2014年 試合速報
2014 J2リーグ 28節 vs.湘南ベルマーレ
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宮崎 智彦
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山崎 亮平
チンガ
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チンガ
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亀川 諒史
藤田 征也
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ウェリントン
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ペク ソンドン
ポポ
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菊池 大介
大竹 洋平
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岡田 翔平
熊谷 アンドリュー
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ウェリントン
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武富 孝介
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
BMWスタ | 8/24(日) | 19:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 入江 勉 | 吉田 寿光 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 宮島 一代 | 川崎 秋仁 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
27.9度 | 68% | 中原 美智雄 | 亀井 信也 |
13 | シュート | 3 |
8 | ゴールキック | 13 |
4 | コーナーキック | 3 |
7 | 直接FK | 17 |
4 | 間接FK | 4 |
3 | オフサイド | 4 |
0 | PK | 0 |
今季、結果的に湘南ベルマーレに独走を許してしまったことは事実。しかし、サックスブルーの“プライド”がある。前回対戦の借りを返すためにも、何としても勝ちたい。
ジュビロ磐田の予想フォーメーションは[3-4-2-1]。GKに八田直樹。3バックから坪内秀介、藤田義明、森下 俊。ダブルボランチに小林祐希とフェルジナンド。中盤右アウトサイドに櫻内 渚、同左に宮崎智彦。中盤2列目にペク ソンドンと山崎亮平。1トップに前田遼一という並びか。3バックとなれば、今季リーグ戦では初となる。
この試合、松井大輔、駒野友一はベンチスタート。チンガらとともにここぞという場面のためにスタンバイをしている。逆に天皇杯でベンチを外れた前田遼一がスタメンに復帰。難敵が相手となるが、攻守でチームを牽引してほしい。
直近のリーグ戦ではホームでカターレ富山(8月17日)と対戦。終盤に2失点したが、山崎亮平、チンガ、前田遼一の得点で3-2と勝利した。また、週中の天皇杯・奈良クラブ戦(8月20日)ではサックスブルーの攻撃力が爆発。ポポの2得点、山崎亮平の2得点、さらに宮崎智彦のゴールで5-0と大勝している。
対する湘南ベルマーレの予想フォーメーションは[3-4-2-1]。GKに秋元陽太。3バック右から遠藤 航、丸山祐市、三竿雄斗。ダブルボランチに菊地俊介と岩尾 憲。中盤右アウトサイドに亀川諒史、同左に菊池大介。中盤2列目に武富孝介と岡田翔平。1トップにウェリントンという並びか。
第27節終了時点で首位を独走。勝ち点72という驚異的なポイントを叩き出し、2位・松本山雅FC以下のチームを大きく引き離している。23勝3分1敗と今季はいまだに1敗。今季ホームではまだ負けていない。
直近のリーグ戦ではアウェイで栃木SCと対戦。岡田翔平、ウェリントン、遠藤 航のゴールで3-0と大勝し、リーグで4試合ぶりに勝利を挙げた。週中の天皇杯3回戦では大宮アルディージャとアウェイで対戦。三竿雄斗のゴールで先制したが、終盤にズラタンに2ゴールを許し、1-2で逆転負けを喫した。
前回の対戦は第19節(6月21日)。ヤマハスタジアムで行なわれた一戦は接戦となった。前半、岡田翔平に先制ゴールを許したが、後半の立ち上がりにフェルジナンドの超強烈なミドルシュートで同点。しかし、その直後にオウンゴールで勝ち越され、1-2で敗戦している。その“リベンジ”をこの試合で何としても果たしたい。
試合の舞台はShonan BMWスタジアム平塚。天候はくもり。風はほぼなく、じめじめした湿気だ。試合開始は19時。ご声援よろしくお願いします!!!
湘南、曺 貴裁監督、「前半は悪くない。泥くさく点を取りに行け」、「引き分けじゃなく勝ちに行け」。
――感想
コンバンハ(※日本語で)。首位と対戦するにあたり必ず厳しい試合になると思っていました。楽な試合はこの先もないと思っています。今日、初めてリーグ戦で3バックを試しました。なぜこのフォーメーションにしたかと言うと、彼らのフォーメーションに対峙するところでマークをはめやすいと考え、選びました。そうすることで、しっかりと役割をはっきりさせることができるのではないかと思っています。ただ、ボールを奪った後、攻撃に転じる動きは少しスローだったのかなと思っています。特に前半の序盤、ボールを奪う前にしっかりとコンパクトにしていましたが、ボールを奪った後に攻撃に転じる時に少しミスが目立ったのかなと。そして、ボールを持ち過ぎたところがあったのかなと。ボールを奪った後に特に前線の3人は足元でボールをもらおうと試みていましたが、スペースがないと。そのあたり、もっと裏へ抜けるように指示を出したところ、彼らのラインを引っ張り出すことができたと思います。そこから少しずつではありますが、いい攻撃の形が出たのかなと思います。その中でしっかりとスペースをコンパクトにして、限定してボールを奪った後にフリーであれば、逆サイドに振ることができたと思っています。
後半、チンガを頭から出しましたが、やはりチンガという選手はボールを運び出す能力、キープ能力があるのでそこを期待していました。やはり湘南のようなチームと対戦する時に必ず3バックの脇が空くので、そこを上手く使いこなせたかなと思います。やはり、彼らのDF陣も攻撃参加してくるということでスペースも空きますし、ショートカウンターを狙えればもっとよかったかなと思います。
――湘南と松本との直接対決が終わりました。残りの試合を考えると、自力で2位以内に入ることは難しくなったのでは?
勝ち点のことを考えた時、必ずチャンスはあると思っています。勝ち点をしっかりと積み上げていければ、自動昇格は見えてくると思っています。前回(※第23節・横浜FC戦)、『なぜ湘南戦(第19節)と同じようなプレーができないのか』と質問していただきました。それをそのまま選手たちに投げかけた結果なのかなとも思います。選手たちも『そうですよね』と言っていました。ありがとうございます(笑)(※会場で笑いが起きる)。
――前半、引いていたように見えましたが、相手の疲れを待っていたのでしょうか?
湘南が前線からプレッシャーを激しくかけてくることはわかっていました。ですから、引いて守っていたというより攻撃に転じる時に少し遅れてしまったり、自陣から抜け出すことができなかったのかなと思います。ミドルゾーンでの攻防でしたし、そこまで危険性は感じなかったと思います。
――松井、駒野を先発起用しなかった理由は?
(松井)大輔に関しては、このところ少し暑いということと、湿度の高いというところで疲労が見えていました。富山戦でもハーフタイムに交代せざるを得ないくらい体調を崩していました。勝っていればより試合をコントロールするために彼を投入するつもりでした。ただ、失点したので、よりスピードのある選手を必要としていましたし、投入しました。試合自体がそういった選手を求めていたと思います。駒野のところに関して言うと、(櫻内)渚はサイドバックというよりDFに近い素質を持っていますから、より安定感をもたらすことができたと思います。
――終盤に木下選手を準備しているように見えました。引き分けでもOKという意図だったのでしょうか?
フェルジナンドが交代のジェスチャーをしていました。やはりフェルジナンドはウェリントンとしっかり戦っていたということで、そこを落とすと我々にとってはよくないということで、それができる選手、木下を入れて守備のところに安定感をもたらし、そこから攻撃に転じようと思っていました。地に足をつけ、攻撃的に勝ちに行きましたが、まずは守備を安定させることでいい攻撃ができるのかなと。そこで失点すると後がないので、守備を安定させたいという狙いがありました。
――前半のDFラインの高さについてですが、監督の狙いと比べ、低かったですか?狙い通りですか?
前半の序盤のところはもう少し上げるべきだったのかなとも思っています。前半、時間の経過と共にラインを高い位置を保つことができましたが、ラインを上げずに前線の3人のポジショニングがあいまいだったということで、コンパクトになっていなくて、少してこずったのかなと思います。
そして、ウェリントンのゴールについてですが、あの得点は文句のつけようのない素晴らしい得点だったと思います。エリアの外からああいったシュートを打たれてしまっては戦術どうこうという部分ではないと思っています。
勝てなかったのですが、今日のような試合を継続していければと思います。前半から全員守備、全員攻撃ができていたと思います。
勝ち点3を目指していましたし、やはり悔しいです。このところクロスからの失点が多かったり、ボールに寄せきれていない試合もあったので、その意味ではこの試合は最後までボールに寄せることができていたと思います。そこまで危ないシーンはなかったと思います。ただ、前半は攻撃になった時に一人一人が孤立してしまってしまった部分もありました。前半に関しては奪ってから攻撃になった時のフォローが課題です。
前半、相手ボールの時間が長くなった場面もありましたし、失点をゼロで耐えられればと思っていました。5バックのような感じでしたが、少し引き過ぎてしまった場面もあったかもしれません。後半のようなプレーができるようにしなければいけません。個人的にクロスの質が課題ですし、よりたくさんチャンスを作れた場面もあったと思います。
チームとしてはやはり勝ち点1では物足りないです。個人としては反省点はありますし、もっと走らなければいけませんし、決めるべきところで決めきらなければいけませんが、ミスを少なくできたと思います。(自分の)本来の前に前にというプレーを出せたと思いますし、(相手を)誘ってボールを奪えた場面もありました。
前半、相手に押し込まれた場面もありましたが、その中で我慢できた部分もあったと思います。ただ、個人的には失点場面が悔しいです。(シュートに)間に合っていたのですが・・・。あの1本を取ってチームを救いたかったのですが・・・。個人的にさらに守備範囲を広げなければ、さらに上に行けないと感じています。
――感想
おつかれさまでした。夏休み最後の(ホームでの)試合で、1万4千人を超えるサポーターの方たちに来てもらい、勝ち点3を本当に全力で狙いに行ったんですけど、それができなかったのが非常に悔しいですね。
今日、ミーティングで我々は今28試合で今日12点目の失点をしましたが、これは昨年FCケルンが2部で優勝した時に34試合で20失点というこの数字がブンデスリーガの記録だったんですが、彼らのその記録のペースを上回る失点の少なさだと。要は我々実は攻撃的にプレーするということが、得点を取るっていうこともそうなんだけど、失点を減らしてるということを同時に狙ってると。当たり前だけど、失点の少ないチームは上にいけると思っているので。ドイツのブンデスリーガの歴史で今までブンデスリーガの2部で34試合20失点という結果が破られてないということを聞いてちょっとびっくりしたんですが、我々、日本のJリーグで、彼らはワールドカップで優勝する国のチームでそのリーグよりもまだ失点が少ないということは、攻撃的な姿勢を貫いてるからそういうピンチにあわないということがまず一つ。
もちろん1つのピンチで今日のようにやられてしまうこともありますが、サッカーって確率のスポーツだと思ってるので、当たり前だけど10回ピンチがあれば失点する可能性は高いと。それをできるだけ避けるようなやり方をしてると。その中で選手に言ったのは、うちの前の選手は基本的には11キロから13キロぐらい毎試合走っていて、この走行距離もおそろしく毎試合毎試合本当に多いと。守備をする、前線から行くというのは我々のスタイルだけれど、そこに満足をするんじゃなくて、やっぱりゴールにねじ込んで、後ろを楽にしてやれと。やっぱり後ろはこの前の大宮の時も1点取って2点くらい、確かに逆転されたという事実を見れば1-0のままでという言い方もできますが、俺はやっぱり2点目3点目を取れないのがこのチームの課題だと言っていて、今日もそういうふうに臨んで、選手たちはそれこそその言葉を受けて前半から非常によくやったと思います。