2013年 試合速報
2013 J1リーグ 34節 vs.大分トリニータ
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木村 祐志
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山崎 亮平
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金園 英学
阿部 吉朗
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山崎 亮平
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山崎 亮平
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高松 大樹
森島 康仁
林 丈統
安川 有
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山本 康裕
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チェ ジョンハン
村井 慎二
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山本 康裕
松岡 亮輔
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山崎 亮平
松浦 拓弥
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ヤマハスタジアム | 12/7(土) | 15:30 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 高橋 信光 | 廣瀬 格 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 高橋 佳久 | 川崎 秋仁 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
10.9度 | 40% | 上村 篤史 | 花澤 秀登 |
18 | シュート | 10 |
5 | ゴールキック | 15 |
7 | コーナーキック | 3 |
12 | 直接FK | 11 |
3 | 間接FK | 2 |
3 | オフサイド | 2 |
0 | PK | 0 |
『ROAD TO 2015』。
J2降格決定後初のホームゲームとなった第32節・横浜F・マリノス戦(11月23日)。ゴール裏のサックスブルーサポーターは大きな横断幕を掲げ、選手たちを熱く鼓舞した。J2で迎える2014シーズン、そして、2015シーズンへ向けた戦いはすでに始まっている。今季ホーム最終戦であり、2013シーズンのラストマッチとなるが、サックスブルーの挑戦がこれで終わるわけではない。チーム再建へ――。慣れ親しんだホームグラウンドで、“未来”へつながる戦いを見せたい。
前節はアウェイで大宮アルディージャと対戦。前半からアグレッシブに仕掛け、決定機も作ったものの無得点。相手にワンチャンスを生かされ0-1で前半を折り返すと、後半も失点を重ね、合計スコア0-3で敗れた。試合後、「決めるところで決めなければいけない」と唇をかみ締めたのは1トップを務めた金園英学。チームとして4試合連続で得点を奪うことができていない。それでも「積み重ねが大事」と語る関塚 隆監督の下、今週もゴール前の精度を磨いてきた。一つの“きっかけ”でゴールは必ず生まれる――。苦しみ抜いた2013シーズンではあったが、やはり最後は複数のゴールを奪い、勝利したい。
対する大分トリニータは勝点14の18位。昨季J2プレーオフを勝ち抜き、J1昇格を果たしたが、1年でのJ2降格がすでに決まっている。前節はホームで川崎フロンターレと対戦。相手にボールを保持される展開となったが、粘り強い試合運びを見せ、終盤まで0-0。しかし、後半アディショナルタイムに大久保 嘉人にゴールを奪われ、0-1と惜敗した。第33節終了時点で総得点、総失点ともにJ1ワーストと苦戦を強いられたが、今季リーグ戦を勝って締め括りたいという思いは大分トリニータも同じ。また、天皇杯では柏レイソルを破り、12月下旬の準々決勝へ駒を進めている。カップ戦へつなげる意味でも重要な一戦となる。
前回の対戦は第13節(5月25日)。アウェイ・大分銀行ドームでの一戦は均衡した展開となり、前半は0-0。後半、相手のエース・高松大樹に先制ゴールを許したが、終盤に山田大記のゴールで同点。そのまま1-1のドローに終わった。来季はJ2で対戦することになる。その意味でも絶対に負けられない相手だ。ホーム・ヤマハスタジアムの大歓声に応えるためにも、ここで意地を見せたい。
大分・田坂和昭監督、「守備は全員でしっかりスライドすること」、「攻撃はサイドで起点ができている。続けていこう」、「まだ半分、もう1度みんなでしっかり戦おう」。
――感想
リニューアルされたヤマハスタジアムでサポーターのみなさんに勝利をプレゼントできたということで、少しほっとした気持ちになりました。
内容的にも狙っていた内容でした。攻撃ではボールを動かしながらサイドから攻めて行くという形ができ、守備でも田中裕人が上手く機能し、相手の攻撃の芽を摘んでいたと思います。後半いい内容になり、逆転勝ちできたと思っています。
しかし、私が就任し、残留という目標を達成できず、非常に残念な気持ちでいっぱいです。それと共に責任を強く感じています。
――シーズン途中に就任され、結果的に目標を達成することはできませんでしたが、来季のチームにここが必要だと提言していただけませんか?
今日の試合は3点取ることができましたが、ハーフタイムに伝えたことがあって、もう少し走っている、動いているプレーヤーを使った攻撃を仕掛けなければいけないと。それがどうして足が止まっているプレーヤーを使っていくと“各駅停車”になってしまうと。そういう攻撃の部分でもう少し汗をかきながら攻撃を仕掛けていくと。それと、守備は全体で組織するものだと。この部分をもう一度チームとして、攻守のバランスと言いますか、私自身それを掲げていたので、ぜひそういったところを引き続き成長させていってもらいたいと思います。
――川口選手を先発起用し、前田選手をベンチから外した理由は?
やはり8試合勝てていないということで、流れを変えたいというところで決断しました。前田に関しては、今週のところで、今日の試合に勝つために必要な選手ということで18人を選んだということです。
――磐田の監督に就任し、選手たちから学んだもの、感じたものは?
学んだものと言いますか、僕自身、どこまで選手たちに伝えられたかと。そこが結果に結びつかなかったので、学んだものと言いますか、僕自身、振り返ってみたいという気持ちでいっぱいです。
――前田選手がいない中、フレッシュな先発ラインナップで3点を取ったわけですが、若い選手たちの可能性はどう感じますか?
これは前田選手も含め、若手、ベテラン関係なく、チームが勝つために必要なパフォーマンスは現代サッカーでやはり必要なんだなと。ここのところでしっかりとトレーニングし、そして、試合で結果を求めていくということが非常に大事な姿勢だと感じます。このジュビロというチームは非常に高いポテンシャルがあると思います。それを私自身が選手たちの力、このチームの力をどれだけ発揮させられたかなと思うところです。今日のような戦いを数ヶ月前にできていればという気持ちです。
ただ、誤解していただきたくないのですが、ぎりぎりのところでしたが、勝てるところまでの“きっかけ”が数試合ありました。それが今日のように転がり込んでこなかったと。それは気持ちの面が大きかったのかなと思います。そのあたり、今日のようにのびのびとプレーさせてあげたかったなという気持ちでいっぱいです。
どうしても勝ちたいという気持ちで試合に入りました。ただ、先制され、嫌な流れになりましたが、逆転で勝てたことはよかったと思います。得点を取りに行くために『前に前に』という気持ちを出させましたし、チームとしてプレッシャーに行くところと行かないところがはっきりしていましたし、そういうところを90分間通じて出せたと思います。
(リニューアルされたヤマハスタジアムで初勝利となったが?)サポーターのみなさんを待たしてしまった1勝です。この1勝をこれからのスタートにしなければいけません。大事な1勝になると思います。
(今季を振り返って)1年を通じて自分たちのサッカーを安定して発揮することができず、4勝ということで不甲斐ない結果です。反省しなければいけません。この1勝の意味を自分たちでしっかりと考えていきたいです。
失うものはありませんし、前節と同じですが、積極的にプレーしようということをみんなで確認していました。意図的にという意味では、(前節の)大宮戦の方がボールは回っていたと思います。ただ、個のところで勝てていた部分もあったので、それが大きかったと思います。
(サポーターへ向けて)降格が決まった状況の中でもサポーターのみなさんが会場に足を運んでくれましたし、そういった方々の気持ちが結果に出たと思います。少しでも恩返しできたと思うので、よかったです。
個人的にシュートを外しすぎたので、勝ててよかったですが、複雑です。得点よりも外したことの方が自分の中では大きいです。焦った感じはなかったのですが、上手く当たりませんでした。
(57分のゴールについて)大宮戦もああいった場面がありましたし、何となくボールが来そうな予感はありました。今度は上手く入ってよかったです。
(今季を振り返って)今はちょっとまだ考えられない部分もありますが、申し訳ないという気持ちです。せめて最後に勝てればと思っていました。この1勝で何かが報われるわけではありませんが、最後勝ててよかったです。
(リニューアルされたヤマハスタジアムで初勝利となったが?)サポーターのみなさんに開幕から変わらぬ声援をいただき、その中で期待に応えることができませんでした。僕自身、選手、スタッフ、フロント、みなさんに申し訳ない気持ちでしたが、ピッチで勝つことでしか恩返しできないと思っていました。こういう結果になり、とても悔しいです。
勝てない試合が続いていましたし、どんな状況でも『前に前に』という気持ちを出したかったので、勝ててよかったです。
(75分のアシストについて)ヤマちゃん(山崎)が上手くためてくれ、ボールをくれました。ニアに(山本)康裕が上手く入ってくれましたし、決まってよかったです。左足のクロスは練習でもやっていましたし、練習試合でも何本もあったので、結果につながってよかったと思います。
(逆転勝利の要因は?)前半終了間際に追いつけたことが大きかったと思います。失点した後もみんな一体となって攻め続けることができましたし、点を取られた後にまた取り返すという気持ちを持てました。
(久々のスタメンとなったが?)試合に出ていない状況もありましたが、辛抱強く練習を重ね、最後にチャンスを掴むことができました。やはりここで勝ちたいという気持ちがありましたし、そこで勝ててよかったです。コンディションも上がっていましたし、準備はできていました。
0-1の時はちょっと難しい試合になるかと思いましたが、勝ててよかったです。
(突然の途中出場となったが?)ちょっとびっくりましたが、すぐに準備して入っていくことができました。サイドに流れて、他の選手が持ち味を発揮できるようにと心がけていました。
(サポーターへ向けて)今日もそうですが、苦しい試合が多くて不安にさせてしまった部分もあったと思います。ただ、逆転勝利ということで選手の気持ちを見せることができたと思います。それを後押ししてくれたのはサポーターのみなさんです。一年間支えていただきましたし、降格は決まっていましたが、今季最後の試合で勝利をプレゼントできてよかったです。
――感想
まず、1年間応援し続けてくださったサポーターに感謝したいです。結果が出ず最下位となり、潔く1年にしてJ1の舞台から立ち去らなくてはなりません。ただ、この1年間で得たものはチームとしても大きかったし、個人としても伸びた選手がいます。この経験をまた来年生かしてもらえればと思います。
今日の試合に関しては、個の力量差が如実に出ました。蹴る、止める、マークを外すといった基本的なところで相手の方が1枚も2枚も上手でした。組織として何とかしのごうと思いましたが、押し戻すことができませんでした。この悔しさを天皇杯にぶつけたいです。