2015年 試合速報
天皇杯2回戦 vs.アビスパ福岡
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末吉 隼也
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中村 北斗
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酒井 宣福
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清水 貴文
小林 祐希
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中村 祐輝
森島 康仁
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岡田 隆
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小林 祐希
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酒井 宣福
坂田 大輔
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岡田 隆
櫻内 渚
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ウェリントン
中原 貴之
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ヤマハスタジアム | 9/5(土) | 18:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 岡本 知之 | 清水 修平 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
くもり | 90分 | 角田 裕之 | 清野 裕介 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
24.8度 | 78% | 中村 忍 | 加藤 有滋 |
13 | シュート | 3 |
8 | ゴールキック | 10 |
10 | コーナーキック | 3 |
16 | 直接FK | 20 |
2 | 間接FK | 2 |
2 | オフサイド | 2 |
0 | PK | 0 |
天皇杯2回戦。Jクラブ同士がヤマハスタジアムで激突する。
スタメン発表を踏まえ、ジュビロ磐田の布陣フォーメーションは[4-2-3-1]。GKは八田直樹。最終ライン右から小川大貴、木下高彰、坪内秀介、岡田 隆。ダブルボランチに川辺 駿と田中裕人。中盤2列目右から上村 岬、松浦拓弥、清水貴文。1トップに中村祐輝という並びか。
ジュビロは8月29日(土)の1回戦で北陸大学(石川県代表)に1-0で勝利し、2回戦進出を決めている。この試合に勝利すれば、10月に行われる3回戦で、名古屋グランパスとFC町田ゼルビア(東京都代表)の勝者と対戦する。
対するアビスパ福岡の予想フォーメーションは[4-2-3-1]。GKは中村航輔。最終ライン右から中村北斗、田村 友、堤 俊輔、阿部 巧。ダブルボランチに鈴木 惇と末吉隼也。中盤2列目の右から城後 寿、金森健志、酒井宣福。1トップにウェリントンという並びか。
アビスパ福岡は8月30日(日)の1回戦で東海大学熊本(熊本県代表)に3-0で勝利している。
試合の舞台はヤマハスタジアム。
天候はくもり。
キックオフは18時。
福岡、井原正巳監督、「相手のロングボールをしっかりはね返そう」、「奪ったボールをしっかり攻撃につなげよう」、「11番のマークをはっきりと」、「ボールをもっと回そう」。
――感想
まず第一声としては、『勝たせてあげたかった』という気持ちが非常に強いです。球際のアプローチとか、相手に対しての気持ちとか、トータル的に見て非常にいい内容だったなと。シュートがゴールマウスを捉えることができずに残念ですが、次につながる非常にいいゲームだったと思います。
――チームとしての“底上げ”という点ではこの試合でどういったものが見えましたか?
まとまった守備というものを頭に入れてやっていて、それが徳島戦(第30節)で徐々に形になって、それをもう一度思い起こそうという中で、今日のゲームも相手に何もさせなかったと思います。相手のシュートが3本ということで、相手が『打てなかった』のではなくて、こちらが『打たせなかった』と。そういうアクションを起こした守備で、そこまで破綻しなかったなと思います。
失点のシーンだけセカンドボールの予測が遅くて、ギャップを使われて、空振りというちょっと不慮の“事故”が起きて、左サイドの酒井選手のところにボールが行ってしまい、アンラッキーな感じが強かったですが…。選手たちには(失点直後に)『すぐに切り替えろ』と言いましたし、その後も顔を上げ、非常に前向きに、前へ前へという推進力を持ちながらやってくれたと思います。
――試合後、選手たちにはどんな声をかけたのでしょうか?
我々はチャレンジャーだということを強く言って、相手はメンバーを落とさない選択をして、こちらはフレッシュな選手を使うという選択をして、それに関してはプロサッカー選手同士が戦うわけなので、遜色ないと。周りがどう言おうが、我々の今のベストはこれなんだということは強く訴えましたし、それ相応のパフォーマンスを出してくれたと思います。
ただ、次の試合、次のステージに行くつもりで選手たちもいたでしょうし、僕自身も、もちろん勝ち上がって10月の試合(3回戦)に対して、という気持ちでいたので、そこは本当に残念だったと思います。ただ、試合後は、もう一度フラットなスタートラインで残り12試合、次の金沢戦へ向けてやっていこうと言いました。みんなうなだれていましたが、その言葉を聞いた時にはすでに前を向いていました。チームの雰囲気は今日の試合でさらによくなったと思います。
――今後のリーグ戦へ向け、アピールを見せた選手は?
今日は(田中)裕人が非常にバランスを取りつつ、ボールアプローチ、人をピックアップするスピードがほぼパーフェクトだったと思います。これを今後も続けてほしいです。彼自身、6月末あたりからパフォーマンスが落ちてきて、ベンチに入ったり出たりということを繰り返していたと思いますが、今日のゲームは彼自身、目が覚めるような内容だったと思います。
小川に関しても、右と左で試合中に景色が変わるという難しい立ち位置だったと思いますし、オーバーラップのスペースを消されてしまった部分もあるので、なかなか自分から上がりづらかったと思いますが、それにしても、守備にしても、攻撃のバランスにしても、タイミングにしてもよかったかなと。
あと、中村のところで、ボックスの深めのところでもう少し収まりがよければよかったのですが、ただ、動き出しと顔を出すタイミングという部分では、北陸大戦(天皇杯・1回戦)より雲泥の差だったと思います。
結果が全てです。内容はよかったかもしれませんが、この結果を重く受け止めて、また練習していきたいと思っています。
(最終ラインでの連係について)誰かが競ったら、それ以外の選手がカバーリングに入ることを意識していましたし、守備面でチームとして上手く整理してプレーできていました。ただ、攻めきる質、守りきる質が足りないと感じています。この戦う気持ちをベースとして、もっともっと質を上げていかなければいけないと感じています。
内容としては手応えがあります。守備面でボールの取りどころをはっきりしてプレーできていました。奪った後の攻撃の質もよかったと思います。ただ、それでも勝つことができませんでした…。個人的には後半、もっとボールを散らさなければいけませんでした。
これで燃え尽きるような選手はもちろん一人もいませんし、次のリーグ戦へ向けて、一日一日のトレーニングを公式戦のつもりでやっていきたいと思っています。
1回戦よりも多くのチャンスを作れましたし、チームとしてやることがはっきりしていたと思います。ただ、相手よりも内容がよかったとしても勝たなければ意味がありません。決めるべきところで決めないと、こういう試合になると改めて感じました。
個人的には守備面では失点ゼロで終えること、攻撃のところではオーバーラップの回数を意識していましたが、前半なかなか上がれなかったので、もっともっと練習からやっていかなければいけないと感じています。
プロサッカー選手ですし、結果が一番大事です。いい部分はポジティブに捉えていきたいですが、負けたということはまだまだ改善しなければいけないということです。練習するしかありません。
3回戦に勝ち進むことができなかったので、まだまだやるべきことがあるということだと思います。チーム全体として球際で強く行けていましたし、ゲームをコントロールできていたと感じています。ただ、チャンスを決めることができず、逆に相手に決められてしまったということがこの試合の結果です。このゲームを次へつなげられるかどうかは自分たち次第だと思っています。
負けたことが残念です。プロになって、初めて公式戦にスタメンで90分出させていただきました。結果を残して期待に応えたかったのですが、この試合を次につなげていきたいです。
個人的には最初緊張がありましたし、反省しています。ゴール前では積極的にシュートを打つことを意識していました。ゴールを決められずに残念です。ただ、次につなげていきたいと思っています。
――感想
ジュビロさんと今季3度目の対戦という中で、アビスパのサポーターもたくさん来てくれ、結果的に勝利をプレゼントできてよかったです。ジュビロさんは本当に力のあるチームですし、リーグで2位につけているチームです。今日の戦いは、メンバー的なものも含めて、ジュビロさんの方は普段試合に出ていない選手中心に構成してきて、我々はしっかりとしたメンバーで戦うという中で、非常に難しい試合になるだろうなと予想はしていました。
案の定、普段あまり試合に出ていないジュビロの選手たちの気迫や切り替えの速さ、球際の強さといった部分にかなり厳しい内容になってしまったと思います。試合に出ていない選手も含め、ジュビロさんは本当に力があるなと改めて感じました。
ただ、次のラウンドに行くという目標に向かって、厳しい中でもしっかりと耐えながら後半1点を取り、ゲームを締め括ることができたことはチームの成長も感じます。次のラウンドでどのチームと当たるかわかりませんが、J1のチームの可能性もありますし、そういうチャレンジができることはよかったと改めて思っています。
天皇杯はここで一段落しますが、またJリーグが週末から再開するので、それに向かっていい形でこの勝利を生かしていきたいと思います。気持ちの部分をしっかり持ち直して、リセットして次の讃岐戦へ向かっていきたいと思います。