2014年 試合速報
2014 J2リーグ 18節 vs.FC岐阜
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前田 遼一
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前田 遼一
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ナザリト
井上 平
難波 宏明
美尾 敦
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ポポ
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宮沢 正史
比嘉 諒人
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ヘニキ
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三都主 アレサンドロ
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松井 大輔
山田 大記
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フェルジナンド
岡田 隆
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山田 大記
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前田 遼一
阿部 吉朗
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
長良川 | 6/14(土) | 13:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 榎原 徹夫 | 岡部 拓人 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分分 | 前之園 晴廣 | 竹田 明弘 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
30.8度 | 38% | 上田 益也 | 白木 正成 |
8 | シュート | 14 |
6 | ゴールキック | 7 |
5 | コーナーキック | 5 |
10 | 直接FK | 11 |
1 | 間接FK | 2 |
1 | オフサイド | 2 |
0 | PK | 0 |
前節のホーム・水戸ホーリーホック戦(6月7日)で3試合ぶりに勝利したジュビロ磐田。磐田市内の小学生たちの後押しも加わり、ピッチとスタンドが一体となり、最高の雰囲気で白星を手にすることができた。順位も3位から2位に上がり、首位・湘南ベルマーレを追走する。
だが、試合後はどの選手も「勝ったことはよかったが、まだまだ…」と課題を口にし、結果・内容に満足している選手はいない。「まだまだすり合わせられる部分はある」と語るのはゲーム主将・松井大輔。今週も攻撃、守備の両面でプレーの精度に磨きをかけた。このアウェイゲームの次はいよいよホームに湘南ベルマーレを迎える。「勝って湘南戦につなげたい」と意気込むのは駒野友一。連勝してさらに勢いに乗り、首位との一戦に臨みたい。
負傷でここ2試合出場のない山田大記は、6月8日に行った大学生との練習試合では45分間プレー。1得点をマークした。この試合もサブとして出番に備える。
対する岐阜は第17節終了時点で勝ち点21の15位。今季より指揮を取るラモス瑠偉新監督の下、新戦力を補強し、新たなチーム作りを進めている。前節はアウェイで大分トリニータと対戦。シュート数では相手を上回りながら終盤に失点し、0-1で敗れた。
前節こそ無得点に終わったが、攻撃陣は強力だ。チームトップスコアラーはナザリトと難波宏明。いずれも7得点ずつを叩き出している。その前線へパスを供給するのはこちらも新戦力の宮沢正史。ボランチの位置でバランスを取りつつ、的確な配給を見せる。大分トリニータ時代に彼を指導したシャムスカ監督は「相手はビルドアップ時に宮沢選手が最終ラインに下がり、3バック気味になって攻撃を組み立ててくる」と分析している。
また、守備では昨季までジュビロ磐田でプレーした川口能活の存在感が光る。ジュビロ磐田の複数得点は第10節・ジェフユナイテッド千葉戦(4月29日)より遠ざかっているが、この“壁”を乗り越え、ゴールネットを揺らしたい。
ジュビロの予想フォーメーションは[4-2-3-1]。GKに八田直樹。最終ライン右から駒野友一、菅沼駿哉、藤田義明、宮崎智彦。ダブルボランチにフェルジナンドと小林祐希。中盤右サイドからポポ、松井大輔、山崎亮平。1トップに前田遼一という並びか。
対するFC岐阜の予想フォーメーションは[4-3-2-1]。GKに川口能活。最終ライン右から益山 司、木谷公亮、阿部正紀、三都主 アレサンドロ。中盤右からヘニキ、宮沢正史、太田圭輔。2列目に高地系治と難波宏明。1トップにナザリトという並びか。
試合会場は岐阜メモリアルセンター長良川競技場。スタジアムには試合前から大勢のサポーターが駆けつけ、熱気に包まれている。天気は晴れ。ご声援よろしくお願いします!!!
岐阜、ラモス瑠偉監督、「攻守の切り替えを速くすること」、「球際を厳しくプレーすること」。
――感想
厳しい試合になると思っていましたが、前節に比べてさらにいいパフォーマンスを見せることできました。そして、決定機をたくさん作ることができました。前半、特にクロスのところでてこずるところがありました。特にナザリト選手と中盤から入ってくる選手です。岐阜さんが後半、2枚のカードを切ったところでさらに素早くプレーしてきて、前線からプレッシャーをかけてきました。ただ、そのプレッシャーを逆に生かし、裏へ飛び出すことができたと思います。決定機を数多く作った我々が勝利にふさわしかったと思います。次の試合に向けて最善を尽くしたいと思います。
――前線からの守備の部分でも連動性が上がってきているのでしょうか?
そうですね。前線からのプレッシャーの部分において、今週やってきたことがしっかりと反映されたと思います。スペースを与えることがなかったと思いますし、決定機を作ることにもつながったと思います。記者のみなさんには常に練習場に来ていただき、練習を見ていただいているのでわかると思います。
――この試合、大量得点できた要因は?
前節に比べ、ポポと山崎のスピードをしっかりと使うことができたと思います。前田もよりゴールに近いところでプレーできたと思います。そういうところが前節に比べて決定機を多く作ることにつながったと思います。両チームにとって暑い中での試合でしたが、我々の方がよりよいプレーを見せることができたと思います。特に球際のところで戦えたと思いますし、そのこともいいパフォーマンスにつながった要因だと思います。
――エースの前田選手が2点、復帰した山田選手が1点を決めました。次の湘南戦へ向けてどんな手応えがありましたか?
チームとして得点を決めていかなければいけないという中で、(前田)遼一がしっかりと得点を決めてくれました。そして、今日の試合、(山田)大記というクオリティ-の高い選手を後から投入することができました。この点は他のチームにはできない特別なことだと思っています。このリーグではしっかりとチーム全員の力を使いたいと思っています。この試合、フェルジ(フェルジナンド)も交代させましたが、そのことが交代の理由でもあります。
それと、今日、初めて岐阜に来ましたが、満員のスタジアムでプレーできました。クラブの運営の方々にお礼、お祝いをお伝えしたいと思っています。
――岐阜・川口能活選手について
やはり長年一緒にプレーしてきた方ですし、いい意味で恩返しができればと思っていました。(マッチアップは)ちょっと不思議な感じがありました。とにかく(川口)能活さん相手にゴールを取ることしか考えていませんでしたし、よかったです。
――チームとして久々に複数得点だが?
スペースがあったので、それを上手く使えたと思います。次大事な試合があるので、それに向かってやっていきたいです。
この暑さでしたが、いい試合ができました。とても幸せです。追加点は常に狙っています。勝っているから、得点できているからと言って満足はできません。さらに練習していきたいです。監督には常にスピードを要求されていますし、そのことを意識しています。暑さの影響もありましたし、動きにも影響しましたが、それは相手も同じことです。そのあたりはチームとしてよく理解してプレーできていました。
――試合勘は?
試合勘が足りなかったことで、イエローカードをもらいそうになってしまいました(苦笑)
――得点シーンについて
シュートを打って、そのこぼれ球が前に来てくれました。(岐阜・川口能活選手からの得点は特別?)特別と言うか、やはり複雑な部分もあります。
ポポと自分のところでどれだけボールを運べるかという部分が大事だと思っていました。1点目は相手の裏を突き、前田さんが決めてくれました。あの時間帯に先制点が取れたことはよかったと思います。相手がゴールのカバーに入っていましたし、前田さんが見えたのでパスを出しました。ただ、個人的に2、3回チャンスがありました。さらに練習しなければいけません。
暑い中での試合でしたが、結果としてはよかったと思います。前半のうちに2点目を取ることができてよかったです。相手が前がかりになった時間帯でさらに追加点を取れたこともよかったと思います。
前半のスタートは結構よかったです。大分戦の後半、立ち上がりのミスが重なり、自分たちのリズムを取り戻せずに大分さんのペースで試合が終わってしまいました。今回も同じです。前半の20分までそこそこ戦っていましたが、1つのミスでああいったことが起きるということはやはりまだまだ甘いなと。2点とも同じ形です。前に行こうとしたところでしてはいけないミスが起き、カウンターにつながってしまいました。彼らの狙いというより我々のミスです。そういったチャンスを逃さないのはやはりジュビロさんです。残念です。
ハーフタイムに選手を入れ替え、高地、(井上)平、美尾らにポジショニングなしで好き勝手前でやってくれと言いました。阿部のチャンスがあって、面白くなると思ったら3点目が入ってもうだめ。3点目が入ったことで試合はきつくなりました。せっかくサポーターがたくさん来てくれたのに1点くらい取ってほしかったです。残念です。文句なしの0-4です。