2015年 試合速報
2015 J2リーグ 5節 vs.栃木SC
![]()
|
![]() |
|
![]() |
![]()
|

アダイウトン
|
![]() |


![]() |
菅 和範
湯澤 洋介
|
![]() |
本間 勲
|
![]() |
中美 慶哉
廣瀬 浩二
|
森島 康仁
中村 祐輝
|
![]() |
![]() |
松村 亮
杉本 真
|
太田 吉彰
松井 大輔
|
![]() |
中村 祐輝
|
![]() |
宮崎 智彦
上村 岬
|
![]() |
アダイウトン
|
![]() |








































スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ヤマハスタジアム | 4/1(水) | 19:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、水含み | 楠 勝好 | 西村 雄一 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
くもり | 90分 | 山口 博司 | 数原 武志 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
16.1度 | 88% | 小椋 剛 | 花澤 秀登 |
17 | シュート | 3 |
5 | ゴールキック | 14 |
7 | コーナーキック | 1 |
11 | 直接FK | 11 |
3 | 間接FK | 3 |
3 | オフサイド | 3 |
0 | PK | 0 |
今季2度目の2連勝を狙う。
スタメン発表を踏まえ、ジュビロ磐田の予想フォーメーションは[4-2-3-1]。GKはカミンスキー。最終ライン右から櫻内渚、伊野波雅彦、藤田義明、駒野友一。ダブルボランチに宮崎智彦と田中裕人。中盤2列目右サイドから太田吉彰、小林祐希、アダイウトン。1トップに森島康仁という並びか。前節・大分トリニータ(3月29日)と同じ先発メンバーとなった。
3連戦の初戦・大分トリニータ戦に勝利し、チームの勢いはさらに増している。試合前、名波浩監督は「大分戦に勝ったことは選手たちの自信になっている」と話していた。中2日の一戦となるが、「チームとしてのやり方は変わらない」と駒野友一。また、太田吉彰も「連戦であることは相手も同じだし、走りきりたい」と意気込みを語る。
一方、栃木SCの予想フォーメーションは[4-4-2]。GKは竹重 安希彦。最終ラインは右から荒堀謙次、ハン ヒフン、尾本 敬、パクヒョンジン。ダブルボランチに本間 勲と菅 和範。中盤の右サイドに小野寺 達也、同左サイドに中美慶哉。2トップに阪野豊史と松村 亮という並びか。
栃木SCは今季ここまで1勝2分1敗。開幕戦ではホームでコンサドーレ札幌に1-2で敗れたが、ここ3試合負けなし。前節はホームで徳島ヴォルティスに2-1で勝利し、今季初勝利をマークしている。
試合の舞台はヤマハスタジアム。
天候はくもり。
キックオフは19時。
栃木、阪倉裕二監督、「セットプレーのところをもう一度確認しよう」、「奪ったボールを大事に」。
――感想
膠着と言うか、我々が仕掛けるクオリティーが上がる前に、栃木の戻りが非常に速くて、ブロックを作ることが速く、もう1つ言えば思ったよりも出てこなかったので、崩すのは大変でした。ただ、セットプレーから1本取れて、ちょっと自分たちがメンタル的に楽になったかなと思います。
なにはともあれ勝因はボールアプローチ、密集の速さ、これに尽きると思います。相手の前の選択肢を消すようなボール奪取、ボールへ行くスピード、アングル、全て非常によかったと思います。特にミヤ(宮崎智彦)、(田中)裕人、(櫻内)渚、駒野、インサイドのカバーリングを含めて充実していたので勝ち点3を奪えたのではないかと思います。
――縦への意識という部分での評価は?
点が入るまでは前への選択肢を消されるような下がったエリアで守られてしまったので、ちょっと想定外と言うか、5節にして、京都以来、おそらく前から取りに来るぞという感じでミーティングをやっていましたが、あまり出てこなかったと。その中で先に点を取ったことで(相手が)多少出てこなければいけない状況になったので、そこで前という選択肢が出たと思いますし、のぞくことで中を締めてくれるので、サイドを有効に使えたのではないかと思います。そんなに難しいことをやらなかったことも、相手が戻る距離とかブロックを作って組織的に(ボールを)奪うという選択肢を削いだ一つの要因だったと思います。
――90分間の運動量という部分での評価は?
後半が始まる前に、こういう中2日のゲームをみんな経験していると思うけど、後半になったら体が動き出すということがあるので、栃木はたぶん前から来るからそれを気を付けようと言いましたが、それは我々にも同じことが言えて、前半が走れていなかったわけではありませんが、後半はより体が軽くなったと思います。フレッシュに入った選手もよく走ってくれたと思います。
――セットプレーからゴールが生まれましたが、その狙いは?
やっていることは選手間が非常にコミュニケーションを取れていれば、いろんなバリエーションができると思いますし、形にこだわらず、自分たちでひらめいたことをやりなさいということができたと思います。中の入り方も1本1本工夫してやっているので、そのあたりもファーストゴールに生きたと思います。
――先制点の場面について。パスの出し手と受け手が合致していましたが?
セットプレーの攻撃についてはいつも言っていますが、キッカーの質が7割で、中に入っていく選手が2割だと。その割合で僕自身、現役時代からずっとやってきましたし、ボールの質はもちろんパーフェクトでしたし、中の入り方を変えることで、それから入るタイミングというものを考えたことによって、ああいったパワーを持ったシュートが打てたと思います。
――課題は?
シュートの形にいけないというもどかしさが無理に真ん中に突っ込んだりして、ショートカウンターを受け気味になっていたので、そのあたりはケアしなければいけません。それと途中で入って来た選手たちが速さと技術がある選手たちで、斜めに走ってくる動き出しに対して、センターバックにラインを揃えるのか、それともスペースを見るのかというジャッチが曖昧な時が、まだ映像見ていませんが、僕が見た限りでは2回ぐらいあったので、あのあたりはケアしなければいけないと思います。
――セカンドボールの対応への評価は?
非常によかったと思います。90分を通して、圧倒的に我々の方がセカンドボールに対しては反応していたと思います。
――ゴールを決めた中村祐輝選手の評価は?
昨季もそうですし、ここまでの彼のプロサッカー選手としてのサッカー人生はけして明るいものではなかったと思いますが、拾ってもらったという気持ちで、自分はこのクラブの末端にいるんだという気持ちと、上手くなりたい、サッカーを楽しくやりたいという気持ちがいつもトレーニングに出ていると思います。その気持ちがこもったプレーを前回も今回もしてくれました。デカより先に点を取ったので、デカもプレッシャーがかかると思いますが。(上村)岬のデビューもそうですが、新しい選手がどんどん出てきてくれるということは、けが人が多少出てきている中で非常に嬉しいことです。
勝利に値する試合だったと思います。我々は最後まで犠牲心を払い、走りきったことが勝ちにつながったと思います。
――1点目のゴールについて
駒野さんから非常にいいボールが来ましたし、自分はただ合わせるだけでした。我々は日々セットプレーに力を注いでいますし、練習の成果が出たと思います。
――ゴール後のパフォーマンスについて
(小林)祐希と通訳とやろうということを話していましたし、それがゴールした時に頭に思い浮かんだので、やりました(笑)
――2点目のゴールについて
押し込まれていた時間帯で得点を取れたことはよかったと思います。今後も押し込まれる場面は出てくると思いますし、この先もそういった状況でも得点を取りたいと思います。
――攻守両面でハードワークしていましたが?
選手、スタッフを含めて笑ってシーズンを終えたいという気持ちを持っていますし、J1に上がりたいという思いは一つです。そういった部分でどの選手も犠牲心を自然に出していると思います。
――スピードに乗ったドリブルについて
今までもそういったプレースタイルでしたし、スペースがあってもなくても相手に果敢に向かっていくことが自分のスタイルです。この先もしっかりとやっていきたいと思います。
――連勝となりましたが、チームとしての手応えは?
ホームで連勝できたことは非常に大きいと思いますし、メンバーに入っていない選手も練習の時からみんな競争心を持ってやっています。メンバーに入った選手はしっかり成果を残さないと生き残れないと思っています。
――ゴールシーンについて
アダイウトンがディフェンスしてくれ、ちょっとアバウトなボールでしたが、自分のところに来て、トラップが上手くいったので、最後何も考えず、ミートだけを意識して蹴りました。決まった瞬間は本当に嬉しかったです。サポーターのみなさんの前でしたし、決めたいと試合前から思っていましたし、決めることができてよかったです。決めたら控えの選手たちのところに行こうと思っていました。嬉しかったです。
――監督からの指示は?
大きく動くことと、サイドのヨシさんとアダ(アダイウトン)がちょっと疲れているので切り替えのところを速く、あとはシュートの意識という部分です。切り替えのところを特に意識しましたし、シュートも狙っていました。必ずワンチャンスあると思っていましたし、よかったです。
――ゴールの意味は?
ジュビロで今日で2試合目ですが、そこで点を取れたことは大きいですが、シーズンはこれから長いので、変わらず毎日の練習からやっていくだけだと思っています。
――次節へ向けて
中3日ですが、またいい準備をするだけです。
前回の試合、最後でやられそうになったので、ゼロでしっかり締め括ろうという思いがありました。3-0で完勝したことはジュビロとしてここしばらくなかったと思いますし、それができたということで、チームとしての基盤がある程度できてこないとできないことだと思いますし、すごくよかったと思います。
けが人が多い中でこういうサッカーができているということは、チームとして名波さんがやろうとしている戦術がしっかりできている証拠だと思います。控えの選手も気持ちを切らさずにやっていることもこういった結果につながっていると思います。
――守備陣としてここ2試合の手応えは?
ディフェンス陣だけではなく、攻撃の選手も追ってくれていますし、カミック(カミンスキー)もいますし、みんなの力でディフェンス陣がやりやすいようにやってくれています。そこが大きいと思います。
――守備面の手応えは?
全体の距離がよかったと思いますし、1枚かわされても1枚出てくるという状態があったので、どんどん前にも行けましたし、そういった部分でゼロに抑えることができたと思います。
――攻撃面について
前半より後半の方がスペースがあったので、どんどん仕掛けて、どんどん前に行けたと思います。前半もクロスを何本か上げることができていました。ただ、ファーにヨシ(太田吉彰)さんが見えていて、そこに上げた場面ではグラウンダーでもよかったかなと思います。ヨシ(太田吉彰)さんが上手く中に入ってくれましたし、デカ(森島康仁)さんのところでキープできましたし、(小林)祐希もいい形で下がってきてくれたので、相手はつられて前に来ている部分もあったので、その背後を狙っていこうと意識していました。それはイメージ通りにいったと思います。
――『ボールアプローチ』について?
まだまだシュートを打たれるシーンがあるので、さらに突き詰めていかなければいけないと思いますが、ちょっとずつ成長しているということは感じます。
2-0になった時点で自分の中で『あるかもしれない』と意識した部分もありましたし、頭を整理し、入ったらどういうプレーをしなければいけないのかということを考えてピッチに入りました。いい形で試合が終わってよかったです。試合に入る前は正直、緊張してかたかったと思います。ただ、ピッチに入った瞬間にいつも通りという感じがしました。4月1日(※エイプリルフール)ということで、ウソでないことを信じています(笑)。みんなにそう言われました(笑)。
――試合中でのプレーについて
監督が求めているプレーは少なからずできたのではないかと思いますし、試合を落ち着かせることができたと思います。日々の練習からいろんなことを学んで、日々成長しようということだけを考えてきました。それがこういう結果につながって、すごくよかったと思います。やってきたことがムダではなかったと思っています。スタジアムの雰囲気がよかったですし、味方の選手が声をかけてくれ、本当にやりやすくて、楽しかったです。
――今後へ向けて
(デビューが)自分の中ではだいぶ遅れたと思っていますし、後ろに下がることなく、常に前進できるよう、チームに貢献していきたいと思っています。自分の持ち味をしっかり出しながら、しっかりと試合を締められる選手になることで、スタートから使ってもらえるような存在になりたいと思います。
――感想
平日に栃木からも応援に来ていただいている中で、ジュビロさんという強敵相手に思いきってチャレンジしようということで臨んだのですが、我々のよさと言いますか、特長を少し出しきれなかったのはちょっと残念だなと思います。その反面、ジュビロさんの勝利に対する執念と言いますか、J1へ昇格するという気持ちが1つ1つのプレーに出ていたのかなと。そのあたりは学ばなければいけないと思います。次は中3日ということで、やれることをしっかりやって準備を進めていきたいと思います。