2014年 試合速報
2014 J2リーグ 41節 vs.モンテディオ山形
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ディエゴ
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松井 大輔
山崎 亮平
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小川 大貴
岡田 隆
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山﨑 雅人
伊東 俊
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小林 祐希
チンガ
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川西 翔太
ロメロ フランク
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伊東 俊
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松岡 亮輔
萬代 宏樹
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ヤマハスタジアム | 11/15(土) | 14:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 望月 豊仁 | 吉田 寿光 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 五十嵐 泰之 | 三原 純 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
14.6度 | 35% | 野田 祐樹 | 花澤 秀登 |
10 | シュート | 4 |
9 | ゴールキック | 11 |
4 | コーナーキック | 5 |
18 | 直接FK | 9 |
5 | 間接FK | 0 |
5 | オフサイド | 0 |
0 | PK | 0 |
「ぶれないし、やることは変わらない。2連勝してプレーオフを迎える」。
オフ明けの11月11日。名波 浩監督は選手たちにそう伝え、今節のための調整をスタートさせた。前節は非常に悔しいドローとなったが、ここが踏ん張りどころ。惜しくも勝ちきれなかったが、内容はけして悪くない。攻守の切り替えなど継続すべき点は継続し、修正すべき点を修正していく。今週も質の高い練習でチーム全体をブラッシュアップしてきた。今度こそ絶対に勝ちきる。
前節(11月9日)はアウェイでザスパクサツ群馬と対戦し、1-1。前半、小林祐希のゴールで先制したが、試合終了間際に失点。4試合連続でドローという結果となった。なおかつ、3試合連続で先制しながら追いつかれる展開となり、松井大輔は「改善していかなければいけない。2点目、3点目を取らないと」と悔しさをにじませた。その言葉の通り、追加点をいかに奪うことが5試合ぶりの勝利のためのポイント。ここ3試合でゴールを奪うことはできている。この試合もけして守りに入ることなく、最後の最後まで攻めきるのみ。その上で状況に応じてゲームを上手くコントロールしていきたい。前節と同じ展開は絶対に避けたい。
対するモンテディオ山形は第40節終了時点で勝ち点61の6位。7位・大分トリニータとの勝ち点差はわずかに『1』であり、プレーオフへ進むために是が非でも勝利が欲しい状況だ。前節はホームでアビスパ福岡と対戦し、2-1で勝利。相手に先制されたものの、終盤に山田拓巳、中島裕希の連続ゴールで逆転した。
劇的な形で勝ち点3を掴み、リーグ2連勝。波に乗ってアウェイに乗り込んでくるに違いない。チームとして5試合連続で複数得点をマークしておりディエゴ、山崎雅人らアタッカー陣も好調だ。また、天皇杯ではクラブとして初めてベスト4に進出。今季就任した石崎信弘監督の指導の下、着実にチームを成長させてきている。
前回の対戦は第20節(6月28日)。後半に駒野友一のゴールが決まり、1-0で勝利した。ただし、膠着した時間帯も長く、最後までどちらに転ぶかわからないゲームでもあった。
再戦はプレーオフ進出を懸けた大一番となる。相手もいつも以上に闘志を燃やしてくるに違いない。昨季までジュビロ磐田に在籍した松岡亮輔も気合い十分だろう。だが、今季リーグのホーム最終戦という意味でも何としても勝ちたい一戦。この試合に勝利できれば、無条件で4位以内を決めることができる。難敵が相手ではあるが、ここで勝利を手にし、プレーオフへ向けて弾みをつけたい。
ホーム・ヤマハスタジアムの歓声をパワーに変え、全身全霊でゴールを目指す!
山形、石崎信弘監督、「今1-0で勝っているが、サッカーは何が起こるかわからない。後半の入り方に注意しよう」、「前と後ろの選手のバランスをよくしていこう」、「あと45分、集中して冷静にプレーしよう。次のことを考えプレーし、レフェリーの笛がなるまで集中していこう」。
――感想
前半、ちょっと雑なプレーが多くて、相手のプレッシャーをかいくぐれた時も雑なプレーが出て追いつかれてしまったり、帰陣されてしまったということで、そこを改善しようと伝えました。ビハインドになって、後半出なければいけないと、後半の開始20分アグレッシブにやれていて、戦う気持ちも出ていたと思います。あとは前がかりになっているところではないところで2点目を失い、非常に残念なゲームです。今回、山形の戦い方とか気持ちの入り方とかを含め我々にとっては完敗だったと思います。
――いい時間帯でもなかなかフィニッシュに行けないこともありましたが、そのあたりの課題は?
就任してからずっとアタッキングサードの質は求めていましたし、今日もホワイトボードに書きました。それでいけば、山形との差はラストパスの差だったと。そこに尽きるかなと。一日やそこらではタイミングが合ったり、質がよくなるということではないので、地道ですが、やっていく作業の一つだと思います。
――試合途中で両サイドバックの位置を入れ替えた意図は?
雑なプレーが続いたので、気分転換も含めてと。試合前にも本人たちに伝えてあったので入れ替えましたが、ちょっと重みがありました。岡田を入れてからはだいぶスムーズに人が動き出したので、あれが最初から欲しかったという感じがしました。
――なかなか勝ち切れない試合が続いている中、リーグ最終戦へ向けどう調整していきますか?
当たり前ではありますが、勝ったり負けたりということがずっと続いていくことがリーグ戦だと思っています。我々は1か月以上勝てていない時間ができてしまうので、メンタル的にもプレーの質としても後ろ向きにならず、ということは言っていこうかなと。言っていくというより言い続けてきていますが、今まで以上に明るく立ち振る舞えたらと思います。
――後半から投入した山崎選手の評価は?
山崎に関しては前の突破はもちろん、背後への飛び出しといった部分は回数多くやってくれたと思いますし、守備のスターティングポジション以外はほとんど自分が望むプレーを平均点以上出してくれたと思います。シュートが最後の左足と、もう一つぐらいしかなかったので、もう少しゴール前に入っていくタイミング、スペースを見つけて行ってほしかったと思いますが、2トップ自体は悪くなかったかなと。今日、就任してから8試合の中で前田に一番ボールが収まっていたと思うので、そういう意味ではアクションを起こす人間が隣にいたことも大きかっただろうし、今後へ向けて今日のゲームでいくと唯一と言ってもいいぐらい明るい材料かなと。
――磐田のリズムを壊しにかかるチームがJ2には多いと思いますが、そのあたりを乗り越える難しさは?
僕も実際J2でプレーしているので、その難しさは非常に感じます。足ごと来たり、スペースもそこまで人数をかけなくていいだろうというぐらい人をかけてきたり、そのあたりのハードワークというのはJ2特有のものがありますが、そこでも自分たちのスタイル、これはもうクラブがいくらお金を持っているとか、どれだけ代表選手・代表OBがいるとか関係なく、僕が監督をやっている以上はそのクラブは自分たちのスタイルを貫きたいと思うので。そんなハードワークをしてくるチームに対しても90分通してとは口が裂けても言えませんが、そういう時間をなるべく長く、それから高く、深い位置でボールが動かせればと思います。
――なかなか縦にパスが入らない印象を受けますが、打開策は?
今日は特に縦パスがちょっと少なくて、出し手のタイミングもそうですが、受け手のタイミングもあまりよくなかったりして。ラフなボールが前田に収まっていたという部分では、意図的な縦パスを出さなくてもいいとは思っていないと思いますが、出す必要性をあまり感じなかったのかなと。もしくは相手がそれをケアして、突っ込んだらインターセプトされるという怖さがあったかなと。そのあたりは映像を見てみなければわかりませんが、どちらかと言えば、選手のメンタルが後者にあったのかなと。もう少し怖がらずに前に入れるべきだし、前はタイミングよく顔を出すべきだし、それがあって向こうのハードワークを逆手に取れると思うので、そこは極端に少なかったなと。ここ8試合でたぶん一番少なかった気がします。
前から来る相手に対して、上手く自分たちのリズムを作ることができなかった部分は
あると思います。今日勝てば(自力で)プレーオフが決まりましたが、結果的に負け
てしまったので、全ては次の最終戦にかかっていますし、勝たなければいけません。
気持ちの部分でこちらも入っていましたが、相手に上回られた部分もありました。今
は次の試合へ向けて切り替えることが大事だと思います。
(フェルジナンドとの連係について)助けられた部分もありますし、いい時間帯もあ
りました。
とにかく集中を切らしてはいけないと思ってベンチから見ていましたが、最後の5分
を切ったところでやられてしまったというところで、気持ちだけの問題ではありませ
んが、試合の開始と終わりの5分は点が動きやすい時間帯なので、もっとみんなで声
をかけたり集中しなければいけなかったと感じています。もう一度見つめ直してやっ
ていかないといけないと思います。
チャンスに近い形はありましたが、シュートを打ってのチャンスはあまりなかったの
で、もっとシュートを打たなければいけなかったと思います。
――感想
残り2試合という中で、プレーオフ圏内に入らなければいけないという立場で、今日のゲームは本当に選手たちが前半からかなり集中して、激しく戦ってくれました。その結果が2-0という結果につながったと思います。本当に前半からよく走って追いかけてアグレッシブに戦いました。
後半はどうしても疲れて押し込まれるシーンもありましたが、そういうところでも体を張って失点を与えなかった。本当に今日は選手の頑張りがすごくよかったと思います。リーグ戦は残り1試合、ホームでヴェルディ戦ですね。ここに勝てばプレーオフ圏内へ入れるというところで、何としても山形のサポーターにNDスタジアムに集まっていただき、チームと一緒に戦って、プレーオフ圏内に入って、J1へのチャレンジを目指していきたいと思います。
――試合前の狙いは?
狙いというより、今目指しているサッカーが今日のようなサッカーです。目指しているところを追求していこうと。ただ、ジュビロもいい選手がたくさんいますし、前田選手、松浦選手、松井選手など個人能力の高い選手がいるので、やはりそこはしっかりと組織で守っていかなければやられてしまうと。一人がチャレンジして、他の人がカバーに入るという意識はかなりあったと思います。攻撃面でもボールを持っている選手をどんどん追い越していく動きが出ていたと思います。ただ、課題として後半、足が止まってしまうというところで、まだまだフィジカルの部分を鍛えていかなければいけないと思います。
――試合前にイ ジュヨン選手がけがして石川選手に急遽代えましたが、チームとして焦らなかった要因は?
前回も水戸戦でディエゴがウォーミングアップ中に肉離れして代わりの選手が入って勝ったというところで、代わりに入る選手が石川竜ということで、経験ある選手でしたし、落ち着いてしっかりと対応してくれたと思います
――シーズン終盤戦に尻上がりに調子を上げてきている要因は?
選手がプレーオフを目指して戦っているということと、やろうとしているサッカーがここにきてずいぶん機能してきていると思います。
――他会場で大分が勝ったことは試合中に知っていましたか?
ハーフタイムに聞いて知っていました。ただ、大分というより自分たちの方が順位が上ですので、大分が負けて自分たちが上がっていくのであればそういうこともありえたと思いますが、自分たちがただ勝てばいいだけの話ですので、そういう話は全くしませんでした。これから千葉が試合をすると思いますが、J2を盛り上げられてよかったと思います。