2016年 試合速報
J1 1stステージ第8節 vs.サガン鳥栖
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森島 康仁
齊藤 和樹
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藤田 義明
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崔 誠根
岡本 知剛
岡田 翔平
池田 圭
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松井 大輔
松浦 拓弥
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アダイウトン
清水 貴文
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大井 健太郎
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白 星東
富山 貴光
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山本 康裕
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ベアスタ | 4/24(日) | 16:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 長谷川 正朋 | 高山 啓義 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 数原 武志 | 植田 文平 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
23.2度 | 55% | 和角 敏之 | 林 寛 |
9 | シュート | 9 |
9 | ゴールキック | 11 |
5 | コーナーキック | 2 |
17 | 直接FK | 17 |
5 | 間接FK | 0 |
5 | オフサイド | 0 |
0 | PK | 0 |
チームは今日のサガン鳥栖戦に向けて、試合2日前の22日に現地入り。コンディションを万全に整えて、試合に臨む。今季、アウェイゲームでジュビロは2勝2分。勝点8を積み上げている。今日もその自信を持って戦い、勝利に繋げたい。
ジュビロの予想フォーメーションは【4-2-3-1】。GKにカミンスキー、最終ラインは右から小川大貴、大井健太郎、藤田義明、中村太亮。ダブルボランチに、宮崎智彦と山本康裕。中盤2列目右サイドから、太田吉彰、松井大輔、アダイウトン。ワントップに森島康仁という並びか。
J1リーグ前節の横浜F・マリノス戦から、スターティングメンバーを大きく変更。右サイドバックに入る小川大貴は、先週20日に行われたナビスコカップ、湘南ベルマーレ戦で攻守にわたって好パフォーマンスをみせた。今日は、今季初のリーグ戦出場となる。また、出場停止の小林祐希に代わり、松井がトップ下のポジションに、そしてワントップには森島が入りそうだ。どちらも、リーグ戦では今季初先発。ゴールやアシストといった、得点に繋がるプレーに注目したい。
対するサガン鳥栖の予想フォーメーションは、【4-3-1-2】。GKに林彰洋、最終ラインは右から藤田優人、キム ミンヒョク、谷口博之、吉田豊。3ボランチの中央に高橋義希、右に金民友、左に崔誠根、トップ下には怪我の鎌田大地に代わり、2014シーズンまでジュビロに在籍していた白星東が入りそうだ。そして2トップに岡田翔平、豊田陽平という並びが予想される。
鳥栖はここまでのリーグ戦7試合で、失点数は7。これはJ1で4番目に少ない数字だ。セカンドボールの奪い合いを制し、中盤の主導権を握ることが出来るか、そして、森島や松井、前節のリーグ戦で今季初ゴールをマークしたアダイウトンら、攻撃陣を中心に相手の堅い守備を崩し切ることができるかが、勝敗を分けるポイントとなりそうだ。また、ジュビロの守備陣は決定力のある相手のエース、豊田をしっかりと抑えたい。
キックオフは16:00。ベストアメニティスタジアムの天気は曇り。少し蒸し暑さも感じるが、風はほぼ無く、選手たちはベストコンディションで試合に臨めそうだ。
鳥栖・マッシモ フィッカデンティ監督
「相手のカウンター攻撃に対して、準備しておくこと。攻撃のところで、後ろで時間をかけすぎずにスピードを出すこと。攻守でポジショニングに気を付けること。もっとみんなで声をかけあうこと」
磐田・名波 浩監督
「セカンドボールの反応を意識してプレーすること。相手セカンドラインからの飛び出しに気をつけること」
――試合の総評
まずは、バスでスタジアムに入る時、鳥栖のサポーターが大拍手で迎えてくださり、「よくJ1に帰って来てくれた」という言葉をかけてくださいました。鳥栖の方々は、サポーターとして素晴らしいメンタリティを持ち、プロアスリートをサポートするグループとしては超一流だなと痛感しました。
そのように迎え入れられた中で、ゲームの内容としては、正直我々にとっては不細工なゲームになってしまいました。まずセカンドラインのところでセカンドボールが拾えず、また鳥栖の得意であるパワープレーや、斜めのグランダーのくさびのボールが何本か入ってしまって、少し後ろに重たくならざるを得ない状況だったなと。90分通してそうした展開になってしまったので、そこは松井、アダイウトン、太田らがあのエリアに関してもう少し低い位置で構えて奪いに行かなくてはいけなかったと思います。
ただ、やっていることとしては、理想のサッカーではないですが、しぶとく、粘り強く、がまん強くという意味では、前節の5失点の流れから今節完封出来たことは非常に大きいです。またセットプレーのゴールについても、自分たちは足が止まらずにゴールに向かっていく選手がいたと。それが結果に出たのだと思います。
――前節から代わって出場した選手の評価は
1月15日のチームの立ち上げのときから、「チャンスをもらえる選手はトレーニングやゲームでのパフォーマンスのいい人間だ」と、もちろんオフザピッチでの立ち振る舞いも含めて、「人間的にJ1レベルだと思ったらピッチに立たせる」と選手には伝えていました。今日出た選手たちは、躍動したかはまだ映像を見ていないので分かりませんが、やるべきことはやってくれたなと。相手の圧力が非常に強かった中で、跳ね返そうという強い気持ちを持っていてくれたのではないかと思います。
――ナビスコカップの湘南戦に比べ、サイドからの攻撃が増えたのでは
サイド攻撃もサイドチェンジも不合格だったと思います。何故かといえばボールホルダー、サイドチェンジしたい選手がヘッドアップした時に、本来はサイドの人間が1対1の状況で出したいのですが、相手の守備のサポートが速くて、1対2の状況になりかねないということで、ボールホルダーが躊躇してパスを出さないというシーンが非常に多かったなと。もう少し攻撃のサポートが早く来なくてはいけないと思いますし、常日頃言っている背後がとれるワンチャンスを逃している場面もあったので、そこを通していればもう少し押し込めるチャンスもあったのではないかと。大きな反省だったと思います。
――大井選手が守備で貢献、しかも得点もあげました
外国人らしい嗅覚だったなと(笑)。番記者さんしか笑っていませんが(笑)。彼の守備だけではなく、セットプレーにおけるストロングというものも十分に理解しています。ジェイがいない現状で、特に松浦と清水が入って高さが無くなった中では、より厳しいマークにあうと思いますが、あのセカンドボールの反応というものは、先ほど言いましたけどゴールに向かっていく姿勢だと思うので、ああいったものは今後も継続してほしいですし、この1点でさらにサポーターにも認められる存在になったのではないかと。よりキャプテンシーを出していって欲しいと思います。
――勝ち点3を取れたことについては
もの凄く、凄く大きなものだと思います。今日我々は、松浦、清水といった交代カードを見てもらえば分かる通り、守る気は全くなく、前へ前へという姿勢を貫いていきたかった。ボールホルダーの質が悪かったので、そこまでのビッグチャンスは生まれなかったのですけど、結果それがゴールに繋がったと思うので、次節以降、広島や神戸、鹿島、ガンバと非常に難しいチームとの対戦が続くので、(厳しい連戦の)いい出だしになったと思います。
――ゴールシーンを振り返って
(齊藤)和樹が前に入ってくれていたので、相手のマークも自分にはついていませんでしたし、当てるだけでした。マツ(松浦拓弥)がすごく良いボールをくれたおかげです。あの場面は、狙って蹴ったシュートではありませんでした。それよりもボールに触らないと、という意識の方が強かったので、上手く当たっていい方向に転がってくれて良かったなと。無失点に抑えられたのも、みんなの力だと思いますし、ゴールもみんなでボールを運んで決めたゴールなので、チームで戦った結果だと思います。
――完封勝利という結果について
リーグ戦ではなかなかゼロで抑えられていませんでした。もちろん結果的にチームが勝つことが出来ればいいのですが、やはりDFとしては無失点で勝つことがベストです。今日は点をとったことよりも、完封できたことの方が嬉しいです。相手は強いFWもいて、全てで競り勝てるわけではなかったですが、センターバック二人でカバーし合うことが出来たと思います。前半はなかなか中盤でボールをつなぐことが出来ませんでしたが、後半はサイドで起点をつくれていましたし、落ち着いてプレー出来ていたと思います。
――今日の試合を振り返って
自分がすべきことは分かっていたので、(前半はやい時間帯での)途中出場はまったく問題ありませんでした。流れて起点になることと、裏を狙うこと、そしてロングボールが増えると思っていたので、身体を張ってしっかりキープすることを意識していました。鳥栖は守備が堅いチームでしたが、最後まで我慢して守備陣がゼロに抑えてくれたことが、勝利につながったと思います。今日は熊本の人たちが応援に来てくれていましたし、自分も元気を与えられるようなプレーを見せたいなと思ってピッチに立ちました。ただ、もう少しシュートを打ちたかったですし、そこはこれからの課題です。だんだん味方がパスを出してくれるタイミングと自分の動き出しが合ってきて、形はできつつあると感じているので、これからもっと合わせていきたいと思います。
――リーグ戦初完封となりました
もちろんこれまでの試合でも完封したいと思って臨んでいましたが、それが出来ず8節まで時間がかかってしまいました。今日は、それが達成できてすごく嬉しいです。前節のマリノス戦は、大敗してしまい、自分が日本に来てから最悪のゲームでした。ただ、5対1で負けてしまったところからも学ぶことは多かったと思います。今日の試合では、決して良いプレーが出来たとは言えないですが、皆最後まで集中力を保っていました。本当に、我慢強く戦い、何より勝点3をとれたことが大きかったなと思います。
――相手の攻撃陣への対応はどのように考えていましたか?
試合前に、相手はロングボールを多く使ってくるだろうと、そうした予想はしていました。サポーターの皆さんにとっては、なかなか見ていて冷や冷やする展開だったかもしれません。ただ、内容が悪くても、とにかく今は勝つことが大事だと。マリノス戦で大敗したことを考えると、必要なのは内容よりも結果だったのかなと感じています。自分自身、上手く切り替えも出来ましたし、自信も取り戻せたと思います。この勝利を、また次のゲームに繋げていきたいと思います。
――J1リーグ戦初先発となった今日の試合を振り返って
最後、ああいう場面で得点を奪い、勝利出来たということだけを考えると、良かったのですが、その前にGKとDFとの間に一本危ないクロスを上げられてしまいました。もう一歩寄せなければいけなかったですし、入らなかったから良かった、というのではなく、もっと突き詰めてやっていく必要があると思います。ただ、今日の試合はなかなかどちらのチームにとっても良いゲームではなかったと思いますが、その中でもアウェイで勝点3を持って帰ることはとても重要です。今日のような試合をして、無失点に抑えられたということは、すごく自信になっていくと思います。自分自身、まだまだな部分が多いですが、何よりチームの勝利に貢献できたことが大きな収穫でした。次にどんなチャンスが来ても、チームとして結果を残すことを第一に考えてプレーしたいと思います。自分の長所は、1対1のプレーだと思っています。もっと攻撃参加をしないと、自分が出ている意味がないと思うので、打てる場面で積極的に仕掛けてシュートを打っていきたいです。
――試合の総括
チームとして、相手のカウンターに苦しんだという部分がありました。我々は今まで通りポゼッションを中心にこちらのやるべきプレーが出来たと思いますが、もしかしたらポゼッションに関してはいつもに比べたら少し出来ていなかったかもしれません。