2014年 試合速報
2014 J2リーグ 13節 vs.大分トリニータ
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ポポ
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前田 遼一
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安川 有
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松井 大輔
山崎 亮平
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松本 怜
為田 大貴
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風間 宏矢
高松 大樹
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ポポ
阿部 吉朗
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松本 昌也
チェ ジョンハン
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山崎 亮平
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ヤマハスタジアム | 5/11(日) | 16:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 森津 陽太郎 | 小屋 幸栄 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分分 | 聳城 巧 | 武田 光晴 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
20.9度 | 33% | 勝又 弘樹 | 花澤 秀登 |
8 | シュート | 10 |
12 | ゴールキック | 15 |
5 | コーナーキック | 6 |
12 | 直接FK | 12 |
2 | 間接FK | 3 |
2 | オフサイド | 3 |
0 | PK | 0 |
昨季J1で対決した大分トリニータに勝ち、連勝をさらに伸ばすぞ!
大分トリニータは昨季J1でも対戦しており、今季のJ1昇格争いのライバルの一つ。その難敵に勝利し、連勝を『5』に伸ばすことができるか。
ペリクレス シャムスカ監督にとっては古巣対決となる。同監督は05年から09年途中まで大分トリニータを指揮し、08年にはヤマザキナビスコカップで優勝。同年のJ1ではクラブ史上最高順位となる4位でフィニッシュした。もちろん現在はサックスブルーの監督であり、勝負となれば“敵”となるが、特別な思いでこの一戦を迎える。指揮官は「今の“家”はジュビロ。試合になれば、もちろんジュビロの勝利のために指揮する」とした上で、「大分トリニータと対戦できることはスペシャルなこと。大分トリニータで過ごした時間は忘れられない」と心境を語った。
また、06年途中から10年まで大分トリニータでプレーした藤田義明も「育ててもらったクラブ。成長したところを見せたい」と意気込みを語っている。
前節(5月6日)はアウェイで愛媛FCと対戦。阿部吉朗、岡田 隆を今季初めてスタメンで起用した。背番号14は山田大記の得点を演出し、背番号3は献身的な守備面で完封勝利に貢献。先発を入れ替えた中でもチームのクオリティーを落とさず、今季初の4連勝を飾った。また、4試合連続完封と守備陣も結果を残した。指揮官は「特に守備面が安定してきた。コンパクトな守備を続けたい」と今節のホームゲームを見据える。
対する大分トリニータは今季ここまで5勝3分4敗の8位。中位ではあるが、まだまだ混戦であり、上位へのジャンプアップを狙う。指揮を取るのは就任4年目の田坂和昭監督。最終ラインから短いパスをつないで攻撃を組み立てつつ、敵陣では注目の若手・為田大貴、スピードスター・松本 怜らドリブラーが果敢に仕掛けてくるだろう。前節はホームで松本山雅FC戦と対戦し、0-2。4試合ぶりの黒星となったが、緻密な戦力を練る指揮官の下、しっかりと修正してくるに違いない。
大分トリニータとは昨季J1でも対戦している。第13節(5月25日)のアウェイゲームでは高松大樹に先制ゴールを許したが、山田大記のゴールで1-1のドロー。第34節(12月7日)のホームゲームでは山崎亮平の2ゴール、さらに山本康裕の得点が決まり3-1で勝利した。狙うはもちろん昨季最終節の再現。コンパクトかつ連動したディフェンスを継続しつつ、チームのトップスコアラー・前田遼一ら攻撃陣がアグレッシブに切り込む。
前節の白星で4連勝となったが、首位・湘南ベルマーレは開幕から無傷の12連勝。彼らにプレッシャーをかける意味でも負けられない一戦だ。
大分・田坂和昭監督、「近い人だけでなく、もっと前の人が準備しよう」、「相手を見て冷静にプレーを選択しよう」、「守備は2列目が我々の背後を狙っているから、そこを気をつける」。
――感想
コンバンハ(※日本語で)。この試合も勝ちにいきました。(第10節より数えて)5連勝を求めにいきましたが、連勝は途切れてしまいました。ただ、(残り2試合で)勝ち点33までいきたいと思っています。
試合に関しては均衡した展開だったと思います。大分さんは若くて技術があるチームです。特に前線から前の選手がスピーディーで技術のある選手を揃えているチームです。ただ、全体的に我々の方が試合をコントロールしていたと思います。シュートは少なかったのですが、様々な状況を作ることができたと思います。セットプレーに関してはどういった状況であれ、危険です。同点ゴールを決められました。そこから山崎、阿部を投入しました。彼らを入れた意図はペナルティーエリア内で戦える選手、サイドから攻撃を仕掛けられる選手というものです。山崎に関しては1対1に優れているので。全体的に言えば、後半の立ち上がりを除けばいいパフォーマンスを出すことができました。ただ、結果が伴いませんでした。
――古巣・大分との対戦でしたが、心境は?
4年間大分で過ごした後、初めて対戦相手として対戦しましたが、大分市民から得た愛情は一生忘れることができません。ピッチサイドに立った時、様々な思いがよぎりました。ヤマザキナビスコカップで優勝した思い出。そして、08年のリーグ戦の連勝。走馬燈のようにそういった思いが浮かびました。
――後半、運動量が落ちましたが、その要因は?
後半に入るにあたり、選手たちに伝えたことは『このまま続けていこう』ということです。細かい投げかけはありましたが、戦術的に大きな変化は与えませんでした。ただ、カウンターという部分では奪ったボールが上手く前線につながらなかったと思います。ロングボールを入れるようにという指示も出しましたが、その中で上手く絡むことができなかったことが敗因だと思っています。ただ、その後、しっかりとその山を越え、しっかりとコントロールできたと思います。
――大分で特に警戒した選手は?
風間選手を警戒していましたが、特別彼だけというわけではなく、全ての選手を警戒していました。
――前田選手がゴールを決めました。日本代表候補と見られる伊野波選手、駒野選手も含め代表入りヘ向けてどの程度アピールできたと思いますか?
彼らの選考については、必ずしもこの試合が選考基準になるというわけではないと思いますし、日本代表のスタッフのみなさんが今まで計画したことを踏まえた上で選考という決断をすると思います。今日は苦い薬を飲まされることになりましたし、彼らが日本代表に選ばれればいい薬になります。
チャンスが多かったですし、そこで決められれば違った結果になったと思います。セットプレーに関しては、あそこまで数が多いと失点も出てくると思いますし、そのことよりもあの時間帯でリスタートでの切り替えが遅くなり、かなり相手の主導権を握られてしまったので、その中でセットプレーが重なり、失点につながってしまったかなと。そのあたりの入り方、運動量、集中力という部分で相手に上回られていたので、その点は修正点です。前半は狙い通りの攻撃ができていましたし、それをさらに得点につなげることができればと思います。
――前半のアシストシーンについて
トラップして、フリーでボールを持てました。中にあまり味方がいなくてどうしようかと思っていましたが、前田さんが走り込んでくれました。届くギリギリのところでしたが、上手く決めてくれました。
先制した中で同点とされましたが、それからもチャンスがありましたし、勝てるチャンスはあったと思います。勝ちきることができなかったという試合になってしまいました。
――前半について
しっかりとボールを支配して縦、横にボールを動かすことができ、相手を走らせることができたのでよかったと思いますが、後半はそれを続けてできませんでした。
――後半について
今までの試合でもそうですが、どうしても相手が引いた時に無理に中にボールを通すことが多いかなと。奪われた後にカウンターを受けることもありました。その時に前半のようにサイドにふったり、相手を広げてその上で中を通すことができれば、もっと相手のボールを持つ時間が少なくなると思います。失点シーンではチームとして集中力が欠けてしまいました。
失点した時間帯はチームとしてよくない時間帯でしたし、後ろに人数をかけ過ぎて重たくなってしまったかなと。そういった時間帯も自分たちで跳ね返さなければいけませんし、そのためには1人1人がさらに運動量を増やさなければいけませんし、1人1人がさらに状況を考えてプレーしなければいけません。
悔しいです。勝ち点3を取らなければいけない試合で勝ち点1しか取れなかったことは残念です。まだまだ課題があると思います。自分自身、セットプレーでやられたことが悔いが残ります。あの時間帯、セットプレーが続いていましたし、後半の入りもよくなかったと思うので、もっと自分から声をかけることができれば防げた失点だったと思っています。DFラインは踏ん張ってくれていますし、少しもったいない失点だったと思います。悔しいです。
前半は非常によかったのですが、後半はゆっくりなペースで入ってしまいました。その中で同点ゴールを奪われてしまいました。90分間集中しなければいけません。セットプレーからの失点が全てです。それ以外は相手に何もさせなかったと思います。ただ、そこで集中を欠いてしまいました。今日は引き分けでしたが、負けなかったと見ることもできると思いますし、シーズンは長いので次の試合に向けて準備していきたいです。
――前半に惜しいループシュートもあったが?
そこで決めきれなかったことはやはり修正点があるということです。しっかり修正していきたいです。
――感想
今回のジュビロ戦に多くのサポーターが来てくれましたが、大分から来るのは非常に大変だと。近いようで遠いということは昨季の対戦で感じていて、それでもサポーターの方が大勢来てくれたと感じています。
我々はジュビロ戦に対し、前々泊して準備をしました。なぜかという交通の便がよくなく、なかなかコンディションを整えることが難しいと。そのため会社に無理を言って昨日はこちらで練習させてもらいました。そういう意味では選手たちは後半の最後までしっかり走りきりましたし、特に後半に関しては今季一番ぐらいの内容ができたと思います。それはなぜかと言えば、守備のところで連動してアグレッシブに戦うと。その中でコンパクトにボールを奪いに行くと。攻撃面ではしっかりとボールを保持しながら相手のゴールに迫ると。今、少し欠けているのはアタッキングサードでの推進力だったり、強引さという部分でしたが、得点もリスタートから1点しか取れませんでしたが、そういったところは少しずつ可能性を感じ始めています。これを課題にして次の試合に向けて準備したいと思います。