2016年 試合速報
J1 1stステージ第11節vs鹿島アントラーズ
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遠藤 康
鈴木 優磨
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金崎 夢生
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小林 祐希
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ジネイ
土居 聖真
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大井 健太郎
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太田 吉彰
小川 大貴
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松井 大輔
松浦 拓弥
櫻内 渚
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山本 脩斗
永木 亮太
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森下 俊
藤田 義明
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ヤマハスタジアム | 5/8(日) | 19:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 柴岡 富美男 | 上田 益也 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 小椋 剛 | 岩田 浩義 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
20.6度 | 64% | 野田 祐樹 | 花澤 秀登 |
12 | シュート | 13 |
15 | ゴールキック | 4 |
4 | コーナーキック | 5 |
12 | 直接FK | 12 |
6 | 間接FK | 3 |
6 | オフサイド | 3 |
0 | PK | 0 |
リーグ戦10試合を終え、ジュビロは4勝3分3敗。順位は6位につけている。前節のヴィッセル神戸戦は今季アウェイ初黒星となったが、その翌日からチームは今日の鹿島アントラーズとの一戦に向けて準備を重ねてきた。自身が現役の頃、覇権を争ったライバルチームとの対戦に「そうとう想いは強い」と名波監督は言う。
今日の試合、ジュビロの予想フォーメーションは【3-4-2-1】。GKにカミンスキー。最終ラインは右から櫻内渚、大井健太郎、森下俊。ダブルボランチは、山本康裕と宮崎智彦。中盤右ワイドに太田吉彰、左ワイドに中村太亮。2シャドウに、松井大輔と小林祐希。ワントップに、アダイウトンという並びか。第9節のサンフレッチェ広島戦と同じく、3バックの布陣でスタートすることが予想される。
対する鹿島の予想フォーメーションは【4-4-2】。GKに曽ヶ端準。最終ラインは右から西大伍、植田直通、昌子源、山本脩斗。ダブルボランチに、小笠原満男と柴崎岳。中盤右サイドに遠藤康、左サイドにカイオ。2トップに金崎夢生とジネイという並びか。
鹿島は現在リーグ3位につけており、失点数6はリーグ最少。ジュビロとしては、相手の堅い守りをいかに崩し、チャンスをものにするかがポイントとなってくるだろう。ジェイや森島康仁などFW陣の離脱はあるが、アダイウトンが前節先制ゴールを決めるなど、調子は上向き。また、神戸戦では途中出場した松井大輔や松浦拓弥、川辺駿が攻撃のリズムを変える高パフォーマンスをみせるなど、攻撃陣の好調はプラス材料だ。
キックオフは、この後19:00。日曜日のナイトゲームだが、スタジアムには大勢のサポーターが訪れている。日中の暑さも和らいだ心地よい気候の中、満員のヤマハスタジアムで試合を迎えられそうだ。
――今日の試合を振り返って
試合が終わったあと、まず選手達に伝えたことは、前半は非常に幼稚で、アマチュアチックな考えを持っていたと。ピッチの中で起こりうる現象を予測し、何か動き出すということがなく、アントラーズというものをリスペクトしすぎた感があり、だいぶ後ろに重たかったなと思います。特に左サイドには、「重たいぞ」、「逃げるな」、「臆病になるな」ということを伝えました。後半は、失点シーンと得点シーンの前後ももちろんそうですが、臆することなく、非常にチャレンジしていたと思いますし、体力的にきつくなった残り10分も我々の方が足は動いていたのではないかなと。確かに、ボールを回されて何度もやり直しをさせられましたが、選手達は非常にしぶとく、我慢強く、やってくれたと思います。ワンチャンスを逃さない、ワンチャンスを決めきろうという意味では、アダイウトン中心にはなりましたが、特に(山本)康裕のゴール前に顔を出して、何度もゴールを脅かそうとしていた姿勢は、評価出来るんじゃないかと。トータル的に勝点1が妥当かどうかは分かりませんが、どちらがこの引き分けが痛かったかと言ったら、やはりアントラーズだったと思いますね。
――3バックについて
ジネイと金崎(夢生)の動き出し、特に金崎のボックス内への動き出しをケアするために3バックにしましたが、やっぱり上手いなと。何が上手いかというと、出し手と受け手の関係が出来た瞬間を見逃さない、そのスタートが素晴らしかったと思います。失点シーンも、我々の予想を上回るボールコントロールとコンビネーションで、ワールドクラスのゴールだったと思うんですが、「まだ大丈夫かな」というときに動き出されたり、パスを出されたりして難しい状況になってしまったなと。前半の真ん中を突破された2シーンくらいも、同じように「まだ大丈夫かな」という感じのところで、スルーパスを出されてしまった。ああいう場面は、まだまだ改善の余地があり、3バックにした意義というものが生かされていないんじゃないかと感じました。ただ、ラインコントロールとボールへのアプローチという意味では、後半は非常に改善されたところが見えましたし、それが良い攻撃、良いカウンターに繋がっていたシーンがたくさんあったので、そこは前向きに捉えていいかなと思います。
――どんな想いで鹿島戦に臨みましたか?
今のサポーターは、鹿島に対してどう感じているのか分かりませんが、僕は並々ならぬ想いを持っていました。キックオフ前(ロッカールームで)、20秒の円陣を組むんですが、(かつての鹿島との対戦で)やられたシーンばかりが思い出されました。こういうところで、自分のかわいい選手たちが借りを返してくれるんじゃないかと思いながら、ゲームに臨みました。アントラーズというチームに対して、より執念深くなる結果だったと思いますし、ナビスコもありますが、次の対戦でアウェイの鹿島スタジアムに行くのがより楽しみになったなと思います。
――同点弾を決めた小林祐希選手について
ゴール前に顔を出していれば、ああいうことが起こると思います。本人も言うと思いますが、練習どおりのシュート、ふかさない、強いボールという意味では、毎週のように何度も繰り返している練習が生きているんじゃないかと。今、急速に成長している選手の一人だと思うので、心の成長幅を広げるのは僕の役目かもしれません。そして、日本代表選出や海外移籍ということも考えると、今日のゴールは彼の自信をさらに深めることになり、次節以降の良いパフォーマンスに繋がるのではないかと思います。
――今日の試合を振り返って
勝ちたかったので、満足したとは言えないです。前半は受けに回る時間が長かったのですが、90分を通してワンチャンス来ると思っていたので、そこでしっかり決めることができて良かったです。コースが見えていたので、後は振り抜くだけでした。どう、(近くにいた)ダイさん(松井大輔)にボールを触らせないかと、必死に声をかけていました。流れとしても相手に傾きかけていた時だったので、あの点で勢いづいて、2点目を狙おうと雰囲気を変えられたのは良かったです。ただ、ロングボール頼みというサッカーは目指しているところじゃないので、もっと相手コートに押し込んでパスで崩したかったなと。ディフェンダー陣は必死に身体を張ってくれていますし、ラインコントロールもまめにしてくれているので、申し訳ないなと感じています。1点ではなく複数ゴールを決めて後ろを安心させることができればと思います。
――改めて、素晴らしいゴールでした
こぼれ球が転がってきたときにコースが見えていましたし、自分は前向きだったので後は振るだけだったなと。あれくらい遠めの距離から公式戦で決めたこともなかったですし、ホームで決めたのも、1年ぶりです。すごく時間が経ってしまいました。やっぱりホームで決められるといいなと感じました。
――今日の試合を振り返って
前半は自分たちのサッカーがなかなかできなかった中で、後半は点を取られてからではありますが、前への姿勢を出せたかなと思います。それを最初からできれば良かったなと。ミスを恐れず積極的にやっていこうと言って試合に臨みましたが、チーム全体が前を向いていたと思います。自分自身も消極的なプレーではなく、今日はどんどんトライしていこうという気持ちでピッチに立ちました。
――得点に繋がったクロスについて
1点をとられても下を向くことなく前を向いていました。あの場面はヨシさん(太田吉彰)の前にスペースがあったので、自分が使われなくても走ろうと思ってあそこに走り込みました。クロス自体はあまり良くなかったのですが、そこに祐希が詰めてくれていたことで、相手の隙を突くことができたのだと思います。だからこそゴールに繋がりましたし、そういう回数をもっと増やしていきたいです。
――試合を振り返って
相手の方が数で言えば、チャンスが多かったと思いますが、自分たちも必死で守っているだけではなく隙を見て攻撃的に行けたので、良かった部分もあるかなと思います。ただ、少し堅くなっていた部分があったかもしれないですし、まずはミスしないようにという入り方になってしまったかもしれません。先制されてしまいましたが、もちろんホームですし勝ちに行かないと、という気持ちが出ていたと思いますし、後半のようなゲームを最初からできていれば、もう少し良い展開になったと思います。
――ボランチ二人の積極的な攻撃が目立ちました
(山本)康裕とは常にバランスをとりながら声を掛け合いながらやっていて、お互いのことを見ながらバランスが崩れないようにと。その中で何度か前まで行ってシュートを打てた場面もありましたが、もう少し増やしていきたいなと思います。
――次の試合に向けて
もちろん今日は勝ちたかったのが本音ですが、こういうゲームを落とさないで、1試合1試合積み重ねていけばチーム力は強くなると思いますし、タフさもついてくると思うので、次は勝てるように頑張りたいと思います。
――今日の試合を振り返って
攻められるのは分かっていました。その中でも、監督も言っていましたが、粘り強く戦えたのではないかと。ボールをなかなか保持できない時間が長く、やっている方としては苦しかったですが、ただ、前半は、ディフェンスラインからボールを前に出す“縦パス”の意識が低かったと思います。後半に入り、縦パスが入ったところから速い攻めが出来るようになったので、そこをもっと自分たちはやっていかないといけないと思います。また、前半は怖がっていた部分が多かったですが、そこがなくなったことで後半は良い流れをつくることが出来ました。ボールをなかなか保持できない時間が長く、やっている方としては苦しかったですが、結果的に1対1に追いつくことが出来たので、良かったと思います。
――今日の試合を振り返って
自分としてはミスも多くて満足していません。リズムをつくれなかったので、申し訳ないなと。相手は代表選手も多くいますし、前線の強さもあるので、ラインを下げずに余らずに、ということを意識していました。もう少しうまくコントロールできればよかったなと感じています。先制されてから前がかりになり、良い形も増えました。もっと前半からああいう形を作っていければチャンスも増えたと思います。とにかく、悔しいですね。勝ちたかったです。ただ、次の試合はすぐやってくるので、またしっかり準備していきたいと思います。
――今日の試合を振り返って
今日は立ち上がりから良い攻撃の形をつくって、相手を押し込むことも出来ましたし、チャンスも多く作ったと思います。守備の面で言えば、15番のアダイウトンを中心とするジュビロの攻撃に対して、そこだけはしっかりケアしなきゃいけないと。また、4番の小林祐希選手が攻撃の起点となっているので、その2人を自由にさせないような形で守備をしなければいけないと思っていました。失点場面は、こぼれ球を押し込まれた形になってしまいましたが、前半チャンスを多くつくりながらも、得点を決められなかったことと、後半には、非常に良いコンビネーションの形からシンプルにゴールに向かう形が出来て得点できたので、そこの部分に関しては良かったですが、そのあとの失点が痛かったなと思います。最後は、当然、攻撃して得点を取らなければならなかったですし、少しオープンな戦いになりましたけど、その辺は仕方ないと思います。本当に今日は勝点2を失ってしまって、優勝に向けて厳しくなってきたと思いますが、残り試合、勝点3を積み重ねることに集中して、一試合一試合やっていきたいと思います。