2013年 試合速報
2013 ヤマザキナビスコカップ vs.大宮アルディージャ
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金園 英学
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山本 康裕
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鈴木 規郎
清水 慶記
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チョ ビョングク
櫻内 渚
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渡部 大輔
今井 智基
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松浦 拓弥
山崎 亮平
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山本 康裕
田中 裕人
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富山 貴光
宮崎 泰右
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
NACK | 3/20(水) | 16:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 平山 博光 | 窪田 陽輔 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
曇りのち晴れ | 90分 | 金田 大吉 | 作本 貴典 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
20.4度 | 53% | 山内 宏志 | 樋口 愛 |
10 | シュート | 9 |
8 | ゴールキック | 13 |
6 | コーナーキック | 3 |
9 | 直接FK | 7 |
5 | 間接FK | 1 |
5 | オフサイド | 1 |
0 | PK | 0 |
今季もヤマザキナビスコカップが始まる。ジュビロ磐田は大宮アルディージャ、清水エスパルス、川崎フロンターレ、湘南ベルマーレ、横浜F・マリノス、ヴァンフォーレ甲府(※対戦順)と同じAグループに属し、まずは優勝を果たした2010年シーズン以来の決勝トーナメント進出を目指す。予選リーグは1回戦総当たりのリーグ戦で上位2チームが決勝トーナメントに進むことができる。
ジュビロ磐田の予想布陣は今季開幕から継続している新システム[3-5-2]。GKに八田直樹、3バックは右から菅沼駿哉、チョ ビョングク、藤田義明。中盤の底(アンカー)に山本康裕、中央2列目右に小林裕紀、左に山田大記、右ワイドに山本脩斗、左ワイドに金沢浄。2トップに金園英学、松浦拓弥という並びか。前田遼一、駒野友一、伊野波雅彦という主力3選手を代表招集で欠くことになるだけに、選手層を改めて問われることになる。
対する大宮アルディージャの予想布陣は[4-4-2]。GKに江角浩司、最終ラインは右から渡部大輔、片岡洋介、高橋祥平、下平 匠。ダブルボランチに青木拓矢と上田康太。中盤右に曺 永哲、左に鈴木規郎。2トップに長谷川 悠、富山貴光という並びか。このうち、アルビレックス新潟戦の先発外だった選手は江角浩司、片岡洋介、鈴木規郎、上田康太、長谷川 悠、富山貴光の6人。ただし、高い能力を持った選手ばかりである。とりわけ注目が集まるのはスロベニア代表へ招集されているズラタン、ノヴァコヴィッチの2枚を欠く前線。長身FW・長谷川 悠、さらにアルビレックス新潟戦でプロ初ゴールをマークした大卒ルーキー・富山貴光にとっては大きなアピールの場となる。2010年までジュビロ磐田でプレーした上田康太も開幕3試合はいずれもベンチスタートとなっただけに巻き返しに燃えているだろう。
会場はNACK5スタジアム大宮。キックオフは16時。会場の天気は曇り。カップ戦初戦はどんなゲームとなるか――。
大宮、「守備の所で、中盤で相手の選手をしっかりと捕まえよう」、「攻撃は2列目の選手が積極的に相手の裏へ飛び出していこう」、「前半は忘れて後半立ち上がりからアグレッシブに戦おう」。
――感想
まずはじめに、いつもですが、たくさんのジュビロサポーターに来ていただき本当に感謝しています。
試合に関しては2点を取るまでは理想的と言うか、自分たちのプレーを出せていましたし、その後も出せていたのですが、彼らの技術レベルからすればまだまだイージーなミスもあるので、それをさらに突き詰め、もっと質の高いサッカーを披露できるようになりたいです。
――山本康裕選手のゴールはチームとしても、彼自身にとっても大きなゴールだったと思いますが、いかがですか?
そうですね。(山本)康裕はお父さんが亡くなられたということでスタートが遅れ、メンタル的にもすごく難しい状況でシーズンをスタートさせましたが、その状況でもより強い気持ちを持って今日グラウンドに立ってくれたと思いますし、結果を出してくれました。やはりうちにとっては得点の取れるMFの一人ですし、このパフォーマンスを続けてもらいたいです。それが(山本)康裕のお父さんへの親孝行だと思いますし、本当に、本当に頑張ってほしいですね。
――代表選手が抜けている中で今季初勝利となりましたが、この1勝がチームにもたらすものは?
僕自身、この試合をすごく重要視していました。というのも、自分たちはだれかに頼ってサッカーを構築しているわけではないという自負を持ちながら去年からやってきましたし、今日それを証明するチャンスでした。そういう意味では選手たちはよくやってくれたと思います。ただ、繰り返しになりますが、彼らの力からすればまだまだ上げていけるのではないかと思いますし、代表選手が帰って来てもポジションがないぐらいのレベルのプレーを出せると思うので、より自分たちに厳しくやっていきたいと思います。
――金園選手も今季初ゴールとなりました。得点後は監督と抱き合うシーンもありましたが、彼のプレーはどう見ていますか?
彼自身がすごく責任を感じてくれていたのは普段の練習からわかっていましたし、あれだけのチャンスを作れるFWは日本の中でも数少ないと思います。僕自身は彼は代表のチームを引っ張っていけるような力はあると思いますし、攻撃だけではなく走る量やスプリントの回数など彼にしかないものがあるので、真摯に日々のトレーニングに打ち込んでいる姿を忘れず、やり続けてほしいと思います。
――川口選手をベンチに置いたり、宮崎選手をベンチから外したりと、(メディア的には)読みにくいメンバーとなりましたが?
僕自身もものすごく迷いました(苦笑)。今はありがたいことに(ペク)ソンドンも戻ってきて、グラウンドに全員が立ってくれている状況です。(金沢)浄もシーズンの最初からすごくいい状態をキープしてくれていましたし、どこかで使いたいと思っていました。今日出れなかった菅沼実、(阿部)吉朗、松岡亮輔に関してもみんないい状態を作ってくれているので、メンバーという観点ではすごく迷いました。結果を出してくれた選手に感謝したいですし、いい状態の選手を見逃さないように僕自身の判断力をさらに上げていきたいです。
――今季初スタメンとなったが、どんな思いでこの試合に入ったか?
前節の横浜FM戦でベンチ入りして、やっと自分の戦う場所に戻ってこれたという思いがあったのですが、試合に出ることができず、悔しい思いをして帰ってきましたし、自分がそこに入って悪い流れを変えることができればと思っていました。
――得点シーンを振り返ると?
どんな形であそこまで入っていったかちょっと思い出せないのですが、(山田)大記くんがボールを持った時にパスが来ると感じていましたし、(山田)大記くんもパスを出してくれて、ボールを受けた後も冷静に流し込むことができました。
――シーズン前に亡くなられたお父様に捧げるゴールになったのでは?
お父さんはまだ僕のところに居てくれていると思いますし、そういった気持ちを持って戦いました。お父さんから力をもらって2人で戦った試合でもありますし、2人で勝ち取ったゴールでもあると思うので、感謝しています。
――得点後は空を見上げていたが?
ちょっといろんな思いが込み上げてきて・・・。お父さんに『やったよ』という思いを込めました。たぶん見ていてくれていたと思いますし、いい報告ができたと思います。
――試合を振り返って
前半の30分ぐらいまではテンポのいいサッカーができて、監督が目指すサッカーに近づけたと思いますが、それ以降は得点の形が見えず、ボールを失い回数も多くなってしまいました。そのあたり、受け身にならずもっともっとアグレッシブに3点目を狙っていかなければいけないと思います。
――先制ゴールのアシストについて
ゾノ(金園)のヘディングが強かっただけだと思います(笑)
――ゲームを振り返って
内容はそこまでよくなかったのですが、リーグ戦で勝てていませんでしたし、結果が欲しい一戦だったので、結果が出たことは前向きに捉えたいです。ただ、まだまだチームとして改善しなければいけない点はあるので、さらによくなるように頑張りたいです。
――中盤の左サイドの位置で意識したことは?
まずはワイドにひらいてポジショニングのところで相手を引っ張ることです。ボールを触る機会は少ないのですが、ポジションを取り、周りの距離感を意識しながらプレーしていました。
――大宮・曺 永哲選手とのマッチアップで意識したことは?
上手くて速い選手なので、できるだけ自由にやらせないことです。ボールが来る前に動いてスペースを消せればと思っていました。そのあたり、(藤田)義明と話しながらプレーできましたし、思いきり行けました。
――今季初勝利となったが?
もちろん負けるより勝つことの方がいいですが、次の試合は中2日ですし、すぐ切り替えていきたいです。ゲームに関しては、前半はすごくよかったと思いますが、ただ、前半の途中からセカンドボールがなかなか拾えず、攻撃をなかなかコントロールできずに押し込まれる場面もあったので、そのあたりは課題だと思います。そのあたりはどちらかと言えば、実力というより自分たちがどういうプレーを選択していくかでもっともっとコントロールできると思いますし、そのあたりをさらに統一して、さらに優勢に試合を進められるようにしたいです。
――2点目の得点シーンを振り返ると?
すでにゴール前で(山本)康裕がフリーでしたし、自分がボールをもらった時点で崩しきれていたと思います。
――試合を振り返って
やはりもっと得点が取れたという思いが強いです。今日のフォーメーションとしてはゾノ(金園英学)の下が自分のプレーエリアでした。個人的にちょっとミスは多かったですが、まずまずかなと。相手のボランチが(山田)大記と(山本)康裕に食いつくのはわかっていたので、自分は下に落ちてゲームを作るようなイメージでしたし、そこから前に行ければと思っていました。ここ最近の試合では一番ボールが回っていたと思いますが、もっと精度を上げることができていれば、もっと早く試合を決定づけることができたと思いますし、個人的にも得点が欲しかったです。
――試合を振り返って
まずは勝てたことがよかったです。立ち上がりがすごくよくて、点を取るまでの時間帯もよかったのですが、2点取った後に少し緩んでしまった部分があったので、そこは課題です。後半もそうですが、ちょっとボールを失う回数が多かったので、自分たちのボールをもっともっと長く持てるように、という点も課題です。そのあたりをもっともっとよくできればと思います。
――直近のリーグ・横浜FM戦で先発を外れ、その後に迎えたカップ戦となったが?
リーグの大宮戦でのプレーでやはり外れたと思います。その意味でもこの試合はアピールするチャンスでしたし、何が何でもしっかり守って失点0で勝ちたかったので、そういう意味ではよかったです。
――チームの連係を振り返ると
お互いに話せていました。(金沢)浄さんとか(山田)大記とも話せていましたし、連係という部分は大丈夫でした。
――感想
内容にも結果にも満足できるものではありません。自分たちがイメージしたゲーム運びができませんでした。Jリーグと少しメンバーが代わったことも少し影響があった部分もあったと思います。守備の規律やオーガナイズといった部分があまり上手くいきませんでした。彼ら(ジュビロ磐田)はJリーグで前回対戦した時と同じようなやり方をしてきたにもかかわらず、自分たちは守備の部分で前回の対戦と同じように上手く対応することができませんでした。その中で特に相手のアンカーと中盤のトップ下のところでのポジションチェンジを上手く掴めず、そこをフリーにして、そこを起点に攻撃を仕掛けられました。そういった守備のずれから全体的なところでもずれて、マークやボールを取りに行く部分のところで失点につながりました。特に前半の攻撃面に関しては相手にとっての危険なプレーが足りなかったと思います。中盤とFWのコンビネーションが上手くいきませんでした。戦術的にも相手にとって驚きのあるプレーではなかったと思います。
後半に関しては守備のところのずれを修正し、はっきりさせ、そのあたりはある程度上手くいったと思います。攻撃面も前半よりは攻撃的に相手ゴールに迫ることができたと思います。後半に関しては敵陣で攻める時間も多く、チャンスも作りましたが、彼らも人数をかけてきて最終的にはゴールを決めることができませんでした。その意味でも今日の敗戦は満足できません。