2014年 試合速報
2014 J2リーグ 37節 vs.ロアッソ熊本
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坪内 秀介
菅沼 駿哉
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藤田 義明
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松井 大輔
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嶋田 慎太郎
岡本 賢明
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松井 大輔
ペク ソンドン
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澤田 崇
巻 誠一郎
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松浦 拓弥
山崎 亮平
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中山 雄登
黒木 晃平
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黒木 晃平
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
うまスタ | 10/19(日) | 16:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 牧 弘和 | 三上 正一郎 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 田中 利幸 | 清水 崇之 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
23.8度 | 46% | 西水流 優一 | 衛藤 薫 |
8 | シュート | 8 |
11 | ゴールキック | 7 |
4 | コーナーキック | 3 |
9 | 直接FK | 18 |
1 | 間接FK | 1 |
1 | オフサイド | 0 |
0 | PK | 0 |
今季、九州でのアウェイ戦はここまで1分3敗。“鬼門”とも呼べる状況となってしまっているが、ここで流れを変え、2位・松本山雅FCを追走したい。
この試合のために、いつも以上に入念な調整をしてきた。10月17日(金)の練習後に熊本へ移動。10月18日(土)の試合前日練習を熊本県内で行った。その主な理由はやはりコンディショニング。試合前日に長距離移動がない分、いつも以上にいいフィジカル・メンタル状態でゲームに入ることができる。「言い訳できない」と口元を引き締めたのは藤田義明。チームとして序盤からアクセルを思いきり踏み込み、アグレッシブに仕掛けていきたい。
ジュビロ磐田の予想フォーメーションは[4-2-3-1]。GKに八田直樹。最終ライン右から櫻内 渚、坪内秀介、森下 俊、駒野友一。ダブルボランチに藤田義明と宮崎智彦。中盤2列目右から松浦拓弥、小林祐希、松井大輔。1トップに前田遼一(キャプテン)という並びか。
この試合はセンターバック・伊野波雅彦を累積警告による出場停止で欠くことになる。その分、4試合ぶりのスタメンとなる坪内秀介にとってはアピールのチャンス。「(前日練習で)ホームに近い形で調整できている。しっかり準備していきたい」と意気込みを語っている。
前節はホームでFC岐阜戦と対戦し、3-1で勝利。新体制として初の連勝を懸け、この一戦に臨む。
対するロアッソ熊本は第36節終了時点で勝ち点43の17位。ここ3試合未勝利としばらく白星から遠ざかっているだけに、勝利への意欲はいつも以上に強いはずだ。前節はアウェイで京都サンガF.C.と対戦。互いにチャンスがありながら決め手に欠き、0-0のドローに終わっている。
ロアッソ熊本の予想フォーメーションは[4-2-3-1]。GKに畑 実。最終ライン右からキム ビョンヨン、橋本拳人、園田拓也、片山奨典。ダブルボランチに養父雄仁(キャプテン)と高柳一誠。2列目右から中山雄登、澤田 崇、嶋田 慎太郎。1トップに齊藤和樹という並びか。
前回の対戦は3月16日の第3節。前半に前田遼一の2ゴール、さらに松井大輔のゴールが生まれ、3-0。後半に齊藤和樹に1点を返されたが、3-1で勝利している。ただし、8か月という月日が流れ、互いにチーム状況は異なる。今回の対戦はどういった展開となるか。
試合会場はうまかな・よかなスタジアム。天候は晴れ。風はほぼない。試合開始は16時。
ご声援よろしくお願いします。
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熊本、小野 剛監督、「全員で強気の戦いができている」、「後半も続けて戦い、絶対にこの試合をものにしよう」。
――感想
立ち上がり我々の背後を突くロングボールが多くて、ラフなボールに対応しきれなかったことと、熊本のアタッカー陣が動き出しが速かったので、ちょっと重心が後ろになってしまって。でも、ミーティングではやはり常に前に置こうと。守備でもアクションを起こそうと、リアクションはやめようということは言っていましたが、選手交代も含めてちょっと後ろ目になってしまったかなと思います。
後半はちょっとずつ立ち位置を変えて修正しましたし、ボールが動くようになりましたし、最後の深いところまで崩す形もあったのですが、一番いいところでフィニッシュが打てなかったので、そのあたりが残念でした。それと、押し込んでる時間帯でのリスクマネージメントがちょっと甘かったので、そのあたりは次節以降改善するところかなと思います。
――熊本に前日入りして調整しましたが、選手たちのコンディションは?
コンディションは大分戦よりはよかったと思いますが、先ほど言ったようにあまりにも背後に意図的なボールが多かったので。最終ラインを揃える前にボールを蹴られてしまって。ボールのアプローチの甘さもありましたが、そのあたりで後ろに重くなってしまったと。体が重いと後ろに重いは違う話ですが、そうなってしまったと思います。
――今日の試合、喪章を巻き、ベンチ前に奥さんのユニフォームを掲げましたが?
(勝てなかったことは)残念ですが、(奥)大介の思いは我々のクラブに通じるものがありますし、彼が作った土台はまぎれもない事実です。クラブOBとして、それから代表OBもたくさんいる我々のクラブなので、代表OBとしても彼の残した足跡は間違いなく輝かしいものです。それを汚さないためにも今日どうしても勝ち点3が欲しかったのですが。マリノスも横浜FCも今日勝ったそうなので、我々も勝つ条件は揃ったぞということで言いましたが、そこは残念でしたね。
――試合前、そのユニフォームにお祈りをされているように見えましたが、どういった心境だったのでしょうか?
ちょっと覚えていないです。
――残り5試合となりましたが、松本との勝ち点差をどう見ていますか?
だれが見ても厳しい条件ですが、でも、やるべきことは変わらないです。今季、九州で1回も勝てなかった悔しさは選手たちも今、十分に伝わっています。ただ、大分戦よりも内容はよかったですし、前がかりになろうという気持ちは十分に感じましたし、来週以降また一戦一戦勝ち点3を目指してやっていきたいと思います。
――パスミスやボールロストが多いように見えましたが?
熊本のアプローチが非常に速かったこと、密集が速かったことで、そのあたり、判断早くはたけという話をしましたが、コーチングが足りなかったり、まだまだコミュニケーション不足だなと感じました。
――序盤、坪内選手が負傷交代となりましたが、ゲームに影響はありましたか?
一枚目のカードでしたし、しかも最終ラインということでベンチワークとすれば非常に難しいゲームになってしまったと思います。ただ、(菅沼)駿哉もよくやったと思いますし、(ペク)ソンドンも流れを変え、山崎も決定的なミスもありましたが、大分戦よりもゲームの入り方はよかったですし、少しずつ上向きになっているかなと。ただ、ゲームの影響という意味では大きかったと思います。
――坪内選手の負傷箇所は?
ちょっとまだ確認していません。
あそこまで早い段階で出番が来るとは思っていませんでしたが、勝ちたいという気持ちだけを持って出ました。このスタジアムに到着した時、改めて試合に出たいという気持ちでしたし、そういう意味ではピッチに立ててよかったと思います。
(後半、自陣ゴール前で相手の突破を止めたが?)今週、1対1の練習をしていたので、そこまで焦らず対応できたかなと思います。
攻撃の面でもっとよく入れればよかったのですが、なかなか入れなかったので、守備面では貢献したいという気持ちでした。
個人的にはもっと前に行けるところで簡単に横に出してしまったり、ターンできるところでできなかったりという試合でした。チームとしては前半なかなか相手にとって怖いエリアでプレーができなくて、シュートもぜんぜん打てなくて・・・。そこでのプレーの精度とか、サポートが足りなかったと思います。
(後半、自身のギアが一段上がった感じがしたが?)それはたぶん自分が低い位置でボールを受けてから高い位置に入っていくと。その方が相手が捕まえにくいと思いますし。前半はちょっと(前田)遼一くんと2人で2トップ気味に張りすぎていたので、そこで段差を作り、そこから出ていく・落ちる・抜けるということをしていった方が相手も捕まえにくいということを今日改めて感じました。
(攻撃面について)攻撃のところで決めるべきところで決める、というところだと思います。チームとして残りの試合で全て勝つということを掲げていますし、そのあたりをさらにきっちりやっていかなければいけません。悔しいです。
――感想
まず試合とは別ですが、今週のトレーニングの合間にかつて日本代表として共に戦った奥大介君の悲報が入ってきました。共に戦った仲として非常に悲しい気持ちで、そして、対戦相手が彼が一緒にやっていた選手たちの多い、彼が非常に活躍したジュビロ磐田ということで、何かの因縁を感じる試合でした。少なくとも両チームがしっかりと力を出し合い、出し切る試合にもっていかなければいけない。そういう意味では出し切ることができたと思いますし、彼の冥福を祈りたいと思っております。今日の試合ですが、前線からアグレッシブにディフェンスし、そこからペースを掴む、非常に消耗する試合になりました。最後はかなり疲労もあったと思いますが、今季一番だったと聞いてますがスタンドには多くの方が来てくれ、疲れた選手たちに声援を送ってくれ、最後まで戦い抜くことができたと思います。最後まで応援してくれたサポーターに感謝しています。
できれば本当に勝点3という形でそれに応えたかったですが、それができなかったのは残念ですし、非常に悔しい思いです。ただ、この悔しさというのはあれだけの試合ができたのにということとちょうど裏返しで、あれだけチャンスを作ったのだから決めなければいけない。そういう思いはあります。逆に言えば、あの相手に全く臆することなく勇敢にラインを上げ、最後までプレッシャーをかけ、裏を取りに行き、つなぐところはつなぎ、最後の最後まで勇敢に戦ってくれたと思っています。選手たちは力を出し切ってくれ、今季の試合の中でも最高の試合の一つじゃないかと思います。では、そういう試合をしてなぜ勝てないか。そこは監督である私の責任で、選手は本当に力を出し切り、素晴らしい試合をしてくれたというのが私の感想です。