2016年 試合速報
J1 1stステージ第6節vsアルビレックス新潟
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山本 康裕
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大井 健太郎
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ジェイ
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コルテース
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ラファエル シルバ
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ジェイ
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森下 俊
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アダイウトン
松井 大輔
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ラファエル シルバ
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守田 達弥
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ジェイ
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山崎 亮平
小塚 和季
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小林 裕紀
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田中 達也
野津田 岳人
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コルテース
前野 貴徳
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ジェイ
齊藤 和樹
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小林 祐希
川辺 駿
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
デンカS | 4/10(日) | 16:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 望月 豊仁 | 山本 雄大 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
くもり | 90分 | 木川田 博信 | 武田 光晴 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
11.6度 | 62% | 山際 将史 | 佐藤 陽子 |
10 | シュート | 9 |
8 | ゴールキック | 8 |
6 | コーナーキック | 4 |
18 | 直接FK | 12 |
3 | 間接FK | 4 |
3 | オフサイド | 3 |
0 | PK | 2 |
先日ヤマハスタジアムで行われたナビスコカップ第3節ヴァンフォーレ甲府戦では、開始15秒で松井大輔のスーパーゴールが決まり、ジュビロは今季ホーム初勝利を挙げた。その勢いを持って、チームはJ1リーグアルビレックス新潟戦の前々日に敵地へ移動。コンディションを万全にして、新潟との一戦に臨む。
今日の試合、ジュビロの予想フォーメーションは【4-2-3-1】。GKにカミンスキー、最終ラインは右から櫻内渚、大井健太郎、森下俊、宮崎智彦。ダブルボランチに、上田康太と今季リーグ戦初先発となる山本康裕。中盤2列目右サイドから、太田吉彰、小林祐希、アダイウトン。ワントップにジェイという並びか。
ジュビロは試合を重ねるごとにボールを支配する時間が長くなり、名波監督が掲げる「ボールも人も動くサッカー」が徐々にではあるが体現できるようになってきた。リーグ戦では3試合連続でドローゲームが続いているため、内容面で得た手ごたえを今日こそ勝点3という結果に繋げたい。ベンチには、松井や松浦拓弥など好調を維持し、ここまでのリーグ戦やナビスコで試合の流れを変えてきた選手たちが揃う。
対するアルビレックス新潟の予想フォーメーションは、【4―1―4―1】。GKに、守田達弥、最終ラインは右から小泉慶、増田繁人、大野和成、コルテース。ワンボランチに小林裕紀。中盤2列目は加藤大、田中達也、レオ シルバ、山崎亮平。1トップにラファエル シルバという並びか。
注意すべきは、新潟の中盤を構成するレオ シルバ。守備能力に優れているだけではなく、攻撃のセンスも光る。ジュビロとしては、豊富な運動能力を持つ相手のキーマンに仕事はさせたくない。また、新潟には成岡翔や小林、山崎らジュビロでプレーしてきた選手が、ジュビロには昨年まで新潟に在籍していた大井と山本がおり、互いの特徴を良く知る選手同士の対戦となる。
キックオフは16:00。天気は花曇り。桜前線が北上し、デンカビックスワンスタジアムの周りは満開の桜が咲いている。
「守備はこれを継続すること。もう一度セカンドボールに集中しよう。慌てずに。打ち急ぐことはない。ボールを動かしていこう」
「ボールを失った後のファーストアプローチを気を付けること。ワンチャンスを見逃さず、シュートを積極的に打つこと」
――試合の総評
ゲームの入りは非常に良かったと思います。コンパクトでしたし、セカンドボールの予測が相手より速かったですし、相手のパスコースやギャップで受ける立ち位置を消しながら、非常に良い組み立てが出来たのではないかと。ただ、フィニッシュまで行けず、ちょっとゲームが上手く切れない中で、センターバックのところに入って来る、少しラフなボールに苦しめられたなと。特に田中達也の立ち位置を捕まえられなくて苦労しました。我々のミスで失点したのですが、そのあとすぐ同点に出来たことが今日の勝因だと思いますし、前々泊して非常に強く言っていたのは、昨シーズンJ2を戦ったときと同じ「3か0」だと。そこしか考えていなかったので、今日は3が取れて良かったと思います。
―― 逆転勝利へとどうやって導いていったのか
僕が何も言わなくてもモチベーションの高いグループになっていますし、昨日のJ2のあるゲームを引き合いに出して、「下を向いたらああなってしまうぞ」と。ボードにも何度も「下を向くな」と書き、それが3ポイントに繋がると訴えていたのですけど、それが選手の逆転へのメンタリティ、パフォーマンスに繋がったと思います。次のゲームも同じようにやっていきたいなと。(直近の)6戦中4戦アウェイでしたが、そこで一度も負けていないことは選手にとって相当自信になると思います。
―― 左サイドバックに宮崎選手を入れた理由は?
中村太亮がまだアダイウトンの取扱説明書を持っていないので(笑)。最初5試合(中村を)試しましたけど、長い目で見すぎても彼のために良くないので、一度外から見て整理しろと。必ずスタメンに戻すからという確約の元、今日は宮崎を使いましたが、今日はアダイウトンのパフォーマンスが悪く、上手く突破とか、崩しの中で顔を出せていませんでした。でも、代わりに入った松井が非常に良いパフォーマンスをしてくれましたし、カップ戦や、リーグ戦の大宮戦の途中出場など、とにかく出たら自分らしさ、チームへの貢献度というものを必ず示そうとしてくれる、魂みたいなものを出してくれて、そこは非常に良かったなと。
―― 「3か0」の真意は?
間違いなく残留のライバルであろう昇格組(福岡と大宮)2連戦の中で、3ポイント取れなかったので、アウェイだろうが、移動時間が6時間かかろうが、まずは今回こそは気持ちの上で3ポイントを目指そうと。それから球際のところ、対人のところでも、開幕戦の(戦えなかったという)深い反省もありました。カップ戦も含め、ここ何試合かは非常にファイト出来ていると思いますし、無駄なファウル、無駄なカードがあるかもしれませんが、その場面以外は、非常に負けたくないという気持ちが強く出ているのではないかと思います。
―― ジェイの選手の得点については?
PKに関しては全く心配していません。ただ前半の動きだし、それから動く幅が小さすぎたので、ハーフタイムに強く言いました。後半は少しずつサイドに顔を出すようになりましたし、シュートのイメージも出てきたのではないかと。ただ、イージーなロストをしてそれが失点に繋がってしまいました。レイソル戦でも一度あったのですが、そのときはカミンスキーのファインセーブで何とかなりましたけど、小さな穴を大きなほころびにされてしまうのがJ1だと思うので、大きな反省点だったなと思います。
―― 先発の山本選手に関しては?
決して新潟が対戦相手だからといって使ったわけではなくて、彼のパフォーマンスが先々週から、とにかく使えば良いパフォーマンスを出してくれる状況だったので、どこかでチャンスを与えたいなと。今日はボールに触る回数が少なくて、守備に追われてしまう、それから後ろを気にしてしまうことがあったので、まだまだ反省が多いと思いますけど、3ポイント取ったゲームで90分間ピッチに立ち続けたのは彼にとって自信になると思います。あの年齢で200試合近くリーグ戦に出ているので、メンタルの浮き沈みが無いという意味では、大井か太田か康裕くらいしかいないので、そこは大きな期待をしています。
――今日の試合を振り返って
後半の早い時間に先制されてしまいましたが、逆転して勝点3を得ることができて、まずは良かったと思います。ジュビロサポーターの皆さんに、勝利をプレゼントすることができました。新潟のサポーターの皆さんも相変わらず熱い応援で、良い雰囲気をつくってくれました。「感謝の気持ちを持ち続けてプレーしよう」と、(山本)康裕とも試合前に話をしていました。試合は激しい展開になりましたが、ラインコントロールをしながら上手く守れたと思います。ジェイもしっかりPKを決めてくれましたし、チーム全員で戦った結果です。勝点40に早く到達できるように、これからもチーム一丸となって一試合一試合勝利を目指していきたいと思います。
――今日の試合を振り返って
リーグ戦では引き分けが続いていたので、勝点3をとることが今日は一番大事だと思っていましたし、勝利を掴むのと、掴めないのとでは全然違うと。とにかく3ポイントをとることだけ考えてやろうと、皆で話していました。我慢の時間もありましたが、チーム全員で耐えて少ないチャンスをしっかり生かして勝つことができて良かったです。ジェイがしっかりPKを決めてくれたので、またここから行けるぞという気持ちを皆が持てたし、失点しても顔を下げるなと言い合っていたので、皆が次に切り替えることができたと思います。次はホームで横浜F・マリノスとの試合がありますが、今日勝利したことで磐田に帰ってからも気持ちよくトレーニングに励むことができますし、またチームとしても前向きにトライしていきたいと思います。
――素晴らしいPKでした
もちろん2点決めることができたのは、嬉しいです。自分のミスもあり失点してしまい、PKはその1分後くらいでした。下を向かずにプレーし、次に切り替えることができた結果だと思っています。PKは練習していますし、自信を持って蹴っています。ああいう場面でPKを自ら進んで蹴るためには、もちろん強い精神と自信がなくてはいけないと思っています。
――現在J1の得点ランキング1位です
得点を決めることはもちろん嬉しいですが、チームメイトなしにはこうした結果を得ることはできません。ジュビロの選手たちは、みんな自分を助けてくれますし、本当に素晴らしい仲間たちです。
――勝点3という結果について
自分たちはいつも勝利のみを目指して戦っています。今日は先制されながらも逆転できたということで、チームとしてタフなメンタルを持っていることを示せたと思います。失点しましたが、その後すぐに前を向いたことがこの結果に繋がりました。
――今日の試合を振り返って
新潟の選手の特徴は分かっていたつもりですし、やり辛さはなかったです。リーグ戦では引き分けが続いていたので勝てて良かったです。自分自身、もっとチームのためにやらなければいけないことはたくさんあります。今日はチームとして落ち着く時間を作ることができませんでした。しっかり反省して、次に生かしたいと思います。
――今季リーグ戦初スタメンとなりました
スタメンは自分で勝ち取ったものだと思っています。手放さずに、続けて先発で出場できるように頑張っていきたいです。
――ジュビロサポーターからの熱い声援もありました
自分自身、ジュビロのサポーターの皆さんにはプレーで自分の想いを伝えていかなければいけないと感じています。そうした中で皆さんが、自分に対して気持ちを伝えてくれました。サポーターに感謝して、このジュビロのエンブレムを背負って、ジュビロの山本康裕として、これからもしっかり戦っていきたいです。
――試合の総括
まず、勝点3をとって上(の順位)に少しでも詰めたいというように当然ですが思っていて、そのためにもとても大事なゲームでした。スタジアム全体もそれを望んでいる、というような雰囲気を今日もつくっていただいたのですが、上に詰めることができず、逆にジュビロさんに上に行かれる結果に終わってしまったことを本当に残念に思います。今日は相手の裏のスペースをシンプルにとっていくということ、中盤は人が密集していてスペースがないので、裏のスペースをシンプルに突いていくということを言っていました、前半は少しシンプルすぎて、攻め急ぐ傾向がありましたが、そこで走って裏に行くというところで我々新潟らしさを出していこうというところで臨み、いくつか形はつくることが出来ていたと思います。ただ、その中で得点を奪うことができず、後半も同じようにやって(田中)達也の抜け出しから得点をとるまでは良かったのですが、キックオフで落ち着けとお互いに声を掛け合っていたにも関わらず、そのまま持って行かれてしまいました。アダイウトン選手とジェイ選手のところに関しては、人をかけすぎないで守備をしようという約束があったのですが、ふわっとした雰囲気にのまれて、一人二人と人数をかけて、ボールを運ばれてしまいました。人がいるとどうしても飛び込みたくなります。あの場面、追い出す守備ではなく、ボックスの中なのに奪いに行く守備をしてしまったというところに、もしかしたら勝負というものがあったのかもしれません。そういった場所や時間、相手など、そういったものを含めて危険なエリアでの対処の仕方というものを覚えていかなくてはいけないですし、あの場面に関しては必要のなかったプレーだったと思います。2点目のPKに関しては何も言うことはなく、我々のミスですし、小塚(和季)が入って小林裕紀が少し後ろからボールをつけるようなシーンでチャンスをつくりたかったのですが、状況や焦りとともにスルーパスの距離が長くなってしまったり、若干合わなかったりということが出てきてしまいました。ただ、そこに関しては選手を攻められないと思っています。試合は続きますし、アウェイ広島の地で何とか勝点3をとって新潟に帰ってきたいと思います。