2016年 試合速報

J1 1stステージ第4節 vs.アビスパ福岡

ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

1 勝
2 分
1 敗
6 得点
6 失点
勝点 5
順位 12

2
  • 1
  • 2

  • 1
  • 0

2
abispa
abispa

2 分
2 敗
4 得点
7 失点
勝点 2
順位 18

前半
4分
ウェリントン
ジェイ
16分
38分
ダニルソン
48分
城後 寿
ハーフタイム
川辺 駿
山本 康裕
後半
アダイウトン
松浦 拓弥
22分
25分
為田 大貴
ジェイ
27分
31分
金森 健志
坂田 大輔
38分
中村 北斗
實藤 友紀
ジェイ
齊藤 和樹
39分
40分
為田 大貴
平井 将生
小林 祐希
44分
キム ヒョヌン
47分
濱田 水輝
21
カミンスキー
2
中村 太亮
3
大井 健太郎
5
櫻内 渚
33
藤田 義明
4
小林 祐希
9
太田 吉彰
13
宮崎 智彦
15
アダイウトン
40
川辺 駿
8
ジェイ
SUB
1
八田 直樹
14
高木 和道
11
松浦 拓弥
22
松井 大輔
23
山本 康裕
16
齊藤 和樹
20
森島 康仁
監督
名波 浩
23
イ ボムヨン
2
濱田 水輝
18
亀川 諒史
20
キム ヒョヌン
22
中村 北斗
6
ダニルソン
7
金森 健志
10
城後 寿
13
為田 大貴
15
末吉 隼也
17
ウェリントン
SUB
25
兼田 亜季重
5
實藤 友紀
26
田村 友
33
鈴木 惇
9
中原 貴之
11
坂田 大輔
14
平井 将生
監督
井原 正巳

11002
スタジアム名 試合日 キックオフ
ヤマハスタジアム 3/19(土) 19:00
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝、乾燥 松浦 敏夫 井上 知大
天候 試合時間 副審 副審
晴れ 90分 西尾 英朗 植田 文平
気温 湿度 第4の審判員 記録員
18.3度 87% 日比野 真 花澤 秀登
10 シュート 8
6 ゴールキック 8
7 コーナーキック 3
19 直接FK 17
4 間接FK 0
4 オフサイド 0
1 PK 0

ジュビロは直近の浦和戦、柏戦のアウェイ2連戦で1勝1分。粘り強く勝点を積み上げた。この勝点を価値あるものとするためにも、今日は同じ昇格組というライバルでもあるアビスパ福岡を倒し、ホーム初勝利を掴みたい。

今日の試合、ジュビロの予想フォーメーションは【4-2-3-1】。GKにカミンスキー、最終ラインは右から櫻内渚、大井健太郎、藤田義明、中村太亮。ダブルボランチに、宮崎智彦と川辺駿。中盤2列目右サイドから、太田吉彰、小林祐希、アダイウトン。ワントップにジェイという並びが予想される。注目は、好調を維持している川辺の今季スタメン初起用。川辺の前への推進力で、堅守を誇る福岡の守備ラインを崩したい。また、今日の試合は浦和戦や柏戦に比べると、ジュビロがボールを保持する時間が長くなり、チーム全体が前がかりになることが予想される。そのため、カバーリングの意識が高く、空中戦に強い藤田を起用することで、今季ヘディングで2得点を挙げているウェリントンを封じ、同時に相手の素早いカウンター攻撃に備える構えだ。

福岡は、開幕から1分2敗と未だ白星がなく、最下位に沈んでいる。だが、昨季のJ2と天皇杯の公式戦全3試合でジュビロは完封負けを喫しており、簡単な相手ではないことは確かだ。今日の一戦には勝点3を絶対条件としてヤマハスタジアムに乗り込んでくるだろう。今日の予想フォーメーションは、【4-4-2】。GKにはイ ボムヨン、最終ラインは右から中村北斗、キム ヒョヌン、濱田水輝、亀川諒史。ダブルボランチに末吉隼也とダニルソン。中盤2列目の右に城後寿、同左に為田大貴。2トップにウェリントンと金森健志という並びか。

昨年から際立っていた福岡の堅い守備と縦に速い攻撃に対し、ジュビロはいかに試合を優位に進め、先制点を奪えるか。ボールを奪ったあと、相手の守備が揃う前に早く攻め込めるかがポイントとなる。また、福岡の今季はすべての得点をセットプレーから決めており、コーナーキックやフリーキックなどの空中戦に警戒が必要だ。
ここまで3試合を終え、攻守共にJ1での戦い方を築きつつあるジュビロ。同じ昇格組の福岡になんとしても勝利し、サポーターと共に喜びを分かち合いたい。

ヤマハスタジアムの天候は晴れ。風は弱風で気温も高い。キックオフ予定の19:00頃には、冷え込みが予想されるが、プレーしやすいピッチ状態で試合に臨めるだろう。

前半1分、アウェイの福岡ボールでキックオフ。天候は晴れ。
前半1分、ジュビロ、左サイドから中村太亮のCK。ニアのジェイがヘッドですらし、決定機を迎えるが、福岡がクリアした。
前半4分、福岡、敵陣右サイドでウェリントンが大井健太郎のチャージを受けてFKを獲得。FKを蹴るのは末吉隼也。ゴール前に鋭いボールを送ると、これにウェリントンが豪快なヘッドで合わせて先制する。0-1
前半6分、福岡、左サイド深い位置で金森健志がボールを受け、ゴール前にクロス。これは大井健太郎がクリアする。こぼれ球を拾い、右サイドから攻撃を仕掛けるが、ジュビロ守備陣がクリアした。
前半8分、ジュビロ、敵陣左サイド深い位置で中村太亮がボールをキープしてチャンスを作ろうとするが、金森健志のスライディングタックルでボールをカットされた。
前半10分、ジュビロ、敵陣右サイドでセカンドボールを拾った太田吉彰がクロス。ジェイが飛び込むが、福岡DFにブロックされた。
前半12分、福岡、敵陣左サイドで亀川諒史がボールを持ちドリブルで仕掛けるが、川辺駿がプレッシャーをかけてボールを奪う。
前半14分、ジュビロ、ジェイが下がってボールを受け中央の川辺駿へパス。川辺駿は前線に浮き球のパスを送ると、これにアダイウトンが飛び込む。しかし、これは福岡にクリアされた。
前半15分、ジュビロ、敵陣右サイドでルーズボールを拾ったジェイがクロス。藤田義明が飛び込むが、中村北斗に倒されてPKを獲得!
前半16分、ジュビロ、PKを蹴るのはジェイ。落ち着いてゴール右隅に決めて、同点に追いつく!1-1
前半18分、福岡、後方からロングフィード。金森健志が大井健太郎と競り合い、チャンスを作るが、ボールは流れ、タッチラインを割る。
前半20分、ジュビロ、敵陣右サイド深い位置で小林祐希が倒されてFKを獲得。中村太亮がニアにボールを送るが、イ ボムヨンがパンチングでクリアする。
前半23分、福岡、自陣でボールを奪うと、素早く最前線の金森健志へ展開。しかし、これは大井健太郎と藤田義明がうまく挟みボールをカットした。
前半25分、ジュビロ、小林祐希、宮崎智彦がパス交換し、左サイドのアダイウトンへパス。アダイウトンはドリブルで仕掛けるが、相手DFにボールをカットされた。
前半26分、福岡、左サイドを崩し、前線に飛び出した亀川諒史がニアに低いクロスを入れる。金森健志がダイビングヘッドで飛び込むが、ジュビロ守備陣がクリアする。
前半28分、福岡、自陣でダニルソンがボールを奪い、素早く前線の為田大貴へパスを通す。櫻内渚が懸命に戻り、ボールを奪取する。
前半30分、福岡、敵陣右サイドに流れたウェリントンにボールが通る。中村太亮が激しいチャージでウェリントンを倒し、福岡がFKを獲得。
前半31分、福岡、敵陣右サイドから末吉隼也のFK。鋭いボールをゴール前に配給するが、これはファーサイドに流れた。
前半33分、ジュビロ、アダイウトンが敵陣左サイドで倒されFKを獲得。太田吉彰がゴール前にクロスを入れる。イ ボムヨンとジェイが競り合うが、キーパーチャージで福岡ボールに。
前半35分、福岡、敵陣右サイドでダニルソンがボールをキープ。中村太亮と小林祐希が挟むが、ファウルの判定で福岡ボールに。末吉隼也が精度の高いボールをゴール前に送るが、ジュビロが集中した守備で守る。
前半38分、ジュビロ、ゴール前でジェイがボールを受けると、ダニルソンに潰されてFKを獲得。ダニルソンにはイエローカードが提示される。
前半39分、ジュビロ、FKを蹴るのは小林祐希。直接狙うが、壁に当たり、流れたボールをイボ ムヨンがキャッチする。
前半43分、ジュビロ、後方からビルドアップし、チャンスをうかがう。右サイドの太田吉彰にボールを展開し、ドリブル突破を仕掛けるが、亀川諒史の対応によりボールを奪われてしまう。
前半45分、前半のアディショナルタイムは2分。
前半アディショナルタイム1分、福岡、センターサークル付近でボールを持った末吉隼也が前線のウェリントンへロングパス。これは櫻内渚が対応し、マイボールにする。
前半アディショナルタイム2分、福岡、敵陣左サイド深い位置から為田大貴がゴール前にクロス。これに飛び込んだ城後寿がジャンピングヘッドをゴールに沈めて、福岡が勝ち越しに成功する。1-2
後半1分、ホームのジュビロボールで後半キックオフ。
後半1分、ジュビロ、敵陣左サイドで小林祐希、ジェイがパス交換し、最後はジェイが前線のアダイウトンへラストパス。しかし、これは福岡守備陣にカットされる。
後半3分、ジュビロ、敵陣中央でFKを獲得。小林祐希の素早いリスタートからジェイにボールが渡る。ジェイは鋭い反転から左足でミドルを狙うが、枠を大きく外れる。
後半6分、ジュビロ、アダイウトンが右サイドでボールをカットし、前線のジェイへ。しかし、これは亀川諒史にボールを奪われてしまう。
後半7分、ジュビロ、左サイドから中村太亮のCK。ファーサイドのジェイがヘッドで折り返すが、福岡守備陣が大きくクリアする。
後半11分、ジュビロ、敵陣左サイドでボールを受けたジェイがサイドチェンジ。櫻内渚がクロスを送るが、相手DFに当たりCKに。
後半12分、ジュビロ、右サイドからのCK。ファーサイドでジェイが飛び込むが、福岡ボールのゴールキックに。
後半12分、ジュビロ 名波浩監督ハーフタイムコメント「ボールスピードを上げて、ボール回しすること。5mを意識して、ラインコントロールすること。サイドチェンジを意識していこう」
後半12分、福岡 井原正巳監督ハーフタイムコメント「残りもしっかりこの調子で戦っていこう。相手はこれから来る。集中して気をぬかないよう最後まで走りぬこう」
後半15分、ジュビロ、右サイドから太田吉彰のCK。ニアに低いボールを入れるが、城後寿にクリアされた。
後半16分、ジュビロ、敵陣右サイドから小林祐希のFK。鋭いボールをゴール前に送るが、福岡DFにクリアされた。
後半18分、ジュビロ、ジェイが左サイドに流れてゴール前に低いクロスを入れる。しかし、イ ボムヨンが落ち着いてキャッチする。
後半21分、ジュビロ、敵陣中央でボールを受けた小林祐希が前線へ浮き玉のスルーパス。アダイウトンが走りこむが、ボールに触れる前にイ ボムヨンがキャッチする。
後半23分、ジュビロ、敵陣左サイドでセカンドボールを拾った松浦拓弥が中央の山本康裕へ。山本康裕は強烈なミドルシュートを放つが、イ ボムヨンがパンチングで阻む。ジュビロボールのCKに。
後半24分、ジュビロ、左サイドから中村太亮のCKは、イ ボムヨンがパンチングでブロックした。
後半26分、ジュビロ、自陣からのFKを最前線のジェイへ。ジェイが競り合い、こぼれたボールを松浦拓弥がボレーシュートで狙うが、福岡守備陣がクリアする。
後半28分、ジュビロ、敵陣中央でセカンドボールを拾った山本康裕がヘッドで前線へ。エリア内左に飛び出したジェイが角度のない位置からグラウンダーのシュートを決める!ジュビロ同点!2-2
後半29分、ジュビロに決定機。ショートカウンターから太田吉彰が右サイドを飛び出し、ゴール前にクロス。フリーのジェイがヘッドで合わせるが、枠の上に外れる。
後半34分、福岡、敵陣中央から城後寿のFK。素早いリスタートから細かく繋ぎ、最後はゴール前からシュートを放つ。しかし、これはカミンスキーの正面に。
後半36分、ジュビロ、敵陣右サイドから櫻内渚のロングスロー。ゴール前にボールがこぼれ松浦拓弥が飛び込むが、福岡守備陣がクリアする。
後半37分、ジュビロ、左サイドからのCK。ファーサイドのジェイがヘッドで飛び込むが、イ ボムヨンの正面に。
後半38分、福岡、カウンターから決定機を作るが、藤田義明が集中した守備でブロックする。
後半41分、福岡、敵陣左サイド深い位置からFK。末吉隼也がゴール前に送るが、ボールはファーサイドに流れて、タッチラインを割る。
後半42分、ジュビロ、敵陣中央でボールを受けた太田吉彰が左足でミドル。しかし、これはイ ボムヨンのファインセーブに阻まれる。
後半43分、福岡、ショートカウンターから亀川諒史が前線に駆け上がり、平井将生へスルーパス。フリーでボールを受けた平井将生が左足で狙うが、カミンスキーがファインセーブで阻む。
後半45分、後半アディショナルタイムは4分。
後半アディショナルタイム1分、福岡に決定機。右サイドから末吉隼也のCK。ウェリントンが豪快なヘッドを放つが、カミンスキーがスーパーセーブで阻んだ!こぼれ球を再び押し込もうとするが、ジュビロ守備陣が懸命にクリアする。
後半アディショナルタイム4分、福岡、敵陣左サイドから末吉隼也のFK。ゴール前にボールを放り込むが、カミンスキーが飛び出しキャッチ。ここで後半終了のホイッスル。
名波 浩 監督

――総括
セットプレーは非常に気をつけていたポイントの一つでしたし、戦っていく中でウェリントンを狙うロングボールの多さも分かっていました。相手のそういった部分の完成度は高く、危険なシーンが増え、失点に繋がってしまった。ただ、相手がどうかではなく、チームとして球際や対人など、戦う覚悟を持った選手が11人いたかどうか。僕自身が自問自答した中では、全くそうではなかったと感じました。開幕戦であれだけひどいゲームをしてしまったあとですから、たとえ勝点3や勝点1を取れなかったとしても、戦う覚悟がある選手、ゴールに向かっていく姿勢を90分貫く選手が、ピッチに立つべきだなと改めて感じさせられたゲームでした。

――後半から入った山本康選手の評価
ダブルボランチの一角としてボールの収まりや配給、前に出て行く姿勢など、全てが良かったと思います。先ほど僕が言った、戦う姿勢が非常に良かったです。J1で100試合以上出ているという場数の違いが、そういった落ち着きに繋がったんだと思います。安心して見ることが出来た選手の一人でした。

――2得点を決めたジェイ選手について
太田選手のクロスに合わせたヘディングは、コンディションがもっと上がっていれば、枠内には飛んでいたと思います。あとで映像を見て確認しますが、ジェイの調子がさらに良いときは、上に高く飛び、滞空時間が長いんです。あのシーンは前傾姿勢で飛んだ分、ボールに力が伝わりすぎてしまったのではないかと。ただ、7ヶ月前の福岡戦でゲームに入れていなかった反省を生かしてくれたので、次節以降に繋がるゲームだと思います。

中村 太亮 選手

中村 太亮 ――今日の試合を振り返って
警戒していたセットプレーで前半の早い時間帯にやられてしまいました。ただ、下を向くような時間でもありませんでしたし、すぐに点を取り返し、再び引き離されてもまた追いつくことができました。その後もずっと攻め続けましたが、引き分けに終わってしまい、ホームで勝てなかったことが何より残念です。

――セットプレーの工夫は?
ジェイがストレートボールを欲しがっていたので、ファーサイドから走り込んで、中で折り返せるようなボールを狙って蹴っていました。

――これからの戦いに向けて
まずは先制点を奪うということを意識して、ナビスコカップでもしっかりと勝ち切れるように、またみんなで良い準備をして臨みたいと思います。

小林 祐希 選手

小林 祐希 ――今日の試合を振り返って
まずは引き分けに終わってしまい、残念です。ただ、自分自身は前節の柏戦を終えて変えていきたいと感じていた部分をピッチで出すことができました。前半からボールに多く触れていましたし、シュート数が少ないという反省点もありますが、収穫も感じた試合でした。

――福岡には負けたくないという気持ちが強く出ていたように感じます
もちろんその気持ちはみんな持っていました。特に後半はそうしたものが強く出ていたと思います。(山本)康裕くんが入ったことで、サイドチェンジの回数が多くなりました。サイドからの仕掛けもやりやすくなりましたし、次の試合に向けても良かった部分を継続できるように頑張っていきたいと思います。

ジェイ 選手

ジェイ ――今日の試合を振り返って
昨年一度も勝てなかった相手と激しくぶつかり合いましたが、勝点1に終わってしまった。3試合連続でゴールを決められたことは素直に嬉しいですが、勝点3が欲しかったです。

――2点目を振り返って
ボールがきたとき、ディフェンダーと競り合っていましたが、相手が「ここには来ないだろう」と考える場所にボールを運ぼうと決めていました。ボールを受けた瞬間に横に抜け、速くシュートを打つことだけに集中し、低い軌道のシュートを蹴りこみました。ゴールキーパーが足を開いて構えていることも見えていたので、低めのボールで股抜きを狙いました。狙い通りのゴールになり、嬉しく思います。ただ、後半の決定機とも言える太田選手のクロスを決めていれば勝てたと思うので、悔しい気持ちが強いです。

――シュートの意識を高めるためには?
シュートを打つことはもちろん大切ですが、シュートを打つ前のパスの精度を高めることが必要です。昨年終盤と比べると、今はその部分が足りないと思います。ただ、これに関しては試合や練習を重ねていく毎に合っていくはずなので、今後も意識を継続していきたいと思います。

山本 康裕 選手

山本 康裕 ――今日の試合を振り返って
サイドチェンジを多くしてくれという指示を受けたので、それを意識してピッチに入りました。ただ、少し前の動きが単調だったので、そこをもう少し改善していく必要があると感じています。勝てなかったことが残念ですが、しっかりと準備をしてきた結果、トレーニングでやってきたことを試合で出すことができたかなと思います。また、(川辺)駿とは一緒にボランチを組むことが多く、僕自身彼の良さを理解しているつもりです。だからこそ、駿の分まで僕自身がピッチで力を出そうと思っていました。そういう姿勢がチームだと思いますし、二人でまた競争して良いものをチームに与えていきたいと思います。

――後半に放ったミドルシュートからまたチームの雰囲気が変わったように感じました
どうしても、ウェリントン選手のところにロングボールが入ってきて、構えてしまう部分がありました。ただ、自分はあまり最終ラインに吸収されないようにしようということを意識していて、守備でも前向きな姿勢を出そうと思っていました。そうした姿勢が少しでもチームのためになっていけばいいと思います。

――ジェイ選手の同点ゴールに繋がったヘディングは?
ジェイが上手く反応してくれました。ああいう場面で決めるというのが、ジェイの魅力だと思います。

藤田 義明 選手

藤田 義明 ――今日の試合を振り返って
立ち上がりの早い時間帯に失点してしまいましたが、まだ時間もありましたし、焦りもなく、みんな切り替えも早く出来ていたと思います。ただ、前半最後の失点は余計だった、もったいなかったというのが反省点です。

――ご自身は今季初スタメンとなりました
今日の試合は、ウェリントンになるべく何もさせないようにしようと思ってピッチに立ちました。やはり強かったですが、組織で守れている、1人2人でしっかり囲んでみんなでカバーしているときはしっかり押さえることができたと思います。ただ、セットプレーでの失点と前半最後のクロスをあげられた失点の場面が修正すべき点だと思います。

――勝ち切りたいという思いが強かったですか?
1対2でハーフタイムを迎えましたが、昨年何度も逆転してきていますし、みんな下を向いていなかったので、絶対に逆転出来ると信じて、ディフェンスはゼロで行こうと(大井)健太郎とも話をしていました。自分たちは勝点3を目指すんだという意識は、みんなが持っていました。

アビスパ福岡 井原正巳監督
 

――総括
今日はアウェイにもかかわらず、大勢のサポーターがヤマハスタジアムに駆けつけてくれて感謝しています。勝利という結果はプレゼント出来ませんでしたが、最低限の勝点1を取ることは出来たと思っています。
ジュビロは直近のアウェイ2試合で勝点を重ねていましたし、ホーム開幕戦で敗れたこともあり、しっかりと勝ちにくるだろうと。そのため、我々は立ち上がりからしっかりゲームに入ろうと臨みました。その結果、セットプレーで点こそ取れましたが、ジュビロにPKで追いつかれてしまった。それでも、今日は攻撃の意識を持つためにシステムを変えて臨んだこともあり、選手たちは90分間非常に前向きに戦う姿勢見せてくれました。後半に入り、リードしている中で追いつかれましたが、90分間のトータルで見れば、今季J1で4試合戦った試合の中では一番良いゲームになったと思っています。勝点1に終わりましたけど、第5節につながる引き分けだと思っています。