2013年 試合速報

2013 J1リーグ 16節 vs.ベガルタ仙台

vegalta
vegalta

5 勝
6 分
4 敗
17 得点
17 失点
勝点 21
順位 8

1
  • 0
  • 0

  • 1
  • 1

1
ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

2 勝
5 分
8 敗
20 得点
25 失点
勝点 11
順位 16

前半 ハーフタイム 後半
6分
前田 遼一
蜂須賀 孝治
武藤 雄樹
12分
17分
前田 遼一
金園 英学
20分
松浦 拓弥
山本 脩斗
太田 吉彰
ヘベルチ
24分
26分
駒野 友一
赤嶺 真吾
柳沢 敦
37分
41分
川口 能活
ペク ソンドン
櫻内 渚
角田 誠
44分
16
林 卓人
2
鎌田 次郎
5
石川 直樹
25
菅井 直樹
28
蜂須賀 孝治
6
角田 誠
10
梁 勇基
11
太田 吉彰
17
富田 晋伍
18
ウイルソン
24
赤嶺 真吾
SUB
1
桜井 繁
8
松下 年宏
14
佐々木 勇人
15
ヘベルチ
23
田村 直也
13
柳沢 敦
19
武藤 雄樹
監督
手倉森 誠
1
川口 能活
5
駒野 友一
13
宮崎 智彦
24
チョ ビョングク
33
藤田 義明
6
田中 裕人
7
小林 裕紀
10
山田 大記
8
ペク ソンドン
11
松浦 拓弥
18
前田 遼一
SUB
21
八田 直樹
2
菅沼 駿哉
25
櫻内 渚
20
山本 脩斗
22
チョン ウヨン
9
山崎 亮平
17
金園 英学
監督
関塚 隆

14,318
スタジアム名 試合日 キックオフ
ユアスタ 7/13(土) 19:00
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝、水含み 桂木 聖彦 扇谷 健司
天候 試合時間 副審 副審
晴れ 90分 聳城 巧 田中 利幸
気温 湿度 第4の審判員 記録員
21.4度 84% 井上 知大 平井 恵美子
21 シュート 5
8 ゴールキック 15
7 コーナーキック 4
13 直接FK 6
3 間接FK 0
3 オフサイド 0
0 PK 1

「アウェイが2つ続くここからが勝負」。
関塚 隆監督は前節・アルビレックス新潟戦の勝利に手応えを掴みつつも表情を緩めない。前節のホームゲームでは選手、スタッフ、そしてスタジアムが一つになって勝利を手にしたが、まだまだ厳しい状況は続く。順位を一つ上げることができたが、依然として下位にいることに変わりはない。指揮官が「毎試合、必ず勝点を積み上げること」と語る通り、現状を打破するためにはやはり連勝が必要不可欠。今季初のリーグ2連勝こそがこの試合のキーワードだ。

ジュビロの予想布陣は[4-2-3-1]。GKに川口能活。最終ライン右から駒野友一、チョ ビョングク、藤田義明、宮崎智彦。ダブルボランチに小林裕紀と田中裕人。2列目右からペク ソンドン、松浦拓弥、山田大記。ワントップに前田遼一という並びか。注目はセンターラインの配置。チョ ビョングク、藤田義明、小林裕紀、田中裕人の4人が攻守でどういったコンビネーションを見せるかが試合のポイントとなる。関塚 隆監督は戦前、「ここ2試合でサブ、ベンチ外だった選手にもチャンスはある。チーム力が試される戦いになる」と話していた。前節ゴールを決めた金園英学、山崎亮平らベンチ組を含めた総力戦となることは間違いない。

対するベガルタ仙台の予想布陣は[4-4-2]。GKに林 卓人。最終ライン右から菅井直樹、石川直樹、鎌田次郎、蜂須賀 孝治。ダブルボランチに富田晋伍と角田 誠。中盤右に太田吉彰、左に梁 勇基。2トップに赤嶺真吾とウイルソンという並びか。前節はアウェイで大分トリニータに1-0で勝利。前半終了間際に菅井直樹がゴールを決め、粘り強く勝ちきった。リーグ再開戦の前々節はホームで湘南ベルマーレと対戦し、0-0。6月下旬のヤマザキナビスコカップ・準々決勝では川崎フロンターレに2戦2敗と結果を残せなかったが、リーグ再開後は2試合で勝点4と上々の滑り出しを見せている。

この試合、ホーム・ユアテックスタジアム仙台の声援に後押しされ、序盤からアグレッシブに仕掛けてくることが予想されるが、けして受け身になってはいけない。ジュビロの攻撃陣は2試合連続2得点と調子を上げてきているだけに、相手の出鼻を挫くような勢いで試合に入りたい。天気はくもり。湿気があり、ややじめじめした感もあるが、暑さは和らいでいる。

キックオフは19時。アウェイでの公式戦は新体制としては初めてだが、目指すは勝利のみ!!!

前半1分、仙台ボールで前半キックオフ!ピッチ上空はくもり。弱風。
前半1分、ジュビロ、序盤から仕掛ける。前線の前田遼一が起点を作り、右サイドへ展開。これを受けた駒野友一が敵陣右サイドからクロス。これは林 卓人にキャッチされた。
前半1分、ジュビロ、布陣は[4-2-3-1]。GKに川口能活、最終ライン右から駒野友一、チョ ビョングク、藤田義明、宮崎智彦。ダブルボランチに小林裕紀と田中裕人。2列目右からペク ソンドン、松浦拓弥、山田大記(キャンプテン)。ワントップに前田遼一。フィールドプレーヤーのユニフォームカラーはホワイト。
前半2分、仙台、布陣は[4-4-2]。GKに林 卓人、最終ライン右から菅井直樹、鎌田次郎、石川直樹、蜂須賀 孝治。ダブルボランチに富田晋伍と角田 誠。中盤右に太田吉彰、左に梁 勇基(キャンプテン)。2トップに赤嶺真吾とウイルソン。フィールドプレーヤーのユニフォームカラーは金。
前半3分、仙台、敵陣中央でクリアボールを拾ったウイルソンがドリブル、左足でミドル。これは大きく枠の外。この試最初のシュートは仙台。
前半4分、この試合最初の決定機は仙台。敵陣右サイド・ウイルソンのクロスのこぼれ球が、ゴール正面の赤嶺真吾の足元へ。赤嶺真吾が左足でシュート。シュートはゴールポストに当たり、外へ。ジュビロのゴールキックとなったが、危ない場面だった・・・。
前半7分、仙台、この試合最初のCK、メインスタンド側から梁 勇基がキック。これはゴール前の駒野友一が頭でクリア!
前半8分、ジュビロ、敵陣右サイドでペク ソンドンの横パスを受けた田中裕人が前線にスルーパス。これは松浦拓弥と合わず、仙台のゴールキックに。
前半9分、ジュビロ、自陣からパスをつなぎ、最後は中盤・右サイドの駒野友一が右足でアーリークロス。これは仙台にクリアされた。
前半11分、ジュビロ、敵陣右サイドの高い位置で駒野友一の横パスを受けたペク ソンドンがドリブル、クロス。これはニアサイドで仙台にクリアされた。
前半12分、ジュビロ、この試合最初のCK、バックスタンド側から駒野友一がキック。このこぼれ球を拾った田中裕人が左サイドからクロス。これにチョ ビョングクが飛び込むが、相手にブロックされ、仙台のゴールキックに。
前半15分、仙台、中央の角田 誠からパスを受けた鎌田次郎が敵陣右サイドからクロス。これはジュビロがしっかりとクリア!
前半16分、仙台、CK、メインスタンド側から梁 勇基がキック。ゴール前でフリーとなったウイルソンに頭で合わせられるが、これは宮崎智彦がライン上で何とかクリア!!!
前半17分、仙台、CK、メインスタンド側から梁 勇基がキック。これはジュビロがクリアしたが、やはり仙台のセットプレーはスタジアムのボルテージも含めて迫力がある・・・。十二分に注意したい。
前半19分、ジュビロ、敵陣左サイドで山田大記、松浦拓弥らが絡み、最後は宮崎智彦が突破。深い位置から左足でクロス。しかし、これは中と合わず、ファーサイドへ流れた・・・。
前半19分、ジュビロ、右サイドの駒野友一から横パスを受けたペク ソンドンが右足でミドル。これは相手にブロックされ、最後は林 卓人にキャッチされた。
前半21分、仙台、ペナルティーエリアのやや外、ゴール右でFKを獲得。梁 勇基が右足でキック。これはジュビロの壁に当たり、事なきを得た・・・。
前半24分、ジュビロ、敵陣左サイド・松浦拓弥のドリブルからCKを獲得。メインスタンド側から駒野友一がキック。これはニアサイドで仙台にクリアされた。
前半25分、仙台、右サイドのクロスからCKを獲得。メインスタンド側から梁 勇基がキック。これはニアサイドでジュビロがクリア!
前半28分、ジュビロ、ここまで仙台に攻め込まれる場面もあるが、粘り強くゲームを運ぶことができている。
前半29分、ジュビロ、自陣からパスをつなぐ。最後は小林裕紀、駒野友一、ペク ソンドンとつなぎ、ペク ソンドンがゴールラインのギリギりのところから右足でクロス。このこぼれ球を拾った山田大記が粘り、クロス。しかし、このボールはラインを割り、仙台のゴールキックに。
前半29分、仙台、自陣からのロングボールのこぼれ球をつなぎ、最後は太田吉彰がゴール正面から右足でミドル。これは対面したジュビロDFに当たり、最後は川口能活がキャッチ!
前半34分、前半は残り約10分。依然として均衡した展開が続く・・・。
前半34分、ジュビロ、右サイドで縦へのスルーパスに反応したペク ソンドンがエリア内で突破を狙うが、仙台にブロックされ、シュートは打てず・・・。
前半35分、ジュビロ、敵陣左サイドでパスがつながる。山田大記、小林裕紀とつなぎ、最後は田中裕人がクロス。これにペク ソンドンが飛び込み起点を作ろうとするが、仙台にしのがれた・・・。
前半36分、ジュビロ、敵陣左サイド・宮崎智彦の横パスを受けた山田大記が左足でミドル。これは仙台DFにブロックされた・・・。
前半40分、ジュビロ、敵陣右サイドのスローインをつなぎ、最後はペク ソンドンの横パスを受けた駒野友一が浮きパスで縦にスルーパス。これに前田遼一が走り込むが、惜しくも合わず、林 卓人にキャッチされた。
前半41分、この時間帯、両チーム指揮官がベンチ前に立ち、戦況を見つめている。関塚 隆監督は白シャツに黒いスーツのパンツ。仙台・手倉森 誠監督は上下スーツ。
前半44分、ジュビロ、敵陣でボールを左右に動かし、最後は敵陣右サイドのペク ソンドンがクロス。これに前田遼一が走り込み、競るが、ハンドの判定・・・。
前半45分、ジュビロ、敵陣右サイドの駒野友一がクロス、ゴール前でペク ソンドンがおとし、最後は前田遼一が左足でシュート!これは惜しくもニアサイドのゴール横に外れた・・・。決定的な場面だった・・・。
前半アディショナルタイム1分、中盤でボールが動いたところで前半終了のホイッスル。【0-0】
後半1分、ジュビロボールで後半キックオフ!
後半1分、ジュビロ、中盤の中央でFKを獲得。駒野友一がキック。ライナー性のボールは仙台にクリアされた。
後半2分、両チーム、ハーフタイムでの選手交代はなし。
後半4分、後半もピッチ上空は弱風。涼しさを感じることができる。
後半5分、ジュビロ、敵陣左サイドからのスローイン。ゴール前で混戦となり、最後は小林裕紀が菅井直樹に倒され、PKを獲得!!!
後半6分、ジュビロ、PK、キッカーは前田遼一、右足で落ち着いてゴール左に流し込んだ!!!!!!!!!!!!!!!【1-0】
後半12分、仙台、選手交代、蜂須賀 孝治に代わり武藤雄樹を投入。
後半13分、ハーフタイムコメント、ジュビロ(関塚 隆監督)、「相手の2トップに気をつけること」、「守備ラインからテンポを作り相手の裏を狙っていこう」、「自分たちの攻撃を繰り返そう!」。
仙台(手倉森 誠監督)、「相手のカウンターに注意すること」、「守備のオーガナイズはできている。後半もしっかり続けていこう」。
後半14分、ジュビロ、金園英学がスタンバイ。
後半17分、ジュビロ、選手交代、前田遼一に代わり金園英学を投入。
後半17分、ジュビロ、金園英学はそのままワントップへ。仙台は梁 勇基がボランチ、角田 誠がセンターバック、石川直樹が左サイドバックへそれぞれスライド。途中出場の武藤雄樹が中盤の左サイドへ。
後半20分、ジュビロ、選手交代、松浦拓弥に代わり山本脩斗を投入。
後半21分、仙台、ウイルソンが左サイドを突破し、左足でクロス。これはゴール前でジュビロがクリア!
後半22分、ジュビロ、山本脩斗はそのまま2列目の中央へ入った。
後半22分、仙台、前線へロングボールを入れるも、藤田義明がしっかりとカバーに入り、ジュビロのゴールキックに。
後半24分、仙台、選手交代、太田吉彰に代わりヘベルチを投入。
後半25分、仙台、敵陣右サイドからクロス、これに赤嶺真吾らが飛び込むが、駒野友一がクリア!さらにこぼれ球を拾われ、武藤雄樹に左足でシュートを打たれるが、これは川口能活がキャッチ!
後半26分、中盤の右サイドで仙台・武藤雄樹を倒した駒野友一にイエローカード。
後半29分、ジュビロ、CK、バックスタンド側から駒野友一がキック。しかし、これは中と合わずにファーサイドへ抜け、仙台のゴールキックに。
後半30分、仙台に決定機。敵陣左サイドで武藤雄樹の縦パスを受けたウイルソンが左足でクロス。これをゴール前でフリーとなった菅井直樹が頭で合わせるが、ゴール横に外れた。危ない場面だった・・・・・・。
後半31分、仙台、CK、メインスタンド側から梁 勇基がキック。これはジュビロがしっかりとクリアした!
後半32分、仙台、敵陣右サイドからのスローインをつなぎ、最後はヘベルチが左足でクロス。これは川口能活がキャッチ!!!
後半33分、仙台、右サイドから攻撃。最後はゴール前でパスを受けた武藤雄樹がシュート。これはゴール横に外れた。
後半34分、仙台、敵陣左サイドでパスをつなぎ、最後はインサイドへ切れ込んだ石川直樹が右足でシュート。これはファーサイドのゴール横へ外れた。
後半35分、仙台、敵陣左サイド・石川直樹がサイドチェンジ。これを菅井直樹、ヘベルチとつなぎ、最後はヘベルチが左足でミドル。これは川口能活が正面でキャッチ!
後半37分、仙台、選手交代、赤嶺真吾に代わり柳沢 敦を投入。
後半39分、ジュビロのペナルティーエリア前でチョ ビョングクと競り合ったウイルソンがピッチに倒れ込み、プレー中断。
後半40分、ウイルソンはしばらくして立ち上がり、プレー再開。
後半41分、ジュビロ、ゴールキック、川口能活にイエローカード。遅延行為とみなされたか・・・。ジュビロに選手交代。ペク ソンドンに代わり櫻内 渚を投入。最終ラインを1枚増やした。
後半42分、仙台、ペナルティーエリア付近でFKを獲得。キッカーはヘベルチ、左足のシュートはバー直撃。ジュビロのゴールキックに。
後半44分、仙台、ジュビロのゴール前へロングキック、これを川口能活がパンチングでクリア。しかし、このこぼれ球に反応した角田 誠に左足で決められた・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。【1-1】
後半45分、後半アディショナルタイムは4分。
後半アディショナルタイム2分、仙台、敵陣左サイドから中へ切れ込んだウイルソンがミドル。これは大きく枠の外。
後半アディショナルタイム4分、仙台、角田 誠がゴール正面から右足でロングシュート。これは大きく枠の外。
後半アディショナルタイム5分、互いに攻めきれないまま、ここで試合終了のホイッスル・・・。【1-1】
関塚 隆 監督

――感想
7月の3連戦のアウェイということでした。仙台さんもACLを戦いながら前半を戦い、非常に強力なチームですし、手倉森監督が長年指揮され、組織が熟成されたチ-ムですし、そういうチームに対して選手たちがしっかりとチャレンジャーとしてプレーしてくれました。さらにここ2試合とは違い、先制点を奪えたというところでも1歩1歩前進しているところがあると思います。
仙台まで多くのサポーターが駆けつけてくれましたし、なんとか勝点3を勝ち取りたかったです。非常に残念ですが、90分選手たちが勝点3を目指してひたむきにプレーしてくれたと思いますし、サポーターにも感謝したいと思います。(勝点が)1になってしまいましたが、7月の最後の試合がありますし、そこへ向けてしっかりと準備し、またいい戦いをしたいと思っています。
――2点目を取れなかったことがこの試合のポイントですか?
仙台さんは今年2つの顔があります。長いボールとコンビネーションで中央からの攻撃というものです。そのあたり、やはりチームとして完成されつつあると思います。ただ、我々もこの中断後のところで積み上げてきたものがあります。そのあたり、伊野波がちょっとけがで出場できないという時に考えたことは今まで積み上げてきたものでスタートしようということです。それに、前節の後半(ペク)ソンドンが入って前線の流れがよかったですし、その形でスタートしました。フィニッシュまでは行けませんでしたが、前半の最後の方で、サイドを使いながらワンタッチで(前田)遼一が左足でシュートを打ったケースとかそういうところも見られてきたので、後半も続けながらと。そのことがPKを誘えたと思います。
ただ、やはり、一番嫌だったのはロングボールの後に相手の18番のウイルソン選手がぐりぐりと来ることでした。中にしぼられた後にサイドにということがありましたので、我々の課題としては1点取り、長いボールを処理し、マイボールにした後にいかに今度は敵陣にボールをしっかりとフィニッシュまで持って行けるかと。そのあたりは少し足が止まったと言うか、もっとやはり推進力を持って行ければと。そこは金園と山本脩斗の走力を利用し、他のプレーヤーが全体を押し上げるという狙いでしたが、そこが相手の“懐”で、2次攻撃を受けてしまい、だんだん圧力をかけてこられたという状況だったと思います。ここを何とか修正して、もっと強力なチームにしていきたいと思っています。
――連戦の疲労はある程度折り込み済みでマネージメントしていくのか、選手たちにはさらに頑張ってほしいと要求されるのか、そのあたりはいかがですか?
今日の試合はやはり1-0で勝ちきれる、あるいはそこでもう1点、2点取るというところの試合をやりきれればと。僕自身、3枚目の交代カードでは1-0で勝ちきれるチームにしたいというメッセージを入れながらサイドのところをまず締めました。そこから追加点というよりも残りの時間をどう使っていくかというところはこの連戦ということもありますし、非常に大事なところだと思います。

山田 大記 選手

山田 大記 (終盤は)ちょっと引いて守るだけという感じになってしまった部分もありましたし、それが長くなってしまいました。もちろんもう少し前で、という意識もありましたが、攻撃面ではなかなかキープできませんでしたし、守備面ではなかなか前から行けない部分がありました。そのあたり、ちょっと難しさもありましたし、もっともっとコミュニケーションが取れればと思います。

藤田 義明 選手

藤田 義明 (後半について)相手はある程度割り切って蹴ってきて、自分たちもそれに対応していたのですが、終盤にああいうところでやられてしまい、残念です。(連戦の疲労は)そこまで感じることはなかったのですし、しっかりとコミュニケーションも取れていたのですが、やはり勝ちきれなかったことがもったいないです・・・。

田中 裕人 選手

田中 裕人 正直、絶対に勝点3だと思っていましたし、前節勝ってその流れでアウェイでも勝ちたかったです。自分が出ているからというわけではありませんが、やはり自分が出ても勝てるということを証明したかったのですが・・・。
前半、相手はちょっと引き気味に守ってきたところもあり、つなげているところもありましたが、後半のように攻撃の時にロングボールという相手の得意とするサッカーをしてきて、そこでFWと中盤とDFがなかなか連動してセカンドボールを拾えない部分もあり、スペースを与えてしまった部分もあったので、そのあたりが失点につながってしまいました・・・。
(次節へ向けて)僕は常に準備している立場ですし、しっかり結果につなげたいという思いが強いです。

前田 遼一 選手

前田 遼一 (勝点1という結果について)残念ですが、次の試合で勝点3を取れるようにがんばります。
(PKでのゴールについて)あれは(小林)裕紀のおかげです。

山本 脩斗 選手

山本 脩斗 (関塚監督からの指示について)とにかく自分は裏に抜けるということを言われていましたし、どんどん仕掛けるということを言われていました。ただ、最後のところでああいった展開になってしまいましたし、ゾノ(金園英学)と自分のところでもう1点取りたかったです。残念です。相手が押せ押せになり、こちらも厳しい展開になった部分もありましたが、チャンスがなかったわけではありませんし、やはりそこでもう1点ほしかったです。

ベガルタ仙台 ■手倉森 誠監督
 

――感想
今日のゲームを迎えるにあたり、『監督が代わって中断期間明けから非常にジュビロらしさというのが戻ってきている状況で、非常に活動性も出てきて、この順位に見合わないような内容を取り戻しているチームだ。それに対抗するときにいかにコレクティブに戦えるかということが勝負になる』という話をしました。
ゲームは90分間を通して本当にオーガナイズを意識し、コレクティブにみんながプレーしてくれたというところではゲーム運びのところで満足しています。『1点をPKによって先制された後、パワーを強めてまた攻撃力を上げたこと、その姿勢というのはこれからの戦いで必ず生きてくる』という話を選手たちにしてきました。
今日のゲームは21本のシュートを打ち、相手のシュートを5本に抑えて、角田のゴールはポストに当たってギリギリのところで、今日の川口選手に対してはあそこでなければ入らなかったのかなというのも、改めて何かに止められていたと言うか、攻撃は十分発揮してくれたのですが、決めるという部分に関しては何かに止められていたような気もします。ただし、因縁のあるジュビロで、彼らは今は低迷していますが、4年をさかのぼれば我々は入れ替え戦でも悔しい思いをさせられた相手ですし、過去のジュビロは王者でしたし、自分たちも彼らに追いつけ、追い越せとやってきた中、今ようやくこうやって対等に戦えるくらいのところまで成長してきたというところをジュビロ戦だけ見れば本当に手ごたえを感じることができます。
ただし、彼らは必死でしたし、関塚監督の下で今日アウェイで“リアリスト”になって勝点を拾いにきました。戦術というものを崩しきれなかったというところは悔しいのですが、最後に追いついてパワーを示したというところを、次の広島戦で。内容には満足していますが、結果には満足していないですし、そういったサポーターも数多くいる中、次のホームこそみんなで3を取りにいきたいと思います。