2016年 試合速報
J1 1stステージ第9節vsサンフレッチェ広島
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藤田 義明
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吉野 恭平
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中村 太亮
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茶島 雄介
宮吉 拓実
吉野 恭平
青山 敏弘
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小林 祐希
齊藤 和樹
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森下 俊
櫻内 渚
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丸谷 拓也
佐藤 寿人
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アダイウトン
松井 大輔
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ヤマハスタジアム | 4/29(金) | 14:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 小野 俊介 | 家本 政明 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 木川田 博信 | 間島 宗一 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
20.6度 | 32% | 鈴木 規志 | 花澤 秀登 |
10 | シュート | 5 |
6 | ゴールキック | 6 |
6 | コーナーキック | 4 |
7 | 直接FK | 13 |
4 | 間接FK | 0 |
4 | オフサイド | 0 |
0 | PK | 0 |
前節のサガン鳥栖戦では、リーグ戦で今季初の完封勝利を飾った。4月20日に行なわれたナビスコ杯の湘南ベルマーレ戦に続き、2試合連続で無失点。守備への自信を胸に、ホームで昨季のJ1王者サンフレッチェ広島を迎え撃つ。
ジュビロの予想フォーメーションは、【3-4-2-1】。GKにカミンスキー、最終ラインは右から藤田義明、大井健太郎、森下俊。ダブルボランチに山本康裕と宮崎智彦。中盤右ワイドに小川大貴、左に中村太亮。2シャドウに太田吉彰と小林祐希。ワントップにアダイウトンという並びか。
ジュビロの基本布陣は4バックだが、今季は試合途中で最終ラインを3枚に変更するなど新たな試みをしている。今日の試合では、試合開始からの3バックや、ゲーム中のシステム変更にも注目だ。また、トップ下の小林祐希が出場停止から明け、スタメンに復帰。ジェイや森島康仁らFW陣が怪我で戦線を離脱する中、この試合ではアダイウトンがワントップに入りそうだ。
対するサンフレッチェ広島の予想フォーメーションは、【3-4-2-1】。GKに林卓人。最終ラインは右から塩谷司、吉野恭平、水本裕貴。ダブルボランチに森﨑和幸と丸谷拓也。中盤の右ワイドにミキッチ、左に柏好文。2シャドウに茶島雄介と柴﨑晃誠。ワントップにピーター ウタカという並びが予想される。リーグ戦と並行して戦うAFCチャンピオンズリーグは、グループリーグ敗退が決まったが、リーグ戦では4勝2分2敗で現在4位。ACLを含めたハードな日程をこなす中で負傷離脱者も出ているが、8試合を終えて15得点と、昨季、J1最多得点を記録した攻撃力は健在だ。現在J1得点ランキングトップに立つピーターウタカや、突破力に優れる両サイドのミキッチと柏好文、J1通算158得点で得点ランキング歴代2位の日本屈指のストライカー佐藤寿人ら攻撃陣を、鳥栖戦で見せた粘り強い守備で抑え、2試合連続で完封勝利を収めたい。
キックオフは14時。ヤマハスタジアムの天候は晴れだが、風が強く、少し肌寒い。
――試合の総括
まずは質問される前に3バック云々という話になると思うので(笑)。90分を通して、相手のストロングを消すこと、それから(ピーター)ウタカの背後の動き出し、柏(好文)、ミキッチの両サイドのドリブルであったり、コンビネーションでの突破、そこのケアをまず第一優先に考えた立ち位置をとるためには、3バックの方がいいのではないかと思って決めました。番記者さんは知っていると思うのですが、週明けに3バックにトライして、あまりよくなかった中で、僕の中では3バックで行くと決めていたのですが、コーチ陣と話しをして、どうしてもNGとなったときにはどうしようかと思っていました。ですが、コーチ陣も3で行きましょうということだったので、迷いなくチョイスできたなと。攻撃に関しては、奪ったあとのパワーを持った飛び出し、30メートル以上の長い距離のフリーランニング、これは太田(吉彰)、小川(大貴)、特に右サイドですが、非常に有効だったなというふうに思います。あとはフィニッシュが手元の集計ですけど、10本くらいしか打てていなかったので、まだまだ少ないかなと。被シュートは5、6本くらいだったと思うのですが、それを考えるとあと3、4本打っていてもいいようなゲーム内容だったと思います。我々の良さである、しぶとさとか、粘り強さとか、我慢強さというのがここ2試合続いて、完封のゲームが継続していることは、非常に気分がいいです。
――中村太亮選手のプレーについて
広島の映像を見せたときに、広島の選手はブラインドサイドから30メートル40メートルダーッと走ってきて、必ず3枚4枚中に入って来ると。そのシーンを、1シーンだけではなく3シーン、4シーン言葉を交えながら見せたのですが、それを見て感化されたところもあったでしょうし、ナビスコ、それから鳥栖戦でなかなかボックスの中で人数をかけて勝負していないというところを考えると、ブラインドサイド、高い位置で勝負したかったのではないかなと。ゴールに繋がったのは素晴らしいことですけど、まずはその意識が良かったなと思います。太田もそのイメージを持っていたので、逆サイドに入る意識というのは、90分通して良かったんじゃないかなと思います。
――3バックで臨むにあたり、どのようなことに注意しましたか?
一番後ろからポゼッションされると、やはり取りどころが難しくなってしまうということと、質の良いパスが入ってしまうと、40メートルどころか60メートルくらい戻らなければいけない。その回数が非常に多かった週明けの紅白戦だったので、まずはスターティングポジションの徹底と、前向きに守備をすること、行っていいエリアと行かないエリアを自分たちで決めて、臨みました。そうした中で、今日はバランスのとれた守備ができたと思いますし、それでいて縦パス(の出しどころ)を探っているときに相手のミスを誘うようなちょっとした駆け引きができていたと思います。ただ、後半の頭10分くらいと残りの10分くらいは、ばらけていたところがあったので、そのあたりはまだまだ修正しないといけないと思います。
――広島の戦い方に対して意識したことは?
塩谷(司)の推進力が後ろからのビルドアップの中で一番怖くて、その次は森﨑(和幸)のサイドチェンジが怖くて、最終的に青山(敏弘)と(佐藤)寿人の前への意識と背後の意識、そういったものが怖いと。自分たちにとって怖いところを一個ずつ先に消していくと、どうしても探るものが多くなりました。GKも含めてポゼッションしてくることはわかっていたので、そこまでスピードを上げて突っ込まずに、かつ、局面の中で一番怖い危険エリアを各々が消して行こうということを徹底した成果ではないかと思います。リアクションに見えるかもしれないですが、それもひとつのアクションだと捉えていただければと思います。なので、浦和戦のそれとは全然違っていたんじゃないかと思います。
――ゴールシーンを振り返って
嬉しさ8割、ホッとした気持ちが2割です。前半からチャンスは何回かつくれていたし、後半も、特に右サイドで祐希がボールを持ったときは、隙を逃さないようにしようと考えていました。ゴール前に上手く入り込めてよかったです。
――3バックの手ごたえは?
声も良く出ていたし、全員で0に抑えることが出来ました。みんな練習から前向きにやっていましたし、今日の試合で出来るという結果も得たので自信になります。まだまだ修正することはありますが、チームとしてひとつのプランやオプションが出来たのではないかと思います。これを続けていくことと、もっと良くしようという向上心を持って、日々練習からやっていきたいです。
――特に意識していたことは?
前線の選手がボールを持ったときに、ワイドの僕や大貴が追い越していく動きをすることです。そうすれば相手は下がりますし、たとえ前にいけなかったとしても、サポートして時間をつくることは出来る。労を惜しまず、90分通して走ることを意識して出来ていたので良かったです。
――J1でのゴールは6年ぶりです
長かったですね。その間にいろいろなことがあったし、ジュビロに来てから個人として結果も残せていなかったので、チームの勝利に貢献出来て嬉しかったです。数試合は外から見ていましたが、守備のコンパクトさやラインコントロール、攻撃の立ち位置といった細かい部分を学びました。今日はそれが出来たと思うし、今後も続けていけるように、しっかり練習から取り組んでいきたいと思います。
――試合を振り返って
FWの位置が少し低くなってしまいましたが、ディフェンスラインを高く保つことが出来ましたし、コンパクトに戦えたと思います。2試合連続無失点ですが、ここからさらに積み上げていかないと意味がないと思うので、次の試合に集中したいと思います。
――週明けの紅白戦での3バックから修正したこと
どこでボールを取りに行くかという点です。前からアダや祐希がボールを追っても、相手が上手く、ボールを取れないときもあるので、奪う位置を下げてもいいからディフェンスラインは下げずにいこうという話し合いはしました。3バックというか5バック気味になることもありましたし、広島にボールを持たれることを前提としたフォーメーションだったかもしれませんが、みんながしっかりと準備できたので、ボールを回されているときも回させているという意識を持つことが出来ました。守備だけでなく、カウンターからの攻撃という意味でも、良い流れが出来ていたし、ホームで勝点3も取れたので、良いゲームになったと思います。
――ホーム初勝利ですね
みんなホームで勝ちたいと思っていたし、いつも多くのサポーターのみなさんが来てくれていたので、結果で応えられて良かったです。ただ、今日のことは今日の夜までに忘れて、明日からはまた次の試合に集中したいと思います。
――中村選手へのアシストを振り返って
ボールを持ったタイミングではゴール前にアダしかいなかったので、一度切り返し、ためて、右サイドにいた大貴くんを使う選択肢もありました。ただ、太亮くんがゴール前に入ってくるのが見えたので、もう一度切り返して2回タメをつくり、太亮くんが上がる時間をつくることが出来ました。このときのように、一人で相手の足が止まるようなプレーを出来れば、去年のJリーグ王者でも、ああいった場面が出来るのかと感じました。局面で自分がもっと違いを見せていきたいです。そのためにも、ゴールやアシストだけでなく、囲まれたときやボールを収めてほしい場面で「俺は奪われない」というプレーをチームメイトに見せていかないといけない。前半はそれが出来ていたけど後半は少し落ちてしまったので、90分通してやっていけるように明日からまたがんばります。
――満員のスタジアムで勝利しました
試合前にスタンドを見たら満席だったので、モチベーションは上がっていました。その分、その中でどれだけ冷静にプレーできるか、また、相手をリスペクトしすぎないことが、今のチームの課題だと思うので、引かずに「前に、前に」という姿勢を意識しました。今日みたいなゲームが出来るなら、これからももっと気持ちを前に出していきたいなと思います。
――大きな勝点3ですね
前節の鳥栖戦も完封勝利でしたが、僕は出場停止で出られませんでした。その試合の勝利を無駄にしないようなプレーをしようということをずっと考えてきました。そのとおりに出来てよかったです。ただ、次の試合で勝てば、今日の勝利が大きい勝点3だったなと言えると思います。この試合で終わりではなく、シーズンは続いていくので、どんどん切り替えていきたいです。
――試合を振り返って
今日はゲーム前に、「相手は去年のJリーグ王者で、ここ4年で3回タイトルを取っているチームだから、リスペクトした上で挑んでいこう」と話して、試合に臨みました。結果的に勝ててよかったです。僕たちは失うものもないですし、チャレンジャー精神というものは常に持ってやっているので、見ている人にもそれを感じてもらえたのではないでしょうか。
――3バックで意識していたこと
後ろから声をかけてもらいましたし、僕たちボランチから前の選手達を動かすことが出来ていたと思います。みんなハードワークしてくれたので、そんなに負担はかからず、上手く守れました。ボランチとしては、前線の選手達をばたばたと行かせないように、チームがばらばらにならないように、全体としてコンパクトに保つことを意識していました。はがされてしまうシーンを映像でよく見ていて、2枚はがされて相手に数的優位をつくられることが一番怖く、ブロックというか、周りを動かして少し構える守備を意識していました。
――満員のスタジアムでホーム初勝利を掴みました
本当に良かったです。ホームでも毎回大勢のサポーターのみなさんが見に来てくれていたのに勝てなかったので。去年のJ1王者ということもあり、お客さんも見ててすっきりしたゲームになったと思います。
――完封勝利でした
広島はJ1優勝候補の一角であり、難しい試合になるということは分かっていました。試合前から勝点3を取ることを目指して戦うと話していたことが勝利に繋がったと思います。ゴールキーパーとして完封できたことは嬉しい限りです。
――試合を振り返って
鳥栖戦に続き、完封勝利できたことは大きいです。5失点をした横浜FM戦があってから、2試合連続無失点というのは、みんなが反省して修正できたからかなと思います。王者に勝てたということが嬉しいですし、ホームでようやく勝てたので良かったです。
――3バック気をつけたこと
広島は後ろでしっかり回し、ボールを追いにいくと簡単にはがされ、そこから攻撃してくるチーム。まずはそこをやらせないように、しっかりとブロックをつくろうと。後ろで自由にやらせるのはいいから、まずは穴をつくらないことを徹底しました。我慢するところは我慢し、ボールを奪ったら速く攻める形が出来ていたので、手ごたえは掴んだと思います。
――試合の総括
まずは今日、非常に良い雰囲気の中でサッカーが出来たことをとても幸せに思いました。我々のサポーターもジュビロのサポーターに負けないくらい熱い声援を送ってくれた中、サポーターに勝利をお届け出来なくて、申し訳ありませんということと、最後までご声援ありがとうございましたということをお伝えしたいと思います。試合は非常に厳しい戦いになると思って、この試合に臨みました。相手もしっかりと我々への対策をしてきて、そして我々も連戦をやってきている中で、じれずにしっかりゲームをコントロールして、この試合は厳しい戦いの中でも勝点3を何とか掴み取って、最低でも勝点1を持って帰ろうと思っていました。そうした中で、勝点をとれずに敗戦してしまったことは非常に残念に思います。守備は全体的に悪くなかったと思いますが、失点もしていますし、局面のところをもっと突き詰めてやっていかなければいけないという部分、そして守備から攻撃にうつったときに、もっとチャンスの形をつくる、あるいはシュートで終わるという部分、そこの攻撃のクオリティを上げていかなければいけないという部分が課題となって、今日の敗戦に繋がったと思います。またすぐ次の試合がやってくるのでこの試合での反省点を踏まえて、次の試合に向けて顔を上げて最善の準備をしていきたいと思います。