2013年 試合速報
2013 ヤマザキナビスコカップ vs.清水エスパルス
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イ ミンス
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金園 英学
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チョン ウヨン
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松浦 拓弥
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金園 英学
山崎 亮平
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河井 陽介
瀬沼 優司
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内田 健太
高木 俊幸
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山崎 亮平
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山本 康裕
金沢 浄
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山崎 亮平
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山田 大記
田中 裕人
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八反田 康平
カルフィン ヨン ア ピン
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石毛 秀樹
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山崎 亮平
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ヤマハスタジアム | 3/23(土) | 13:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 桂木 聖彦 | 東城 穣 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 西尾 英朗 | 間島 宗一 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
20.4度 | 27% | 竹田 明弘 | 花澤 秀登 |
11 | シュート | 7 |
7 | ゴールキック | 6 |
2 | コーナーキック | 10 |
12 | 直接FK | 15 |
0 | 間接FK | 4 |
0 | オフサイド | 3 |
0 | PK | 0 |
今季最初の静岡ダービーの舞台はヤマザキナビスコカップ。中2日の連戦となるが、宿敵にこれまでの“ 借り”を返すためにも極めて重要な一戦となる。清水エスパルスには2012年のリーグ戦よりプレシーズンマッチを含めて4連敗中。リーグ戦へつなげるためにはここで同県のライバルを打ち破らなくてはならない。
20日のカップ戦初戦では互いにメンバーを入れ替えて試合に臨んでいる。ジュビロ磐田はアウェイ・大宮アルディージャ戦で今季初勝利をマーク。前半の立ち上がりに金園英学、山本康裕がゴールを奪い、2点を先制。森下仁志監督が「まだまだイージーなミスがある」と試合を振り返った通り、難しい時間帯や相手に押し込まれる時間帯もあったが、要所で耐えてそのまま2-0で勝利。清水戦も前田遼一、駒野友一、伊野波雅彦の日本代表トリオを欠く布陣となるが、厚い選手層でそれを感じさせず、チーム一丸となってひたむきに勝利を目指す。
対する清水エスパルスはホーム・ヴァンフォーレ甲府戦に引き分け、ドロー発進。こちらも直近のリーグ・湘南ベルマーレ戦からメンバーを入れ替えて臨み、試合開始直後に八反田 康平のゴールで先制。しかし、前半のうちにヴァンフォーレ甲府の新外国人FW・ウーゴにゴールを許す。その後は互いに譲らず1-1のままタイムアップとなった。リーグ3戦でも2分1敗と今季に入ってまだ白星がないだけに、このダービーに勝利して弾みをつけたいところだろう。
前回の対戦は2月のプレシーズンマッチ。膠着した展開となった中、前半にセットプレーのこぼれ球を村松大輔に押し込まれ、失点。その後、交代カードを切りながら猛攻を仕掛けたが、あと1歩のところで及ばなかった。この試合もセットプレーなどゲームの“ ディティール”の部分が勝負のポイントとなる。
ヤマハスタジアムでのダービーは2008年のヤマザキナビスコカップ以来5年ぶり。ダービーでここしばらく続いた敗戦を払拭させるほどの強いインパクトを残し、相手を圧倒してカップ戦連勝を飾りたい。同じ相手、ましてやライバルチームにこれ以上負けるわけにはいかない。
清水、「もっとコンパクト、もっとハイプレッシャー。そしてサイドチェンジ」、「まず始めの15分で1点返すぞ!」、「男のプライド、エスパルスのプライドをかけて闘え!」。
後半アディショナルタイムは4分。山崎亮平は得点シーンで負傷した模様。そのまま歩いてピッチを後にし、ベンチに下がった。
――感想
まずはじめに、このダ―ビーをこのヤマハスタジアムでやれるようにしていただいた関係者の方に感謝したいと思います。それと、まだ完成していない少し窮屈な場所でたくさんのサポーターの方に素晴らしい雰囲気を作っていただき、本当に感謝しています。
ゲームに関しては今日の試合だけを考えると選手は非常によくプレーしてくれたと思います。ただ、自分たちがもっともっと上を目指すためには前半からもチャンスがたくさんありましたし、4-0になってからも判断的にさらに上を目指せればもっとチャンスを作れたと思います。そうすればあの1失点もなかったと思いますし、その部分の意識をより上げてやっていきたいと思います。
――カップ戦ではリーグ戦の2トップから1トップに変わっていますが、これはリーグ戦でも継続されるのですか?
いえ、基本的には2トップでスタートしていますが、あとは松浦の判断に任せています。(前田)遼一と違う選手、ゾノ(金園英学)と違う選手、だれが組んでも基本的に2トップでスタートしていますが、その状況で選手たちがよりより判断をしていくと。動き方自体はトレーニングを積んでいますし、ゲーム中の判断も選手たちに委ねています。今日に関しては松浦、金園、山崎がいい判断で動いてくれたと思います。
――山崎亮平選手のハットトリックについて
山崎はトレーニングから素晴らしいメンタルでトレーニングしてくれていますし、それぐらいの力を持っている選手だと思います。そのトレーニングの状態をゲームでも表現してくれましたし、これを続けてほしいと思います。
――櫻内 渚選手について、バレー選手とのマッチアップなど守備面の評価は?
基本的にマッチアップしたのは(菅沼)駿哉ですが、(菅沼)駿哉、(櫻内)渚、(藤田)義明を含めてハードな相手に対して冷静にプレーしてくれました。それ以上に攻撃のスタートの部分で非常にスムーズにゲームを運んでくれたことが大きいと思います。
――山本康裕選手の左サイドでのプレーはどう見ていますか?
今までトレーニングでやったことはないのですが、彼はやはり走力がありますし、サッカーがとても上手い選手です。さらに両足が使えるということで“トライ”という意味です。それは今後を考えてという部分もあります。想像以上によくやってくれたと思います。
――左サイドのみならずチーム内の競争は激しいですが、その点についてはどう見ていますか?
今言えることは代表の選手も“絶対”ではないということです。それぐらいのレベルになっていますし、代表だからといってポジションを与えることもありません。より状態のいい選手をピッチに立たせたいと思います。
――監督就任後ダ―ビーで初めての勝利となりましたが?
一つは昨年初めて監督をやらせてもらって、この静岡のダ―ビーの熱さと言うか、僕は選手時代、基本的には大阪のダ―ビーしか経験がありませんが、それ以上に静岡はサポーターの方の思いが強いということを昨年十二分に感じましたし、本当に今日は大事な一戦でした。その意味でも選手はよくやってくれたと思います。
――試合前にダ―ビーということで選手たちに何か伝えたり、清水の守備を崩すためにヒントを与えた部分は?
伝えたことは特にないです。昨日のトレーニングから選手のテンションが非常に高かったですし、やはり一番は繰り返しになりますが、このヤマハスタジアムでホームゲームをできたことはすごく大きいと思います。エスパルスさんは本当に守備が強いチームですし、ここ最近は守備の強いチームばかりで、ここではあまり言えませんがそこをどうやって崩すかという部分をトレーニングで積み重ねた結果です。ただ、もっとチャンスがありましたし、そこをより仕留めていかないと難しくなってくると思います。
――試合を振り返って
やはりエスパルスはクオリティーの高いチームだと思いましたし、それを上回ることができたので、自信を持って今日家に帰ることができます。
――先制点の場面を振り返ると?
山田がボールを持ったらゴール前に飛び込むということは一つのルールでしたし、イメージ通りでした。練習でもああいう形が多いので、練習通りです。
――アシストもあったが?
松浦ともこの前の大宮戦で一緒にやって連係がすごく上がっていましたし、いい関係で崩せたと思います。
――公式戦では自身初のダービーとなったが?
ジュビロでプレーさせてもらっている以上、やはり特別な思いはありますし、アドレナリンが出ました。1万人を越えるサポーターの方に来ていただきましたし、勝利を求めていたと思うのでよかったです。
――勝利の瞬間の心境は?
やはり嬉しかったです。やはり4回やって4回負けていたので、そのプレッシャーもありましたし、よかったです。
――2試合連続のゴールとなったが?
やっとゴールに入るようになってきたので、Jリーグでも得点できるように頑張ります。次のリーグ戦は(前田)遼一さんも帰ってきて、今日の試合で松浦も山崎も結果を残したので、危機感しかありません。これからも練習をしっかりとやってレギュラーポジションを取れるように頑張ります。
――試合を振り返って
ナビスコカップで2連勝ということでやはり大きいですし、静岡ダ―ビーに勝てたことはすごく嬉しいです。
――序盤から強気に攻めていく姿勢が出ていたが?
監督にも言われていましたし、ダービーはそういうものなので、前へ前へ気持ちの入ったプレーを出せたと思います。
――パスもよくつながっていたが?
一人一人が前を向く意識が強くなったことと、ここ何試合よりも中央に打ち込むパスが多かったと思うので、それによって相手も中央に寄ってサイドにスペースが空くということが増えたと思います。エスパルスはプレーの部分ですごく嫌な選手がたくさんいましたが、何とかうちのディフェンダー陣が抑えてくれましたので、それで攻撃もやりやすかったと思います。この勢いを来週のリーグ戦に持っていくことが大事ですし、次も勝ちたいです。
――試合を振り返って
ここしばらくダービーで勝てていなかったので、勝てたことが一番よかったです。やはりサポーターも勝利を臨んでいたと思いますし、勝てたことがよかったのです。内容で圧倒できたこともよかったです。
――途中出場した際に意識したことは?
2-0で試合が進んでいて早く追加点が欲しい場面でしたし、そういう中で得点できてよかったです。いいパスを出してくれましたし、やはり一人では得点は取れませんし、みんなの力で3点取れてよかったです。
――ここ数試合のチームの連係について
シーズンが始まったころよりよくなっていると思います。ただ、もっとよくなる部分はあると思うので、そこをもっとチームとして高めていきたいです。もっと走ったり、もっともっと動いてもっと迫力ある攻撃ができればと思います。
――ダ―ビーでのハットトリックについて
点を取れたことはよかったのですが、やはりチームが勝てたことが一番よかったです。
――今後への意気込み
まだリーグで勝てていないので、そこで勝てるようにいい準備ができればと思います。
――ダ―ビーでの勝利について
チームとしてはすごくよかったのですが、僕は何もやっていないです(苦笑)。今日はチームメイトに勝たせてもらったので、今度は自分ももっと貢献して、ゴールや決定的なプレーでチームの勝利に導けるように頑張りたいです。
――ゲームの内容を振り返ると?
2-0というスコアがよかったですし、この間の大宮戦では2-0から押し込まれてしまったので、前回から修正できた点ですし、すごくよかったです。ただ、監督からもまだまだという話をされましたし、自分たちでもやっていてそういう部分を感じるので、もっとレベルの高いサッカーをできるようにしたいと、内容的にも感じています。
――中盤左サイドの山本康裕選手との連係で意識した部分は?
組んだことがありませんでしたし、(山本)康裕もやり慣れているポジションではなかったので、とにかくコミュニケーションを取ることを意識しました。ただ、攻撃に関してフィーリングがすごく合いますし、守備も1回ごとにどちらが行くのかという部分を話しながらできたので、ぜんぜん問題なかったです。
――先制点の場面ではアシストを決めたが?
この間の大宮戦から(藤田)義明さんに自分が抜け出すので見てほしいと伝えていましたし、今日の試合前もそういった話をしました。大宮戦の映像を見ていて(ボールが)出てくればチャンスになるとすごく思っていました。1点目の場面も(藤田)義明さんがいいパスを出してくれましたし、あの場面は狙っている部分です。あれをケアされた時に自分たちのやりたいくさび、バイタルで前を向くという場面が出てくると思います。
――河井陽介選手や村松大輔選手とのマッチアップで意識した部分は?
チーム同士の試合ですし、あまり個人的にどうかという思いはありませんでした。
――左サイドでのプレーについて
前半はちょっと上手くやろうとしてその場所にちょっとなじんでしまった部分があるのですが、後半は相手も前に出てきて、その裏を取ったり自分の中で工夫しながらできました。もう少しボールを受けてためを作ることも求められていたと思いますし、回数をこなしつつ、もしまたやるのであればもっともっと次はよくなっていくと思います。
――サイドのマッチアップについて
相手の攻撃がちょっと単調な部分があったので、もう少し自分の判断があれば石毛選手や河井選手のところにもっと行けたと思いますし、そこは前後半で上手く修正できました。そこまで崩される場面がなかったので、なおさらもっと前にいきたかったという思いはあります。
――ヤマハでのダ―ビーとなりましたが、雰囲気は?
サックスブルーに囲まれてプレーできることはすごく幸せなことですし、リーグ戦でもまた力がもらえると思います。こうして結果を出せれば見に来てくださる方も増えてくると思いますし、これからにつながっていくと思います。
――感想
まず、我々は若い選手を育てていこうという野望の犠牲になってしまったかもしれせん。彼らが学ぶためには難しい状況に入っていかなければいけません。何人かがまだその準備ができていないことがここで見えました。特にミスをした後にそこから戻ってくることが難しいと。戦術的というより心理的な部分が大きかったと思います。ただ、ここからしっかり回復していきたいと思いますし、多くのサポーターがいますから彼らのためにも強いクラブにならなければいけません。私の人生はクラブに捧げています。ファンにこの失望を謝りたいと思います。私が責められるべきだと思います。若い選手たちを使おうと決めたのは私ですから。将来的にこの選手が戦っていくことで育っていけばいいと思います。ナビスコカップの精神は若い選手だと思っています。我々の19歳のセンターバックのような選手を育てていきたいと思っています。