2015年 試合速報
2015 J2リーグ 16節 vs.徳島ヴォルティス
![]()
|
![]() |
|
![]() |
![]()
|

エステバン
|
![]() |
アレックス
広瀬 陸斗
|
![]() |

小林 祐希
松浦 拓弥
|

佐藤 晃大
|
![]() |
![]() |
松井 大輔
|
![]() |
駒野 友一
川辺 駿
|
![]() |
櫻内 渚
|
大﨑 淳矢
斉藤 大介
|
![]() |
![]() |
松井 大輔
森島 康仁
|
![]() |
伊野波 雅彦
|
佐藤 晃大
キム ジョンミン
|
![]() |
森島 康仁
|








































スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
鳴門大塚 | 5/31(日) | 14:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 髙橋 正紀 | 村上 伸次 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 大塚 晴弘 | 塚越 由貴 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
27.5度 | 36% | 松井 健太郎 | 監物 政希 |
12 | シュート | 10 |
13 | ゴールキック | 10 |
4 | コーナーキック | 9 |
13 | 直接FK | 9 |
2 | 間接FK | 3 |
1 | オフサイド | 2 |
0 | PK | 0 |
徳島ヴォルティスとは初対戦。敵地で勝利し、3試合ぶりの白星を掴むことができるか。
スタメン発表を踏まえ、ジュビロ磐田の予想フォーメーションは[4-2-3-1]。GKはカミンスキー。最終ライン右から櫻内 渚、坪内秀介、伊野波雅彦、駒野友一。ダブルボランチに上田康太と宮崎智彦。中盤2列目右から松井大輔、小林祐希、アダイウトン。1トップにジェイという並びか。
坪内秀介、松井大輔は第10節・アビスパ福岡戦(4月29日)以来、6試合ぶりのスタメンとなる。
対する徳島ヴォルティスの予想フォーメーションは[4-1-4-1]。GKは相澤貴志。最終ライン右から藤原 広太朗、橋内優也、石井秀典、アレックス。アンカーに木村祐志。中盤2列目右から大﨑淳矢、濱田 武、エステバン、佐々木 陽次。1トップに佐藤晃大という並びか。
徳島ヴォルティスは今季ここまで2勝8分5敗。勝ち点14の18位。前節はホームでコンサドーレ札幌と対戦し、1-2で敗れている。
試合の舞台は鳴門・大塚スポーツパークポカリスエットスタジアム。
天候は晴れ。ピッチ上空はやや強い風が吹く。
キックオフは14時。
徳島、小林伸二監督、「佐藤の足元やその脇を上手く使うこと、背後を狙うこと」、「入りの10分間集中して、落ち着いてプレーすること」。
――感想
最初、自分たちのミスで失点しましたが、その前からラフなボールが佐藤選手のところに収まっていたので、徳島の後ろから出てくるパワー、それからためを作られた後の有効なスペースを使うという作業にやられてしまったかなと思います。
3月から含めて徳島の映像をトータル的に6試合半ぐらい見ていますが、おそらく今季一番いい入りをしていたと思います。2点目もギャップのところで上手くためができていましたし、背後へ動く人間を上手く使われてしまったので、我々はもう一つ前のエリアでケアしなければいけませんでした。それと、失点する直前の背後への動き出しというものをパスコースなり、人になり、もう少し対応の仕方があれば、よりよく対応できれば、2点目はなかったと思います。
ただ、70分過ぎからの運動量という部分では圧倒的に我々の方が動いていたと思います。コンセプトとしている動かしながら人も動くというものが徐々に出てきた中で、踏ん張って右サイドで自らCKを取った櫻内のセットプレーからの、あの反撃の1点でよりパワーが出てきました。
ここ1か月ぐらい減量で頑張っていた森島が同点ゴール、しかも今季初ゴールということで、勝ち点1しか取れなかったのかもしれませんが、そういった選手が前向きにやってくれた姿勢というものは(勝ち点)3に値するゲームだったと思います。しかもこのアウェイで、昨季までJ1にいた難しい徳島という相手に対し、0-2からよく同点に追いついてくれたと思います。
――前半、足元へのパスが多くて、スペースへのパスが少ないように見えましたが、そのあたりはどう評価されていますか?
それはその通りで、我々のスタジアム、トレーニング施設の芝と質が違うので、足元に入った時にボールに芝が絡んで、それで芝ごと、ボールごとという取られ方が何度もありました。そのあたり、選手たちは気づかなければいけませんし、怖いと思ったスペース、前線の選手が動き出したスペースという意識がちょっと薄かったなと。逆に徳島は佐藤選手の動き出しが速かったこともありますが、非常に有効に使えていたと思います。
――序盤から攻守の切り替えという部分で徳島に上回られていた印象を受けましたが?
群馬戦もそうでしたが、試合の入り自体は非常によかったです。我々が押し込んでいる中で、後半の頭の15分ぐらいのところを、後で(映像で)見ていただければわかると思いますが、徳島のラインが相当高いと。それを考えると立ち上がりの10分弱ぐらいはやはりおそらく(徳島が)ジェイを怖れて、ラインが下がったと思いますし、セカンドボールも拾えていましたし、スムーズな展開だったなと。そんな中、先ほど言った通り、中盤でボールを刈られた部分で、失点シーンもそうですが、あそこで怖がって足元のパスが増えて、失った後特に相手がパワーごと前に出てきていたので、やはり攻守の切り替えという意味では(徳島と)入れ替わった体重移動の中で遅く感じたのではないかと。とりわけすごく遅いというようには見えませんでしたが、間違いなく徳島の方が速かったと思います。
――交代カードのところで後半開始から松浦選手、後半途中に川辺選手を入れた狙いは?
まずは小林の前への動き出し、それから先ほど言ったボールと芝の相性で、自分が(ボールを)足元に入れても後ろ向き(なプレー)しかできないのではないかという見え方をするプレーが多くて、最後の方も後ろ向きなプレーが非常に多かったので、正直、彼の良さが出ないなと。松浦は前へ向かって行く、それからギャップで受けた後に人を使って出て行くのが上手いので、その交代でした。
駒野に関しては、上下動がここ数試合か少ないということはコーチングスタッフで話していますが、ただ守備に関しては間違いなかったのでずっと使ってきましたが、ちょっと暑さもあって前に出て行けないと。それから前線にシンプルなタイミングで出せないということは判断も遅れていたと思うので。頭の回転を速くしようということは戦前に言っていましたが、そのあたりで遅れた部分で宮崎を左にして、川辺と上田の前後関係をイメージしました。
――森島選手について、これまでの練習への取り組む姿勢をどう評価されていますか?
我々が、昨季(終了後に)前田を失ってからストライカーで一番に声をかけたのが森島でした。彼のポテンシャルの高さは誰もが認めるところだと思いますが、トレーニングに取り組む姿勢だったり、試合に臨む前後の準備だったりという部分が相当足りなかったというところを言い出したのが、3月の前か2月の終わりぐらいだと思います。3か月で“別人”とはまではいかないですが、がらっと変わったと思います。特に後ろ姿のシルエットは相当しゅっとしたと思います。まだまだ痩せさせるつもりでいますが(苦笑)。
パスが来ればと思って、走っていました。様々な思いを込めたゴールだったので、自分にとって忘れられないゴールになったと思います。とにかく無心で試合に入れたと思います。
――松浦選手がボールを奪った瞬間に動き出していましたが?
そこがなかったから監督に外されたと思いますし、本来なら(ゴール前に)いなかったかもしれません。感謝しています。
――加入後初ゴールとなりましたが?
『やり続ける』ということをずっと言ってきましたし、それだけです。次はホームで、という気持ちです。
ただ、やはり勝たなければいけませんでした。
自分自身、得点できたことはよかったのですが、90分を通しての内容では個人的にあまりよくなかったと感じています。得点しただけであって、修正しなければいけないことは映像を見てしっかり修正したいと思います。
逆転できると思っていましたし、後ろ(守備陣)としてはこれ以上追加点を許さないという気持ちでした。失点しないということを改めて考えて、次の金沢戦に臨みたいと思っています。
課題はたくさんあります。やはり勝ち点3を目指して戦っていますし、勝ち点3を取れなかったことが残念です。
――CKから櫻内選手の得点をアシストしましたが?
前半から何本もCKがあって、さすがにそろそろと言うか、まだCKから得点もそれほどなかったので、責任を感じていました。点を取れたことはよかったのですが、勝ちにつながるプレーをもっともっとしたいと思います。
――CKのキックについて
試合前、名波さんから蹴り方とか入り方を工夫するようにということを言われたので、いろんな蹴り方をしてみたり、早く蹴ったり、遅く蹴ったりしてみました。中の選手がいい入り方をしてくれて、(櫻内)渚が取ってくれたので、よかったです。
2点取られたことはよくないことですが、0-2から2-2という結果はすごくポジティブなことだと思います。ただ、自分にもチャンスがありましたし、そこで決めきることができれば、逆転できた試合だったとも感じています。もう2ポイント上積みできたチャンスはあったかなと。
――後半開始から出番が回ってきましたが?
前半と後半では全く状況が違うと思いますし、自分が入った時にはディフェンスのギャップで受けて、スピードアップさせるということが自分の持ち味だと思うので、そういったことを意識していました。もう少し最後の精度を上げなければいけないと感じた部分もありましたが、なんとなくイメージを共有できているプレーが何個か出てきたと感じています。
――中盤でのボール奪取が2点目につながりましたが?
負けていたので、(ボールを)取りに行こうという気持ちでした。相手に(パスを)回されそうだったのですが、上手く誘うことができ、スライディングで取ることができました。上手くいったと思います。
2失点はよくないことですが、2点を追いつけたということで、長いシーズンという意味ではこのゲームが今後効いてくるのではないかと思います。
――後半途中に左サイドバックへスライドしましたが?
果敢に前に行き、前で起点になると言うか、左サイドでの崩しということを期待してあそこに送られたと思います。ただ、あまりボールに触れなかったと感じています。モリシ(森島)が入ってパワープレーとなった時に『放り込め』ということだったので、そこは徹底してやれたと思います。
――感想
全体的にいくとよかったと思います。裏も取れましたし、メンバーも最終ラインはGKを含めて少し固定していますが、中盤のアンカーを少し決めきれなくて回していますが、今日の入りといい、落ち着いた時の形だったりという部分はよかったと思います。
我々がバックラインで奪って点を取ったように、結局最後1点取られた後の1点というのはそういう形になったと思います。2-0という、1点しか取れないチームが2点取ったというところから逆に2-0の怖さという、1-0ではかかってこないのですが、2-0ではかかっているというところの怖さは過去にも私も選手も多く経験している試合だと思います。まだものにできていないということに尽きると思います。
ジュビロは最後で得点を取ってきていますし、のせると技術は出てくるというところからいくと、封じ込めることができた時間帯があったと思います。リードしている中で締めていくと言うか、そこが学んだところだと思います。本当に厳しいところ、やってはいけないところをやるし、向こうはそこを逃さなかったと。残念な結果ですが、あそこで1点取られなかったことで勝ち点1というところで、今日の試合はけして悪くないし、中盤も形としては悪くないと。トップも佐藤で足元、裏と悪くはないので、そこはめげずに次の試合につながると。この悔しさを次の試合につなげることができればいいと思います。