2013年 試合速報
2013 J1リーグ 26節 vs.鹿島アントラーズ
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土居 聖真
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藤田 義明
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山本 康裕
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ジュニーニョ
ダヴィ
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カルリーニョス
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山崎 亮平
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土居 聖真
梅鉢 貴秀
ダヴィ
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山本 康裕
阿部 吉朗
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ダヴィ
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カルリーニョス
安田 理大
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中田 浩二
前野 貴徳
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梅鉢 貴秀
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安田 理大
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山崎 亮平
ペク ソンドン
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ペク ソンドン
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阿部 吉朗
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ヤマハスタジアム | 9/21(土) | 14:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 玉井 朗 | 扇谷 健司 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 名木 利幸 | 戸田 東吾 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
26.8度 | 69% | 笹沢 潤 | 花澤 秀登 |
12 | シュート | 13 |
7 | ゴールキック | 12 |
4 | コーナーキック | 3 |
13 | 直接FK | 8 |
2 | 間接FK | 2 |
2 | オフサイド | 2 |
0 | PK | 0 |
「残り10試合のうちの1試合を勝っただけ。ここからが大事」。前節はアウェイで柏レイソル戦に3-1と勝利。リーグ戦で10試合ぶりの白星となったが、試合後、選手たちはそう口を揃えた。前節は15位・ヴァンフォーレ甲府も勝利したため“残留ライン”との勝点差は『9』のまま。トーナメントに等しい試合はまだまだ続く。まさにサバイバルマッチだ――。
前節のアウェイゲームは“負のイメージ”を払拭できた意味でも大きかった。前半にカルリーニョスのCKから2点を奪ったが、後半の立ち上がりに1点を返され、2-1に。2-4で逆転負けを喫した第23節・アルビレックス新潟戦と似た展開となったが、「あの試合があったからこそもう一度一つになり、集中しなければいけないという声を掛け合えた」(菅沼駿哉)。最小失点で踏ん張り、前田遼一のゴールで相手を突き放した。順位的にタフな状況であることに変わりはないが、やはり白星に勝る“良薬”はない。関塚 隆監督は「アウェイで勝点3を取れたことは次につながる」と語る。敵地で得た勢いを、この一戦にそのままぶつける。
今節ホームに迎えるのは4位・鹿島アントラーズ。前節終了時点で獲得した勝点は『41』。首位・横浜F・マリノスとの勝点差は『7』あり、優勝戦線に踏みとどまるためにも負けられない一戦となる。前節のアウェイ・ヴァンフォーレ甲府戦は0-3で敗戦。前半に3点を奪われ、相手の堅守を最後まで崩すことができなかった。第11節・浦和レッズ戦から始まったアウェイでの連敗は『7』まで伸び、チームの足かせとなっている。
とはいえ、高い能力を持った選手を多く擁していることに変わりはない。やはり注目はチームのトップスコアラー・大迫勇也。14得点をマークし、得点ランク8位タイにつけている。Jリーグでの活躍が評価され、日本代表メンバーにも招集された若手FWが攻撃の中心。まずはこの選手に仕事をさせないことだ。また、けがでしばらく戦列を離れていたダヴィが前節復帰。スピードに優れたジュニーニョ、レフティー・遠藤 康ら強力な攻撃陣を封じることが勝利への絶対条件となる。
試合の舞台はホーム・ヤマハスタジアム。キャプテン・駒野友一は「ホームで勝利の歌を歌いたい」とチームの思いを代弁する。サックスブルーサポーターと共に戦い、歓喜を共有したい――。
――感想
連勝を目指して戦い始めましたが、立ち上がりの失点でどうしても浮き足だってしまったということが現状でした。
後半、少し持ち直すために形を変えながら、前から行く形をとりましたが、追加点を取られ、エンジンのかかりが遅かったなと。その意味でもサポーターのみなさんに本当に申し訳ないと思います。選手たちは最後まで勝点を奪うために足を止めずにやってくれたと思います。
――立ち上がりの入りが悪かった印象を受けましたが、その理由は?
立ち上がりと言うより、相手がダヴィ選手を起用して2トップでくるか、それとも[4-2-3-1]でくるか、というところもありました。相手が縦関係となり、そこを前半掴みきれず失点してしまったというところが非常に大きかったと思います。
――伊野波選手を左サイドバックで、宮崎選手を左MFで先発起用した狙いは?
昨日(9月20日)まで山田が出れるかというところを探りながらだったので、そういう意味では柏戦で一度後半にやっている並びですし、そこからスタートしようということで踏み切りました。
――後半開始から[4-2-3-1]に変更したように見えましたが、その狙いは?
[4-1-4-1]にしました。中盤のところでどうしても相手を掴みきれずに展開されていたので、そのあたり、中盤の中央の枚数をしっかりと合わせながらそこから前の方でボールを奪えるように、全体をそのように変えていきました。
(試合を振り返って)相手に3点を取られてから2点を取ることができましたが、エンジンのかかりが遅くなってしまいましたし、前半1点取られてから守備に回ってしまったところがチームの課題です。さらに話し合っていかなければいけないと思います。早い時間帯での失点でしたし、後半も合わせれば取り返す時間はたくさんあったのですが、逆に追加点を取られ、守備の甘さが出てしまったと思います。
(試合の入りについて)自分たちにもチャンスがあったと思いますし、そこで決めきることができればより優位に試合を進めることができていたと思います。3点を取られても諦めずに戦った結果、2点を返すことができましたが、今は勝つことだけが必要ですし、本当に悔しい敗戦です。
(残りの試合へ向けて)全て勝つしかありません。前半は戦う姿勢を最後まで出すことができなかったので、90分間、気持ちを出して攻撃的なサッカーをしたいと思います。
(試合を振り返って)勝点3が欲しかっただけに悔しいです。でも、まだチャンスがなくなったわけではありませんし、次に向かって進むしかありません。また明日から練習して、また次の試合で勝点3を積み上げられるようにやっていくだけです。
(途中出場について)はじめはサイドでしたが、サイドからクロスが上がってくる時は2トップのようになり、得点に絡んでこい、という(関塚監督の)メッセージだったと思います。アップしている時からサポーターのみなさんが大きな声を出していてくれましたし、改めてみなさんのためにもやらなければいけない、グラウンドで表現できるのは今しかない、という気持ちでした。こうやってグランドに立てるのも監督やスタッフのおかげですし、その信頼に応えたかったという気持ちも強くありました。
(ゴールシーンについて)あのコースなら低いクロスが来ると思っていました。素早く反応でき、相手よりも先にボールに触ることができました。横からのボールはDFとしては対応が難しいボールだと思いますし、何かを起こそうとしてそこを狙う動きを続けていました。
(試合を振り返って)負けたことが残念です。2年半ぶりにJリーグのピッチに立ち、そこで勝てればよかったのですが、もう前に進むしかありません。残り8試合チーム一丸となって戦っていくだけだと思います。
(ピッチでの役割は?)一番はアグレッシブにゴールに絡むようなプレーです。前目のポジションに入ったので、しっかりと走って相手の裏を突くといった動きなどを意識していました。
(加入後出場について)ウォーミングアップの時からサポーターのみなさんに安田コールをしていただきましたし、期待をすごく感じました。もう負けられません。しっかりと反省して、残り8試合を全力で戦い、少しでも多くの勝ち点を取って残留を果たしたいです。
課題はやはり失点のところです。特に1失点目、2失点目は本来であれば、防がなければいけない失点だったので、もったいなかったです。
(1失点目について)中が空いてしまいました。もっともっと締めなければいけなかったですし、もったいなかったです。
(チームとしてのプレスについて)ある程度のところまで(相手が)来たらプレスに行くと話していました。そこからサイドに出させて(ボールを)取れればよかったのですが、もう少しラインを上げなければいけませんでした。
立ち上がりの失点のところで、マーキングの面で外してしまいました。その後、相手のコントロールの下で試合をしなければいけませんでした。今後も顔を上げて全力でやっていくだけです。必要なものは勝利です。そのことだけを考えてやっていきます。
――アウェイでの連敗が止まりましたが、この試合の一番の勝因は?
いろいろな要素があります。前半に関しては自分たちのやるべきことという部分では非常によかったと思いますし、ゲームコントロールもできました。また、両サイドハーフが元気なところで何度かカウンターのチャンスを作ることができましたし、ダブルボランチの早い球離れというところから崩すこと、チャンスを生み出すこともできていたと思います。
サッカーというものは相手の負担があり、自分たちのスペースを使ったりということの繰り返しです。体力的な負担があるスポーツですし、体力的な負担があると判断のところが衰えてしまう、あるいは注意力・集中力が低くなってしまうという部分もあるスポーツです。体力的な負担や疲労がたまっている時に、サッカーの基本的なベースを守らなければいけないと。技術があるのであれば早い球離れでボールをポゼッションすると。ポゼッションすることによって守備にかける時間を減らせますから。サイドチェンジをされ、クロスが上がってくると思ったらボールの逆サイドの選手は必ず自分のマークの確認をしなければいけません。相手が前かがりになっているのであれば、背後や間にスペースがあるわけなので、スピードアップしなければいけない場面があります。もっともっといろいろな面がありますが、サッカーをやる上でのルールがあり、その基本的なルールを守らなければいけません。それができなかったことで、自分たち自身として苦しんでしまいました。
特に後半に関してなぜ苦しい状況になってしまったかと言うと、何人か消極的な姿勢になってしまったからです。それは疲労の影響だったり、気持ち的な部分も考えられます。自分たちが前半は相手ゴールまでボールを運ぶことができていたのですが、そのために運べなくなったと。運べなくなり、ボールロストの仕方が悪く、相手に押されると。押されれば守備の時間が長くなるわけですし、最後の10分から15分くらいは苦しい展開になってしまいました。やはりそれは前半の疲労、後半の消極的なプレーから守備に回ることでたまった疲労から最後の方は動けなくなってしまい、相手の保持の時間が増え、相手にチャンスを与える状況になってしまいました。危うく悪夢を見る状況を自分たちから招いてしまいました。
ただ、Jリーグが誕生して20年ということを考えれば、まだまだそれは当たり前のことだと思います。海外では3-0になった時には完全に終わっている試合になるか、さらにゴールを取るような状況になります。そのあたり、ゲームコントロールができない、後半に欠けてしまうと。それは姿勢、意識、疲労といった部分からくるのではないかと思います。それは今後我々指導者が選手たちにしっかりと指導していかなければいけません部分だと思います。それができれば日本のサッカーがさらに成長すると思っています。