2013年 試合速報
2013 ヤマザキナビスコカップ vs.湘南ベルマーレ
![]()
|
![]() |
|
![]() |
![]()
|

前田 遼一
|
![]() |
![]() |
古橋 達弥
武富 孝介
|


![]() |
下村 東美
永木 亮太
|
金園 英学
松浦 拓弥
|
![]() |
![]() |
岩尾 憲
菊池 大介
|
宮崎 智彦
山本 脩斗
|
![]() |








































スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ヤマハスタジアム | 4/10(水) | 19:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 大澤 隆 | 西村 雄一 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 八木 あかね | 田中 利幸 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
11.4度 | 34% | 野田 祐樹 | 花澤 秀登 |
13 | シュート | 6 |
10 | ゴールキック | 12 |
4 | コーナーキック | 1 |
12 | 直接FK | 8 |
5 | 間接FK | 1 |
5 | オフサイド | 1 |
0 | PK | 0 |
ジュビロ磐田はヤマザキヤマザキナビスコカップでここまで2勝1敗。勝点6を獲得し、得失点差によりグループAの暫定首位としてこの試合を迎える。カップ戦のここ3試合を振り返ると第1節で大宮アルディージャに2-0で、第2節で清水エスパルスに5-1で勝利し、2連勝を飾ったが、第3節の川崎フロンターレ戦では1-2と敗戦。グループリーグを突破するためにもこの試合を落とすわけにはいかない。
直近のリーグ戦ではアウェイで浦和レッズと対戦。序盤に相手のPKを与えてしまったものの、このピンチを守護神・川口能活がストップ。するとその直後に前田遼一の今季公式戦初ゴールで先制。反撃を仕掛けてきた相手に押し込まれる場面もあったが、粘り強い守備で終盤までゲームを進めた。しかし、77分にCKから失点し、さらに後半アディショナルタイムにカウンターから勝ち越しゴールを許し、惜しくも勝利できなかった。この敗戦を払拭するためにも週中のカップ戦に勝利し、今週末の静岡ダービーを迎えたい。
対する湘南はヤマザキナビスコカップで1勝1敗。第2節の大宮アルディージャ戦を1-3と落としたが、第3節のヴァンフォーレ甲府戦を1-0でものにし、今季公式戦初勝利を掴んでいる(第1節は試合なし)。直近のリーグ・川崎フロンターレ戦はホームで1-1のドロー。終盤にCKから先制し、今季リーグ初勝利が見えたが、その直後に同点ゴールを許し、引き分けに終わった。J1昇格1年目のチームは序盤から厳しい戦いを余儀なくされているが、若い選手が多いだけに一つの勝利で流れを掴むこともある。今週末のリーグ戦ではアウェイで浦和レッズと対戦するが、そこへつなげる意味でも白星が欲しい試合となる。
互いに開幕からリーグで白星がない状況で迎えるこの一戦。リーグ戦へ弾みをつけるためにも重要なゲームになることは間違いない。連戦となるが、チーム一丸となって勝利を掴みたい。
湘南、「下がすべると思うが、慣れてきているだろう。もっと思いきって前へもっとボールを入れよう」、「前半の最初の15分は相手をリスペクトし過ぎていた。自分たちのよさをもっと出していこう」。
――感想
今日も平日の寒い中、たくさんのサポーターの方に来ていいただき、特に90分立ち上がってたくさんの声援を送っていただいたサポーターの方に感謝したいと思います。
ゲームに関してはあえて金園にプレッシャーをかけたいと思います。彼がゴールを決めていればもっと楽なゲームになったと思います。
――ゴールを決めた前田選手が複数のシュートを打っていますし、前を向いて仕事をできるようになった印象がありますが、いかがですか?
今日の(前田)遼一は本当に素晴らしかったです。得点を取ったことはもちろんですが、フィーリングがよく、ターンも非常にスムーズでした。何試合か前に代表の選手と(その他の選手とは)歴然とした差はないと言いましたが、伊野波、駒野、(前田)遼一。その3人はやはり違いを見せてくれたと思います。
――伊野波選手を3バックの右サイドに置いた意図は?
(伊野波は)真ん中もできますし、うちの選手は菅沼(駿哉)、(櫻内)渚もそうですが、どこでもやれます。そのあたりは試合によって変更することもありますし、相手によっても変わりますし、臨機応変にできると思います。
――連戦の中、連続して起用している選手もいますが、連戦の影響はないのでしょうか?
それを言ってしまうと僕たちが目指すところには到達できません。レッズさんあたりもずっと同じメンバーで海外で試合をして、帰ってきて、それで結果を出していますし、そういう目指すべきところもあります。連戦というのは選手にとって幸せなことですし、僕もそうでしたが、選手は休むよりも試合に出ることが一番ですし、その時の一番パワーのある選手を選んでいきたいと思います。
――すぐに静岡ダービーがありますが、この試合で勝ちきったことはそこへつながりますか?
今度のダービーは今までの状況やこの先の状況といったことは関係ありません。今日の試合もそうですし、昨年から自分たちがより難しい時にこそ支えてくれた方々のためにグラウンドで全力を尽くしたいと思います。
――金園選手についてです。会見で監督がああいった発言をされることは珍しいと思いますが、あえてプレッシャーをかけた意味は?
僕は本気で来年のワールドカップに行ける選手だと思っています。だからこそ、ああいう状況で決めていかなければサッカーは難しくなりますし、より厳しい国際舞台だともっともっとそうだと思いますし、1回のチャンスしかないかもしれません。彼にはそれを決める能力があると思いますし、そういったプレッシャーを跳ね除けることができると思います。期待しています。
――リーグの浦和戦では先制した後に押し込まれましたが、この試合では先制後も攻撃的にプレーできていたのでは?
浦和の時はやはりリーグで勝てていないということと、やはりリードしてそれを守るという心理が僕の中にもあったかもしれません。それが一番顕著だったのはゴールキックを全てキックしていたと。そこは今の状況の心理だと思いますし、今日はそれがテーマでしたし、自分たちのサッカーをするんだと。あれだけずっとプレッシャーをかけてくる湘南さんを相手にもちろんできなかった場面もありましたが、それはどの世界のチームでもプレッシャーをかけられればボールをなくす場面もあります。でも、選手たちはめげずに最後まで自分たちのサッカーをやってくれたと思います。感謝しています。
――ゴールシーンを振り返って
ゾノ(金園英学)がいいところで潰れてくれましたし、いいところにこぼしてくれたおかげだと思います。クロスも動き出せばいいところに出してくれますし、そのあたりの動き出しは意識しています。
――金園との連係について
やはり強さがありますし、その周りをいい距離感で動こうと思っていました。いい時もあれば、ちょっと離れ過ぎた時もあったかなと思います。ただ、やはりもう1点取れればみんな楽になりましたし、それは自分自身の力不足です。
――静岡ダービーへ向けて
絶対に勝てるように頑張ります。サポーターの皆さんに勝利を届けられるように頑張ります。
――試合を振り返って
これで満足せず、改善するところもあると思いますし、修正していきたいです。
――得点場面を振り返ると?
(前田)遼一の動きは相手にとっては嫌だと思いますし、味方にとってはすごく助かる動きです。そういった(前田)遼一の動きを見ることができましたし、そこからゴールが生まれてよかったです。
――前半から高い位置でプレーしていたが?
裏へ抜ける動きも入れていくことを考えていましたし、上手くボールを回せば相手も中にしぼったりいろいろ考えて、いろいろなポジションを取ってくると思いますし、それを見逃さずに考えて動きました。
――クロスについて
クロスはたくさん上げましたが、シュートは1本も打てていません。やはりシュートも1試合の中でより多く打っていきたいと思います。
――静岡ダービーへ向けて
今日の勝ちは勢いに乗れる勝ちだと思います。ただ、中2日ですし、しっかり調整していい状態で静岡ダービーに臨みたいと思います。ホームでのナビスコで大差で勝っていますし、相手も借りを返すという意味でも前からプレッシャーをかけてくると思います。自分たちはそういった相手に対しても後ろからつなぐことを意識してやっていますし、それをかいくぐることができれば数的優位になれると思います。そのあたり、相手よりも冷静にプレーして上回っていきたいです。
――セットプレーの守備について
より集中してプレーしなければいけませんし、CKで続けて失点していますが、逆に意識し過ぎてしまうと考え過ぎてしまうと思いますし、平常心でプレーすることがこれからも大切だと思います。相手に高い選手がいても体をぶつけるだけで(相手のシュートが)ゴールマウスから外れることもありますし、あまり考え過ぎずにこれからもやっていければと思います。
――試合を振り返って
もうちょっと決めるべきところで決めることができれば、2点目が取れていれば、もっと楽にゲームを進めることができたと思います。ただ、どんな形であれ失点0で終われたこと、1-0というスコアは自分たちが落ち着く上では大きかったと思います。
――3バックの右サイドの連係で意識したことは?
(小林)裕紀とコマちゃん(駒野友一)である程度ボールを運べますし、自分はボールを預けてサポートするだけでいいかなと。(3バックの右サイドは)キャンプ以来ですね。それ以降はやっていません。昨日の練習も真ん中でやっていましたし、右はあまりやっていなかったので、出来としてはよくなかったのですが、しっかり修正していきたいです。
――静岡ダービーへ向けて
僕を含め代表組の3人が帰ってきてからなかなか勝てていなかったですし、これで落ち着くかなというのもあります。ここからもう一度エンジンをかけ、4月、5月で勝っていかなければ取り戻せませんし、しっかりやっていきたいです。
――連戦となるが?
それはどこも一緒ですし、条件は同じです。シーズンはまだ始まったばかりですし、そこでも負けないようにやっていきたいです。
――試合を振り返って
チャンスで決めていればゲームを決めることができたと思いますし、あそこで入るかどうかです。しっかり練習したいです。やはり結果です。
――GKと1対1になる場面もあったが?
見えていたのですが、何が足りないかと言われれば技術です。フェイントかけて、相手が動いて、食いつかせて、と理想的な形でしたが、技術不足です。そこまではいつも行けるのですが・・・。決めるかどうかの瀬戸際をもっともっと突き詰めてやっていきたいです。
――森下監督がワールドカップに出られる選手と評していたが?
今のままでは無理ですね・・・。毎試合結果を残さないと”惜しい”で終わってしまいますし。
――前田との連係で意識したことは?
とにかく自分はゴールを目指す中で、前田さんはそのちょっと後ろぐらいからゴールを目指すという形でした。ゴールの場面では潰れていい感じでいけたかなと思いますし、それは収穫かなと。
――静岡ダービーへ向けて
ゴールしかいらないです。いいパサーがいますし、とにかくゴールですね。改めてこの試合で感じました。
――試合を振り返って
自分としてはアピールの場だと思っていましたし、緊張感はありました。終わってしまった試合で悔いが残るのはよくありませんが、自分としてはナビスコの川崎F戦で悔しい思いをしましたし、そういった中でこの湘南戦に使ってもらえたので、多少プレッシャーもありましたが、勝つことができてよかったです。試合を通じて相手のシュートが少なかったですし、守備陣からすればそういったゲームが一番だと思います。チームとして体を張ってくれましたし、僕のところにボールが来ないようにカバーしてくれました。感謝の言葉しかないです。
――試合を振り返って
久しぶりに勝てましたし、失点がなく終われたことが非常に嬉しいです。空中戦は自分の持ち味ですし、やはり自分がやらなければいけないことです。3バックの連係も悪くはなかったと思います。自分は真ん中で上手く連係することを意識していました。
――連戦の影響は?
コンディションは問題ありません。韓国ではもっとタフな連戦をやったことがありますし、そのあたりは大丈夫です。チームとしてもやはり勝てなかった時は疲労感を感じますが、勝ったことが大きいと思います。
――静岡ダービーへ向けて
ジュビロの試合をしたいですし、また失点0に抑えて勝ちたいです。
――感想
2週間で4試合の連戦の3試合目ということで、2010年以来ですが、本当にこのような素晴らしいピッチ、環境で試合ができ、うちのサポーターも忙しい中、声援を送ってくれてありがたいと思っています。
正直、スタートから15分あたりまでは何もなくて、新しく出た選手もちょっと地に足がつかないような状態でした。ゲームが始まってやらずもがなな失点を与えましたが、前半相手のミスにもあって0-1で行け、残り10分あたりからようやく自分たちがやろうとしていることに少し戻れて、後半リセットしてやっていこうと。相手の技術が高くてボールを回せるということは映像でもわかっていたので、そこで粘りながらいい形のチャンスを作ろうとしてやり、最後はパワープレーも試みたのですが、なかなか1点がこじ開けられなかった試合でした。
ただ、GKを含め最後のところの粘りや1対1、空中戦などは時間が経つごとにできてきたところもありましたし、ボールの動かし方も時間が経つごとによくなってきました。そのあたりは我々がアウェイの地で、滑るようなピッチでウォーミングアップから慣れるまでに時間がかかったということは情けない言い方ですが、まだまだ経験が足りないと思います。ただ、試合の中で選手たちが感じ、それを修正していこうということを感じることができました。ナビスコを1回勝っただけですし、勝点3を取れていませんが、うちは中3日で1日多く休養を取って試合に臨めるのでそのことをしっかり頭に入れていきたいです。
戦術的なところで、ちょっと相手のシステムのところで変えざるを得ないところもありましたが、後半は2トップとシャドーのところで人にしっかりと行こうということで送り出しましたが、そのあたりのことは少し上手くいったかなと。前半15分がもったいなかったなという感じはしています。