2013年 試合速報
2013 J1リーグ 12節 vs.川崎フロンターレ
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小林 悠
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レナト
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大島 僚太
矢島 卓郎
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前田 遼一
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田中 裕人
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レナト
稲本 潤一
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松浦 拓弥
金園 英学
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ジェシ
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田中 裕人
山崎 亮平
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チョ ビョングク
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矢島 卓郎
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小林 裕紀
ペク ソンドン
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大久保 嘉人
中澤 聡太
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ヤマハスタジアム | 5/18(土) | 14:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 桂木 聖彦 | 前田 拓哉 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 越智 新次 | 川崎 秋仁 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
21.7度 | 46% | 山村 将弘 | 花澤 秀登 |
19 | シュート | 11 |
10 | ゴールキック | 9 |
10 | コーナーキック | 5 |
9 | 直接FK | 11 |
0 | 間接FK | 1 |
0 | オフサイド | 1 |
0 | PK | 0 |
5月15日(水)のヤマザキナビスコカップ・横浜FM戦(アウェイ)は0-3で敗戦。悔しいゲームから中2日。今度はリーグ戦の戦いに挑む。今季リーグ戦ではここまで1勝3分7敗。リーグ戦の勝利は第8節・湘南戦のみと苦しい状況が続いている。選手、スタッフ、そして、スタンドもやはり悔しい。だれもが予想できなかった事態だ。だが、ここでネガティブになっても状況は変わらない。「下を向いても勝てるわけではない」と語るのはゲームキャプテン・山田大記。リーグ戦、カップ戦の連戦となるが、苦しい時こそチーム一丸となり、目の前の試合にだけに集中したい。
対する川崎フロンターレは今季リーグ戦でここまで3勝4分4敗。勝ち点13の13位で上位進出を狙う。ここ3試合は2勝1分。就任2シーズン目となる風間八宏監督の下、着実に力をつけてきたチームだ。前節はホームでC大阪と対戦。0-2で前半を折り返すことになったが、後半大久保嘉人の2ゴールで同点。結果的に勝ちきることはできなかったが、相手の倍以上のシュートを放っており、勝利のあと1歩のところまで迫っている。川崎Fとは今季2度目の対戦となる。前回の対戦は4月3日(水)のアウェイでのヤマザキナビスコカップ。前半のセットプレーから大久保嘉人、後半の立ち上がりにカウンターから矢島卓郎にゴールを許し、2失点。金園英学のゴールで1点を返したが、勝利はならなかった。
川崎Fの印象を「攻撃的なチーム」と語るのは駒野友一。先のヤマザキナビスコカップで対戦した横浜FMと比較すれば、よりアグレッシブなチームと言えるだろう。ただし、その分、敵陣に隙は生まれる。「スペースはあると思う。そこを上手く突ければ」(同選手)。90分の中で必ずチャンスは訪れる。そのためにも終盤まで何とか無失点でしのぎたい。「相手は組織的なパスワークをしてくるイメージ。そこを上手く分断したい」と語るのは最終ラインのチョ ビョングク。今季はシーズン途中に3バックから4バックへシフトしているが、どのシステムでも相手のゴールを目指し、自陣のゴールを守ることは同じ。この試合もチーム一丸となって攻守でハードワークしたい。5月の公式戦初勝利はその先にあるはずだ。
川崎F、「守備の時、ラインを早く下げすぎないように」、「ボールを出して動くことを繰り返し、自信を持ってつないでいこう」。
――感想
まず、いつもですが、サポーターのみなさんが素晴らしい声援を送ってくれ、選手たちも奮起してやったのですが、結果を届けることができず、非常に残念な思いでいます。
ゲームについては、入りの部分で、簡単なシュートではなかったと思いますが、非常に難易度の高い逆サイドのヘディングと距離のあるシュートを入れられ、0-2となり、ゲームプランがほぼ崩れてしまうような状態で試合に入りました。ただ、その中でも勝ち筋を見つけていく中で無理に前に出ず、オープンゲームにするのはよくないと思っていました。バランスを取りながら前半を終えていく中で、前田が執念で一つ返してきてくれたので、我々としては後半に向けて勝ち筋ができた状態でした。
ゲームのポイントはおそらく3点目を取られるまでの押し込んでいた時間帯だと思います。いつくかのチャンスを作る中で決めきれず、相手に逃げられてしまうという展開でした。中盤の距離感、セカンドボールを含め非常に改善された点もありますし、チャンス、シュートもありました。ただ、やはり勝負論としてはポイントのところで痛いミス、痛い失点ということでゲームを取りこぼしたと言うか、相手に持っていかれたという形です。選手は非常によくやってくれましたが、それに内容が伴わなかった分、残念に思います。
――昨日、先制点がポイントを握るとお話されていましたが、思わぬ入り方となった要因は?
単純ですが、先ほど言いましたように非常に難しいフィニッシュだったと思います。ただ、我々も人数がいた中でアタックできなかったということに関しては集中力、集中力イコール今何をすべきかですので、そういう部分で判断が少し遅れたのかもしれません。入りというのは大事ですが、一つはよく見るシーンですが、プロの試合で2つ連続ということはあってはならないと思いますが、逆に試合の勝ち筋を引っ張ってこれたという選手たちのメンタリティーは評価したいと思います。
――前田選手が久々にゴールを決めましたが、今後の試合にいい影響を与えますか?
そうですね。前田遼一はみなさんに得点を期待されているのはわかりますし、彼自身もそれを背負い、報道の中でプレッシャーを感じながらやっています。ただ、モダンなサッカーの上ではビルドアップなどの起点になるという点でも非常に成長している選手です。ボールが収まりますし、非常に成長した中でここから得点が増えていくというイメージが僕の中にすごくあります。起点となり、ペナの中に入っていくというプレーをより増やしてほしいと思います。と、同時に彼が点を取ることで様々な人の期待やチームの躍動が始まるので、その部分は非常によかったと思います。
――2点を先制された後、ボランチのところで少し焦りが生まれたように見えましたが、ダブルボランチの連係面についてと、松浦選手を先発起用しましたが、前田選手との連係の評価は?
まず、ボランチの部分ですが、そこはハーフタイムに修正をかけました。具体的なことは戦術的なことですし、細かくなってしまうのですが、相手のプレスをかわすためにどこに立てばいいかというところで、そのポイントだけを抑えました。後半に入ってボールを流せるようになりました。2人が相手にとって困るポジションを外していたので、おそらく連係が取れていないように見えたと思います。その点は後半に向けて修正できたと思います。
松浦と(前田)遼一の部分は、昨季からも同じ関係でいるということで、連係面はほぼ心配ありませんでした。と同時に、フロンターレさんの空くスペースが我々の分析としてありましたし、その中で松浦がプレーしてくれればと思っていました。その点に関しては時間経過と共に彼のターンからのドリブルや最終ラインに仕掛けるプレーが出てきたので、我々としては連係、松浦のパフォーマンスは想定の中でやってくれたと思います。
――ゲームプランというお話がありましたが、この試合のゲームプランとは?
ゲームプランというは起こりえる様々なことに臨機応変に対応できるようにということです。選手に起こりうることやうちとフロンターレさんが対戦した時に何が起こるかはうっすらとは伝えて入ります。なぜならパニックを起こさないようにするためです。ただ、5分間で0-2というスコアはなかなかないシーンです。逆にそこまで想定してしまうと今度はネガティブになってしまいますし、選手の中のゲームプランが少し崩れてしまったなという意味です。私たちはその状況でも勝ち筋を探していく仕事ですし、バランスを整える手段を取りましたが、最初のゲームプランとしてはなるべく早い時間帯から打ち合いはしたくなかったということです。今の我々の状況とフロンターレさんの状況を踏まえると、最初からあまりオープンなゲームで我々が決めきれなかったら刺されるというゲームだけはしたくなかったという部分で、自分たちのゲームプランを持っていました。2点取られて出て行かざるを得ないという状況でも、少し我慢したというところがほんとのところです。
2点を返すことはできましたし、最後までゴールを取りに行きましたが、結果的に2-4というスコアになってしまいました。やはり失点が痛かったと思います。サイドにスペースがあることはわかっていましたが、得点に絡むことができませんでしたし、まだまだ上げ続けないといけません。
立ち上がりに2失点し、そこからかなり苦しい状況でした。その後、なんとか取り返そうと上手く戦っていましたが、最後の球際、勝負するところで仕留められませんでした。最後のところで差が出ました。相手は少ないチャンスをものにし、うちは多くのチャンスを作っていましたが、それを決めることができませんでした。
最初フェイスガードをつけていましたが、つけていてもつけていなくても同じだと思ったので、途中で取りました。ヘディングする時は多少痛みがありましたが、プレーできる状態でした。勝てなかったことは残念ですが、次勝てるように準備するだけです。改めて基本的なことを一つずつやっていくことが大事だと思います。
立ち上がりはホームであるにもかかわらず、相手の勢いに押されてしまいましたし、後手を踏んでしまった部分もあったと思います。相手の思うつぼだったのかなと思います。立ち上がりに2点を取られてしまいましたし、その後、攻撃に出て行きましたが、チームとして勝利という結果につなげることはできませんでした。練習からもっともっと精度を高めていきたいです。
立ち上がりは非常にいい入り方をしていました。フロンターレらしく、相手がプレッシャーをかけてきてもボールをしっかりつないで抜け、ゴールを取ることができました。ただし、その後自分たちができるということで、少しテンポを落とし、相手のプレッシャーを受けて長いボールが多くなって間伸びしてしまいました。そのあたりは改善していかなければいけないなと思います。しかし、ハードなスケジュールの中、選手たちは勝つために全力を出してくれましたし、代わった選手も含め勝つために非常にいいプレーをしてくれたと思います。