2016年 試合速報
J1 1stステージ第3節 vs.柏レイソル
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ジェイ
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ディエゴ オリヴェイラ
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中村 太亮
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山中 亮輔
輪湖 直樹
エデルソン
田中 順也
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上田 康太
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秋野 央樹
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ジェイ
齊藤 和樹
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茨田 陽生
武富 孝介
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森下 俊
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田中 順也
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アダイウトン
松浦 拓弥
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上田 康太
川辺 駿
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櫻内 渚
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
柏 | 3/12(土) | 18:30 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 小野 俊介 | 松尾 一 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
くもり | 90分 | 中野 卓 | 川崎 秋仁 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
7.1度 | 62% | 藤沢 達也 | 小杉 雅裕 |
17 | シュート | 7 |
4 | ゴールキック | 14 |
6 | コーナーキック | 6 |
17 | 直接FK | 14 |
2 | 間接FK | 2 |
2 | オフサイド | 2 |
0 | PK | 0 |
前節ジュビロが浦和の地で手にした今季初勝利は、チームの戦略を選手たちが見事にピッチで体現して得た結果だった。ボールを回してポゼッションを高めてくる相手に対し、ジュビロは高いラインを保ちつつ、粘り強くチャンスをうかがった。その積み重ねから生まれたのが、太田吉彰の先制弾。前線から厳しいプレスを仕掛けて相手のミスを誘い、身体を捻りながら相手ゴールへとシュートを放った。後半、一度は追いつかれたものの、「勝点3を獲りに行くためにお前を出す」と名波監督に送り出された松浦拓弥の積極的な仕掛けが、復帰戦となったジェイの勝ち越しゴールを呼び込んだ。最終スコアは2対1。今節も、2連勝を目指して柏レイソルとの一戦に挑む。
この試合、ジュビロの予想フォーメーションは【4-2-3-1】。GKにカミンスキー、最終ラインは右から櫻内渚、大井健太郎、森下俊、中村太亮。ダブルボランチに、上田康太と宮崎智彦。中盤2列目右サイドから、太田吉彰、小林祐希、アダイウトン。ワントップにジェイという並びか。
対する柏レイソルは開幕から2連敗を喫し、今日の一戦には勝点3を絶対条件として臨んでくるはずだ。今季より就任したブラジル出身のミルトン・メンデス監督の元、2003年からレイソル一筋でプレーしているキャプテンの大谷秀和をはじめ、元日本代表の大津祐樹など、経験豊富な選手がそろう。今日の予想フォーメーションは【4-2-3-1】。GKには昨年までアビスパ福岡でプレーしていた中村航輔、最終ラインは右から伊東純也、増嶋竜也、中谷進之介、輪湖直樹。ボランチに、秋野央樹と大谷秀和。2列目の右からエデルソン、茨田陽生、大津祐樹。ワントップにディエゴ オリヴェイラという並びか。
前節、J1復帰後初勝利に沸いたジュビロだが、選手たちには慢心も油断も一切ない。名波ジュビロが目指すサッカーは、まだまだ志半ばで「自分たちがやりたいサッカーは、あくまでアクションサッカー」と選手たちも口を揃えている。今週の練習メニューは、狭いエリアに絞った中でのものが多く、速いパスワークへの対応、そしてボールを奪ってからいかに速く攻め込むかといったトレーニングに時間を割いてきた。アウェイ・柏で、攻守に圧倒した戦いを披露し2連勝を手にしたい。
日立柏サッカー場の天候は曇り。日中でも気温は低く、キックオフ予定の18:30頃には、さらに冷え込むことが予想される。
・ロングボールが多くなっている。しっかり中盤で顔を出して、ボールを動かせ。
・守備から攻撃へのトランジションを早く!
・シンプルにプレーすること。
・サイドチェンジの意識を持つこと。
――試合を総括して
柏レイソルが2連敗しているという状況で、初めから積極的に仕掛けてくるだろうという予想はしていました。我々がタイミングよくセットプレーで得点が取れたことにより、主導権を握ったかと勘違いしてしまい、それにより75分間、非常に苦労したゲームとなったと感じています。守りに入る時間が長いのは分かっていましたが、自分たちからなかなかアクションを起こしてボールを奪いに行けず、(相手の)くさびの出し入れが何本もある中で、奪いに行けない、自分の背後が怖い、もしくは前線の選手の体の強さ、上手さによって、後ろに引っ張られてしまった回数も非常に多かったですし、非常に厳しいゲームだったなと。
改めてJ1のレベルの高さというか、浦和、柏と、非常にボールを動かす能力の高い2チームとやりましたが、我々の力はまだまだということを、まざまざと見せつけられた感じがしました。ただ、残り15分は、相手が落ちてきたのもあったのですが、そこを上手く突けたシーンもありましたし、人とボールが動き出しましたので、非常にテンポも良く、ストレスもあまり感じることなくゲームを見られました。もし1-2で終わったとしても、最後の15分間は評価に値するのではないかという展開だったと思います。
――試合を振り返って
同点に追い付いてこれで良し、ということは全くなく、やはり勝点3を得ることが出来なくて悔しい想いです。追いつけたことは良かったですが、選手は全員最後まで逆転を目指していました。序盤からもう少し自分たちがボールを保持していたかったのですが、簡単に相手ボールにしてしまいました。
――アウェイ2連戦で勝点4という結果について
もちろん僕たちは「全試合勝とう」という気持ちを持って戦っています。チームが目標としている勝点40に速く届くためにも、1試合1試合勝点3を目指しながら、これからもやっていきたいです。試合の内容は満足できるものではなかったですが、その中でもアウェイの2試合で勝点4を取れたことをポジティブに捉えて、これからも勝点を積み重ねながら成長していきたいです。
――同点ゴールを振り返って
セットプレーからの流れであの位置にいたのですが、時間もなかったですし、下がっても意味がないと思っていました。中を見たら(大井)健太郎くんが上がっていて、その時の判断で健太郎くんなら絶対に競り勝ってくれると思い、自分はそれを信じてコースにいただけです。本当にいいところにボールがこぼれてくれました。
――試合全体を振り返って
75分ほとんど相手にボールを支配され、苦しい時間帯が多くなってしまいました。残り15分は自分たちがボールを保持して、パスを回しながらサイドに展開するという形ができましたが、これからはもっとそうした時間を増やしていかなければいけないと思います。修正しながら、次に繋げられるようにしたいです。
――先制ゴールを振り返って
得点の場面は、自分についていた相手のマークを、自分の動きで外そうと思って動いたことと、何よりボールが非常に良かったので、上手く合わせることができました。そして、昨日で東日本大震災から5年が経ちました。自分も復興に向けて何かできればと思い、少しながら協力しています。今日のゴールは、いまだ苦しい想いをされていたり、頑張って立ち直ろうとしている皆さんに捧げたいと思います。
―その時々のコーナーキックによってマークの外し方を変えていましたか?
確かにマークを外さないといけないということで、それぞれ違う動きになりました。得点に繋がった場面では、良いボールが来たので、上手くボールにミートしようと思いましたが、自分の目の前に相手のディフェンダーがたくさんいたので、そこにめがけて打っても入らないだろうと思い、遠いところを狙ってボールの行き先をコントロールしました。ストライカーとして、瞬間の判断だったと思います。
――今日の試合を振り返って
先制点を奪い、良い形で試合を折り返すことができたのですが、最終的に逆転されてしまって、少しバタバタする時間が長くなってしまいました。J1で戦う中で、まだまだ成長しなくてはいけない部分はたくさんあるな、ということを感じた試合でした。ですが、最後の最後で追いつくことができたことは、チームとして少しずつ強くなっているところが、形となって出たのではないかと思います。
――逆転された直後のピッチ内の雰囲気は?
2点目を決められた後、すぐにジュビロの選手がボールをとりに行きましたし、まだ時間もありました。チーム全体として、ゴールを奪いに行く姿勢というものが出ていたと思います。残り15分くらいからは、自分たちがやりたいサッカーというものも出来ていたと思うので、それをもう少し長くやっていかなければいけないと感じています。
――自身のプレーについて
少しずつですが、プレッシャーを受けても周りを見る余裕が出てきたと感じています。でも、ゴールに直結するパスが出せていないので、まだまだ課題は多いです。常に自分は、サイドや前後など、様々な局面で味方をカバーしなければ、という思いを持っています。そういう意味では、今日の前半は思った通りのところに相手もボールを運んでくれて、良い形でボールを奪えたのですが、後半は少しかみ合わなかった部分もありました。自分自身、もっとプレーの質を上げていかなくてはと感じています。
――試合を総括して
前半から非常に良い入りかたが出来たと思います。両サイドを使うというのが我々のゲームプランだったのですけど、ボールを動かしながら、早く相手のゴール前にボールを運ぶことができていたと思います。ゲームの中で得点を狙いに行くという指示はしたのですけど、逆に失点を許してしまうという流れになってしまいました。良い形でゲームを支配しているというタイミングの中で、残念ながらまたセットプレーで失点してしまいました。ハーフタイムを経て2人交代してからは、非常に良い形でリズムを取り戻し、同点に追いつき、逆転するところまでは持っていけたのですけど、残念ながらレイソルファミリーのみなさんに今節も勝利という形で喜びを届けることは出来ませんでした。みなさんご覧の通り選手たちはピッチでしっかりと戦ってくれました。