2013年 試合速報
2013 J1リーグ 15節 vs.アルビレックス新潟
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川又 堅碁
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チョ ビョングク
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チョン ウヨン
ペク ソンドン
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金 珍洙
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前田 遼一
金園 英学
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金園 英学
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岡本 英也
鈴木 武蔵
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成岡 翔
藤田 征也
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松浦 拓弥
山崎 亮平
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濱田 水輝
村上 佑介
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山崎 亮平
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ヤマハスタジアム | 7/10(水) | 19:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 内田 直人 | 村上 伸次 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 相樂 亨 | 中野 卓 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
26.2度 | 88% | 青山 健太 | 松田 匠太 |
15 | シュート | 9 |
11 | ゴールキック | 10 |
7 | コーナーキック | 10 |
8 | 直接FK | 11 |
0 | 間接FK | 2 |
0 | オフサイド | 2 |
0 | PK | 0 |
“関塚・ジュビロ”はドロー発進となった。ジュビロ磐田は前節のリーグ再開戦でセレッソ大阪と対戦。序盤からアグレッシブに戦い、勝利への執念を見せたが、2-2と勝ちきることはできなかった。2失点は修正の余地があるが、2得点は収穫。相手ゴール前で短いパスがリズミカルにつながり、ゴールネットを揺らした。リーグ中断期間から練習を積み重ねてきた部分でもあり、関塚隆監督も「これからもアタッキングサードでアイディアを出したプレーを思いきりやってほしい」と評価。積極的な攻撃を継続することがこの試合のポイントとなる。
前田遼一、山田大記と攻撃のキーマンにそれぞれゴールが生まれたことも明るい材料。チームの勢いになることは間違いない。ただし、ゴールを決めた両選手に笑顔はなかった。「いい試合をしても勝ちきらないと意味がない。次こそはしっかり勝てるようにしないと」(前田)。いわゆる“いい試合”をしても、やはり勝ちきることでしか順位を上げることはできない。欲しいのは結果のみ。貪欲に、泥臭く勝利を追い求めるしかない。
対するアルビレックス新潟は勝点17の11位。リーグ再開戦はホームで柏レイソルと対戦した。1-2で迎えた終盤に田中亜土夢の強烈なミドルで同点。さらに後半アディショナルタイムに岡本英也の勝ち越しゴールが決まり、劇的な形で勝利。リーグ戦の連敗を「2」で止め、弾みをつけた。
最終節に劇的な形で残留を決めた昨季より攻撃力はアップしている。今季、浦和レッズより田中達也、鹿島アントラーズより岡本英也を獲得。さらにアビスパ福岡より成岡翔を獲得し、いずれも即戦力としてチームの中核を担う。さらにチーム内得点ランクトップの6得点をマークしている川又堅碁も要注意人物の一人。今季ファジアーノ岡山より復帰したFWは前節もゴールを決め、波に乗る。指揮を取るのは11年までジュビロ磐田で指揮を取った柳下正明監督。ここまで堅実にチーム作りを進めてきた。
昨季のホーム・アルビレックス新潟戦は0-0。チャンスを作りながら得点を奪えず、逆に相手の鋭い攻撃にあわやという場面を作られた試合となった。その後、長く勝利から遠ざかり、リーグ8試合勝ちなしという苦い経験を味わうことに・・・。その借りを返すためにも是が非でも勝利したい相手である。「次の試合、何としても勝利を実現したい」。前節の試合後の会見で関塚隆監督は前を向き、力強く宣言した。2戦連続のホームゲーム。選手、スタッフ、そして、スタジアムが一丸となって勝利を目指す――。
新潟(柳下正明監督)、「守備はマークをはっきりさせて対応しよう」、「攻撃はサイドを有効に使え。丁寧にプレーしよう」、「受身になるな!まだ45分ある。何も終わっていない」。
ホーム2戦目ですし、この4連戦の中、今日の戦いをアウェイでの2連戦につなげていきます。連戦の中、今日、よく選手たちが最後まで戦ってくれ、勝利できました。集まっていただいたサポーターのみなさんに勝利をプレゼントできてほっとしていると同時に、またこれをスタートとし、選手と進んでいきたいと思います。
――監督就任後初勝利となりましたが?
チームが自信を持ってこれから戦うためにはやはり白星が一番大事だと思っていました。前節逆転しながら追いつかれたというところもありましたし、今日勝点3が取れてよかったと思っています。
――金園選手、山崎選手の投入の狙いは?
全体的には今日、前半は新潟さんにプレーされたなと。監督が代わり、前節よく走ってくれたので、少しエンジンのかかりと言うか、選手が重かったかなと。今日は何としてもという形で入りましたし、それが失点したことで、後半は足の“鉛”と言うか、そういったものが取れ、本来の形で試合できたかなと。その中で、どうしてもゴール前での迫力をもう一つ持ちたいと。前半もサイドから行けていた部分がありましたが、ちょっと相手のディフェンスの裏に隠れている選手が多かったので、そういう意味で金園のゴール前での得点力に期待して入れました。
あとは、後半相手の方もだいぶ足が止まってきたので、山崎のアジリティーと言うか得点感覚に期待して投入したということです。よくやってくれたと思います。
――1失点で踏ん張った守備陣への評価は?
やはり選手1人1人が1対1での対応、クロスを入れられても中でしっかりと対応していると。そのあたりは(連戦で)トレーニングをなかなか数多くできませんが、そういった課題に対して選手たちがよく取り組んでくれ、その成果が1失点に抑えられたことにつながったと思っています。
――ハーフタイムにチョン ウヨン選手を下げ、ペク ソンドン選手を投入した狙いは?
試合前から相手の左サイドはストロングだと。田中亜土夢選手のポジショニングと19番の金珍洙選手が後ろから出てくると。それと8番のレオシルバ選手が絡んでくるというところがストロングでしたし、その対応を(チョン)ウヨンを含めて小林裕紀と駒野で上手くやれるかなという感じでしたが、1失点したこともあり、今度は右サイドの攻撃力をもう1つプラスしたいという意味で(ペク)ソンドンを前に入れました。そこでの交代です。
――選手の足の“鉛”というお話がありましたが、1つ勝てたことでそれが外れ、のびのびとプレーできる手応えはありますか?
それは相手があることですし、分析もあることですので。ただ、その中でやはり勝っていくことで、自信で足が動いてくる、あるいは距離感のところが、と。どうしても今日のところは新潟さんの1つの形として、いいポジションに中盤の2人と言うか、23番の田中亜土夢選手と18番の成岡選手がいて、そこを起点に落としたら前線の2トップが背後へ、と。そのあたり、ボールの取りどころがどうしても後ろになってしまうので、それを僕はちょっと嫌がって、懐で取りたいと。そういった形でやりたかったのですが、そこは前半機能しなかったと。そういう戦術的な絡みもあります。ただ動きだけではなく、やはり自分たちが前向きに行けるかどうかというところがあります。ただ、そういった1つ1つの形に対する整理のところで、選手たちと僕との疎通が1試合1試合つながっていき、だんだんスムーズになってくると思うので、そこはそういうのがまだまだ続くと。今日のような試合が続きながらそれで戦っていく、全員で戦っていくという形になると思います。
ヤマちゃん(山崎亮平)が決めてくれた瞬間、すごく嬉しかったです。今日が本当の意味でリーグ再開戦と言うか、前節引き分けでしたし、すごく大事な意味がある試合だと思っていたので、勝てたことはすごくいいことだと思います。
前半セットプレーから失点してしまい、前半あまりいい形を作れず、自分たちのミスもありなかなかいいプレーができなかったのですが、後半立て直せたのでそれが結果につながったと思います。(立て直せた要因は)やはり一番は立ち上がりです。(ペク)ソンドンが入ってすごく勢いが出たし、前への意識をより持ち、集中力を高く、ミスも少なく、相手を押し込めました。相手もリードしていることもあって守備に回ったかなという感じもありました。やはり何より勝てたことが本当に大きいと思うので、これを自信にして、次につなげられるように頑張ります。
(自身のゴールについて)気づいたら足元にボールがありました。押し込めてよかったです。やはり勝点が1と3ではかなり違うので、しっかり勝点3が取れてよかったです。やはりこういう状況ですし、そこでゴールできたことが嬉しかったです。1-1でしたし、なんとかチームとして勝点3を取りたいという思いでピッチに入りました。
チームとしてよりゴールに向かうプレーを意識していましたし、ここ2試合で2点ずつ取れています。あとはチームとして失点を減らせればもっと勝点を伸ばしていけると思います。次の試合も勝点3を取ることが大事ですし、この勢いでアウェイでもしっかり戦いたいです。
(自身のゴールについて)何と言うか、(チームが)負けている時の方が(個人として)調子がいいと言うか、よくわからない“メカニズム”なので、いけるかなと(苦笑)。バックステップを踏んで、松浦がノールック気味でしたが、すごいいいボールをくれたので、あとは気持ちで押し込みました。
(久々の勝利となったが?)長かったですね・・・。ホームで絶対に負けられないと監督も言っていたし、僕たちもそれは痛感していました。僕自身としてもすごく大きな得点だったと思います。自分のゴール数はFWとして恥ずかしい限りですし、残りの試合でもっともっと点を取れるように頑張ります。チームのやっている形として、中央のコンビネーションも出てきたので、それは継続して、仙台、鹿島と勝てるように頑張ります。
前半の出来はあまりよくなかったのですが、そこからよく盛り返すことができました。試合終了間際の2点目で、チームの一体感を証明できたと思います。ただ、これを続けていかないと。
(2点目につながる自身のパントキックについて)時間帯、タイミングから言ってこれがラストチャンスかなと。ヤマちゃん(山崎亮平)がいいところに走ってくれていたので、あそこしかないと思っていました。ヤマちゃんも元気でしたし、彼の突破力にかけました。あれがCKにつながって、CKから点が取れたので、攻撃面で貢献できてよかったです。
(前半の失点場面について)起こってしまったプレーを繰り返さないということだと思います。そのあたりはセキさん(関塚隆監督)も指摘してくれますし、選手としても次繰り返さないという危機感があります。今後へ向け、配置のところも含めて見直していければと思います。仙台もセットプレーが強いですし、さらに集中してやっていきたいです。
――感想
後半はやはりしんどかったですね。中3日ですし、一番(移動の)時間がかかる場所なので。そのあたりが少し出たのかなと。ただ、押し込まれている中でも選手たちは粘り強く、最後まで諦めずにやってくれたので、勝点を取れませんでしたが、仕方がないかなという感じです。また中2日でゲームがあるので、しっかりとコンディションを整えてやっていきたいと思います。