2014年 試合速報
天皇杯2回戦 vs.藤枝MYFC
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宮崎 智彦
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ポポ
阿部 吉朗
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金園 英学
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ペク ソンドン
松浦 拓弥
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松井 大輔
岡田 隆
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西山 貴永
枝本 雄一郎
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沓掛 勇太
水木 将人
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石井 雄輔
橋本 巧
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金園 英学
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ヤマハスタジアム | 7/12(土) | 18:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝 | 入江勉 | 日高晴樹 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分分 | 櫻井大輔 | 武部陽介 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
27.1度 | 67% | 大塚篤史 | 野沢勝利 |
19 | シュート | 7 |
10 | ゴールキック | 12 |
3 | コーナーキック | 7 |
12 | 直接FK | 8 |
2 | 間接FK | 5 |
1 | オフサイド | 5 |
1 | PK | 0 |
「天皇杯はACL(※AFCアジアチャンピオンズリーグ)につながる大会。チャンスがある以上、そこに目標を設定していきたい」。
ペリクレス シャムスカ監督はカップ戦の目標を『優勝』とした。もちろんけして簡単なことではないが、勝負にこだわり、貪欲に結果を求めるスタンスはリーグ戦と同様。リーグ戦と並行した戦いになるが、目の前の試合に一つずつ勝っていきたい。
2回戦の相手は静岡県代表の藤枝MYFC(J3)。天皇杯の出場は2年連続2回目の出場となる。09年にチームが創設され、静岡県社会人リーグ、東海社会人リーグ、JFLを経て今季よりJ3でプレーする。今季J3では第17節終了時点で11位。静岡県予選決勝ではホンダFC(JFL)に7-2で勝利。7月5日(土)に行われた1回戦では関西1部のアルテリーヴォ和歌山と対戦。延長戦に末に4-2で勝利し、2年連続の2回戦進出を決めている。昨年の天皇杯では2回戦で清水エスパルスと対戦。結果的に0-2で敗れたが、終盤まで0-0のままゲームを運び、接戦を演じている。カテゴリーの異なる相手ではあるが、けして簡単に勝てる相手ではない。
ペリクレス シャムスカ監督は藤枝MYFCについて「カウンターが特に危険なチーム」と警戒。「選手たちはスピード、アジリティーを備えている。攻撃でもバランスを考え、ボールを失った時に簡単にカウンターを受けないようにしなければいけない」と話している。試合前日7月11日(金)の練習では「もちろん90分で勝ちきることが一番」としながらも、PK練習も行った。油断やおごりは一切ない。この試合もチーム一丸となり、アグレッシブな戦いで勝利を目指す。
ジュビロ磐田の予想フォーメーションは[4-2-3-1]。GKに藤ヶ谷 陽介。最終ライン右から駒野友一、菅沼駿哉、藤田義明、宮崎智彦。ダブルボランチにフェルジナンドと小林祐希。中盤右サイドからポポ、松井大輔(キャプテン)、ペク ソンドン。1トップに金園英学という並びか。
対する藤枝MYFCの予想フォーメーションは[4-4-2]。GKに朴 一圭。最終ライン右から満生 充、望月竜次、内田和志、佐藤将也。ダブルボランチに沓掛勇太と中津留 奨吾。中盤右サイドに久富 賢、左に西山貴永。2トップに石井雄輔、大石治寿という並びか。
試合の会場はヤマハスタジアム。天候はくもり。涼しさを感じることができる。風は弱風。試合開始は18時。ご声援よろしくお願いします!!!
藤枝、水島武蔵監督、「前半同様、フォアチェックをしていこう!」、「攻守の切り替え、ワンチャンスを狙おう!」。
ペリクレス シャムスカ監督
――感想
コンバンハ。まずは相手についてですが、必ずスピードを持ってくると思っていました。ただ、その中でも特に序盤に多くのチャンスを作ることができたと思っています。ただ、それを生かすことができませんでした。チャンスを生かすことができなかったことで相手は息を吹き返し、息を吹き返したことで少し苦労する時間が長かったと思います。
この天皇杯の2回戦でジャイアントキリングがたくさんありました。仙台、神戸が負けました。途中経過では広島も負けていたと思います。そのあたり、大きなクラブと対戦するクラブは必ず高いモチベーションで挑んできますし、てこずってしまったと思います。藤枝さんは非常によくプレーしてくるチームです。特に中盤で非常に運動量がありました。
――後半開始から阿部選手を投入し、2トップにしましたが、その意図は?
試合全体を見ればわかると思いますが、我々のチャンスの多くはサイドから生まれていました。ただ、ペナルティーエリアにかける人数が少ないということで、阿部を投入し、そこに人数をかけるようにしました。
――序盤から相手がラインを高くし、プレッシャーをかけてきましたが、戸惑いは?
彼らのやり方は全くサプライズではありませんでした。映像で研究できていたので。ただ、球離れをもう少し早くしなければいけないと選手たちには伝えました。選手たちはしっかりと準備できたと思います。
――2得点をマークした金園選手の評価は?
しっかりと彼の特長を発揮してくれました。特長を発揮したのはゴールシーンだけではなく、それ以外の場面でも運動量があり、しっかりと顔を出してくれました。試合を通じて感謝しています。
久々のスタメンだったということもあり、前半特に僕自身、地に足がついていないよ
うな感じでした。後半ちょっとずつリズムに乗れてきたので、よかったです。
――PKについて
GKがちょっと先に動いたので、キックの方向を変えました。PKの練習はしていました
し、自信はありました。
――2点目について
タイミングをずらして蹴ることができました。ファーサイドが空いていましたし、狙
い通りです。
――サポーターの声援について
忘れられていたと思っていたので、嬉しかったですね。今日点を取れなかったら、も
う後がないと思っていたので、ほっとした部分もあります。
――リーグ後半戦へ向けて
後半戦巻き返せるようにもっと頑張ります。まだ今季はリーグ戦で一度もスタメンが
ありません。まずは90分出られるように、明日の練習から頑張っていきたいです。
――完封勝利について
僕自身は大した仕事をしていません。DFラインが本当に集中して最後までプレーして
くれました。カウンターなど相手の勢いに乗ったプレーもありましたが、そこもDFラ
インで上手く最後まで集中してくれていたので、あまりやられる気はしなかったで
す。
――前半0-0でしたが、焦りは?
個人的には焦りはなかったです。焦って攻め急ぎことはよくありませんし、後半始ま
る前に改めて慌てないでやろうとみんなで話していました。まずは勝ててよかったと
思います。
――久々のスタメンだったが?
リーグ戦でスタメンを外れ、自分自身、コンディションが上がってきている中で外れたので、悔しい気持ちもありましたが、くさっていても何も変わりませんし、自分が出るという気持ちで準備していました。試合の結果でそれを表現できてよかったです。1点勝負になると思っていましたし、カウンターを絶対に止めようと思っていました。
前半を見ていて、ゴール前にゾノ(金園英学)が一人しかいない場面もあったので、
そのあたり、2トップになり、クロスの時に中の人数を増やすことを意識して、
シュートで終わることを心がけました。それを続けていこうと思っていました。
相手が前がかりになっていて、取った後、なるべくサイドのスペースに入れて相手の
センターバックを動かしたり、ということも意識していました。個人的には2度決定
機がありました。丁寧にいきすぎたかもしれません。もっとコースを狙わないといけ
ません。
――久々の公式戦だったが?
いい感覚でプレーできました。ただ、やはり90分出場することが一番ですし、そこを目指していきたいです。これからもしっかり準備していきたいです。
――感想
ありがとうございました。今日、ジュビロ戦ということで、選手たちも高いモチベーションでこの日を待ち望んでいました。ジュビロさんはシャムスカ監督という素晴らしい戦術、マネージメントを持っている監督の下、今日はほぼベストメンバーに近いチームで戦ってくれました。私たちとしてはありがたく、いい経験になったと感じています。選手たちはプラン通り、前線からプレスをかけるということを意識し、相手のリズムを崩そうという狙いでゲームに入りました。ある程度、そういうところが上手く機能し、うちのリズムというよりも、ジュビロさんの方が前半なかなかいい形、リズムを作れなかったのかなという印象を持ちました。うちとしてはプラン通りの前半でした。ただ、守るだけではなく、攻撃面でも守から攻、サイド攻撃がうちの特長でもありましたし、そういったところも上手く突いていこうと。数少ないですが、何度か見られたと感じています。
後半も引き続き同じペースで行こうということでピッチに送り出しました。15分前後にPKで失点してしまいましたが、ただ、通常のうちですとペースを乱してしまったり、そこから崩れてしまったということがありましたが、最近の試合ではゲームではそこで持ちこたえるようなチームとしてのリズムが出てきていて、引き続き守備の意識を持ち、攻撃から得点を取るんだという意識をキープできたと思います。そして、最後まで諦めず、点を取りに行く姿勢は90分間通して素晴らしかったと思います。終盤に2点目を奪われ、選手たちは負けて悔しい思いをしていますが、この経験を元に、リーグも再スタートしますので、チームとしての経験値、そして、選手個人としての経験値を高め、この試合が非常にいい経験になったと言えるように今後につなげていければと思います。