2014年 試合速報
2014 J2リーグ 36節 vs.FC岐阜
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クレイトン ドミンゲス
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木谷 公亮
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松井 大輔
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前田 遼一
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阿部 正紀
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伊野波 雅彦
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森 勇介
比嘉 諒人
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クレイトン ドミンゲス
水野 泰輔
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松浦 拓弥
ペク ソンドン
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松井 大輔
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森下 俊
田中 裕人
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田中 秀人
清本 拓己
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難波 宏明
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松井 大輔
山崎 亮平
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ヤマハスタジアム | 10/11(土) | 15:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 高畑 俊成 | 福島 孝一郎 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
くもり | 90分 | 佐藤 貴之 | 桜井 大介 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
22.0度 | 65% | 上村 篤史 | 原 拓也 |
8 | シュート | 14 |
10 | ゴールキック | 5 |
6 | コーナーキック | 4 |
21 | 直接FK | 12 |
1 | 間接FK | 7 |
1 | オフサイド | 7 |
0 | PK | 0 |
新体制としてリスタートし、1勝1敗で迎える3試合目。このゲームが今季の大きな分岐点となる。
「自分たちはずっと戦い続ける立場にいる」。
前節(10月4日)の試合後、名波 浩監督は選手たちにそう声をかけた。前節はアウェイで大分トリニータと対戦し、0-2。他会場で2位・松本山雅FCが勝利したため、勝ち点差は『5』から再び『8』に。厳しい状況に変わりはないが、指揮官は「上だけを追い駆けるスタンスは変わらない」と言いきる。今のサックスブルーにとってはその言葉が全てだ。今季リーグ戦は今節を含め残り7試合。自動昇格圏内を目指し、最後の最後まで全力を尽くすのみ――。
対するFC岐阜は第35節終了時点で12勝9分14敗。勝ち点45の14位であり、6位・大分トリニータとの勝ち点差は『9』。プレーオフ圏内へ食い込むために、どの試合も落とせない状況だ。前節はホームでモンテディオ山形と対戦。序盤から相手に押されたが、川口能活ら守備陣が粘り強く対応。終盤、ロングスローから難波宏明がゴールで決め、1-0で競り勝った。
今節は前節出場停止だった高地系治、ヘニキがスタメンに戻る可能性もある。今季のFC岐阜は状況に応じて4バックと3バックを使い分けているだけに、フォーメーションにも注目したい。
ゲームの焦点となるのは中盤の攻防。大分トリニータ戦は第34節・愛媛FC戦からスタメンを2人に入れ替えた。ボランチを務めたのは左サイドバックを本職とする宮崎智彦。パスのつなぎ役となり、プロ初のボランチとは思えないプレーを見せてくれた。だからこそ、勝利したかったが、プラス材料であることに間違いはない。ボランチの相方・藤田義明とのバランスもよかった。同じく中盤では、前節累積警告により出場停止だった小林祐希にも注目したい。相手ゴールに近い位置で持ち前のアグレッシブな仕掛けを見せてほしい。
名波監督も「先制点を取れれば、メンタル的にアドバンテージになる」とゲームを展望している。FC岐阜との前回対戦は第18節(6月14日)。アウェイで対戦し、4-0で勝利した。前半に前田遼一の2ゴールが飛び出し、後半立ち上がりにはポポのゴールでリードを広げた。理想的な展開だっただけに、今回の対戦でもまずは先制点を奪いたい。
FC岐阜のベンチ前にはラモス瑠偉監督、ゴールマウスの前には川口能活が立つ。名波監督にとってはよく知る面々との対戦となる。相手もいつも以上に気合いが入っているだろうが、今節はホームゲーム。スタンドの後押しをパワーに変え、チーム一丸となって勝利を目指す。10月最初のホームゲームを何としても白星で飾り、ここからさらに加速したい。
岐阜、ラモス瑠偉監督、「マークの受け渡しをはっきりしよう」、「コンパクトに!!」、「中盤を構築しよう」、「1点取ろう!!」。
――感想
立ち上がり10分は相手が何をしてくるかわからないとか、システムが予想通りだったかどうかということも含めて、選手たちが様子を見ている感があって、その間、岐阜にちょっと体重を持たれた感がありました。ただ、そこをしのぎ、特にセットプレーで(岐阜のシュートが)ポストに当たってから、あの後からやっと目が覚めたような動き出しがあり、それに徐々にボール回しがついてきた前半だったかなと。
後半の立ち上がりはお互い中盤の潰し合いでしたが、特に残り20分は全く満足する内容ではなくて。相手に広く使われた場面もありましたし、パワープレーに対してセカンドボールは拾えていたのですが、拾った人間の選択肢があまりよくない状況が続いたので、またロングボールを入れられるような回数が増えてしまい、そこは残念だったなと思います。ただ、負けたゲームの次に勝ち点3を取れたことはよかったですね。
――残り20分で満足できなかった要因は?
まずメンバー交代によって、それでも継続していく前への守備をやっていかなければいけませんでしたが、多少藤田がポジションを下げたことによって、ちょっと後ろに重たくなってしまったのかなと。これは自分も反省しなければいけませんし、送り出した人間に対してそういうことを伝えなかったことが一つ問題あったと。それから、後ろで余っている人間が局面で何度かあったので、もうちょっと前から積極的に仕掛けないと自分たちがやろうとしている守備はできないのではないかと。そこはちょっと不満でしたね。
――前半、小林選手に指示を出していました。その後、小林選手がよりボールに絡むようになったと思いますが、どんな指示を?
まずはおっしゃったことが一つで、ボールに絡めと。ちょっと前田にくっつき過ぎている感じがあり、2トップ気味になっていたので、守備のスターティングポジションはそれでは難しいと伝えました。あとはボールに関わりながら配給、特に前への意識を持たせる配給をちょっと言いました。もう少しボールに触ってほしいですけどね。回数的には。
――2得点について
両方とも(前田)遼一のこぼれだったので、(前田)遼一におごらないとと思いつつ、ありがとうと言いましたけど(笑)。(前田には)うなぎをおごってと言われました(笑)。(前田)遼一の近くにいようということを常に心がけているので、ポジショニングはよかったと思います。勝ったことでチームが勢いに乗れればと思います。
――試合を振り返って
監督がリスタートということで、ホームで負けられないという気持ちが入ったゲームだったと思います。チームが一丸となって戦うことができました。
――今後へ向けて
ずっと勝っていくことが大事ですし、しっかり勝ち点3を取り続けることが上にプレッシャーをかけることになります。最後笑えるようにできればと思います。
(松井大輔には)しっかりごちそうしてもらいます(笑)。
(試合前に岐阜のキャプテン・川口能活とコイントスしたが?)尊敬できる先輩と試合前にああいう風に握手できたことはよかったです。
(攻撃面について)これを続けていけるようにまたいい準備して頑張りたいと思います。もっと点を取れるように頑張ります。
――試合を振り返って
大分戦で自分自身、ふがいないプレーをしてしまったので、もう一度気持ちを入れて臨みました。勝ち点3が取れたことはいいことですし、これを続けられるようにしていきたいです。
――好セーブもあったが?
最近ああいったプレーを出せていなかったですし、チームを勢いづけるプレーができなかったので、それができてよかったのですが、最後1点決められてしまっています。ゼロで終えることができれば、チームとしても上がっていくと思いますし、さらにレベルアップしなければいけないと思っています。もう一度しっかりやっていきたいです。
――岐阜・川口選手との対戦となったが?
一緒にやっていましたが、自分としてはライバルとしか思っていませんでした。(川口)能活さんはどう思っているかはわかりませんが、戦いに負けたくありませんし、そういった気持ちでやっていました。
――今後へ向けて
あと6試合しかないですし、勝つことでしか相手にプレッシャーをかけられないので、勝つことだけを考えていきたいです。さらに体を張って、さらにチームを助けるプレーをしたいです。
――試合を振り返って
前半よかったのですが、後半よくなかったです。ただ、ちょっと受け身になってしまったかなという中で3点目を取れたことは大きかったのですが。
ベースとなる『切り替え』という部分では、この3試合を通してある一定のレベルまでは持ってこれていると思いますし、あとはそこからの精度だったり、サイドチェンジの数を増やしたり、自分たちが悪い時間帯をどう乗り越えるかと。それと、そういう時間をなるべくなくすというか、そういう状況に応じてプレーを変えていく必要もあると思うので。もちろん僕が気づいたら言っていく部分もあると思いますし、それを各々が気づかないといけない部分もあると思います。ただ、今まで以上に自分のプレーを映像で見ていると思いますし、みんなでカバーしようという意識は高まってきていると思います。
――試合を振り返って
セカンドボールという部分で、徐々によくなってきましたし、チームとしてもセカンドボールを拾わないとという意識も強くなってきたと思います。ただ、最初からマイボールの時間をさらに長くしていければ、最初バタバタせずに済んだと思います。
――ボランチでのプレーについて
ボールに絡む回数が多いですし、守備も自分が声をかけ、主導権を取りながらできます。その意味ではやはり楽しいですし、何と言ってもボールを触れることが楽しいですね。
――前半の序盤から中盤にかけて守りで裏を取られてもコンパクトにできていたように感じました。結果的に3失点しましたが、そのあたりの評価は?
今、ジュビロさんは昇格争いしているチームですし、1点取られても大丈夫だと思いましたが、どこかのタイミングで2点目が入ったら厳しくなると思っていました。あの2点目がおそらく全てだと思います。システムは関係ありません。負ける時は負けます。ただ、最後の最後まで攻めて1点返しに行こうという姿勢があってよかったと思います。負けて残念です。