2013年 試合速報

2013 J1リーグ 17節 vs.鹿島アントラーズ

antlers
antlers

8 勝
4 分
4 敗
27 得点
24 失点
勝点 28
順位 5

1
  • 0
  • 0

  • 1
  • 1

1
ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

2 勝
6 分
8 敗
21 得点
26 失点
勝点 12
順位 17

前半 ハーフタイム 後半
9分
松浦 拓弥
ペク ソンドン
15分
チョン ウヨン
山崎 亮平
ダヴィ
20分
柴崎 岳
本田 拓也
27分
31分
山崎 亮平
33分
前田 遼一
金園 英学
金園 英学
遠藤 康
野沢 拓也
34分
本田 拓也
36分
ダヴィ
本山 雅志
41分
21
曽ヶ端 準
4
山村 和也
5
青木 剛
17
前野 貴徳
22
西 大伍
8
ジュニーニョ
20
柴崎 岳
25
遠藤 康
40
小笠原 満男
9
大迫 勇也
11
ダヴィ
SUB
1
佐藤 昭大
3
岩政 大樹
10
本山 雅志
13
中村 充孝
16
本田 拓也
27
梅鉢 貴秀
35
野沢 拓也
監督
トニーニョ セレーゾ
1
川口 能活
5
駒野 友一
13
宮崎 智彦
24
チョ ビョングク
33
藤田 義明
6
田中 裕人
7
小林 裕紀
10
山田 大記
22
チョン ウヨン
11
松浦 拓弥
18
前田 遼一
SUB
21
八田 直樹
2
菅沼 駿哉
25
櫻内 渚
8
ペク ソンドン
23
山本 康裕
9
山崎 亮平
17
金園 英学
監督
関塚 隆

6,681
スタジアム名 試合日 キックオフ
カシマ 7/17(水) 19:00
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝、水含み 星野 務 家本 政明
天候 試合時間 副審 副審
90分 村上 孝治 穴井 千雅
気温 湿度 第4の審判員 記録員
19.3度 92% 荒木 友輔 齋藤 和代
20 シュート 10
10 ゴールキック 13
3 コーナーキック 6
14 直接FK 10
3 間接FK 2
2 オフサイド 2
0 PK 0

リーグ再開戦から4試合目。7月の厳しい連戦の最後のゲームとなる。関塚 隆監督は試合前、「チームの総力戦になる。動ける選手、パフォーマンスを発揮できる選手で戦っていく」と今節のアウェイゲームを見据えた。監督就任後、ここまでリーグ3試合を戦い、1勝2分。「チームとして一歩ずつ前進しているところもあるが、正直、勝点をさらに上積みできた部分もある。ただ、それが今言っても仕方がない。とにかくこの試合で勝点を取る」(同監督)。

ジュビロの予想布陣は[4-2-3-1]。GKに川口能活、最終ライン右から駒野友一、チョ ビョングク、藤田義明、宮崎智彦。ダブルボランチに田中裕人とチョン ウヨン。2列目右から小林裕紀、松浦拓弥、山田大記。ワントップに前田遼一という並びか。注目は前節スタメンを外れたチョン ウヨン。ボランチの定位置を確保するためにも重要な一戦になる。久々にベンチ入りした山本康裕にも注目したい。
鹿島には昨季1勝1敗。5月のホームゲームでは前田遼一、松浦拓弥、山田大記のゴールで3-0と大勝。しかし、8月のアウェイゲームでは前田遼一がゴールを決めたものの、1-2で敗れている。

対する鹿島の予想布陣は[4-4-2]。GKに曽ヶ端 準、最終ライン右から西 大伍、青木 剛、山村和也、前野貴徳。ダブルボランチに柴崎 岳と小笠原 満男。中盤右に遠藤 康、左にジュニーニョ。2トップに大迫勇也とダヴィという並びか。鹿島はここ3試合で1勝2敗。リーグ再開戦ではアウェイで川崎Fに2-4と敗戦。続く第15節のホーム・清水戦では3-1で勝利したが、前節のアウェイ・柏戦では1-2で敗れている。

会場は県立カシマサッカースタジアム。天候はくもり。しかし、試合開始前になって弱い雨が降ってきた。静岡と比べるとかなり涼しく、スタンドでは肌寒さを感じるほど。ただ、連戦を戦う選手にとってはプラスの要素と言えるだろう。夏場のタフなスケジュールではあるが、それは相手も同じこと。この試合もチーム一丸となって勝点を奪いに行く!!!

前半1分、鹿島ボールで前半キックオフ。ピッチ上空は弱風。
前半1分、鹿島、敵陣右サイドでFWを獲得。キッカーは遠藤 康。これはジュビロがニアサイドでクリア!
前半2分、鹿島、敵陣右サイドからアーリークロス。これをゴール前のダヴィが頭で合わせるが、これはダヴィにファウルの判定。ジュビロのFKに。
前半3分、ジュビロ、布陣は[4-2-3-1]。GKに川口能活、最終ライン右から駒野友一、チョ ビョングク、藤田義明、宮崎智彦。ダブルボランチに田中裕人とチョン ウヨン。2列目右から小林裕紀、松浦拓弥、山田大記(キャプテン)。ワントップに前田遼一。フィールドプレーヤーのユニフォームカラーはサックスブルー。
前半4分、鹿島にこの試合最初の決定機。敵陣左サイドからのクロスを、ゴールの大迫勇也がヘディングシュート!これは川口能活がパンチングでクリア!鹿島のCKに。
前半5分、鹿島、この試合最初のCK、バックスタンド側から遠藤 康がキック。これはジュビロがクリア!!!
前半6分、ジュビロ、敵陣左サイドの松浦拓弥のクロスからCKを獲得。バックスタンド側から駒野友一がキック。これをゴール前でフリーとなったチョ ビョングクが頭でどんぴしゃで合わせる!しかし、惜しくもゴール上に外れた・・・。決定的な場面だった・・・。
前半10分、試合開始から10分が経過。ここまでは互角の展開。
前半10分、ジュビロ、前線の中央で前田遼一、小林裕紀とパスがつながる。最後は小林裕紀が右足で前線の松浦拓弥へスルーパス。しかし、これは鹿島にカットされた。
前半11分、ジュビロ、右サイドの駒野友一の突破からCKを獲得。メインスタンド側から駒野友一がキック。しかし、ゴール前の競り合いでジュビロにファウルの判定。鹿島のFKに・・・。
前半13分、ジュビロにこの試合2度目の決定機。敵陣左サイド・宮崎智彦のアーリークロスをゴール前の前田遼一が流し、最後は2列目から走り込み、ゴール前でフリーとなった小林裕紀が左足でシュート。しかし、これはゴール上に外れた・・・・・・・・・。
前半14分、鹿島、大迫勇也がゴール中央のミドルレンジから右足でシュート。これは川口能活の正面。
前半15分、鹿島、布陣は[4-4-2]。GKに曽ヶ端 準、最終ライン右から西 大伍、青木 剛、山村和也、前野貴徳。ダブルボランチに柴崎 岳と小笠原 満男(キャプテン)。中盤右に遠藤 康、左にジュニーニョ。2トップに大迫勇也とダヴィ。フィールドプレーヤーのユニフォームカラーはエンジ。
前半17分、この試合、関塚 隆監督はジャージを着用。ベンチ前で指示を出している。
前半19分、ジュビロ、ここまで相手より長い時間ボールを持つことはできている。
前半20分、鹿島に決定機。敵陣右サイドの高い位置でこぼれ球を拾ったダヴィがクロス。これをゴール前で受けた大迫勇也が反転しながら左足でシュート。これはチョ ビョングクが体を張ってブロックし、宮崎智彦がクリア!!!
前半23分、ジュビロ、中盤右サイド・駒野友一が前線へ絶妙な縦パス。これを受けた前田遼一が山田大記へパス。ゴール左の山田大記がドリブルで仕掛け、CKを獲得。バックスタンド側からショートコーナー。そのこぼれ球に反応したチョ ビョングクが左足でミドル。これは大きく枠の外。
前半26分、鹿島、敵陣左サイドでボールを持ったジュニーニョがドリブル、クロス。これをファーサイドに走り込んだ遠藤 康が頭で合わせるが、これは枠の外。
前半27分、ジュビロ、敵陣、ゴール前右、ミドルレンジでFKを獲得。トリックプレーを選択。宮崎智彦がボール近くの駒野友一へ短いパスを出すが、微妙に合わず、シュートまで持って行けなかった・・・。
前半28分、ジュビロ、宮崎智彦のクロスからCKを獲得。バックスタンド側から駒野友一がキック。このこぼれ球をつなぎ、最後は左サイドの深い位置から駒野友一がクロス。これをゴール前のチョ ビョングクが頭で合わせるが、ゴール上に外れた・・・。
前半31分、試合開始から30分が経過。鹿島は随所に縦パスを狙ってきているが、ジュビロ守備陣は鋭い読みで上手く潰すことができている。
前半32分、鹿島に決定機。敵陣右サイドでFKを獲得。小笠原 満男がキック。このこぼれ球をゴール前でフリーとなったダヴィが右足でシュート。これはゴール上に外れたが、危ない場面だった・・・。
前半34分、鹿島、前線で縦パスを受けた大迫勇也がドリブルからシュート。これは川口能活がパンチング!さらにこのこぼれ球に反応した遠藤 康がミドルを狙うが、これはゴール前に戻った宮崎智彦が体を張ってクリア!!!
前半37分、ジュビロ、自陣でボールを動かし、最後はチョ ビョングクが中央から左サイドへ展開。宮崎智彦を狙うが、わずかに長くなり、鹿島ボールのスローインに。
前半38分、鹿島、敵陣左サイドでドリブルで粘ったジュニーニョが左足でクロス。ニアサイドへ。これに大迫勇也が飛び込むが、わずかにタッチできず、川口能活がキャッチ!!!
前半38分、ジュニーニョ、敵陣左サイドを松浦拓弥がドリブルで駆け上がり、横パス。これを受けたチョン ウヨンがトラップから左足でミドル。これはゴール上に外れた。
前半42分、鹿島、縦パスから大迫勇也と遠藤 康が前線でタメを作り、最後は大迫勇也が右サイドへ展開。ダヴィがクロス。ファーサイドへ。これにジュニーニョが飛び込むが、シュートを打つことはできなかった。
前半44分、鹿島、前線で縦パスを競った大迫勇也がFKを獲得。ゴール右。直接狙える位置。ボールサイドには小笠原 満男と遠藤 康。キッカーは遠藤 康。左足で直接狙ったが、壁に当たり、ボールはサイドへ。
前半45分、前半アディショナルタイムは2分。
前半アディショナルタイム3分、鹿島、右サイド・西 大伍のクロスからCKを獲得。バックスタンド側から遠藤 康がキック。これは川口能活がパンチングでクリア!このこぼれ球に反応した前野貴徳がミドル。これは大きく枠の外。ここで前半終了のホイッスル。【0-0】
後半1分、ジュビロボールで後半キックオフ!!!
後半1分、ハーフタイムでの選手交代は両チームなし。
後半1分、鹿島、敵陣中央のダヴィがワンツーから一気に突破を狙うが、藤田義明がカバーに入り、カット!
後半2分、鹿島、ジュニーニョが敵陣中央からドリブル。そのまま右足でミドル。これは大きく枠の外。
後半3分、ジュビロ、敵陣右サイドでFKを獲得。キッカーは駒野友一。これは鹿島にクリアされた。
後半4分、ジュビロ、敵陣中央でチョン ウヨン、田中裕人とつなぎ、最後はチョン ウヨンが右サイドへ展開。これを受けた駒野友一が右サイドからクロス。このクリアボールに反応した宮崎智彦がゴール左から左足でミドル。これは大きく枠の外。
後半6分、後半も立ち上がりは均衡した展開。どちらが先にゴールを奪うか・・・。
後半7分、鹿島、中盤の遠藤 康が左サイドへ展開。パスを受けたジュニーニョがドリブルからクロス。これはマッチアップしたチョ ビョングクがブロック!
後半8分、鹿島に決定機。敵陣右サイドの西 大伍が右足でクロス。これをゴール前でフリーとなったジュニーニョが頭で合わせるが、ゴール横に外れた。
後半9分、鹿島、ダヴィがゴール右から左足でミドル。これは川口能活の正面。
後半9分、ジュビロ、1枚目の選手交代、松浦拓弥に代わりペク ソンドンを投入。
後半11分、ジュビロ、ペク ソンドンは2列目の右サイドへ入った。同中央に山田大記、同左に小林裕紀という並びに。
後半14分、ジュビロ、小林裕紀のミドルからCKを獲得。バックスタンド側から駒野友一がキック。このこぼれ球を拾った左サイド・山田大記がスルーパスを狙うが、前田遼一と合わず、鹿島のゴールキックに。
後半15分、ジュビロ、2枚目の選手交代、チョン ウヨンに代わり山崎亮平を投入。
後半16分、ジュビロ、中盤左サイドの宮崎智彦がコンタクトプレーの後にピッチに倒れ込み、一時プレーが中断。宮崎智彦はしばらくして立ち上がり、プレー再開。
後半19分、ジュビロ、敵陣左サイドのスローインからCKを獲得、メインスタンド側から駒野友一がキック。これはニアサイドで鹿島にクリアされた。
後半20分、鹿島に先制ゴール。中盤でボールを持ったダヴィがドリブル。大迫勇也とのワンツーで中央を突破し、左足でゴールを決めた・・・。【0-1】
後半26分、鹿島、ダヴィが敵陣右サイドで倒れ込み、プレー中断。
後半27分、鹿島、選手交代、柴崎 岳に代わり本田拓也を投入。ダヴィもプレーを再開。
後半29分、ジュビロ、山崎亮平投入後、2列目の並びは右からペク ソンドン、山崎亮平、山田大記に。
後半31分、ジュビロ、ペナルティーエリア内でドリブルを仕掛けた山崎亮平が相手と競り合い、倒れる。山崎亮平にイエローカード。シュミレーションの判定か。
後半33分、ジュビロ、選手交代、前田遼一に代わり金園英学を投入。
後半33分、ジュビロに同点ゴール!!!!!!!!!!!敵陣右サイドのペク ソンドンの右足クロスを、ゴール前の金園英学が頭で押し込んだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!【1-1】
後半41分、鹿島、選手交代、負傷退場したダヴィに変わり本山雅志を投入。
後半42分、鹿島、敵陣右サイドから野沢拓也がアーリークロス。ゴール前で混戦となったが、最後は川口能活がキャッチ!!!
後半42分、鹿島、中盤右サイドでFKを獲得。キッカーは野沢拓也。これをゴール前のジュニーニョが頭で合わせるが、これは大きく枠の外。
後半45分、後半アディショナルタイムは4分。
後半アディショナルタイム1分、鹿島、ゴール左で横パスを受けた野沢拓也がミドル。これはゴール横に外れた。
後半アディショナルタイム2分、ジュビロ、敵陣右サイドの深い位置で粘り、クロス。ファーサイドの金園英学が飛び込むが、シュートは打てず・・・。
後半アディショナルタイム4分、ジュビロ、敵陣右サイドからのクロスを山崎亮平がヘディングシュート!しかし、これは曽ヶ端 準にキャッチされた・・・。
後半アディショナルタイム5分、鹿島、CK、バックスタンド側から野沢拓也がキック。これをジュビロがニアサイドでクリアしたところで試合終了のホイッスル。【1-1】
関塚 隆 監督

――感想
雨の中、サポーターに集まっていただき、ありがとうございます。
連戦の4試合目で、本当に力のある鹿島さんとの戦いの中、自分たちの持っているものを、個としてもチームとしても築き上げたものを引き出しながら戦った90分だったのではないかと思います。やはり、正確なプレーと組織的なプレーが結びつかないと、やはり一瞬のところでゴールまでを持って来られると。そういった部分はやはり鹿島さんの迫力あるプレーでもありましたし、我々も何度かゴールに近づいていくプレーを見せられたと思います。選手たちも1点先行された後に追いつき、勝ちにいこうと足を止めずに最後まで戦ってくれたと思います。少し間が空きますが、中断後の戦いの中で生かしていきたいと思います。
――リーグ再開後4戦負けなしですが、今日の試合に関しては同点に追いついた後も決定機がありましたし、やはり勝ちきりたかったという思いでしょうか?
この4連戦を考えますと初戦のC大阪戦も先制点を取られましたが、逆転し、引き分けで終わってしまったと。前節の仙台戦も最後に追いつかれたと。そういった勝点のことを考えれば、追いついて今日は何としても勝点3を取って磐田に帰りたかったというのが正直な気持ちです。
――途中出場の3選手の評価は?
3選手とも後から入ってもチームの勢い、エネルギーを衰えさせることなく、さらに出してくれるという迫力を見せてくれました。短い時間でも仕事をしてやろうというところが3人とも見られたと思います。
――前節・仙台戦の後半は終盤に押し込まれる展開になりましたが、この試合は終盤に押し込みました。メンタル的に指導した部分は?
勝点3を取りたいという気持ちを選手たちがとても強く表現してくれました。同点になってからも、鹿島さんの後から入ってきた選手たちは経験もありますし、精度のあるプレーを見せる中、それに対抗するような、前向きなプレーをやってくれたと思います。危ない場面もありましたが、得点を取れるようなチャンスも2、3度作れたのかなと思っています。
――リーグ再開後4戦負けなしとなったが、課題を挙げるとすると?
これは1戦1戦にシチュエーションと言いますか、違いがあるので、それを総括して4戦ということはなかなか表現できません。ただ、もう少しゴール前で落ち着いたプレーと言うか、今日であれば1度攻撃した後、後半のところで小林裕紀に入ったところで縦に入れ、それをつながらなかったと。また、山田大記も同じようにやって右サイドに(ペク)ソンドンと駒野が準備しているのに、どうしても中、中と行っていました、このあたりをもう一度広げてプレーするとか、そのあたりのところで落ち着きと言うか、やはり中は閉めてくるので、そのあたりの使い分けができてくれば、もう少し得点のにおいと言うかチャンスが掴めると。守備のところではだいぶ切り替えのところ、局面のところが改善できているかなと。ただ、ダヴィ選手に一発で持って行かれたようなところで、人がいてもやられてしまうところはもっとレベルと言うか、やはりプレーの質を上げていかなければいけないと思います。
――キックオフ前のエンドチェンジは相手を揺さぶるため?
いえ、全く、そんな揺さぶりと言うか、我々の戦いをどういうふうにやっていくかと。その中で選手たちの個性を持ちながら3選手を状況に応じて代えていったわけです。立ち上がりのところは、やはり前半はどちらかと言うと大迫選手、ダヴィ選手の強力な2トップをいかに抑えるかと。そういう面では守備のところで、変化というよりそれを忠実にやるということが大事でした。ただ、後半、今日の試合のように本山選手、野沢選手が入ってくると前での流動性が出てくるので、近くでしっかりと指示を出したかったというところはありました。

川口 能活 選手

川口 能活 前節、終盤に失点して勝点2を失っているので、何とか今日の試合で挽回したいと思っていました。全員が集中し、粘り強い守備をしてくれましたし、攻撃の時も、効率のいい攻めができていました。勝点1は悪くない数字だと思います。後半戦に向けてチームもよくなっていますし、アウェイではまずは負けないことだと思います。これからどんどん勝点を積み重ねていき、まずは負けないチームに、と。そこへ変わることはできていますし、負けないチームから、勝つチームへさらに変わっていかなければいけないと思います。

駒野 友一 選手

駒野 友一 (試合を振り返って)お互いにチャンスがあり、決めきれない展開でした。後半、先に点を取られましたが、追いつくことができ、逆転できるチャンスもあったので、そういった勝負強さはすごく戻ってきたかなと思います。やはりゴールを取らなければ勝てませんし、そこの精度をさらに高めていきたいです。
(日本代表について)やはり選んでもらったことを嬉しく思います。コンフェデ杯で外れてしまったので、また監督にいいところをアピールしたいと思います。試合までは期間が短いですし、初めて選ばれた選手もいるので、まだどういった戦術でやるかはわかりませんが、やはり自分は代表の経験がある分、戦術もわかっているので、そういったところを選手に伝えていくことも大事ですし、ポジション的にもしっかりと味方を使っていい仕事をしたいと思います。

山田 大記 選手

山田 大記 最後、決めたかったですね・・・。やはり負けないことが大事ですし、意味のある勝点1だと思いますが、欲を言えば、やはり僕を含め決めることができるチャンスがありましたし、ディフェンス陣がすごく頑張ってくれていたので、やはり1本決めたかったです。
(日本代表へ向けて)いつも通り自分のプレーをやるだけです。しっかりと頑張って、楽しんできたいです。

金園 英学 選手

金園 英学 アウェイでしんどい試合でしたが、最後に勝点1を引き出すことができました。最後、中央からのコンビネーションが出たのですが、サイドからの攻撃だけではなくて、さらに中央から崩しを入れ、より多彩な攻撃ができればと思います。1試合でも早く降格圏から抜け出し、まずは中位に上がれるように頑張ります。
(自身のゴールについて)ボールに引きつけられたと言うか、体が勝手に、という感じで。(ペク)ソンドンのパスに体が引きつけられたという表現が、一番かなと。自分は点を取ることが仕事ですし、監督もそれを期待していると思いますし、(ペク)ソンドンがパスをくれました。練習通りです。

鹿島アントラーズ ■トニーニョ セレーゾ監督
 

――追いつかれて引き分けだが、前半の出来と後半の出来、チームの状況をどう見ていたか?また、後半、磐田がかなり攻めてきたと思うが、その対処を選手にどのように伝えていた?
チーム全体としては特にこの2試合は負けに値するような試合ではありません。機能的にもすばらしかったですし、ラインを高く保ち、縦の深さ、横の幅を使い意識がチームとしてできていますし、またユニットとしての守備・攻撃もよくできています。もっとよくしていくということを考えると、やはり決定力を上げなければいけません。そのあたりはどうしても日程的な関係で、練習の積み重ねがしっかりできていないところが影響しているかもしれません。ただ本来、我々の攻撃陣は決定力があるわけですし、その精度と意識を高めていかなければいけません。それをまた練習で高めていきたいと思います。前半の立ち上がりに関しては少し消極的でしたし、数名の選手が本来できるプレーをやっていないところがありました。あとは、20分、25分過ぎからやっと試合のペースやリズム、相手の戦う意識のレベルに合わせられるようになったのは非常によかったと思います。前後半の中でうまくいかなかった選手が数名いました。一人は西選手であり、前半は本来彼が出来るプレーが表現されていませんでした。後半は自分ができることをしっかり表現できていたということが何を意味するかと言うと、消極的な姿勢があったということです。それは意識のところですし、本人とも話し合い、前後半ともできるようにしたいと思います。それは彼だけでなく、チーム全体ができなければならないことです。前半が悪くて後半がいい、あるいは前半が良くて後半が悪いというのはあってはいけません。試合というのは90分間、アディショナルタイムをプラスすると95分くらいになるわけですが、一瞬たりとも緩いペース、スローなペースでやることは現代のサッカーでは通じません。判断力、動作、動きのスピードも含めてハイテンポでやらなければならないのが現代のサッカーです。それを選手たちがもっと意識し、練習から取り組まなければなりません。でなければ、あまりにも苦しい展開に持っていかれてしまいます。その中で、ボールを保持するリズムで遅攻するのか速攻するのかをマネージメントできるわけです。動作、判断は速くできるものなので、そこをしっかりと練習しなければいけない部分があると思います。