2013年 試合速報
2013 J1リーグ 22節 vs.FC東京
![]()
|
![]() |
|
![]() |
![]()
|

![]() |
米本 拓司
|
カルリーニョス
|
![]() |


![]() |
チャン ヒョンス
加賀 健一
|
八田 直樹
|
![]() |
松浦 拓弥
金園 英学
|
![]() |
![]() |
東 慶悟
ネマニャ ヴチチェヴィッチ
|
藤田 義明
|
![]() |
![]() |
石川 直宏
高橋 秀人
|
![]() |
加賀 健一
|
山本 康裕
ペク ソンドン
|
![]() |








































スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ヤマハスタジアム | 8/24(土) | 19:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 松永 正利 | 家本 政明 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
くもり | 90分 | 八木 あかね | 平野 伸一 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
28.2度 | 62% | 山村 将弘 | 花澤 秀登 |
13 | シュート | 9 |
8 | ゴールキック | 6 |
2 | コーナーキック | 7 |
12 | 直接FK | 14 |
4 | 間接FK | 2 |
4 | オフサイド | 2 |
0 | PK | 0 |
「しっかりとバランスを取り、リスク管理をしながら追加点を取りに行った。チャンスはあったが・・・」(関塚 隆監督)。前節の湘南ベルマーレ戦(8月17日)は何とも惜しい引き分けだった。フレッシュな面々がスターティングメンバーに名を連ねた。中盤にはカルリーニョスが加入後初先発、さらに最終ラインには菅沼駿哉が16試合ぶりに先発。前線は前田遼一、金園英学の2トップで臨んだアウェイゲーム。ゲームが動いたのは後半だった。56分に相手GKアレックス サンターナがハンドで退場。このファウルで得たFKを駒野友一が直接決め、先制。しかし、追加点を奪うことはできず、78分にクロスボールを相手FWウェリントンに押し込まれ、1-1のドローに終わった。これで6戦未勝利。思うように白星を掴めない戦いが続く――。
対するFC東京は前節ホームで横浜F・マリノスと対戦。上位の相手を叩き、優勝戦線へ食い込むことを狙ったが、相手の守りに手を焼いた。31分に兵藤慎剛にゴールを許し、0-1で前半を折り返すと後半開始から高橋秀人に代わり大卒ルーキー・三田啓貴を投入。より攻撃的な布陣で反撃を試みたが、最後までゴールを決めることはできず、逆に試合終了間際に中村俊輔にゴールネットを揺らされ、0-2と敗戦。7試合ぶりの黒星を喫した。
前回の対戦は5月6日。アウェイ・味の素スタジアムでの一戦は森下仁志前監督の退任直後の試合であり、長澤 徹ヘッドコーチがベンチで指揮を取った。先制したのはジュビロ磐田。29分、駒野友一のCKを伊野波雅彦が頭で押し込み、加入後初ゴール。さらに40分には駒野友一のラストパスを受けた小林裕紀が左足で確実にゴールを決め、追加点。しかし、後半に石川直宏、さらに李 忠成(※6月末でFC東京への期限付き移籍を満了)にゴールを許し、2-2。惜しくも勝ちきることはできなかった。
約4か月ぶりのリターンマッチ。ゲームのポイントの一つとなるのはディフェンスだ。とりわけ得点ランキング2位の渡邉千真に対するマーキングが鍵を握る。「しっかりシャットアウトしなければいけない」と警戒するのは藤田義明。ポゼッション能力に優れた相手の攻撃に焦れず、要所をしっかりと封じることができれば流れは掴める。ジュビロ磐田が今季リーグ戦で無得点に終わった試合は第11節・柏レイソル戦(5月11日)が最後。コンスタントに得点は取れているだけに、いい守備ができれば自ずと勝機が見えてくる。
FC東京・ランコ ポポヴィッチ監督、「全員が受け身になっている」、「あわてずボールを動かすこと」、「サイドを使って相手を広げてから縦パスを入れていく」。
――感想
守備面では(監督就任後)初めて無失点でしたが、FC東京さんをこじ開けることができず、非常に残念です。しかし、内容的には非常によかったですし、11人が本当にしっかりと一つになり、攻守に渡っていい距離感で戦ってくれたと思います。その意味では本当にここをベースとし、連戦となりますが、しっかりと戦っていきたいと思います。
それから今日も本当に多くのサポーターのみなさんに足を運んでいただき、非常にいい雰囲気を作っていただきました。最後まで1点を信じて応援してくれましたし、本当に感謝したいと思います。我々はこれからもひたむきに勝点3を取れるように準備していきたいと思います。
――試合の入りがよかったですし、そこで先制点を決めて試合を優位に進めたかったという展開でしたか?
そうですね。前半のうちに先制点を取れば、展開的には非常によかったと思います。
――カルリーニョス選手の評価は?
選手たちも(カルリーニョスから)どのタイミングでどうパスが出てくるとか、ということを理解できたと思います。球際でも非常にしっかりと戦ってくれますし、その意味ではチームとしても非常に信頼を得られた一戦だったと思います。最後のミドルシュートも決めてくれれば、さらによかったと思います。
――センターバックの藤田選手、菅沼駿選手の評価は?
FC東京さんの15点取っているポイントゲッター(※渡邉千真)をしっかりと抑えてくれました。何度か危ない場面もありましたが、しっかりと体を張ってくれていましたし、彼ら2人を含む4バックの組織、それから中盤、前の組織が非常にいい距離感で攻守両面でやってくれました。彼ら2人のフィードもよかったと思います。
今まで失点を重ねてきましたが、失点ゼロで終えることができました。ただ、攻撃面ではチャンスがたくさんありましたし、そこをしっかりと決めて勝ちたかったです。
(守備面について)コンパクトに中央を固め、(相手にパスを)サイドに出させてからプレッシャーをかけに行き、そこでボールを奪うことができていましたし、カウンターも多く仕掛けることができました。あとはそのいい流れの中で得点を取ることです。
(前半のチャンスもあったが?)勝てていない中、決めなければいけないという気持ちを重圧として感じてしまっている部分もあるかもしれません。ただ、改めて練習を重ねることでしっかりと決めることができればと思います。相手のリズムに合わせるのではなく、しっかりとゲームをコントロールすることができていたと思います。あとは得点だけです。
サポーターのみなさんが素晴らしい雰囲気を作ってくれた中、勝てなかったことはすごく申し訳ないです。勝たなければいけない試合でしたし、勝点1で終わったことが悔しいです。自分自身、リーグ戦では久々のホームゲームとなりましたが、サポーターのみなさんの声は力になるし、勇気づけられると改めて感じました。だからこそ、勝てなかったこと、勝点3を取れなかったことが残念です。
(チームとして久々の完封となったが?)ここ数試合失点ゼロということがなかったので、少し自信になる試合だったと思います。でも、続けていかなければいけないと思います。次節はアウェイゲームですが、しっかりと勝点3を取って帰ってきて、甲府戦へつなげていきたいです。
勝てていない状況でしたし、チームのために何とか勝てるよう、僕自身、今以上の力を出し切れば結果がついてくると思ったのですが、結果がついて来ず、残念です。ただ、ディフェンスとして失点ゼロに抑えることができたことはプラスに捉えていいと思います。毎試合のように失点していましたが、ディフェンスの頑張り、ハチ(八田直樹)の頑張りもありましたし、前線から守備もしてくれましたし、チームみんなで勝ち取った勝点1だと思います。
相手がそこまで前から来なかったので、サイドやボランチを使いながら空いているところを使いつつ、チャンスがあれば、前田さんとか(山田)大記あたりを使いつつという感じでした。
(カルリーニョスについて)しっかりとボールをもらいに来てくれましたし、そこからロングパスを出したり、しっかりつないだり、すごく上手く組み立ててくれました。カル(カルリーニョス)を見ながらポジショニングを取っていました。
(守備面について)一人一人が最後のところで体を張れていましたし、(菅沼)駿哉あたりもすごく声を出してくれ、ボランチとも声を掛け合うことができていました。センターバックとボランチの距離感もコンパクトで、すごくよかったと思います。
チームとしてすごく集中力高く90分間プレーできました。守備も全員で頑張り、特に後ろが粘ってくれました。チャンスもあったので、そこは前が決めなければいけませんでした。僕自身もチャンスがありましたし、最後のクロスのところでも精度を欠いてしまったので、申し訳ないです。
(この試合でよかった点は?)前への意識を持とうということを、この間の試合(湘南戦)後に選手間で話し合いましたし、そのあたりを上手く出ていた部分もあると思います。ただ、今は結果へつなげなければいけない段階です。それを結果につなげることができていないということは未熟な部分かなと思います。
チームがこういった状況にいますし、自分が力になりたいと思っています。これからも自分の持っているものを出し、この順位から脱出することに貢献したいです。
(試合終了間際に惜しいミドルがあったが?)最後のシュートは自分自身としてもコースを狙い、かなり丁寧に打ったつもりでしたが、残念ながら入りませんでした。次はもっともっと正確に打ちたいです。
(加入後初のホームゲームとなったが?)サポーターのみなさんに大勢駆けつけていただき、声援を送っていただきありがたかったのですが、サポーターのみなさんに勝利をプレゼントできなかったことは非常に残念です。ただ、今、私が確信していることはチームが正しい道を歩んでいるということです。とにかくそこを突き進み、勝ってサポーターのみなさんに勝利をプレゼントしたいです。
――感想
こんばんは。前半、後半で出来に非常にひらきがあったと思います。前半の出来には満足できませんが、後半非常にいいものを出せたと思います。ただ、前半の出来が悪かっただけにこういう結果になってしまったと考えています。試合は90分ありますし、前後半のどちらかだけがよければいいというものではありません。もちろん90分間を通して主導権を握り、やりたいことをやり続けることは簡単ではありませんが、そこを目指してやっていますし、これからもそういったサッカーをやれるようにやっていきたいと考えています。
ゲームプランとしては、後半に入り私が考えていたものが(チャン)チョンスのけがによる交代があったことで、少し思い通りにはいきませんでしたが、後半に関してはやりたいことをしっかりと見せることができたと思います。上手くいかない時も自分たちのスタイルを崩さずにやり続けることが大切ですし、そこを重要視してこれからもやっていきたいと思います。