2013年 試合速報
2013 J1リーグ 25節 vs.柏レイソル
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菅沼 駿哉
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前田 遼一
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狩野 健太
クレオ
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山本 康裕
伊野波 雅彦
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田中 順也
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前田 遼一
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茨田 陽生
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ジョルジ ワグネル
澤 昌克
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山崎 亮平
松岡 亮輔
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山田 大記
阿部 吉朗
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駒野 友一
カルリーニョス
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
柏 | 9/13(金) | 19:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 髙田 豊治 | 松尾 一 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 唐紙 学志 | 木川田 博信 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
26.8度 | 72% | 大友 一平 | 高野 恵 |
14 | シュート | 8 |
10 | ゴールキック | 9 |
5 | コーナーキック | 6 |
11 | 直接FK | 12 |
0 | 間接FK | 3 |
0 | オフサイド | 3 |
0 | PK | 0 |
“ラスト10”――。
泣いても笑っても残り10試合。激動のリーグ戦が、いよいよ再開する。
ジュビロ磐田の予想布陣は[4-2-3-1]。GKは八田直樹、最終ライン右から駒野友一、菅沼駿哉、藤田義明、宮崎智彦。ダブルボランチに小林裕紀とカルリーニョス。中盤2列目右サイドから山本康裕、山田大記、山崎亮平。1トップに前田遼一という並びか。あるいは前田遼一、山崎亮平の2トップという可能性もある。
9月7日(土)の天皇杯2回戦・サウルコス福井では公式戦で久々に勝利。カテゴリーの異なる相手ではあったが、最後の最後まで攻めきり計8ゴールをマークした。山本康裕が3得点、山田大記が2得点と攻撃陣がしっかりと結果を残したことも収穫だ。
“勝利の味”を久々に味わい、迎えるリーグ戦。関塚 隆監督は柏レイソルについて「攻守両面で戦ってくるチームだし、スペシャルな選手の多いチーム」と語る。その上でこう付け加えた。「ただし、今は我々が90分間戦えるかどうかという状況。相手の分析もあるが、自分たちが持っている力を全て出すこと」。松浦拓弥の負傷離脱というよくないニュースも流れてきたが、駒野友一は「シーズンのどこかでけが人は出るもの。こういう時こそ改めてチーム一丸となり、結果を残したい」と語る。サックスブルーの真価が今、問われる。
対する柏レイソルの予想布陣は[4-1-4-1]。GKは菅野孝憲、最終ライン右からキム チャンス、鈴木大輔、近藤直也、橋本 和。ワンボランチに栗澤僚一。中盤2列目右から狩野健太、茨田陽生、田中順也、ジョルジ ワグネル。1トップに工藤壮人という並びか。こちらも田中順也、工藤壮人の2トップという配置も考えられる。
9月7日(土)に行われたヤマザキナビスコカップ・準決勝ではリーグ首位の横浜F・マリノスに4-0と大勝。田中順也の強烈な左足で2点を先行し、さらにジョルジ ワグネルの2ゴールでダメ押し。スピードとパワーを兼ね備えた攻撃と献身的な守備で相手を圧倒してみせた。リーグ戦では前節(第24節)・鹿島アントラーズ戦で敗れたが、第15節・湘南ベルマーレ戦から第23節・湘南ベルマレーレ戦まで9試合負けなし。順位こそ9位だが、粘り強い戦いを見せている。
試合の舞台はアウェイ・日立柏サッカー場。天気は晴れ。風は弱い。タフな一戦になることが予想されるが、この試合も大勢のサックスブルーサポーターの皆様に駆けつけていただいている。選手、スタッフ、サポーターの皆様と一体なり、3ポイントを持ち帰りたい!!!ご声援よろしくお願いします!!!
前半のアディショナルタイムは3分。
柏・ネルシーニョ監督、「失点をした後はプレーがよくなってきている。焦らず、最後まで気持ちを絶対に切らさないこと」、「もっと積極的にシュートを打っていこう」。
――感想
残り10試合になり、我々にとっては一つ一つが勝点をどう取っていくかということになります。今シーズン初めてアウェイで勝点3を取れたことは次につながると思います。内容はもっと積極的に行けるところは行けると思いますが、まずはリードした中でどういう風にゲームを進めていくかという課題を選手たちが一つクリアしてくれたんじゃないかと思います。これを次節以降につなげていきたいと思います。
――今季2点を先行した試合が2回ありましたが勝てませんでした。今日は勝ちきったという所で選手起用も当たったと思いますが?
選手起用というよりも、選手たちの意識がだいぶ落ち着き、どうゲームを進めるかという所ができたんじゃないかと思います。前半は点は取りましたが、相手の前線の出入りに対してあまりにもボランチを下げてしまいました。そのため中盤がすごく薄くなって機能しませんでしたが、後半はその部分を修正しながらできました。
ただ、特にメンバー交代をしてからサイドからボールを入れられた時のサイドバックと中盤の受け渡しがもうひとつスムーズではなく、1点を返されてしまいました。距離感のところなどもう少しハッキリとできてくれば、もっと我々がボールを持った時に押し込む時間ができると思います。最初から(リードした時にどう試合を進めるかという部分と)両方は求められないので。そこをしっかりやりながらフィードバックして練習をやっていきたいと思います。
――後半途中に伊野波選手を左サイドバックとして投入した意図は?
レイソルさんは先行されると[3-4-3]にして相手のサイドバックの上がりを制限する形か、工藤選手を右サイドに配置して前に圧力をかけてきます。それに対して我々がどう対応するかということで、コーチ陣と話をしながらその対応をしました。
――リードしてからの戦いに落ち着きがあったと思います。選手に対して伝えてきたことは?
はっきりすることです。前線から行くのであれば、後ろがもっとラインを高くすることです。一つ落とした状態にするのであれば、どこにボールを誘い込まなければならないのか(をはっきりさせると)。どうしても人についていき、空けてはいけないスペースを空けてしまうと。こういうところの判断がチームとしてはっきりしてこなかったと。極端に言えば、サイドに追い込めばそれでいいというようなことがあったので、そこから斜めに入れられてしまえば何にもならないですし、そういうところを修正しました。
――メンタル面が難しい試合だったと思います。前半に2点をリードして後半に1点を返されましたが、あの時間帯は非常に危なかったと思います。そういう状況への準備はハーフタイムなどでしたのでしょうか?
ハーフタイムでなく、選手たちにはこの試合に向け、今までリードしてきた中でどれだけ追いつかれてきたかという部分について、システムや戦術とは違うものをどれだけ出さなければならないかということを常々言ってきました。今日からそういう戦いが10試合続くんだということを共有し、今日の試合に入りました。
――2点あります。GKに八田選手を起用した狙いと、今日のメンバーだと[4-2-3-1]もできるかと思いますが[4-4-2]を採用した理由を教えてください。
八田についてはトレーニングの部分と総合的に考えて起用しました。
システムについては相手がかなり前に圧力をかけてくるので、ボールを奪った時に2つのポイントをしっかり持ちたかったということです。タイプ的にも山崎と前田だと1枚中盤に落とすよりも2トップがベストかなと。[4-2-3-1]にするのであれば山田を中に入れ、山崎をサイドに出すという形は相手の出方を見ながら行こうとは思っていました。
――残りの試合に向け、気合、意気込みといった部分を教えてください。
選手たちとしてもクラブとしても、ここからが勝負だと思っていますし、我々が1試合1試合どういう戦いをするかでそこは決まってくると思います。これからは連戦もないですし、しっかりと次に戦う相手に照準を合わせ、準備し、みんなでやっていきたいです。サポーターの方も本当に苦しい中で応援してくれています。それに我々は応えていかなければならないと思っています。
(勝因について)試合の中で悪い時間帯もありましたが、みんなで話し合いましたし、それが一番かなと思います。我慢するところは我慢して、行くところは行くといったような部分です。
ただ、まだ1試合ですし、崩れることは簡単だと思いますし、チームとして築き上げていくという意味ではこれからが本当に大切だと思います。
(チームとしてこの試合のためにやったことは?)特別この試合だから、ということはありませんでしたが、やはりみんな危機感はありましたし、いい時間帯に先制できたことが一番だと思います。自分自身、今年初めてと言ってもいいぐらい仕事ができたと思いますし、これをしないといけないと思っています。
(試合終了後、アウェイゴール裏へ向かい、サポーターの声援に応えていたが?)『おまたせしました』という感じですね(苦笑)。
自分自身、甲府戦で嫌な失点をしてしまい、チームに迷惑をかけてしまったという気持ちが強かったので、勝ちに貢献したいという気持ちが強くありました。得点という形でチームに貢献できてよかったです。
新潟戦で2-0から2-4にされてしまったので、後半1点を返された時には正直一瞬(新潟戦が)よぎりましたが、その試合があったからこそもう一度一つになり、集中しなければいけないという話ができました。その意味ではあの試合があったからこそ今日勝てたと思います。
(CKから2アシストについて)まずは、自分たちがしっかりとプレッシャーをかけてCKを取れたことが一つです。それから自分自身としては狙ったところにボールが蹴れました。それをきっちり決めてくれたチームメイトに感謝しています。あの時間帯で2-0にできたことが試合の主導権を握れたことにつながったと思いますし、狙い通りに試合を進めることができました。
(ゲーム展開について)相手が何かミスしたというよりは自分たちがしっかりとプレーできたという試合でした。実際、今日だけではなくここ数試合くらいできていたことですが、同点、逆転を許してしまっていました。その点、この試合では通常通りに試合を運ぶことができましたし、それが自信になっていくと思います。
プレッシャーもありましたが、勝ててよかったです。ただ、まだ1勝ですし、ここから連勝できればチームとしてのっていけると思いますし、次に向けて準備していきたいと思います。
(スタメンを伝えられたのはいつ?)昨日です。やはりスタメンとサブでは違ってきますが、準備はできていました。変に力まずにできればと思っていましたし、多少プレッシャーもありましたが、そのことが自分にとっては逆によかったと思います。
残り試合数が1桁となりましたが、後悔しないように戦っていきたいと思います。まずはこの1勝をしっかりとかみ締め、次の試合を迎えたいと思います。
ここ数試合リードしてから逆転されていましたし、2-0ということで一番危ないスコアでしたが、しっかりとカウンターで得点を取れましたし、理想の形での得点だったと思います。ホームゲームではなかなか勝利の歌を歌えていないので、次の試合で歌えるようにしたいと思います。
(残留の可能性は?)それを信じてやっています。やはりプレッシャーをかけるという意味でも自分たちが勝たなければいけませんし、今日勝ったことで相手にプレッシャーをかけることができたと思います。残り10試合というタイミングでしたし、そこでいいスタートを切れたと思います。
一つ勝てましたが、降格圏を脱出できたわけではありません。今以上に気を引き締めていきたいですし、次の試合が大切だと思います。
後半に入った時にチーム全員が0-0の気持ちになり、もし失点したとしても下を向かずに顔を上げていこうということで、新潟戦の反省を生かせたかなと思います。後半の失点場面でもまだリードしているという声をみんなで掛け合えたことが今日の勝因だと思います。
(試合途中に伊野波選手が左サイドバックに入ったが?)攻撃の部分での配置転換ではなかったと思います。ちょっと5枚気味と言うか、守備に入ったわけではありませんが、守備になった時には5枚になり真ん中を3枚にするようなイメージでした。そのサイドに自分がいるイメージでした。相手のクロスも多かったので、そこをケアする意図だったと思います。
――感想
今日は立ち上がりにセットプレーから奪われた2失点のところで、我々の注意不足でしたが、その2失点が非常に響いたというのが正直なところです。しかしながら、2失点した後の前半も、そして迎えた後半も、選手たちは落ち着いてやるべきこと、やるべき形を作っていこう、1点返そうと慌てることなく、あきらめることなく戦い抜いてくれたと私は見ています。チャンスを作った中で決定的なシーンの全てでボールがGKの手の中に収まったり、弾かれたということがありました。今日は相手のGKにとって非常に幸せな夜だったと思います。