2014年 試合速報
2014 J2リーグ 35節 vs.大分トリニータ
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ダニエル
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櫻内 渚
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木村 祐志
伊藤 大介
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伊藤 大介
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阿部 吉朗
山崎 亮平
松井 大輔
ポポ
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土岐田 洸平
松本 怜
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為田 大貴
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藤田 義明
田中 裕人
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林 容平
伊佐 耕平
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
大銀ド | 10/4(土) | 14:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
良芝、乾燥 | 小林 進 | 松尾 一 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 唐紙 学志 | 村上 孝治 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
23.4度 | 55% | 穴井 千雅 | 宇野 耕二 |
6 | シュート | 9 |
14 | ゴールキック | 5 |
6 | コーナーキック | 3 |
13 | 直接FK | 20 |
2 | 間接FK | 2 |
2 | オフサイド | 2 |
0 | PK | 0 |
「残りの試合は全部大事」(名波 浩監督)。
その理由を改めて説明する必要はないだろう。まさに“1戦必勝”。2位・松本山雅FCに圧力をかけるためにも、どの試合も落とせない。
ジュビロ磐田の予想フォーメーションは[4-2-3-1]。GKに八田直樹。最終ライン右から櫻内 渚、伊野波雅彦、森下 俊、駒野友一。ダブルボランチに藤田義明と宮崎智彦。中盤2列目右から松浦拓弥、阿部吉朗、松井大輔。1トップに前田遼一という並びか。
やはり注目はボランチでのプレーが予想される宮崎智彦。左サイドバックを本職とする選手だが、名波監督によってボランチに抜擢された。「臆せずプレーしたい」と闘志を燃やしている。名波監督は「攻撃センスがある」と起用理由を語っていた。また、今節は累積警告による出場停止で小林祐希を欠く。新監督は2列目には阿部吉朗を起用。経験豊富な点取り屋の奮闘にも期待したい。
“名波・ジュビロ”の初陣は前節の愛媛FC戦(9月28日)。前半を0-0で折り返したが、後半の立ち上がりに櫻内 渚のクロスを前田遼一が押し込み、1-0。さらにその後松井大輔のスルーパスに反応した松浦拓弥が粘り強く決めた。守備陣も最後まで集中力を切らさず、完封勝利。この結果、2位・松本山雅FCとの勝ち点差は『5』に。いよいよ射程圏内に入った――。
対する大分トリニータは第34節終了時点で勝ち点51の6位。順位が上下のクラブとプレーオフ圏内(6位以内)を激しく競り合っている。前節はホームでV・ファーレン長崎と対戦し、1-1のドロー。前半にクロスから佐藤洸一に先制点を奪われたが、後半に新戦力・ダニエルのゴールで同点。1ポイントを得ている。
大分トリニータの予想フォーメーションは[4-1-4-1]。GKに武田洋平。最終ライン右から西 弘則、阪田章裕、高木和道、若狭大志。アンカーにダニエル。2列目右から土岐田洸平、末吉隼也、木村祐志、為田大貴。1トップに林 容平という並びか。
前回の対戦は第13節(5月11日)のホームゲーム。前半に前田遼一の得点で先制したが、後半の立ち上がりにFKから失点。この試合もセットプレーには要注意だ。
試合会場は大分銀行ドーム。天候は晴れ。九州でのアウェイゲームながら、この試合も大勢のサックスブルーサポーターがスタジアムに駆けつけている。選手、スタッフ、そしてサポーターと勝利の喜びを共有するために、何として勝ちたい。
「連勝できれば、(次節の)岐阜戦の雰囲気が変わる」。新指揮官は選手たちにそう声をかけ、このゲームに臨む。ここで連勝できれば、間違いなく波に乗れる。
試合開始は14時。ご声援よろしくお願いします!
大分、田坂和昭監督、「前半はとてもよいゲームができている。後半ももう一度みんなで続けよう!」、「守備はサイドからのクロスの対応をしっかりすること。ラインコントロールをすること」、「攻撃はボールを取ったらカウンター。クロスに対して中の人数を増やそう」。
――感想
前半は大分もうちもいいプレッシャーからいいカウンター、もしくはショートカウンターを狙っていくような戦いだったと思いますが、お互い決定的なシーンはなかなか見出せなくて、後半になるにつれて堅いゲームになるのかなと。ロースコアだと思うので、最初の1点が勝負だぞということでハーフタイムに送り出しましたが、ちょっと55分ぐらいでしょうか、そこから65分ぐらいまでがちょっと後ろに重たくなっていたので、我慢できるかどうかチャレンジさせてみて、結果的にしのいだのですが。ただ、そこでちょっと一息ついてしまったのかなと。しのいだので、今度は我々の時間だという守備から攻撃の切り替え。局面の切り替えではなくて、ゲームの中で今は攻撃の時間、自分たちの時間だという切り替えができなったことがまず一つです。
それから大分の方が運動量が多かっただろうし、特にセカンドボールの反応、球際のところは相当来ていたと思います。前節の長崎戦ではなかなか見せなかったシーンというのが大分は多々あったと思います。そのあたりは我々への対策も十分にできていたのではないかと思います。
――ボランチ起用した宮崎選手の評価は?
ボランチをやるのはプロになってから初めてでしたが、間違いなく合格点だと思います。ボールワークはほとんどミスなく、最終ラインに吸収されたのは2回くらいでしょうか。90分で2回ということは十分に合格だと思います。セカンドボールの予測も、サポートアングルも全て正しかったなと。一つだけ、もう一つ前のエリアに自分から運んだり、自分から積極的に動き出すということがもう少しあってもよかったかなと。1本、ヨシアキ(藤田義明)からかな、ロングボールにすっと抜けたぐらいで、あとはなかなか出ていけなかったので。そこだけは課題かなと思いますが、もう十分に合格だったと思います。
――負けはしましたが、攻撃の形が見えてきた部分もあったのでは?そこから先の部分は今後の課題でしょうか?
そうですね。フィニッシュのエリアというのは、その精度は十分に高めようという話はしていますが、それも相手があってのものですし、特に前田とか点を取っている選手へのケアはどのチームも速いと思います。そこからもうひと工夫、ふた工夫というのは絶対的に必要ですし。今日のゲームで言うと、ちょっとみんな難しいことをしようとし過ぎたと言うか、いろんな“色気”が出たと思います。ちょっと難しい選択肢をチョイスしてしまったのと、あともともと持っている選択肢が少ない。この2点が最終的なエリアであまり上手くいかなかった部分かなと。シンプルにポポのミドルシュートとか、松浦のクロスからポポのヘディングシュートとか、結果的にシンプルなやつがビッグチャンスになりえたので。あのあたりはシンプルさと、緻密なトリッキーさのバランスを上手く考えたいなと思います。
――田坂和昭監督との対戦で意識した部分は?
一昨年のJ1参入戦の戦いは全て見ていましたし、3バックにしても4バックにしても様々な守り方、戦い方ができる策士だとずっと思っていました。アウェイとか監督うんぬんは関係なく我々は勝つつもりで来ましたが、今日に限って、大分が非常に上手く戦ったなという感じがします。
――アウェイということで移動の面で負担はありましたか?それから、ピッチコンディションがあまりよくありませんでしたが、目指すサッカーに影響は出ましたか?
ピッチの状態は想定の範囲内だったと思います。ちょっと硬さが、おそらくホームの大分の選手たちもバウンドでかぶったり、スローインになったり、結構跳ねるなという感じでやっていたと思いますが、うちはそれ以上にびっくりしていた部分もあると思いますけど。あとは想定の範囲内だったので、この時期のこのグラウンドはというイメージはあったでしょうし、そこはあまり気にはしなかったですね。遠征の疲れという意味ではたしかに長旅、バスとか飛行機とかいろんなものを使いながら体が固まるような環境で移動してこなければいけませんが、それはどのクラブも同じだと思うので。これは着いて回るものだと思うので、そこも含めてプロサッカー選手の給料に反映されていると思うので、そんなに気にしていないです。
――今季、いいゲームをした後に調子を落としている試合があったように感じましたが、そのあたりはいかがでしょうか?
さきほどの質問とちょっとかぶるかもしれませんが、移動の疲れは間違いなくあると思うので、ゲームの入りも注意させました。その注意でどこまでケアできたかというのはまだ未知数かもしれませんし、映像を見てみないとわかりませんが。ただ、体のきれている選手という数では圧倒的に大分の方が多かったと思うので、そのあたりは少し反省材料もあるかなと思います。
――松本が勝ったことで2位との勝ち点差が『8』になりましたが、この状況をどう選手たちのモチベーションに変えていきますか?
今、試合が終わって言ったことは『自分たちはずっと戦い続ける立場にいる』、『下を向いてもしょうがない』と。とにかく上だけを追いかけるスタンスは今までと変わらないです。この負けを引きずる必要は全くないし、次に切り替えなければいけないし。ただ、自分の中でこういうミスとか、連動できなかった消極性とか、そういったものをまずは自分の中で消化してから、それからみんなで話し合えということは言いました。まずは人のせいにするのではなくて。
(ボランチとして意識したことは?)まずはチームのために、という部分を意識しました。どこに動いたらチームの助けになるかということを考えました。ボランチでしたが、やることは大きくは変わりませんでした。
(相手の守備について)ブロックを敷いてきて、ボランチからくさびを入れることができない場面もありました。そのあたりを改めて練習からやっていかなければいけません。
負けた後の試合が大事になります。
やはり特に2点目のところで、自分の仕事をしっかりしなければいけません。1-0のまま行っていれば、勝ち点を奪える可能性がさらにあったと思います。全体のところの守備の意識は高かったと思いますが、ただ、悔いの残る失点です。勝つしかありません。
もう少し相手の陣地でボールを動かす時間を作れればと思います。崩されたというより自分たちのミス、という部分だと思います。映像を見て、どこが修正点かという部分を改めて話し合っていかなければいけません。波をなくしていかなければいけません。
――感想
選手がよく戦ってくれました。内容も結果もほぼ完璧で、狙い通りの形を選手が作ってくれました。そして、サポーターの力で選手を後押ししてくれました。今日のようなゲームを見せて、これからもっとお客さんが増えてほしいです。次の松本も上位ですが、しっかりといい準備をして戦いたいです。