2015年 試合速報
2015 J2リーグ 10節 vs.アビスパ福岡
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酒井 宣福
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松井 大輔
上田 康太
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太田 吉彰
清水 貴文
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中原 貴之
坂田 大輔
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田中 裕人
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田中 裕人
松浦 拓弥
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酒井 宣福
金森 健志
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城後 寿
平井 将生
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ヤマハスタジアム | 4/29(水) | 13:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、水含み | 入江 勉 | 山本 雄大 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
くもり | 90分 | 五十嵐 泰之 | 山際 将史 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
20.2度 | 65% | 小椋 剛 | 花澤 秀登 |
14 | シュート | 6 |
8 | ゴールキック | 17 |
11 | コーナーキック | 1 |
15 | 直接FK | 10 |
2 | 間接FK | 4 |
2 | オフサイド | 4 |
0 | PK | 0 |
今季2度目の3連勝となるか。
スタメン発表を踏まえ、ジュビロ磐田の予想フォーメーションは[4-2-3-1]。GKはカミンスキー。最終ライン右から櫻内 渚、伊野波雅彦、坪内秀介、小川大貴。ダブルボランチに川辺 駿と田中裕人。中盤2列目右から太田吉彰、松井大輔、アダイウトン。1トップに森島康仁という並びか。
前節のアウェイ・ジェフユナイテッド千葉戦(4月26日)から大きくメンバーを入れ替えることになった。小川大貴は今季初先発となる。サブにはジェフユナイテッド千葉戦でプロデビューを果たした清水貴文、さらに井波靖奈が加入後初のベンチ入りとなる。
対するアビスパ福岡の予想フォーメーションは[3-4-2-1]。GKは中村航輔。3バックは右からイ グァンソン、濱田水輝、堤 俊輔。ダブルボランチに末吉隼也と鈴木 惇。中盤の右アウトサイドに亀川諒史、同左に阿部 巧。2列目に城後 寿と酒井宣福。1トップに中原貴之という並びか。
アビスパ福岡は今季ここまで4勝2分3敗。前節はホームでFC岐阜と対戦し、2-2のドロー。中原貴之、城後 寿と攻撃陣がゴールを決めている。開幕から3連敗となったが、ここ6試合は負けなしと調子を上げてきた。
試合の舞台はヤマハスタジアム。
天候はくもり。
キックオフは13時。
福岡、井原正巳監督、「守備をしっかり」、「サイドしっかり上がって確実にセンタリング」。
――感想
立ち上がり、ちょっとした連係のミスとか、ボールがちょっと足につかない選手が何人かいたりして、バラバラ感がありましたが、福岡さんがあまり出てこなかったので、そこまで大きな問題にならなかったと。時間と共にボールも収まり出して、前線にボールが入り出したと思います。フィニッシュの精度という意味では中距離シュートが多くなってきて、徐々に相手がシュートブロックに出てくるかなというタイミングで、後半シュートの意識が薄れていたことと、ちょっと前に入り過ぎて、空けなければいけなかったスペースを空けられなかったことが攻撃としての問題だったかなと思います。
失点のシーンはその前の30秒、1分前ぐらいのプレーが『もういいだろう』とか、『戻らなくても誰かが戻ってくれる』といったちょっとした気の緩みが出てしまい、それを正す人間がいなかったことが失点につながってしまったのかなと思います。
全体的には非常にいい内容で、このメンバーでも十分戦えるという確信を持ちました。1年間で1番しんどいこのゴールデンウィークの時期にこうしたメンバーでやれたことも収穫だと思います。これをまた次につなげていければいいなと思います。
――長いシーズンを見据えた上で、この試合で見えてきたものは?
やはり立ち返るところでいくとスターティングポジションの徹底とか、コンパクトフィールドの徹底という部分がどのメンバーでもできるようになったということが大きな収穫だと思います。ボールアプローチのところで密集が相手のサポートよりも圧倒的に速かったことは今後自分たちの大きな自信になる要素だと思います。第9節までと同様に非常にいい守備のブロックができていたと思います。
それに伴い、多少前半怖がって前に出れないとか、前にボールをつけることができないという時間帯が20分、30分ぐらいまであったので、そこはメンバーうんぬんではなく、自分たちのメンタリティーだと思いますし、1つの課題だと思います。
――中盤の交代カードの狙いは?
攻撃的に行かなければいけない状況でした。その中で(上田)康太の30分ということは戦前から決めたことで、状況的に負けていたということで、誰を代えるかという時に川辺の前への推進力を少し利用できるかなと思ったのですが、若干プレースピードが落ちていたので、もう1度ちゃんと前を向けるエリアに戻したということです。
――川辺選手と清水選手のプレーの評価は?
川辺は中2日で非常に厳しい状況だったと思いますし、“らしくない”ミスが何個かありましたが、それでもボールの距離を変えたり、サポートのアングルはいつも正しかったと思います。前への判断・選択肢という部分でもいつも通りやってくれていたと思います。シュートを打たなければいけないところをパスしてミスパスになりましたが、そこだけは本人にも話しますが、毎週のようにシュート練習をやっている意味がないと思うので、そこはプロとしてゴールを目指さなければいけないところだと思います。
清水に関しては、前回よりも時間が長かったと思いますし、自分の良さが出るだけの自由なエリアで動いていいと。とにかく仕掛けて、点を取ってこいと言いました。仕掛けるという意味では左サイドでも右サイドでも非常にアグレッシブにやってくれたと思いますが、バイタルに入った時に相手のプレッシャーがやはり紅白戦とか練習試合よりも速いですし、足のリーチの長い選手がたくさんいる福岡だったので、そのあたりで自分の判断が遅くて引っかかった場面が何度かありました。これも経験ですし、次からはボールを置く位置が違ったり、スピードの変化が出てくると思います。彼にとってはいいゲームだったのではないかと思います。
――上田選手が久々の公式戦出場となりましたが、評価は?
ゲームをコントロールする人間としては、いい出し入れができたと思います。ボールの距離を変えるという部分で、変えられる人間と変えられない人間がいるので、(上田)康太が入ることによって多少の幅が出て、特に前線の選手、城後選手と酒井選手が戻らなければいけない状況をたくさん作れたと思います。セカンドボールも拾えたと思いますし、非常にポジティブに捉えていいパフォーマンスだったと思います。彼にとってはここからの札幌戦とセレッソ戦に重点を置いてほしいと言っていたので、その前のゲーム感覚という意味ではいい入りだったと思いますし、そんなに悪くなかったと思います。
――カマタマーレ讃岐戦(第3節)以来の敗戦となりましたが、試合後、選手たちに伝えたことは?
内容自体はそんなに悲観するものではないと。それと、先ほど言った失点シーンの前のところで戻らない、諦める、誰かに頼るという選手はこのグループにはもう入れないと伝え、ミーティングを終えました。
――前半の30分過ぎぐらいに押し込んでいる時間帯もありましたが、そこで得点を取るために必要だったことは?
おっしゃる時間帯でバイタルエリア、ボランチの背後のところをだいぶ使えようになったので、戦前からそこを使いながら3バックの間を誰かが抜けていけとずっと言っていました。特に太田がハーフターンしてシュートを打ったシーンが顕著だったと思います。そこを使えるか使えないかという部分はハーフタイムでも言いましたし、受ける回数は後半も増えたと思います。点を取れるか取れないかという部分では残念なものがありましたが、やっていること自体は福岡の穴を突くような動き出しと配給はできていたと思います。
自分自身、チャンスを与えてもらったという意味でもいつも以上に高いモチベーションで臨みましたが、こういう結果になってしまい、負けてしまったので何も言えません。絶対に(失点)ゼロで終わらなければいけませんでした。
先発が代わっても勝つことが大事でしたし、内容がどうこうではなくて、負けという結果が全てだと思います。監督も、選手同士でもコミュニケーションを取っていこうと言っていました。コミュニケーションを取れていて、ボールも取れてきていましたが、あの1つの失点で負けてしまったと思いますし、何も言えません。
ハーフタイムに名波監督に消極的なプレーをしないように言われました。ボールを失ってもいいからサイドに入ったら下げずに積極的に仕掛けなさいと。後半は吹っ切れて、ああいう突破が何度かできたかと思います。仕掛けていくことが自分の長所だと思っていますし、もっともっと立ち上がりから、ガツガツいけていればと思います。
緊張せずに自分のやるべきことをやることを意識していました。相手が引いてきた中で裏を何度か取ることができましたし、ボールを足元にもらって前向きでシュートを打つチャンスもありましたが、もっとそこで強引に行けばよかったという悔いもあります。それと、モリシ(森島康仁)くんが競ってくれた時にもっと予測していれば足に当たって、ゴールに近づけたのではないかと思います。自分自身、評価できるほどのプレーを出すことができなかったと感じています。
負けたことが全てです。これが実力なので、また努力して頑張ります。過去は変えられませんが、未来は変えられると思って、今からしっかり切り替えていきたいと思います。前半でしっかり決めきることができればと思いますし、シュートがGKに弾かれてしまうことが自分の実力だと思います。なんとかこじ開けられるようにやっていくしかないと思っています。
ビハインドで入りましたが、同点・逆転という形を作れずに残念です。積極的にボールを受けて、さばくようにという指示を受けていましたし、ボールを触ってリズムを作り、チャンスがあればどんどん前にパスしていこうと思って入りました。自分自身、体は全く問題ありませんでしたし、チームのみんながハードワークしている中で自分もしっかりやらなければいけないという気持ちでした。それと、点を取らなければいけないと思っていたので、もっと前に行ければよかったのですが…。結果を出せなかったことが残念です。
――感想
まずはアウェイにアビスパのサポーターが多く駆けつけてくれ、応援してくれたことに本当に感謝していますし、サポーターに勝利をプレゼントできたことはよかったと思います。
ゲームの方ですが、首位・ジュビロという相手で力が本当にあるチームだと思っていました。お互いにこの5連戦をどう乗り切るかというところで、ジュビロさんの方も何人かメンバーを代えてというところと、我々も少しメンバーを変えながら戦った中で、前半特に我々のサッカーが首位のジュビロさんの力に押され気味になり、メンタル的に受け身に少し弱腰になってしまったと思っています。もっと自分たちのサッカーができたと思いますが、パスもつながらないし、もっと余裕がある中で良い判断ができなくて、なかなか攻撃の形を作れないという苦しい前半だったと思います。
ハーフタイムは自信、勇気を持って行こうと。もっと攻めようという話をして、何とかワンチャンスをものにして1点取れたことが大きかったと思います。守備は中村航輔がデビューでしたが、素晴らしい出来だったと思いますし、彼を中心にみんながサポートしながら90分間集中力を持って守れた結果、何とか無失点で抑えられたと思っています。
ただ、内容的にはまだまだサッカーをやらせてもらっていませんので、この過密日程ですが、次に向けてしっかりと修正していかなければいけないと思います。首位に勝ったということで、チームとしてはどういう形であれすごく自信になったと思いますし、この厳しい日程の中で7試合負けていないことも含めてチームには大きな1勝だったと思います。