスでアシスト出来たことは手ごたえと自信になります。ただ、自分のミスから失点してしまったので、こういう相手に対してはひとつのミスでやられてしまうなと。しっかり反省して修正し、ミスをなくしていかなくてはいけません。
――攻撃面について
後ろから上がっていくと相手もマークにつききれず、フリーになりやすいと思います。今日は守備の時間が長くて上がる回数は増やせませんでしたが、その中でひとつ仕事ができて良かったです。守備面でも相手が中盤で繋いでくる分、インターセプト出来ましたし、狙ってボールを奪うことも出来ました。その後も味方に上手く繋ぐことができたので、反省点ももちろんありますが、手ごたえを感じることができた試合でした。
――試合を振り返って
結果的には勝ちたかったゲームでもありましたし、勝つチャンスも充分あったゲームだったと思います。しかし、この中で我々も進化していかなければいけない。一つは、高いラインで後ろがボールを持っていたので、それを狙ってしまったこと。それにより、かなりオフサイドにかかってしまいました。点を取った場面は、全くその逆。相手がいつボールが出てくるか分からない、その状態をいつも練習しているので、今日はすごく単純なサッカーになった時間があったので、そういったところをもう一度しっかりと確認しないと。そうすれば逆を取れると思います。ただ、みんながとにかく(点を)取りに行ったのは良かったです。次しっかりとやりたいと思います。