2013年 試合速報
2013 J1リーグ 17節 vs.鹿島アントラーズ
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松浦 拓弥
ペク ソンドン
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チョン ウヨン
山崎 亮平
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ダヴィ
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柴崎 岳
本田 拓也
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山崎 亮平
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前田 遼一
金園 英学
金園 英学
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遠藤 康
野沢 拓也
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本田 拓也
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ダヴィ
本山 雅志
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
カシマ | 7/17(水) | 19:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、水含み | 星野 務 | 家本 政明 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
雨 | 90分 | 村上 孝治 | 穴井 千雅 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
19.3度 | 92% | 荒木 友輔 | 齋藤 和代 |
20 | シュート | 10 |
10 | ゴールキック | 13 |
3 | コーナーキック | 6 |
14 | 直接FK | 10 |
3 | 間接FK | 2 |
2 | オフサイド | 2 |
0 | PK | 0 |
リーグ再開戦から4試合目。7月の厳しい連戦の最後のゲームとなる。関塚 隆監督は試合前、「チームの総力戦になる。動ける選手、パフォーマンスを発揮できる選手で戦っていく」と今節のアウェイゲームを見据えた。監督就任後、ここまでリーグ3試合を戦い、1勝2分。「チームとして一歩ずつ前進しているところもあるが、正直、勝点をさらに上積みできた部分もある。ただ、それが今言っても仕方がない。とにかくこの試合で勝点を取る」(同監督)。
ジュビロの予想布陣は[4-2-3-1]。GKに川口能活、最終ライン右から駒野友一、チョ ビョングク、藤田義明、宮崎智彦。ダブルボランチに田中裕人とチョン ウヨン。2列目右から小林裕紀、松浦拓弥、山田大記。ワントップに前田遼一という並びか。注目は前節スタメンを外れたチョン ウヨン。ボランチの定位置を確保するためにも重要な一戦になる。久々にベンチ入りした山本康裕にも注目したい。
鹿島には昨季1勝1敗。5月のホームゲームでは前田遼一、松浦拓弥、山田大記のゴールで3-0と大勝。しかし、8月のアウェイゲームでは前田遼一がゴールを決めたものの、1-2で敗れている。
対する鹿島の予想布陣は[4-4-2]。GKに曽ヶ端 準、最終ライン右から西 大伍、青木 剛、山村和也、前野貴徳。ダブルボランチに柴崎 岳と小笠原 満男。中盤右に遠藤 康、左にジュニーニョ。2トップに大迫勇也とダヴィという並びか。鹿島はここ3試合で1勝2敗。リーグ再開戦ではアウェイで川崎Fに2-4と敗戦。続く第15節のホーム・清水戦では3-1で勝利したが、前節のアウェイ・柏戦では1-2で敗れている。
会場は県立カシマサッカースタジアム。天候はくもり。しかし、試合開始前になって弱い雨が降ってきた。静岡と比べるとかなり涼しく、スタンドでは肌寒さを感じるほど。ただ、連戦を戦う選手にとってはプラスの要素と言えるだろう。夏場のタフなスケジュールではあるが、それは相手も同じこと。この試合もチーム一丸となって勝点を奪いに行く!!!
――感想
雨の中、サポーターに集まっていただき、ありがとうございます。
連戦の4試合目で、本当に力のある鹿島さんとの戦いの中、自分たちの持っているものを、個としてもチームとしても築き上げたものを引き出しながら戦った90分だったのではないかと思います。やはり、正確なプレーと組織的なプレーが結びつかないと、やはり一瞬のところでゴールまでを持って来られると。そういった部分はやはり鹿島さんの迫力あるプレーでもありましたし、我々も何度かゴールに近づいていくプレーを見せられたと思います。選手たちも1点先行された後に追いつき、勝ちにいこうと足を止めずに最後まで戦ってくれたと思います。少し間が空きますが、中断後の戦いの中で生かしていきたいと思います。
――リーグ再開後4戦負けなしですが、今日の試合に関しては同点に追いついた後も決定機がありましたし、やはり勝ちきりたかったという思いでしょうか?
この4連戦を考えますと初戦のC大阪戦も先制点を取られましたが、逆転し、引き分けで終わってしまったと。前節の仙台戦も最後に追いつかれたと。そういった勝点のことを考えれば、追いついて今日は何としても勝点3を取って磐田に帰りたかったというのが正直な気持ちです。
――途中出場の3選手の評価は?
3選手とも後から入ってもチームの勢い、エネルギーを衰えさせることなく、さらに出してくれるという迫力を見せてくれました。短い時間でも仕事をしてやろうというところが3人とも見られたと思います。
――前節・仙台戦の後半は終盤に押し込まれる展開になりましたが、この試合は終盤に押し込みました。メンタル的に指導した部分は?
勝点3を取りたいという気持ちを選手たちがとても強く表現してくれました。同点になってからも、鹿島さんの後から入ってきた選手たちは経験もありますし、精度のあるプレーを見せる中、それに対抗するような、前向きなプレーをやってくれたと思います。危ない場面もありましたが、得点を取れるようなチャンスも2、3度作れたのかなと思っています。
――リーグ再開後4戦負けなしとなったが、課題を挙げるとすると?
これは1戦1戦にシチュエーションと言いますか、違いがあるので、それを総括して4戦ということはなかなか表現できません。ただ、もう少しゴール前で落ち着いたプレーと言うか、今日であれば1度攻撃した後、後半のところで小林裕紀に入ったところで縦に入れ、それをつながらなかったと。また、山田大記も同じようにやって右サイドに(ペク)ソンドンと駒野が準備しているのに、どうしても中、中と行っていました、このあたりをもう一度広げてプレーするとか、そのあたりのところで落ち着きと言うか、やはり中は閉めてくるので、そのあたりの使い分けができてくれば、もう少し得点のにおいと言うかチャンスが掴めると。守備のところではだいぶ切り替えのところ、局面のところが改善できているかなと。ただ、ダヴィ選手に一発で持って行かれたようなところで、人がいてもやられてしまうところはもっとレベルと言うか、やはりプレーの質を上げていかなければいけないと思います。
――キックオフ前のエンドチェンジは相手を揺さぶるため?
いえ、全く、そんな揺さぶりと言うか、我々の戦いをどういうふうにやっていくかと。その中で選手たちの個性を持ちながら3選手を状況に応じて代えていったわけです。立ち上がりのところは、やはり前半はどちらかと言うと大迫選手、ダヴィ選手の強力な2トップをいかに抑えるかと。そういう面では守備のところで、変化というよりそれを忠実にやるということが大事でした。ただ、後半、今日の試合のように本山選手、野沢選手が入ってくると前での流動性が出てくるので、近くでしっかりと指示を出したかったというところはありました。
前節、終盤に失点して勝点2を失っているので、何とか今日の試合で挽回したいと思っていました。全員が集中し、粘り強い守備をしてくれましたし、攻撃の時も、効率のいい攻めができていました。勝点1は悪くない数字だと思います。後半戦に向けてチームもよくなっていますし、アウェイではまずは負けないことだと思います。これからどんどん勝点を積み重ねていき、まずは負けないチームに、と。そこへ変わることはできていますし、負けないチームから、勝つチームへさらに変わっていかなければいけないと思います。
(試合を振り返って)お互いにチャンスがあり、決めきれない展開でした。後半、先に点を取られましたが、追いつくことができ、逆転できるチャンスもあったので、そういった勝負強さはすごく戻ってきたかなと思います。やはりゴールを取らなければ勝てませんし、そこの精度をさらに高めていきたいです。
(日本代表について)やはり選んでもらったことを嬉しく思います。コンフェデ杯で外れてしまったので、また監督にいいところをアピールしたいと思います。試合までは期間が短いですし、初めて選ばれた選手もいるので、まだどういった戦術でやるかはわかりませんが、やはり自分は代表の経験がある分、戦術もわかっているので、そういったところを選手に伝えていくことも大事ですし、ポジション的にもしっかりと味方を使っていい仕事をしたいと思います。
最後、決めたかったですね・・・。やはり負けないことが大事ですし、意味のある勝点1だと思いますが、欲を言えば、やはり僕を含め決めることができるチャンスがありましたし、ディフェンス陣がすごく頑張ってくれていたので、やはり1本決めたかったです。
(日本代表へ向けて)いつも通り自分のプレーをやるだけです。しっかりと頑張って、楽しんできたいです。
アウェイでしんどい試合でしたが、最後に勝点1を引き出すことができました。最後、中央からのコンビネーションが出たのですが、サイドからの攻撃だけではなくて、さらに中央から崩しを入れ、より多彩な攻撃ができればと思います。1試合でも早く降格圏から抜け出し、まずは中位に上がれるように頑張ります。
(自身のゴールについて)ボールに引きつけられたと言うか、体が勝手に、という感じで。(ペク)ソンドンのパスに体が引きつけられたという表現が、一番かなと。自分は点を取ることが仕事ですし、監督もそれを期待していると思いますし、(ペク)ソンドンがパスをくれました。練習通りです。
――追いつかれて引き分けだが、前半の出来と後半の出来、チームの状況をどう見ていたか?また、後半、磐田がかなり攻めてきたと思うが、その対処を選手にどのように伝えていた?
チーム全体としては特にこの2試合は負けに値するような試合ではありません。機能的にもすばらしかったですし、ラインを高く保ち、縦の深さ、横の幅を使い意識がチームとしてできていますし、またユニットとしての守備・攻撃もよくできています。もっとよくしていくということを考えると、やはり決定力を上げなければいけません。そのあたりはどうしても日程的な関係で、練習の積み重ねがしっかりできていないところが影響しているかもしれません。ただ本来、我々の攻撃陣は決定力があるわけですし、その精度と意識を高めていかなければいけません。それをまた練習で高めていきたいと思います。前半の立ち上がりに関しては少し消極的でしたし、数名の選手が本来できるプレーをやっていないところがありました。あとは、20分、25分過ぎからやっと試合のペースやリズム、相手の戦う意識のレベルに合わせられるようになったのは非常によかったと思います。前後半の中でうまくいかなかった選手が数名いました。一人は西選手であり、前半は本来彼が出来るプレーが表現されていませんでした。後半は自分ができることをしっかり表現できていたということが何を意味するかと言うと、消極的な姿勢があったということです。それは意識のところですし、本人とも話し合い、前後半ともできるようにしたいと思います。それは彼だけでなく、チーム全体ができなければならないことです。前半が悪くて後半がいい、あるいは前半が良くて後半が悪いというのはあってはいけません。試合というのは90分間、アディショナルタイムをプラスすると95分くらいになるわけですが、一瞬たりとも緩いペース、スローなペースでやることは現代のサッカーでは通じません。判断力、動作、動きのスピードも含めてハイテンポでやらなければならないのが現代のサッカーです。それを選手たちがもっと意識し、練習から取り組まなければなりません。でなければ、あまりにも苦しい展開に持っていかれてしまいます。その中で、ボールを保持するリズムで遅攻するのか速攻するのかをマネージメントできるわけです。動作、判断は速くできるものなので、そこをしっかりと練習しなければいけない部分があると思います。