2014年 試合速報

2014 J2リーグ 13節 vs.大分トリニータ

ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

8 勝
2 分
2 敗
23 得点
11 失点
勝点 26
順位 2

1
  • 1
  • 0

  • 0
  • 1

1
trinita
trinita

5 勝
3 分
4 敗
11 得点
14 失点
勝点 18
順位 8

前半
ポポ
28分
前田 遼一
35分
ハーフタイム 後半
10分
安川 有
松井 大輔
山崎 亮平
20分
24分
松本 怜
為田 大貴
28分
風間 宏矢
高松 大樹
ポポ
阿部 吉朗
32分
35分
松本 昌也
チェ ジョンハン
山崎 亮平
48分
1
八田 直樹
5
駒野 友一
19
伊野波 雅彦
25
櫻内 渚
33
藤田 義明
4
小林 祐希
7
ポポ
10
山田 大記
22
松井 大輔
32
フェルジナンド
18
前田 遼一
SUB
39
藤ヶ谷 陽介
27
木下 高彰
35
森下 俊
3
岡田 隆
8
ペク ソンドン
9
山崎 亮平
14
阿部 吉朗
監督
シャムスカ
1
武田 洋平
3
阪田 章裕
4
高木 和道
23
安川 有
27
岩武 克弥
14
松本 昌也
15
末吉 隼也
17
松本 怜
19
伊藤 大介
29
風間 宏矢
9
後藤 優介
SUB
16
室 拓哉
5
若狭 大志
7
木村 祐志
11
為田 大貴
25
田中 輝希
10
チェ ジョンハン
13
高松 大樹
監督
田坂 和昭

7,739
スタジアム名 試合日 キックオフ
ヤマハスタジアム 5/11(日) 16:00
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝、乾燥 森津 陽太郎 小屋 幸栄
天候 試合時間 副審 副審
晴れ 90分分 聳城 巧 武田 光晴
気温 湿度 第4の審判員 記録員
20.9度 33% 勝又 弘樹 花澤 秀登
8 シュート 10
12 ゴールキック 15
5 コーナーキック 6
12 直接FK 12
2 間接FK 3
2 オフサイド 3
0 PK 0

昨季J1で対決した大分トリニータに勝ち、連勝をさらに伸ばすぞ!

大分トリニータは昨季J1でも対戦しており、今季のJ1昇格争いのライバルの一つ。その難敵に勝利し、連勝を『5』に伸ばすことができるか。

ペリクレス シャムスカ監督にとっては古巣対決となる。同監督は05年から09年途中まで大分トリニータを指揮し、08年にはヤマザキナビスコカップで優勝。同年のJ1ではクラブ史上最高順位となる4位でフィニッシュした。もちろん現在はサックスブルーの監督であり、勝負となれば“敵”となるが、特別な思いでこの一戦を迎える。指揮官は「今の“家”はジュビロ。試合になれば、もちろんジュビロの勝利のために指揮する」とした上で、「大分トリニータと対戦できることはスペシャルなこと。大分トリニータで過ごした時間は忘れられない」と心境を語った。
また、06年途中から10年まで大分トリニータでプレーした藤田義明も「育ててもらったクラブ。成長したところを見せたい」と意気込みを語っている。

前節(5月6日)はアウェイで愛媛FCと対戦。阿部吉朗、岡田 隆を今季初めてスタメンで起用した。背番号14は山田大記の得点を演出し、背番号3は献身的な守備面で完封勝利に貢献。先発を入れ替えた中でもチームのクオリティーを落とさず、今季初の4連勝を飾った。また、4試合連続完封と守備陣も結果を残した。指揮官は「特に守備面が安定してきた。コンパクトな守備を続けたい」と今節のホームゲームを見据える。

対する大分トリニータは今季ここまで5勝3分4敗の8位。中位ではあるが、まだまだ混戦であり、上位へのジャンプアップを狙う。指揮を取るのは就任4年目の田坂和昭監督。最終ラインから短いパスをつないで攻撃を組み立てつつ、敵陣では注目の若手・為田大貴、スピードスター・松本 怜らドリブラーが果敢に仕掛けてくるだろう。前節はホームで松本山雅FC戦と対戦し、0-2。4試合ぶりの黒星となったが、緻密な戦力を練る指揮官の下、しっかりと修正してくるに違いない。

大分トリニータとは昨季J1でも対戦している。第13節(5月25日)のアウェイゲームでは高松大樹に先制ゴールを許したが、山田大記のゴールで1-1のドロー。第34節(12月7日)のホームゲームでは山崎亮平の2ゴール、さらに山本康裕の得点が決まり3-1で勝利した。狙うはもちろん昨季最終節の再現。コンパクトかつ連動したディフェンスを継続しつつ、チームのトップスコアラー・前田遼一ら攻撃陣がアグレッシブに切り込む。
前節の白星で4連勝となったが、首位・湘南ベルマーレは開幕から無傷の12連勝。彼らにプレッシャーをかける意味でも負けられない一戦だ。

前半1分、ジュビロボールで前半キックオフ!
前半1分、ジュビロのフォーメーションは[4-2-3-1]。GKに八田直樹。最終ライン右から駒野友一、藤田義明、伊野波雅彦、櫻内 渚。ダブルボランチにフェルジナンドと小林祐希。中盤右サイドから松井大輔(キャプテン)、ポポ、山田大記。1トップに前田遼一という並び。フィールドプレーヤーのユニフォームカラーはサックスブルー。
前半2分、対する大分のフォーメーションは[4-2-3-1]。GKに武田洋平。4バック右から岩武克弥、阪田章裕、高木和道(キャプテン)、安川 有。ダブルボランチに末吉隼也と伊藤大介。中盤の右から松本昌也、風間宏矢、松本 怜。1トップに後藤優介という並び。フィールドプレーヤーのユニフォームカラーはホワイト。
前半3分、ピッチ上空は晴れ。巻くような風が吹いている。
前半3分、大分、敵陣左サイドからクロス。このこぼれ球を拾った末吉隼也がゴール正面から右足でミドルシュート。これはゴール横に外れた。
前半4分、ジュビロ、伊野波雅彦のクリアボールを中盤で拾った山田大記が反転し、縦にスルーパス。ポポを走らせるが、これはオフサイド。
前半5分、大分、敵陣左サイドから攻撃。最後はゴール正面の松本昌也が左足でミドルシュート。これは八田直樹の正面。
前半6分、大分、最終ラインからビルドアップ。右サイドから攻撃を仕掛けるが、ジュビロの左サイドバック・櫻内 渚が体を張ってカット!ジュビロのFKに。
前半8分、ジュビロにチャンス。小林祐希が敵陣左サイドへ縦パス。以後、山田大記、ポポとパスがつながり、最後はポポのスルーパスに反応した前田遼一が相手DFラインの背後へ走り込むが、これは飛び出した武田洋平にキャッチされた。
前半9分、大分、CK、メインスタンド側から伊藤大介がキック。これは八田直樹が直接キャッチ!
前半10分、大分にチャンス。敵陣右サイドからのクロスに後藤優介が飛び込むが、これは八田直樹がキャッチ!
前半11分、ジュビロ、敵陣左サイドから攻撃。山田大記が松井大輔との大きなワンツーで突破を狙うが、これは武田洋平にキャッチされた。
前半14分、大分、最終ラインからビルドアップ。最後は阪田章裕が前線にロングキック。これは伊野波雅彦がクリアした。
前半14分、ジュビロ、鋭いカウンターを見せる。中盤・フェルジナンドの縦パスを受けた松井大輔が敵陣右サイドから左足でクロス。ファーサイドへ。これにポポが飛び込むが、わずかに長く、大分のゴールキックに。
前半15分、大分、ゴール右から風間宏矢が右足でミドルシュート。これは枠の横に外れた。
前半17分、ジュビロに決定的なチャンス。相手の縦パスを中盤中央でカットしたフェルジナンドが縦にスルーパス。これに反応したのはポポ。相手DFラインの背後でボールを受け、右足でループシュート。これはわずかにゴール横に外れた・・・。
前半20分、試合開始から20分が経過。まだまだ均衡した展開だ。
前半22分、大分、敵陣右サイドの深い位置からスローイン。ゴール前で風間宏矢がキープしようとするが、これは藤田義明が大きくクリア。
前半23分、ジュビロ、中盤中央のフェルジナンドが右足でロングパス。これを敵陣右サイドで受けた松井大輔がクロス。ファーサイドの前田遼一を狙うが、これは大分にクリアされた。
前半24分、ジュビロに決定機。小林祐希のパスを受けた山田大記が敵陣左サイドからクロス。ファーサイドへ。これを前田遼一が頭で折り返すが、大分にクリアされた。
前半24分、ジュビロ、敵陣左サイドから攻撃。最後は櫻内 渚が右足で切り返し、左足でクロス。これは武田洋平に直接キャッチされた。
前半28分、中盤でのコンタクトプレーでポポにイエローカード。
前半30分、ジュビロ、中盤の中央でパスをつなぎ、最後は松井大輔が左サイドへ展開。これを受けた山田大記が敵陣左サイドから右足でクロス。これは大分にクリアされた。
前半30分、ジュビロ、敵陣左サイドでポポが起点を作り、松井大輔、山田大記とパスをつなぎ、中央へ。最後は山田大記が左足で縦にスルーパス。オーバーラップした櫻内 渚を狙うが、これは大分にカットされた。
前半32分、大分、敵陣左サイドからクロス。ファーサイドへ。フリーとなった松本昌也が右足でシュートを打つが、これは大きくゴール横に外れた。
前半33分、ジュビロ、CK、メインスタンド側から駒野友一がキック。ファーサイドの前田遼一を狙うが、長く、そのままラインを割った。大分のゴールキックに。
前半35分、ジュビロに先制ゴール!敵陣右サイドの松井大輔が左サイドへ大きく展開。これを受けた山田大記が右足でクロス。ファーサイドへ。これを前田遼一が滑り込みながら右足で押し込んだ!【1-0】
前半38分、ジュビロ、前線でポポが起点を作り、松井大輔へパス。松井大輔のパスを受けた山田大記が敵陣左サイドからクロス。これにゴール前の前田遼一が飛び込むが、相手にブロックされ、大分のゴールキックに。
前半39分、大分、敵陣左サイドからクロス。このこぼれ球に反応した後藤優介が左足でバイシクルシュートを打つが、大きく枠の上に外れた。
前半44分、ジュビロ、敵陣右サイドで駒野友一が起点となり、前田遼一へパス。前田遼一、小林祐希、山田大記とつなぎ敵陣左サイドへ。そこから再び中央へパスをつなぎ、最後は右サイドのフェルジナンドが縦にスルーパス。松井大輔を走らせるが、長く、大分のゴールキックに。
前半アディショナルタイム1分、大分、武田洋平がゴールキックを大きくキックしたところで前半終了のホイッスル。【1-0】
後半1分、大分ボールで後半キックオフ。
後半1分、両チーム、ハーフタイムでの選手交代はなし。
後半2分、大分、安川 有の突破からCKを獲得。メインスタンド側から伊藤大介が右足でキック。これはニアサイドで前田遼一が頭でクリア。
後半4分、大分、相手ゴール前で後藤優介が起点となり、左サイドへ展開。安川 有が左足でクロス。これは八田直樹が直接キャッチ。
後半5分、ジュビロ、敵陣左サイドからクロス。このこぼれ球に反応したポポがエリア内でドリブル突破を仕掛けるが、コンタクトプレーでポポにファウルの判定。大分のゴールキックに。
後半6分、ジュビロ、自陣右サイドの駒野友一が右足でロングキック。前田遼一が相手DFラインの背後のスペースへ走り込むが、これは阪田章裕にカットされた。
後半7分、大分、後藤優介のミドルシュートからCKを獲得。メインスタンド側から伊藤大介がキック。これはジュビロがクリア。
後半9分、大分、CK、メインスタンド側から伊藤大介がキック。ファーサイドへ。これはジュビロがクリア!
後半10分、大分に同点ゴール。敵陣左サイドからFK。伊藤大介が右足でキック。ニアサイドへ。これを安川 有に頭で押し込まれた。【1-1】
後半11分、両チームのハーフタイムコメント。ジュビロ、ペリクレス シャムスカ監督、「ペナルティーエリア外からのシュートを打たせないようにスペースを与えないこと」、「セカンドボールをしっかり拾っていこう」。

大分・田坂和昭監督、「近い人だけでなく、もっと前の人が準備しよう」、「相手を見て冷静にプレーを選択しよう」、「守備は2列目が我々の背後を狙っているから、そこを気をつける」。
後半13分、大分、敵陣左サイドから攻撃。最後はこぼれ球に反応した末吉隼也が左足でミドルシュート。これは大きく枠の横に外れた。
後半17分、大分、敵陣左サイドからスローイン。松本 怜が素早くリスタートし、ゴール前へ。角度のないところから安川 有が左足で狙うが、これは八田直樹の正面。
後半17分、ジュビロ、敵陣左サイドでボールを持ったポポがドリブルでインサイドへ切れ込み、右足でミドルシュート。これは枠の上に外れた。
後半20分、ジュビロ、選手交代、松井大輔に代わり山崎亮平を投入。
後半22分、大分、敵陣左サイドの深い位置で松本 怜のスルーパスを受けた風間宏矢が左足でクロス。これはそのままラインを割り、ジュビロのゴールキックに。
後半22分、ジュビロ、途中出場の山崎亮平はそのまま中盤の右サイドへ。
後半23分、大分、ゴール正面の後藤優介が右足でミドルシュート。八田直樹がパンチング。大分のCK。メインスタンド側から伊藤大介がキック。これは八田直樹がパンチングでクリア!
後半24分、大分、選手交代、松本 怜に代わり為田大貴を投入。
後半25分、大分、途中出場の為田大貴は中盤の左サイドに入った。
後半27分、大分、カウンター。敵陣右サイドに後藤優介が走り込むが、藤田義明がカバー。ジュビロのゴールキックに。
後半28分、大分、選手交代、風間宏矢に代わり高松大樹を投入。
後半30分、ジュビロ、敵陣右サイドで山崎亮平が起点を作り、前田遼一とのパス交換で突破を狙うが、これは大分にカットされた。
後半30分、大分、敵陣左サイドの深い位置から安川 有が左足でクロス。これはゴール前の櫻内 渚がヘディングでクリア!
後半32分、ジュビロ、選手交代、ポポに代わり阿部吉朗を投入。
後半32分、ジュビロ、敵陣右サイドの深い位置からフェルジナンドがクロス。ファーサイドへ。これを受けた山田大記が右足でシュート。これは武田洋平にキャッチされた。
後半33分、大分は高松大樹、後藤優介の2トップに近い形。
後半35分、大分、選手交代、松本昌也に代わりチェ ジョンハンを投入。
後半36分、ジュビロ、CK、バックスタンド側から小林祐希がキック。ニアサイドへ。このこぼれ球に反応したフェルジナンドが左足でシュート。大分がブロックし、ジュビロのCKへ。
後半36分、ジュビロ、CK、バックスタンド側から小林祐希がキック。ニアサイドへ。これは大分にクリアされた。
後半37分、ジュビロ、CK、バックスタンド側から小林祐希がキック。ニアサイドへ。これを藤田義明が頭で合わせるが、枠の外。
後半39分、ジュビロ、CK、バックスタンド側から小林祐希がキック。ファーサイドへ。これは大分にクリアされた。
後半41分、大分、CK、メインスタンド側から伊藤大介が右足でキック。これは八田直樹が直接キャッチ。
後半43分、ジュビロ、敵陣でボールを動かし、最後は前田遼一へ浮きパス。このこぼれ球に阿部吉朗が走り込むが、武田洋平にキャッチされた。
後半44分、ジュビロ、敵陣左サイドから山田大記がクロス。ゴール前で混戦となり、最後は前田遼一が右足でシュートを打つが、大分にクリアされた。
後半45分、後半アディショナルタイムは3分。
後半アディショナルタイム1分、大分、チェ ジョンハンがロングボールに走り込み、敵陣右サイドでキープ。ドリブルで中へ切れ込み、左足でシュート。これはゴール横に外れた。
後半アディショナルタイム3分、ジュビロ、山崎亮平にイエローカード。
後半アディショナルタイム4分、ジュビロ、敵陣左サイドから攻撃を仕掛けるが、大分にクリアされた。ここで試合終了のホイッスル。【1-1】
シャムスカ 監督

――感想
コンバンハ(※日本語で)。この試合も勝ちにいきました。(第10節より数えて)5連勝を求めにいきましたが、連勝は途切れてしまいました。ただ、(残り2試合で)勝ち点33までいきたいと思っています。
試合に関しては均衡した展開だったと思います。大分さんは若くて技術があるチームです。特に前線から前の選手がスピーディーで技術のある選手を揃えているチームです。ただ、全体的に我々の方が試合をコントロールしていたと思います。シュートは少なかったのですが、様々な状況を作ることができたと思います。セットプレーに関してはどういった状況であれ、危険です。同点ゴールを決められました。そこから山崎、阿部を投入しました。彼らを入れた意図はペナルティーエリア内で戦える選手、サイドから攻撃を仕掛けられる選手というものです。山崎に関しては1対1に優れているので。全体的に言えば、後半の立ち上がりを除けばいいパフォーマンスを出すことができました。ただ、結果が伴いませんでした。
――古巣・大分との対戦でしたが、心境は?
4年間大分で過ごした後、初めて対戦相手として対戦しましたが、大分市民から得た愛情は一生忘れることができません。ピッチサイドに立った時、様々な思いがよぎりました。ヤマザキナビスコカップで優勝した思い出。そして、08年のリーグ戦の連勝。走馬燈のようにそういった思いが浮かびました。
――後半、運動量が落ちましたが、その要因は?
後半に入るにあたり、選手たちに伝えたことは『このまま続けていこう』ということです。細かい投げかけはありましたが、戦術的に大きな変化は与えませんでした。ただ、カウンターという部分では奪ったボールが上手く前線につながらなかったと思います。ロングボールを入れるようにという指示も出しましたが、その中で上手く絡むことができなかったことが敗因だと思っています。ただ、その後、しっかりとその山を越え、しっかりとコントロールできたと思います。
――大分で特に警戒した選手は?
風間選手を警戒していましたが、特別彼だけというわけではなく、全ての選手を警戒していました。
――前田選手がゴールを決めました。日本代表候補と見られる伊野波選手、駒野選手も含め代表入りヘ向けてどの程度アピールできたと思いますか?
彼らの選考については、必ずしもこの試合が選考基準になるというわけではないと思いますし、日本代表のスタッフのみなさんが今まで計画したことを踏まえた上で選考という決断をすると思います。今日は苦い薬を飲まされることになりましたし、彼らが日本代表に選ばれればいい薬になります。

山田 大記 選手

山田 大記 チャンスが多かったですし、そこで決められれば違った結果になったと思います。セットプレーに関しては、あそこまで数が多いと失点も出てくると思いますし、そのことよりもあの時間帯でリスタートでの切り替えが遅くなり、かなり相手の主導権を握られてしまったので、その中でセットプレーが重なり、失点につながってしまったかなと。そのあたりの入り方、運動量、集中力という部分で相手に上回られていたので、その点は修正点です。前半は狙い通りの攻撃ができていましたし、それをさらに得点につなげることができればと思います。
――前半のアシストシーンについて
トラップして、フリーでボールを持てました。中にあまり味方がいなくてどうしようかと思っていましたが、前田さんが走り込んでくれました。届くギリギリのところでしたが、上手く決めてくれました。

駒野 友一 選手

駒野 友一 先制した中で同点とされましたが、それからもチャンスがありましたし、勝てるチャンスはあったと思います。勝ちきることができなかったという試合になってしまいました。
――前半について
しっかりとボールを支配して縦、横にボールを動かすことができ、相手を走らせることができたのでよかったと思いますが、後半はそれを続けてできませんでした。
――後半について
今までの試合でもそうですが、どうしても相手が引いた時に無理に中にボールを通すことが多いかなと。奪われた後にカウンターを受けることもありました。その時に前半のようにサイドにふったり、相手を広げてその上で中を通すことができれば、もっと相手のボールを持つ時間が少なくなると思います。失点シーンではチームとして集中力が欠けてしまいました。

伊野波 雅彦 選手

伊野波 雅彦 失点した時間帯はチームとしてよくない時間帯でしたし、後ろに人数をかけ過ぎて重たくなってしまったかなと。そういった時間帯も自分たちで跳ね返さなければいけませんし、そのためには1人1人がさらに運動量を増やさなければいけませんし、1人1人がさらに状況を考えてプレーしなければいけません。

八田 直樹 選手

八田 直樹 悔しいです。勝ち点3を取らなければいけない試合で勝ち点1しか取れなかったことは残念です。まだまだ課題があると思います。自分自身、セットプレーでやられたことが悔いが残ります。あの時間帯、セットプレーが続いていましたし、後半の入りもよくなかったと思うので、もっと自分から声をかけることができれば防げた失点だったと思っています。DFラインは踏ん張ってくれていますし、少しもったいない失点だったと思います。悔しいです。

ポポ 選手

ポポ 前半は非常によかったのですが、後半はゆっくりなペースで入ってしまいました。その中で同点ゴールを奪われてしまいました。90分間集中しなければいけません。セットプレーからの失点が全てです。それ以外は相手に何もさせなかったと思います。ただ、そこで集中を欠いてしまいました。今日は引き分けでしたが、負けなかったと見ることもできると思いますし、シーズンは長いので次の試合に向けて準備していきたいです。
――前半に惜しいループシュートもあったが?
そこで決めきれなかったことはやはり修正点があるということです。しっかり修正していきたいです。

大分トリニータ ■田坂和昭監督
 

――感想
今回のジュビロ戦に多くのサポーターが来てくれましたが、大分から来るのは非常に大変だと。近いようで遠いということは昨季の対戦で感じていて、それでもサポーターの方が大勢来てくれたと感じています。
我々はジュビロ戦に対し、前々泊して準備をしました。なぜかという交通の便がよくなく、なかなかコンディションを整えることが難しいと。そのため会社に無理を言って昨日はこちらで練習させてもらいました。そういう意味では選手たちは後半の最後までしっかり走りきりましたし、特に後半に関しては今季一番ぐらいの内容ができたと思います。それはなぜかと言えば、守備のところで連動してアグレッシブに戦うと。その中でコンパクトにボールを奪いに行くと。攻撃面ではしっかりとボールを保持しながら相手のゴールに迫ると。今、少し欠けているのはアタッキングサードでの推進力だったり、強引さという部分でしたが、得点もリスタートから1点しか取れませんでしたが、そういったところは少しずつ可能性を感じ始めています。これを課題にして次の試合に向けて準備したいと思います。