2015年 試合速報

2015 J2リーグ 12節 vs.セレッソ大阪

seresso
seresso

5 勝
3 分
3 敗
20 得点
13 失点
勝点 18
順位 7

1
  • 1
  • 0

  • 0
  • 2

2
ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

7 勝
1 分
3 敗
18 得点
10 失点
勝点 22
順位 3

前半
オウンゴール
45分
ハーフタイム 後半
パブロ
8分
14分
太田 吉彰
松浦 拓弥
24分
ジェイ
パブロ
楠神 順平
長谷川 アーリアジャスール
関口 訓充
33分
37分
宮崎 智彦
川辺 駿
40分
ジェイ
中村 祐輝
43分
アダイウトン
21
キム ジンヒョン
3
染谷 悠太
14
丸橋 祐介
23
山下 達也
30
椋原 健太
2
扇原 貴宏
5
長谷川 アーリアジャスール
6
山口 蛍
7
パブロ
10
フォルラン
18
カカウ
SUB
27
丹野 研太
4
藤本 康太
11
楠神 順平
17
酒本 憲幸
31
橋本 英郎
32
関口 訓充
20
玉田 圭司
監督
パウロ アウトゥオリ
21
カミンスキー
5
駒野 友一
19
伊野波 雅彦
25
櫻内 渚
33
藤田 義明
4
小林 祐希
7
上田 康太
9
太田 吉彰
13
宮崎 智彦
15
アダイウトン
8
ジェイ
SUB
1
八田 直樹
14
坪内 秀介
35
森下 俊
11
松浦 拓弥
22
松井 大輔
40
川辺 駿
34
中村 祐輝
監督
名波 浩

15,914
スタジアム名 試合日 キックオフ
キンチョウ 5/6(水) 16:00
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝、乾燥 加藤 光雄 吉田 寿光
天候 試合時間 副審 副審
晴れ 90分 亀川 哲弘 和角 敏之
気温 湿度 第4の審判員 記録員
22.8度 52% 山本 慎吾 谷口 宏之
15 シュート 13
13 ゴールキック 10
5 コーナーキック 1
9 直接FK 13
4 間接FK 7
4 オフサイド 6
0 PK 0

前節・コンサドーレ札幌戦(5月3日)に敗れ、今季初の2連敗となったジュビロ磐田。名波 浩監督は「自分たちでこの流れを断ち切るためにも、勝ち点3を目指してやっていきたい」と語っていた。昇格レースのライバル・セレッソ大阪との一戦。チーム一丸となってこの試合に勝利し、再び上昇気流に乗りたい。

スタメン発表を踏まえ、ジュビロ磐田の予想フォーメーションは[4-2-3-1]。GKはカミンスキー。最終ライン右から櫻内 渚、伊野波雅彦、藤田義明、駒野友一。ダブルボランチに上田康太と宮崎智彦。中盤2列目右から太田吉彰、小林祐希、アダイウトン。1トップにジェイという並びか。
ジェイが第9節・ジェフユナイテッド千葉戦(4月26日)以来の先発となる。試合前日の練習後には、「チームとして前回の負けを引きずらず、ポジティブにいることが大事」と話していた。

対するセレッソ大阪の予想フォーメーションは[4-2-3-1]。GKはキム ジンヒョン。最終ラインは右から椋原健太、山下達也、染谷悠太、丸橋祐介。ダブルボランチに山口 蛍、扇原貴宏。中盤2列目に長谷川 アーリアジャスール、パブロ、カカウ。1トップにフォルランという並びか。
あるいは[4-3-3]でアンカーに山口 蛍。その前に長谷川 アーリアジャスール、扇原貴宏。3トップにフォルラン、パブロ、カカウという並びか。

セレッソ大阪は今季ここまで5勝3分3敗。前節終了時点で勝ち点18の7位。前節はアウェイでアビスパ福岡と対戦し、0-1で敗れている。

試合の舞台はキンチョウスタジアム。
天候は晴れ。
キックオフは16時。

前半1分、ジュビロボールで前半キックオフ。天候は晴れ。ピッチ上空はやや強い風が吹く。
前半1分、ジュビロの布陣は[4-2-3-1]。GKはカミンスキー。最終ライン右から櫻内 渚、伊野波雅彦、藤田義明、駒野友一。ダブルボランチに上田康太(キャプテン)と宮崎智彦。中盤2列目右から太田吉彰、小林祐希、アダイウトン。1トップにジェイ。フィールドプレーヤーのユニフォームカラーはサックスブルー。
前半1分、ジュビロ、前線へのロングボールに太田吉彰が走り込む。相手DFラインの背後へ走り込んだが、これは丸橋祐介にクリアされた。
前半1分、ジュビロ、敵陣左サイドから丸橋祐介が左足でクロス。これは駒野友一がクリア。
前半2分、C大阪、敵陣右サイドから攻撃。最後はパブロがミドルシュート。これはゴール前の藤田義明がブロックした。
前半3分、ジュビロ、敵陣右サイドから攻撃。サイドでパスを受けたジェイがインサイドへカットイン。小林祐希とのパス交換で突破を狙うが、これは合わず、C大阪ボールに。
前半6分、ジュビロにチャンス。敵陣右サイドからFK。これを上田康太が左足でキック。ゴール前に合わせる。一度は相手にクリアされるが、こぼれ球に反応したアダイウトンが右足でバイシクルシュート。これはゴール横に外れた。
前半7分、ジュビロにチャンス。敵陣右サイドから駒野友一がオーバーラップ。その後、ジェイ、宮崎智彦とつなぎ、最後はゴール正面の宮崎智彦が右足でミドルシュート。これはC大阪にブロックされた。
前半8分、C大阪の布陣は[4-3-1-2]のような形。GKはキム ジンヒョン。最終ラインは右から椋原健太、山下達也、染谷悠太、丸橋祐介。アンカーに山口 蛍(キャプテン)。その前に扇原貴宏と長谷川 アーリアジャスール。トップ下にパブロ。2トップにフォルランとカカウというような並び。フィールドプレーヤーのユニフォームカラーはピンク。
前半10分、ジュビロ、相手ゴール正面のミドルレンジでFKを獲得。これを小林祐希が左足で直接狙うが、ゴール上に外れた。
前半11分、ジュビロに決定機。敵陣左サイドの高い位置でジェイが起点を作り、クロス。これをゴール正面の上田康太が受け、縦パス。これを相手DFラインの背後で受けた太田吉彰が反転しながら右足でシュート。これはキム ジンヒョンにブロックされた。
前半12分、C大阪に決定機。カウンター。敵陣中央、ジュビロDFラインの背後でスルーパスを受けたフォルランがドリブルし、最後はゴール左から左足でシュート。これはカミンスキーがキャッチした。
前半16分、ジュビロ・名波 浩監督はスーツ姿、C大阪・パウロ アウトゥオリ監督はジャージ姿でベンチ前に立っている。
前半18分、ジュビロ、小林祐希のドリブルからCKを獲得。このCKをメインスタンド側から小林祐希がキック。ゴール正面を狙うが、これはC大阪にクリアされた。
前半19分、C大阪、フォルランがジュビロDFラインの背後へ走り込み、パスを受けるが、これはオフサイドの判定。
前半20分、C大阪、敵陣右サイドの高い位置でFKを獲得。これをフォルランが右足でキック。マイナス方向への浮きパス。これを山口 蛍が右足で合わせるが、ゴール横に外れた。
前半23分、ジュビロ、前線へのロングボールをジェイが競り、粘って縦につなぐ。これを太田吉彰が受けるが、オフサイドの判定。
前半24分、C大阪、敵陣左サイドでボールを奪い、ショートカウンター。最後はカカウが左サイドからクロスを上げるが、これは駒野友一がクリアした。
前半25分、ジュビロ、敵陣中央で縦パスを受けた小林祐希が起点を作る。その後、ジェイへつなぎ、ジェイが左サイドへ展開。アダイウトンを走らせるが、C大阪にクリアされた。
前半26分、ジュビロ、敵陣右サイドから攻撃。最後はジェイのパスを受けた小林祐希が左足でシュートを打とうとするが、C大阪にカットされた。
前半28分、C大阪にチャンス。敵陣右サイドからクロス。このこぼれ球に反応したフォルランが右足でシュート。これはカミンスキーが正面でキャッチした。
前半30分、ジュビロ、敵陣左サイドから攻撃。最後は駒野友一がクロス。これはC大阪にクリアされた。
前半31分、C大阪、自陣中央で小林祐希からボールを奪った山口 蛍がカウンターを発動。左サイドへ展開し、最後はフォルランがクロス。これはジュビロがクリアした。
前半32分、C大阪、敵陣右サイドから攻撃。最後は椋原健太がクロス。これは駒野友一が体を張ってブロック。この守備に対し、ベンチ前の名波 浩監督は拍手で称えた。
前半34分、C大阪、敵陣左サイドへ展開し、最後は丸橋祐介の横パスを受けたフォルランが右足でミドルシュート。これはカミンスキーが正面でキャッチ。
前半34分、ジュビロにチャンス。敵陣右サイドの高い位置でボールを持ったアダイウトンがドリブルで縦に突破し、クロス。ゴール前のジェイを狙うが、これはC大阪にクリアされた。
前半36分、ここまではイーブンな展開となっている。
前半38分、C大阪、中盤の左サイドから丸橋祐介がFK、左サイドにパブロを走らせるが、これはオフサイドの判定。
前半39分、C大阪、DFラインからビルドアップ。最後は染谷悠太が右足で右サイドへ展開。カカウを走らせるが、ボールが長く、ジュビロのスローインに。
前半41分、ジュビロ、敵陣左サイドのコーナーアーク付近からスローイン。最後はジェイが粘るが、C大阪に寄せられ、C大阪のゴールキックに。
前半42分、C大阪、ジュビロゴール前・正面でフォルランの横パスを受けた長谷川 アーリアジャスールが右足でミドルシュート。これはカミンスキーがキャッチ。
前半43分、C大阪、ジュビロゴール前・正面でFKを獲得。これを素早くリスタートし、最後はフォルランが右足でミドルシュート。これはジュビロがブロックした。
前半45分、C大阪に先制点。敵陣右サイドから山口 蛍がアーリークロス。これをニアサイドの伊野波雅彦がクリアしきれず、オウンゴール。C大阪の得点となった。【0-1】
前半45分、前半のアディショナルタイムは1分。
前半アディショナルタイム2分、中盤で、C大阪ボールのスローインとなったところで、前半終了のホイッスル。【0-1】
後半1分、C大阪ボールで後半キックオフ。
後半1分、C大阪、敵陣左サイドの高い位置でパブロのパスを受けた長谷川 アーリアジャスールが縦パス。最後はこのパスを受けた椋原健太がクロスを上げるが、駒野友一が体を寄せ、ジュビロのゴールキックに。
後半2分、ジュビロ、敵陣左サイドの高い位置でジェイが仕掛け、FKを獲得。これをジェイが素早くリスタートし、アダイウトンとのパス交換からクロス。これはC大阪にクリアされた。
後半4分、C大阪、敵陣右サイドの高い位置でボールを持ったフォルランがインサイドへカットインし、シュート。これはカミンスキーが弾き、その後、ジュビロがクリアした。
後半6分、ジュビロ、敵陣右サイドの高い位置で伊野波雅彦のフィードを受けた櫻内 渚が右足でクロス。これはC大阪にクリアされた。
後半6分、ジュビロ、敵陣右サイドのコーナーアーク付近でFKを獲得。これを上田康太がキック。ゴール前に合わせるが、キム ジンヒョンにパンチングでクリアされた。
後半8分、C大阪、中盤のサイドでのコンタクトプレーでパブロにイエローカード。
後半9分、C大阪、敵陣右サイドでパスがつながり、最後は山口 蛍がクロス。C大阪のCKに。メインスタンド側からのCKをフォルランが右足でキック。これはゴール前の駒野友一がクリア。
後半12分、ジュビロにチャンス。敵陣右サイドの高い位置でジュビロのパスを受けたアダイウトンがインサイドへカットインし、左足でミドルシュート。強烈なシュートだったが、これはキム ジンヒョンにパンチングでクリアされた。
後半14分、ジュビロ、松浦拓弥がスタンバイしている。
後半14分、C大阪に決定機。敵陣左サイド、ジュビロDFラインの背後のスペースに走り込んだカカウがカミンスキーと1対1に。カカウがシュートを打つが、これはカミンスキーがブロック。勢い余って、2人が激しくコンタクト。カミンスキーがしばらくピッチに倒れていたが、メディカルスタッフのケアを受けて立ち上がり、プレーを再開させた。
後半14分、ジュビロ、選手交代、太田吉彰に代わり松浦拓弥を投入。
後半17分、ジュビロ、敵陣左サイドの高い位置でFKを獲得。これを駒野友一が右足でキック。ゴール前に合わせるが、これはC大阪にクリアされた。その後、C大阪のカウンターに。ジュビロDFラインの背後のスペースにフォルランが走り込むが、これは飛び出したカミンスキーがキャッチ。
後半18分、ハーフタイムコメント。ジュビロ、名波 浩監督、「失点は忘れて後半、まず1点返そう」、「相手のスペースを上手く使って、ゴールに直結する動きを継続すること」。

C大阪、パウロ アウトゥオリ監督、「後半の立ち上がり、しっかり入ろう」、「2列目から前線を追い越すランニングを増やそう」、「ボールポゼッションを大切に」。
後半20分、ジュビロ、エリア内でボールを持ったジェイがドリブルを仕掛けるが、これはC大阪にカットされた。
後半24分、ジュビロに同点ゴール。C大阪ゴール前・正面で宮崎智彦の縦へのスルーパスを受けたのはジェイ。反転しながら左足でシュートを打ち、ゴールネットを揺らした。【1-1】
後半27分、C大阪、敵陣左サイドから攻撃。最後はカカウが右足でミドルシュート。これはカミンスキーがキャッチ。
後半28分、ナイター照明が点灯した。
後半29分、ジュビロ、敵陣左サイドから攻撃。短くパスをつなぎ、最後はアダイウトンがアーリークロス。これはキム ジンヒョンにキャッチされた。
後半30分、C大阪、敵陣右サイドでフォルランと山口 蛍がパス交換。C大阪のCKに。メインスタンド側からのCKをフォルランがキック。これをファーサイドのパブロが頭で合わせるが、ゴール横に外れた。
後半31分、C大阪、関口訓充と楠神順平がスタンバイ。
後半33分、C大阪、選手交代、2枚同時、パブロに代わり楠神順平、長谷川 アーリアジャスールに代わり関口訓充を投入。
後半36分、C大阪、敵陣右サイド、ジュビロDFラインの背後へのスルーパスに関口訓充が走り込むが、飛び出したカミンスキーがキャッチした。
後半37分、ジュビロ、選手交代、宮崎智彦に代わり川辺 駿を投入。
後半38分、ジュビロにチャンス。敵陣右サイド、C大阪DFラインの背後のスペースでパスを受けたアダイウトンが右足でシュート。これは枠の上に外れた。
後半38分、ジュビロに決定機。ゴール右で川辺 駿のスルーパスを受けたアダイウトンが右足でシュート。これは枠の上に外れた
後半39分、ジュビロ、中村祐輝がスタンバイ。
後半40分、ジュビロ、選手交代、ジェイに代わり中村祐輝を投入。
後半41分、ジュビロにチャンス。敵陣左サイドの高い位置でボールを受けた駒野友一が左足でクロス。これをゴール前に走り込んだ中村祐輝が左足で合わせるが、キム ジンヒョンにキャッチされた。
後半43分、ジュビロに勝ち越し点。敵陣左サイドの小林祐希が左足でクロス。これをゴール前のアダイウトンが頭で豪快に叩き込んだ。【2-1】
後半45分、後半のアディショナルタイムは4分。
後半アディショナルタイム2分、C大阪、CK、メインスタンド側からキック。これはカミンスキーが直接キャッチした。
後半アディショナルタイム5分、ジュビロ、自陣でボールをつないだところで、試合終了のホイッスル。【2-1】
名波 浩 監督

――感想
前半終了間際のアンラッキーなオウンゴールで気持ちを前向きに持っていくのがなかなか難しい状況でしたが、選手たちは『連敗している』とか『また先に(ゴールを)取られた』というネガティブなことよりも、勝ちたいという気持ちを出してくれました。『勝ちたい意志をボールに込めろ』と戦前に伝えたのですが、その通り、残り時間、最後の笛が鳴るまでやってくれたのではないかと思います。

――ハーフタイムのコメントに、『失点は忘れて、後半、まず1点返そう』とありますが、狙いは?
そんなに深くは考えていなかったのですが、一番はC大阪があまり出てこなかったので、ロングボールを多用してきて、前の3枚、特にパブロ選手、フォルラン選手のところでの空中戦があり、カカウ選手だったり、2列目から誰かが入ってくるといったような形をとっていました。その中で(C大阪が)そこまで出てこないということは後ろも出てこないということだと思っていました。先にゴールを失いましたし、難しい展開になることを予測していましたが、いいギャップを上手く使ってくれました。スカウティング・分析の勝利でもあるかなと思います。

――ジェイ選手の先発起用について
遠征に帯同したということは、本人はやる気だろうし、当日の朝までコンディションを見て決めようと思っていました。足が若干、痛みもしくは、違和感があるためにプレーをよりシンプルにやってくれ、我々としてはいい方に出たと思います。ゴールシーンでも余計な力が抜けて、よかったと思います。

――ハーフタイムのコメントに、『相手のスペースを上手く使って』とありましたが、狙いは?
特に(C大阪の)最終ラインのセンターバックとサイドバックとか、センターバック同士といった間は常にゴールに直結する動きをするとチャンスになると言っていました。入り過ぎたり、タイミングが早かった選手は必ず戻って来いと。戻ってくれば(相手が)それに目がいって、次の選手が入りやすくなるということはずっと言っていました。1点目はまさにそういったギャップを上手く使えたと思います。前半も何度かそういったチャンスがあったので、決めていればもう少し楽な展開になったかもしれません。

――2点あります。ボールアプローチという部分でのこの試合の評価は?また、コンサドーレ札幌戦の後の2日間の調整で強調した部分は?
ボールアプローチに関しては、相手が3トップ気味の前3枚の外国人選手が、特にボールを運ぶ時に横に戻りながらとか、そういった時にもいい選択肢を持たれないように、精度が上がらないようなところまで寄せろということは言っていました。そこは合格点をあげてもいいと思います。ただ、背後に出てくるボールで1発でということが2、3回あったので、そこは怖がらずにラインコントロールするということと、コミュニケーションという兼ね合いがあると思いますが、まだまだ発展途上だと思います。
それと、連敗してこの大阪に乗り込んできたのですが、札幌から直接この大阪に移動できたことはクラブに感謝しなければいけないと思います。選手もフレッシュな環境でボールを蹴ったり、それから『J-GREEN堺』に(大会があり)子どもたちがたくさんいたので、触れ合ったりして、上手く息抜きと言うか、違った色が出せたのではないかと思います。トレーニングは昨日も一昨日もものすごくいい雰囲気だったと思います。

ジェイ 選手

ジェイ この勝利は本当に大きいと思います。アンラッキーな形で失点しましたが、偉大なチームスピリットを見せることができたと思います。

――自身のゴールシーンについて
いいタイミングでゴールを取ることができました。ミヤ(宮崎智彦)はあの場面以外にもいいプレーをしてくれていました。ボールを持った時に自分のタイミングがあって、自分の横にDFがいましたが、そこで上手くボールをもらうことができました。早いタイミングでいいところにシュートを決めることができました。今日、チームとして勝てたことが大きいと思います。

――イメージ通りのゴールでしたか?
ボールが来た時に、相手がタックルに来ればPKになるというイメージでした。そういったことを考えて、コントロールしました。ストライカーにとって大事なことはチャンスを逃さないことです。今日、自分にとってあのようなチャンスは1回しかありませんでしたが、それを決めることができました。どんな時も準備していますし、それが今日上手くいったのかなと思います。

アダイウトン 選手

アダイウトン 連敗していましたし、アウェイで勝ちきることができたことはとても大きいと思います。必ず難しい試合になるという意識を持って試合に入りました。その中で上手くスペースを突くことができたと思います。ただ、すぐに次の試合があるので、この2日間でしっかり準備していきたいと思います。

――自身のゴールシーンについて
(小林)祐希のクロスがパーフェクトでした。他の選手の動きがあったからこそのゴールでした。祐希以外の選手たちも質の高いクロスを入れてくれますし、自分は信じて飛び込んだだけです。そういった意思の疎通ができたことも大きかったと思います。もちろん自分がゴールを決めたということで喜びは大きいのですが、ただ、チームとして勝とうとした姿勢、戦う姿勢を見せることができたこともよかったと思います。

伊野波 雅彦 選手

伊野波 雅彦 ハーフタイムに、ジェイから『俺が絶対にゴールを取るから、気にせずプレーしてほしい』と言われて、自分の中でも、もう一度リセットしてやろうという気持ちでした。ジェイも、アダ(アダイウトン)も得点を決めてくれて、本当に感謝しています。次、もし逆の状況があった時には自分自身、体を張ってチームのためにやっていかなければいけないと改めて感じました。チームに助けられましたし、次は自分がしっかり貢献できるように頑張りたいです。

小林 祐希 選手

小林 祐希 ――決勝点のアシストシーンについて
(アダイウトンが)当てるだけでいいというボールをイメージ通り、蹴ることができました。アダはあのような場面でスピードを持って入ってくれるので、前に速いボールを入れることができれば、あとは当てるだけというイメージでした。自分自身、まだアシストがついていなくて、(今季)初めてのアシストだったので、これからもゴールに絡んでいければいいなと思います。
90分を通じてもっと決定機を作りたいという悔しい気持ちの方が大きいのですが、ただ、あのようなラストで仕事できるようになったことは自分の成長だと思うので、そこはプラスに捉えていきたいです。ただ、もっと得点に直結するプレー、相手が嫌がるプレーを出していかなければいけないと感じています。

セレッソ大阪 ■パウロ アウトゥオリ監督
 

――感想
今日のこの結果に対する責任は、監督として私が全て追うべきものであると思います。我々のチームは失点の後、バランスを崩してしまったところがありました。そういったところを含めて私の責任だと思っています。試合としては互角の展開だったと思いますが、我々のチームは失点の後、下を向いてしまい、メンタルの強さというものが消えてしまいました。そして、相手の勢いをまともに受けてしまうような形になってしまいました。1-0で戦っていた時のような気持ちの強さを出すことができなかった部分を含め、全て監督として私が責任を追うべきだと思っています。