2014年 試合速報
2014 J2リーグ 19節 vs.湘南ベルマーレ
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岡田 翔平
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小林 祐希
岡田 隆
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遠藤 航
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松井 大輔
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フェルジナンド
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ウェリントン
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オウンゴール
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岡田 翔平
藤田 征也
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松井 大輔
金園 英学
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山崎 亮平
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菊池 大介
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菊池 大介
岩尾 憲
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ヤマハスタジアム | 6/21(土) | 19:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 松浦 敏夫 | 東城 穣 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
くもり | 90分分 | 大塚 晴弘 | 大川 直也 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
23.3度 | 80% | 山村 将弘 | 花澤 秀登 |
9 | シュート | 16 |
13 | ゴールキック | 10 |
6 | コーナーキック | 6 |
21 | 直接FK | 14 |
0 | 間接FK | 3 |
0 | オフサイド | 3 |
0 | PK | 0 |
前節同様、爆発的な攻撃力で首位を撃破せよっ!
首位との大一番。この試合で勝ち点差を逆転することはできないが、“意地”がある。直接対決で是が非でも勝ち、相手に圧力をかけたい。
今季前半戦で最も重要な試合と言っても過言ではない。そのゲームをいい形で迎えることができる。前節はアウェイでFC岐阜と対戦。前半にエース・前田遼一の2得点で試合を優位に進めると、後半もポポ、さらに途中出場の山田大記の得点が決まり、4-0で勝利。ディフェンス陣も最後まで相手に仕事をさせず、2試合連続の完封と結果を残した。ペリクレス シャムスカ監督は「水戸戦(第17節)以上にいいパフォーマンスを出すことができた」とチームの成長を語る。4得点は今季最多タイ。松井大輔、ポポら新戦力がチームにフィットし、攻撃の破壊力はさらに増している。リーグ得点ランクトップに立った前田遼一の存在もやはり大きい。
今節ホームに迎えるのは首位・湘南ベルマーレ。昨季はJ1・16位でJ2に降格したが、続投した曺 貴裁監督の下、継続的にチーム作りを進めてきた。秋元陽太、丸山祐市、三竿雄斗ら新戦力は早い段階でチームにフィットし、中心選手としてチームを支えている。今季は開幕から連勝街道をひた走り、J2連勝記録に並ぶ14連勝をマーク。驚異的なスタートダッシュを見せつけた。第15節・愛媛FC戦に敗れ連勝はストップしたものの、勢いは止まっていない。第16節・東京ヴェルディ戦、第17節・カターレ富山戦、さらに前節のカマタマーレ讃岐戦に勝利し、3連勝でアウェイ・ヤマハスタジアムに乗り込んでくる。
湘南ベルマーレの総得点数はリーグトップの『44』(※第18節終了時点)。同2位のジュビロ磐田の『32』を大きく上回るゴール数を誇る。また、湘南ベルマーレの総失点数はわずかに『8』。リーグ最小の数字であり、リーグで唯一失点が1桁台のクラブだ。チームカラーは『走る』。攻撃では縦パスを絡めたシンプルな形で仕掛け、後方から選手がどんどん飛び出してくる。守備では前線からプレッシャーをかけ、相手のパス回しを牽制。攻守の歯車がかみ合っているだけに、序盤戦の快進撃は必然の結果と言える。
だが、相手に合わせるつもりはない。ゲームキャプテン・松井大輔は「やることは変わらない。走り負けたくない」と言いきる。駒野友一も「岐阜戦の勝因は自分たちのサッカーを90分間できたこと。湘南戦もそれを続けたい」と自らのスタイルを貫く構えだ。相手同様、“シャムスカ・ジュビロ”も開幕から攻撃的サッカーを掲げ、その精度を高めてきた。そのパワーを結集させ、真正面から思いきりぶつけるだけだ。相手を上回る超攻撃的サッカーで勝利を掴め――。
湘南、曺 貴裁監督、「クロスの対応をしっかりと」、「45分+アディショナルタイム集中して戦い抜こう」。
――感想
こんばんは。試合終了後に選手たちを集め、ロッカールームに入る前に彼ら一人一人を称えました。普段はそういうことをしませんが、彼らに気持ちを伝えたかったのです。『このグループを指揮できてすごく誇りに思う』と。我々のチームが見せてくれたこと、特にメンタル面で犠牲心をしっかり持って戦ってくれました。修正点もありますが、それ以上のものを見せてくれました。今までのリーグの中でベストゲームだったと思います。両チームとも攻撃的で、いろんな状況を作り出しました。私の経験上、こういった試合は細かいところで決着がつくと思っています。特に1点目のところで相手のリスタートが素早く、我々が準備の面で最善を尽くしていなかったと思います。それとCKでの局面です。1対1のところで負けてしまったのかなと思います。
――チャンスもありましたが、パスの出し手と受け手の呼吸が合わない場面もありましたが、その要因は?
前半のある部分ではパス交換のところでスピードがなくなっていました。この1週間、相手のプレッシャーが速いので常に速いパス交換をしようと投げかけていましたが、パスの出し手と受け手がワンテンポ遅れていたと思います。ただ、そこは後半になってからよくなったのではないかなと思います。結果を求めなければいけない側としては慌ててしまい、そういったミスが起きることは致し方ないと思います。相手はリトリートが速いと。理想としては最後のカウンターアタックからのクロスです。ゾノ(金園英学)のヘディングのタイミングが少しずれてしまったことでゴールには結びつきませんでしたが、理想の形ができたと思います。それと外から打つという部分ではフェルジナンドのシュートです。堅い守りを敷いてきている相手の中に入ることはすごく難しいと思います。その点、外から打つということはうまくできたと思います。フェルジナンドはポルトゥゲーザ時代にこういうゴールを決めてくれました。彼には『ジュビロではまだ君の力を見ることができていないよ』ということと、『もっとシュートを打ってほしい』と伝えていました。素晴らしいゴールを決めてくれたことに感謝しています。さらに得点を決めてくれることを期待しています。
――HTに小林選手を交代させた理由は?
今日の試合を見ればわかると思いますが、スピーディーなボランチが必要な展開でした。(小林祐希が)不調とかそういったわけではなく、そういう選手が必要だったので投入しました。
――昨季のリーグ戦ではヤマハで大勝していますが、昨季との違いは?
昨季の試合に出た選手たちとそういった話をしました。昨季の湘南とは全く別の力を持っていると思います。湘南は3年間同じやり方でプレーしてきているということで、我々よりも構築できていると思います。ただ、昨季、湘南はプレッシャーが上手くできていなかったと思います。今年の方がより攻撃的で、より激しくプレッシャーをかけてきていると思います。そして、湘南は非常に素晴らしいことにリーグの中ですごくいい選手であるウェリントンがいます。彼がさらに慣れてきたということで去年と大きく変わったのではないかと思います。
――得点シーンを振り返ると?
ボールを持った時にゴール前にたくさん選手がいたので、GKの位置を見る余裕がなく、とにかく強く打とうと思っていました。それがゴールの隅に決まってくれました。ゴールのことだけを言えば、本当に嬉しいです。ただ、もちろん勝つつもりでピッチに立っていますし、それができなかったことは残念です。ただ、チーム状態は悪くありませんし、悲観する必要はありません。もっともっと練習していきたいです。
自分たちの方がボールを失うことが多かった分、相手の方がショートカウンターが多くて、そこでリズムを作れないことが何度かありました。
――前半、主導権を握れなかった要因は?
相手のプレッシャーが速くて、ボールを回しながら前に進むことが前半はなかなかできませんでした。そのことで苦しいパスが多かったですし、それが要因だと思います。
――後半について
負けていましたし、まずは自分たちが先に取ることを考えましたが、同点にした後に早い時間帯で勝ち越されてしまいました。前半戦の山場と言うか、直接対決でしたし、勝ちたいという気持ちが強かったですが、負けてしまい、悔しさが大きいです。
負けたことは残念ですが、次につながるような戦いができたと思いますし、どの選手も戦えていました。あとは決定機だとか、もっとうまく試合を運ぶことができればと思います。
相手は完成されたチームだと思いますし、僕たちはこの1年をかけてチームを作っていかなければいけません。その分、伸びしろとしては僕らの方があります。目標は何も変わりませんし、ずっとぶれないようにJ1だけを目指し、次も戦いたいと思います。
セットプレーはやはり五分五分の戦いになるので、しっかり集中しなければいけません。そのあたり、相手の方が一枚上手だったかもしれません。
後半、最初の時間帯はいいバランスでできていたと思いますが、時間の経過と共に距離感が遠くなってしまったという印象があります。フェルジナンドの同点ゴールでこちらに流れを引き寄せられなかったことはチームとして力不足だと思います。
顔を出してパスを受けるとか、球際で戦うとか、セカンドボールに対する準備とか、そういった当たり前のことを当たり前にやるということを僕も含めもっと徹底してやらなければいけないと感じました。
――感想
おつかれさまでした。今日、湘南サポーターもたしか2000人近く来てもらっている話を事前に聞いていましたし、何よりこのスタジアムの雰囲気は、ジュビロさんも真摯な応援をされていて、本当に今日の試合はサッカー専用のスタジアムで、我々もいいところを出しましたし、僕が言うのもなんですが、ジュビロさんもいいところを出そうとして、お互いにやり合った試合になったと思います。見に来てもらったサポーターがかもし出してもらい、我々も後押ししてもらいましたし、そのことに感謝したいです。
昨季J1で初めてプレーした選手もたくさんいて、それでここでちょうど順位の似ているチームと対戦した時に前半1分でやられて、なにもできないうちに90分間が終わった記憶があります。あの時は相手の代表選手とか、テレビで見た選手に対して我々は向かっていくというプレーが全くできませんでした。それから1年。ジュビロさんは2位にいましたが、絶対に我々に対して真っ向勝負に来て、ねじ伏せてくると思っていたので、その通りの試合をされて、僕自身このサッカーの質を上げることに関してすごくよかったと思っています。我々の選手も怯まず、彼らに向かっていく姿勢を出してくれました。後半、スーパーシュートを決められ、あれは仕方ないと思っていますが、あそこでも足を止めずに最後までゴールに向かっていった彼らの勇気は監督としてすごく誇らしいですし、今言いましたが、あの結果最後のFKでやられていても後悔はないと。ただ、そういう試合をしない限り我々のレベル、それを司る日本のレベルも上がってこないと僕自身は思っています。その意味でこの試合は勝ったからいいということではなくて、すごく気持ちよかったですし、お互いすごくフェアなプレーで攻守が入れ替わって相手のゴールを目指すというプレーが多かったと思います。こういうゲームを続けることが選手を伸ばすのではないかとちょっと第3者的な意見にはなりますが、改めて感じました。
今日、勝ったことはよかったのですが、シーズンは半分も終わっていません。今日の試合でもよかったことはありますが、逆に課題もあると思うので、その課題に向き合ってまた明日から練習していきたいです。
昨季まではベルマーレというチームは世の中に少しは知られていたかもしれませんが、それを司る選手たちの名前、それは僕も含めてですが、今もほとんどだれもわからない状況だと僕は思っています。それはただ、今日見に来てくれた方が6番は永木なんだ、武富は何番なんだとかそういったことがわかってもらえるような試合が少しはできたと思います。それが何より嬉しく思います。