2014年 試合速報
2014 J2リーグ 32節 vs.ギラヴァンツ北九州
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櫻内 渚
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櫻内 渚
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渡邉 将基
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フェルジナンド
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冨士 祐樹
多田 高行
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内藤 洋平
渡 大生
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松井 大輔
松浦 拓弥
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藤田 義明
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原 一樹
大島 秀夫
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山崎 亮平
ポポ
チンガ
阿部 吉朗
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池元 友樹
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松浦 拓弥
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ヤマハスタジアム | 9/20(土) | 16:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 髙林 敏夫 | 高山 啓義 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
くもり | 90分 | 木川田 博信 | 塚越 由貴 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
21.9度 | 53% | 大坪 博和 | 花澤 秀登 |
15 | シュート | 9 |
10 | ゴールキック | 13 |
6 | コーナーキック | 2 |
14 | 直接FK | 13 |
3 | 間接FK | 3 |
3 | オフサイド | 3 |
0 | PK | 1 |
今季の山場となる上位決戦。難敵にホームで勝ち、勢いをつけたい。
4位・ギラヴァンツ北九州との直接対決。今季リーグ戦のターニングポイントと言っても過言ではない。昇格レースのライバルに、何としても勝ちたい。
前節(9月14日)はアウェイでV・ファーレン長崎と対戦。42分にCKから失点したが、67分に途中出場の山崎亮平が同点ゴールをマーク。しかし、勝ち越すことはできず、1-1のドローに終わった。リーグ後半戦ではここまで2勝4分4敗と思うような結果を残せていない。また、9月10日(水)の天皇杯4回戦・セレッソ大阪戦に敗れ、公式戦では5試合勝利から見放されている状況でもある。それだけに3試合ぶりのホームゲームで何としても流れを変えたい。
今節ホームに迎えるのは好調のギラヴァンツ北九州。第31節終了時点で勝ち点52の4位につける。第22節(7月20日)・モンテディオ山形戦から第29節(8月31日)・京都サンガF.C.戦まで8戦負けなしとチームの調子は右肩上がり。第30節(9月6日)のアビスパ福岡との福岡ダービーは落としたが、続く天皇杯4回戦(9月10日)ではヴァンフォーレ甲府にPK戦の末に勝利している。さらに中3日で臨んだ前節・ジェフユナイテッド千葉にも勝利し、3位・ジュビロ磐田との勝ち点差を『1』に縮め、このゲームを迎える。3位浮上へ向け、いつも以上に闘志を燃やしているに違いない。
試合のポイントはジュビロ磐田の4バック。ペリクレス シャムスカ監督はV・ファーレン長崎戦の後半に先月の天皇杯・奈良クラブ戦(8月20日)より導入した3バックから4バックへシフト。試合後、「選手たちに見合ったサッカーをするためには、4バックが攻守において一番バランスが取れる」と手応えを語った。指揮官は「一つの大きな決断ができた」とも語っており、終盤戦を前にシステムにおける“道筋”を見出せたことは大きい。あとは精度を上げるのみだ。
安定した守備を続けつつ、攻撃面では相手の堅い守備ブロックをいかに打開するかがカギ。前田遼一、松井大輔、チンガら攻撃陣が流動的に動き、攻撃の起点を上手く作りたい。また、V・ファーレン長崎の高木琢也監督に「ポイントになったのは山崎選手」と言わしめた背番号9の存在も忘れてはならない。ホームの歓声をパワーに変え、チーム一丸となって相手ゴールを目指す。
前回の対戦は第7節(4月13日)。雨の北九州市立本城陸上競技場で行われた一戦は2-3で敗戦。前半に先制したが、守備陣が踏ん張れず、池元友樹、川島大地、風間宏矢にゴールを奪われる結果となった。アウェイでの借りを返すためにも、ホームで会心の勝利を挙げたい。
9月最初のホームゲーム。ここで流れを変える――。
北九州、柱谷幸一監督、「最後まであきらめずに戦うこと」、「後半に取り返して勝とう」、「しっかりとボールをつなぐこと」。
――感想
リーグ終盤戦で連勝街道を進むために今日の勝利は必要でしたので、よかったと思っています。今日、攻守両面で非常にいいプレーが見られたので、勝ちにつながったと思っています。この状況で必要だったことがグラウンドに出たので、勝ちにつながったと思います。北九州さんはこのリーグを戦っていく中で成長著しいチームですが、その中で4バックに戻してからも攻守両面でバランスよくプレーできたと思います。
――前線でポジションにとらわれず、追い越す動きがありましたが?
相手が非常にコンパクトに守備してくるということで、それを打破するために、それをかいくぐるためにボールがない時にしっかりと動こうと。そういうことを選手たちに伝えました。
――前節・長崎戦と同じメンバーでスタートしましたが、その中で2トップにしたことも勝因ですか?
そうですね。ポジティブなポイントになったと思います。2トップにすることで山崎の特長をさらに生かすことができます。(山崎は)サイドにいて、サイドから中に切れ込むプレーを見せることができますが、それだと彼に大きな負担がかかるので、できるだけゴールに近い位置で彼をプレーさせるために2トップにしました。
――今日、櫻内選手が2得点を決めましたが、評価は?
おそらく彼が今日の朝に新聞で読んで、守備だけの人間だと思われたくないということできっと攻撃も頑張ってくれたと思います(笑)。運動量が非常に豊富な選手ですし、いいところに顔を出せるチャンスが自ずと増えてくると思います。4バックでのやり方は彼に非常にマッチするのかなと思っています。きっと(櫻内)渚がよくなったのは3バックのウイングで培ったものが1つの財産になったのかなと思います。
――先ほど、「この状況で必要だったことがグラウンドに出た」とお話されていましたが、具体的にどういうことですか?
我々の選手たちは攻撃的な選手が多いですし、その中で彼らの特長を生かすために3バックから4バックへ変更しました。3バックで攻撃をやろうとしていた姿勢、4バックの時もやろうとしていた姿勢、それらを諦めずにやり続けということで今につながったのかなと思います。
――リーグ戦は残り10試合となりましたが、星勘定を教えてください。
具体的なことはまだ言えませんが、ただ、今節松本さんが引き分けたことで7ポイント差になりました。彼らを狩りに行きたいと思っています。
早い段階で先制でき、そして、立ち上がり、自分たちのペースで入れたことが一番大きかったと思います。
――1試合2得点だが?
(プロでは)初めてのことなので、自分でもびっくりしています。
――2点目のシーンについて
正直、自分でもよく覚えていないと言うか…。体が勝手に反応して、あそこに飛び込みました。あまり振り返らず、とにかく失点しないことを考えてプレーしていました。帰って自分で試合を分析するので、その時にゆっくり見たいと思います(苦笑)。高いボールだったのでヘディングで行こうか、足で行こうかと。とにかく思いきっていこうと思っていました。
――運動量について
それがなければ、自分の特長は出てこないので。上下運動することが自分の特長だと思いますし、それを立ち上がりから出すことができました。ただ、後半は上がる回数が少なかったですし、上がった時にもっと精度を上げなければいけないので、練習からやっていきたいと思います。
――後半はバー直撃のヘディングシュートもありましたが、ハットトリックは意識しましたか?
意識したというより、あの場面はヤマさん(山崎亮平)がサイドでいて、自分もサイドにいると枚数的にかぶってしまいますし、自分が中に行くことでヤマさんが空くと思いました。連動して中にいたかなと思います。
――システムチェンジについて
4バックは長くやってきた形ですし、準備期間もありました。システムもそうですが、立ち上がりに入りがよかったので、それが一番大きいかなと思います。
――今後へ向けて
毎試合失点していますし、自分は守備の選手ですし、少しでも失点を減らすことをさらに意識していきたいと思います。上のチームはいますが、自分たちのサッカーをやっていくことが大切だと思いますし、まずは自分たちのサッカーを意識していきたいと思います。
勝つことはできましたが、チームとして相手のはがし方など課題もありました。試合の立ち上がりからよくないと、ということはみんなで改めて確認していました。先に点を取れましたが、修正点はあります。ただ、勝つことでさらに自信をつけることができればと思います。
チームとしてゴールに向かうプレーが出せましたし、そこにシンプルにサポートに入ることができたと思います。自分たちの強みを出すことができたと思います。この1週間でみんなで修正できましたし、しっかり動くということを改めて意識できたと思います。ただ、これを続けなければいけません。3失点目の場面もカウンターからですし、防ぐことはできたと思います。
(自動昇格圏内へ向けて)まだだれも諦めていません。そこを目指していきます。
これをラストスパートの始まりにしなければいけません。まずは次の試合に勝つことが大事です。内容的にもこれを続けていけばそれができる、という手応えを得られた試合でした。
個人的にシュートチャンスがありましたし、決めきらないといけません。2トップになり、前田さんとお互いを意識しながらプレーできました。試合としては3点目が入ったことが大きかったと思います。
――感想
まず、はじめにサポーターのみなさんに感謝したいと思います。ああいうゲーム展開でしたが、大きな声援が最後の池元のゴールにつながったのではないかと思います。
ゲーム全体で言えば、最初10分圏内のところで失点しましたが、我々にもビッグチャンスがあり、そこで我々が決めていれば、逆の展開になっていた可能性もありましたが、そこで先に点を取られました。もう一つは前半終了間際の3失点目が痛かったなと。0-2で終わっていれば、後半十分押し返すチャンスがあったので。逆にジュビロさんからいけば、あの時間帯の3点目は大きかったのではないかと思います。
ただ、ゲーム全体を振り返ってみると、やはりジュビロの前線の選手たちのクオリティーの高さというのはやはりJ2レベルではないと。非常にクオリティーの高い選手が前線に揃っていたなという印象は持っています。ただ、後半スタートする時に0-3でしたが、0-0の気持ちで後半で点を取って勝とうと送り込みました。結果的に後半は1-0で我々の方が点数的には上回っていたので、よくみんなハーフタイムでメンタル的にもリカバリーして、いい後半の入りができ、いいゲームができたと思います。ただ、勝ち点を取れなかったことは事実ですし、それはしっかり受け止めて、次中2日で(松本)山雅とのゲームがあるので、これからみんなで北九州に帰って、またいい準備をして、次はホームですし、強い相手ですが、ぜひ勝ち試合をホームのサポーターのみなさんに見せられるように頑張りたいと思います。