2014年 試合速報
2014 J2リーグ 25節 vs.松本山雅FC
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岩上 祐三
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藤田 義明
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松井 大輔
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ペク ソンドン
山崎 亮平
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サビア
山本 大貴
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松井 大輔
ポポ
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菅沼 駿哉
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山崎 亮平
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船山 貴之
椎名 伸志
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岩上 祐三
ユン ソンヨル
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ヤマハスタジアム | 8/3(日) | 18:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 久能 幸二 | 山本 雄大 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
くもり | 90分 | 五十嵐 泰之 | 金田 大吉 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
26.9度 | 84% | 数原 武志 | 花澤 秀登 |
13 | シュート | 10 |
10 | ゴールキック | 19 |
5 | コーナーキック | 4 |
18 | 直接FK | 14 |
5 | 間接FK | 0 |
5 | オフサイド | 0 |
0 | PK | 0 |
2位・松本山雅FCとの大一番。何としても勝利し、その差を縮めたい!
8月最初の公式戦は後半戦を占う、極めて重要な一戦となる。
2位・松本山雅FCとの直接対決。3位のサックスブルーは“チャレンジャー”としてアグレッシブに臨み、チーム一丸となって勝利を手にする。また、この試合は夏場の3連戦の3試合目。互いに前節から中3日で迎える一戦となるだけに、まさに「総力戦」(松井大輔)。経験豊富な背番号22は「難しい試合になると思うが、やるしかない」と闘志を燃やす。
ジュビロ磐田は前節(7月30日)、ホームでカマタマーレ讃岐と対戦。第23節・横浜FC戦からスタメン6選手を入れ替えると、チャンスを得た選手たちがしっかりと結果を残してくれた。試合開始直後にこぼれ球を押し込み、加入後初ゴールをマークしたのは新戦力のチンガ。「たまたま自分のところにボールがこぼれてきただけ」と謙遜したが、加入後初先発となった試合で存在感を大いにアピールした。さらに36分にはCKからフェルジナンドが追加点をマーク。さらに後半立ち上がりには阿部吉朗、終盤にはペク ソンドンがそれぞれゴールを決めるなどサックスブルーの攻撃陣が躍動した。4ゴールは第18節・FC岐阜戦(6月14日)以来。連敗を止め、弾みをつけることができた。
ペリクレス シャムスカ監督は前回のホームゲームで松井大輔、駒野友一らを先発から外し、チンガ、ペク ソンドンをスタメンで起用。フォーメーションを[4-4-2]とし、藤田義明を今季序盤戦以来となるボランチ起用するなど采配に変化をつけてきた。この試合はフェルジナンドを累積警告による出場停止で欠くことになるが、選手のコンディションや戦術面などを考慮し、どういったラインナップを選択するか。
対する松本山雅FCは前節、ホームでロアッソ熊本と対戦。41分に先制を許したが、前半終了間際に喜山康平、サビアのゴールが立て続けに飛び出し、逆転に成功した。後半も1点のリードを守り、ホームで逆転勝利。リーグ6試合負けなしと夏場も好調を維持している。第19節・ザスパクサツ群馬戦(6月21日)から4連勝し、順位も3位から2位に上げた。
前回の対戦は第15節(5月24日)のアウェイゲーム。日本代表遠征で伊野波 雅彦を欠いた一戦は3分、サイドからのクロスをつながれ、最後は相手のエース・船山貴之にゴールを許し、0-1。さらに30分にもサイドからのクロスで起点を作られ、最後は飯田真輝にゴールを許した。前半を0-2で折り返したが、後半はゲームを優位に進め、チャンスも多く作った。しかし、相手の守備を崩しきれない部分もあり、反撃は試合終了間際の前田遼一の1ゴールのみ。その借りを返す意味でも何としても勝ちたいゲームとなる。
松本、反町康治監督、「強気で勝負しよう」、「3連戦の最後の45分だ。ここで力を発揮しなくていつやるんだ」、「攻撃はスピードを止めずに2点目を奪いにいくぞ」。
――感想
思った通り厳しい試合になりました。特にセットプレー、CK、ロングスローからのプレーが危険だと感じていました。それと裏へ抜けるボール、ロングフィードも心配していましたが、上手く対応できたのではないかと思います。やはり前半の阿部の惜しいシーンを生かせなかったことが勝敗を左右したのかなと思います。相手は少ないチャンスをものにしたと思います。そして、3バックのチームと対戦する時に我々としては(ペク)ソンドン、(松井)大輔、チンガを上手く使うことで阿部にもいいくさびが入っていましたし、彼らしっかりとターゲットになることで裏を取ることができたと思います。相手の分析をしていく中で気付いたことは相手の守備陣は高さはありますが、裏への対応はそこまで上手くないと。そこを突こうと。相手は真ん中をしっかりと締めてきますし、その中で裏を狙うようにプレーすれば上手くいくと。ご覧の通り、(松井)大輔、チンガ、(ペク)ソンドン、さらに阿部も上手く裏を取ることができていましたし、そこからいろんな危険なプレーができたと思っています。
――引き分けという結果についてはどう評価されていますか?
我々とすれば、もちろん勝ちを狙いました。ただ、苦しい時に負けてはいけませんし、負けていれば差は拡がっていました。こういった苦しい時に引き分けに持ち込んだ姿・姿勢を無駄にせず、このままやっていければと思います。
――守備の修正についてはどう評価されていますか?
守備のところではゴールを許す前に3回ほどクリアするチャンスがあったと思います。ただ、そこの判断は多少あいまいだったので、チャンスを与えてしまった部分がありました。そして、チャンスを与えてしまった時に守備がオーガナイズされておらず、そこを突かれたと。ただ、全体的にはよくマークをはめてくれました。特によかったのはサビア選手、船山選手、岩上選手の三角形に上手く対応できたことです。ただ、前半にチャンスを与えてしまい、そこを上手く生かされてしまいました。また、守備面ではセカンドボールの対応も評価しています。この試合を非常に左右するプレーでもあるので。セカンドボールを拾うための動き直しを非常に上手くできたと思います。
――今季、松本とは1分1敗となりましたが、対戦する上で難しいところは?
松本さんと対戦する時は常に高い集中力を保たなければ戦えない相手です。ただ、今日の関してはセカンドボールを拾えていましたし、戦えていました。チャンスを上手く生かすことができていれば、勝てたと思っています。
――前田選手の欠場の影響はありますか?
やはり前田という選手はどのチームであっても、出ていないと(チームとして)物足りないと感じる選手です。彼の存在感は非常に大切です。こういった試合で、特にペナルティーエリアで戦える選手がいるに越したことはありません。そして、ゾノ(金園英学)も戦える選手ですし、その2人がケガしたことで影響はあったかと思います。ただ、阿部が献身的な姿を見せてくれましたし、続けてほしいと思います。
前半、自分たちのミスから失点してしまい、前回の対戦でアウェイで負けていることを踏まえても勝たなければいけませんでしたし、追いついたことはよかったのですが、結果としては残念です。
――ゴールシーンについて
相手の位置やスペースが見ていて、最後もGKの股を狙えば入ると思っていたので、入ってよかったです。冷静にプレーできました。
――攻撃面について
個人的には負けている状況でしたし、得点が必要だと思っていたので、ボールを持ったらどんどん仕掛けることを意識していました。後半、押し込める時間も長かったですし、ペナ付近までは行っていたので、最後のところでもっと工夫したり、ミドルシュートだったり、さらにバリエーションを出せればと思います。
――今後へ向けて
この連戦で1勝1分1敗ということで、勝ち点5を失ってしまいました。もちろん『9』を狙っていましたし、松本、湘南が上の順位にいるので、もっともっと危機感を持ってやらなければいけないと思います。
まずは気持ちで負けないということを考えていました。難しい試合になるとわかっていましたし、引き分けは悔しいですが、次につながる戦いはできたと思います。
ただ、今後へ向け、攻撃でも守備でも課題があったと思いますし、そこを修正できればと思います。最後のところでの気持ちの部分だったり、決め事だったり、ボールを失った後にすぐに取り返しに行くということはできたと思います。メンタル的にも強くなっていると思います。
――サポーターへ向けて
僕たちを奮い立たせてくれるサポーターだと思いますし、温かいサポーターを早く笑顔にできるようにやっていきたいです。
この試合では1トップということで、2トップとは役割が変わってきますし、最後の一番危ないゾーンを攻略することがゴールに近づくと。それは湘南の時に反町さんに教わったことですし、ペナに起点を作れるかどうかでチャンスを作れたり、後ろの選手が飛び出してくると思うので、そこを突けたことが最後の得点につながったかなと。そういった形をどんどん増やしていければと思います。
序盤からゴールを狙っていましたし、負けている状況だったので、攻撃にさらに力を入れました。その中でチャンスをたくさん作れたと思いますが、ゴールできなかったことが悔しいです。駒野選手が右サイドで助けてくれました。チャンスを作れたと思いますが、勝てなかったことが悔しいです。
相手のプレッシャーは速いと感じましたが、いい入りはできたと思います。1点を先に取られましたが、下を向かずにプレーできたと思います。
――岩手県の被災地の子どもたちを試合に招待したことについて(※選手会長)
僕たちが現地に行くことも一つですが、こちらに来ていただき、少しでも楽しい思い出を作ってもらって、エネルギーにしてもらえればと思います。勝った試合を見せたかったのですが、どの選手も気持ちが入っていましたし、最後まで諦めない姿勢というものは見せることができたと思います。何かを感じ取ってもらえたら嬉しいです。こういったことを継続していくことが大事だと思います。
――感想
勝点3を取りたかったゲームですが、磐田の攻撃力を考えると1点は仕方ないかなとずっと思っていました。途中投入の選手を含め、攻撃のパワーアップをできる選手がたくさんいるので。長いリーグ戦でここまで無得点の試合は2試合しかないチームであって、まあよくはやっていましたけども、最後は少し押されたと思います。それは後半になってチンガが右サイドに来て、そこで駒野と数的有利を作ったところでかなり攻撃のリズムを作られたというのはありますね。結果論ですが、椎名を入れようとした時に失点しちゃったんで何とも言えないんですが、もうちょっと早く円滑なディフェンスができるようになればもしかしたら・・・という反省点はあります。ただ、これはよくあることであって、次にしっかりと反省した上で指揮を執っていきたいと思っております。
3連戦の3戦目です。しかもアウェーという過酷な状況で磐田とやることは我々にとってハッピーでした。やはり開幕前から一日も無駄にせずに培ってきたことが90分間の成果として出ると言って送り出しました。僕も挨拶するくらいで汗が出て、松本はここまで湿度を感じたことがないので相当大変だったと思いますが、そんな中でも足を止めずによくやったかなと感じています。
次はまたホームで1週間空きます。かなり疲労もたまっているので回復させ、また頑張っていきたいと思っています。遠路はるばるアウェーにも関わらずホームのような雰囲気を作ってくれたサポーターに感謝しています。マツも天国で喜んでいると思います。