2013年 試合速報
2013 J1リーグ 10節 vs.FC東京
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東 慶悟
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伊野波 雅彦
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小林 裕紀
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ルーカス
石川 直宏
加賀 健一
李 忠成
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伊野波 雅彦
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山本 康裕
ペク ソンドン
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渡邉 千真
平山 相太
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石川 直宏
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山田 大記
山本 脩斗
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李 忠成
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
味スタ | 5/6(月) | 15:03 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 河本 弘 | 岡部 拓人 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 西尾 英朗 | 間島 宗一 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
24.1度 | 30% | 荒木 友輔 | 遠藤 郁夫 |
13 | シュート | 9 |
8 | ゴールキック | 11 |
8 | コーナーキック | 5 |
14 | 直接FK | 7 |
2 | 間接FK | 2 |
2 | オフサイド | 1 |
0 | PK | 0 |
5月4日付けをもち、森下仁志監督が退任。この試合より長澤 徹ヘッドコーチが暫定的に監督に就任する。4日にメディアの取材に応じた同ヘッドコーチは「チームとして“大きな傷”を追うことになってしまった」としながらも、苦しい状況だからこそ感謝の言葉を口にした。「今日も大勢のサポーターのみなさんに来ていただきました。それに応えるためにも選手たちが改めて元気よく、はつらつとしたプレーをできるようにやっていきたい」。前節・ヴァンフォーレ甲府戦(5月3日)から中2日で迎える一戦ということもあり、限られた準備期間ではあるが、「バランスを取り戻すためにやるべきことをやる」と最善を尽くすことを誓った。昨季までコーチングスタッフとして在籍したFC東京との対戦となるが、私情を挟む余地はない。「“ノスタルジー”はない」と目の前の一戦に勝つことだけに全力を尽くす。
ジュビロの予想布陣は・・・[4-4-2]???
3バックの可能性もあるが、メンバー表を見る限りでは4バックの可能性もある。GKに川口能活。最終ライン右から駒野友一、チョ ビョングク、伊野波雅彦、藤田義明。ダブルボランチに小林裕紀と田中裕人。中盤右サイドに山本康裕、同左に山田大記。2トップに前田遼一、金園英学という並びか。田中裕人はリーグ戦デビューとなる。ユニフォームカラー(フィールド)は白。
対するFC東京は今季ここまで5勝4敗の5位。第3節・セレッソ大阪戦より4連敗と結果を残せない時期もあったが、そこから立て直し、3連勝でこの試合を迎える。前節はアウェイでサガン鳥栖と対戦。東 慶悟のゴールで先制し、渡邉千真の2得点でリードを広げる展開に。後半に2点を返されたが、そのままリードを守りきった。
予想布陣は[4-2-3-1]。GKに権田修一。最終ライン右から徳永悠平、加賀健一、森重真人、太田宏介。ダブルボランチに高橋秀人と米本拓司。2列目右よりルーカス、東 慶悟、長谷川 アーリアジャスール。ワントップに渡邉千真という並びか。ユニフォームカラー(フィールド)は青/赤。
注目は豊富なタレントを抱える攻撃陣。前節2得点の渡邉千真は今季リーグ7得点で得点ランクトップタイ。ルーカス、東 慶悟、長谷川 アーリアジャスールらが絡む多彩なコンビネーションにも要注意だ。ベンチには今季加入し、日本代表経験もある李忠成が控える。2011年までジュビロに在籍した加賀健一とジュビロ・攻撃陣とのマッチアップにも注目したい。
会場は味の素スタジアム。天気は晴れ。半袖シャツでウォーミングアップを行う選手がいるほど気温は高い。キックオフは15時。何としても、何としても、勝ちたい一戦だ――。
得点した伊野波雅彦は真っ先にベンチへ走り、長澤 徹監督とハイタッチ!そして、山本脩斗へのゆりかごダンスも飛び出した!この流れで何としても勝ちたい!
FC東京、「縦パスが入った後、もっと連動しよう」、「もっとアグレッシブにタイトにいこう」。
――感想
はじめまして。まず、先週は大きなことがありましたが、それにもかかわらずサポーターの皆様が足を運んでくれ、最後まで応援していただきました。本当にありがたいです。感謝しています。
試合は、分析の中で、この味の素スタジアムで東京に多少主導権を持たれるということは想定していました。その中で徐々に自分たちのペースに引き込むための準備をトレーニングのコマとしては1つしかなかったのですが、やりました。それに関しては選手は十二分にやってくれました。ただ、東京の最後の執念で追いつかれてしまいましたが、ぜんぜんネガティブに考えず、このアウェイでベストを尽くしてくれた選手に本当に感謝しています。何があろうとも次が来ますし、しっかり大久保からトレーニングで準備をしていきたいと思います。ありがとうございます。
――[4-4-2]のシステムを採用した意図と、今後継続していくお考えは?
3バックと言うか、私が今回考えたのは、トレーニングが1コマの中で相手にとって何が脅威かというところから考えました。ということで、前線に前田、金園という2人を当て、そこから考えていった時に後ろを1枚削ることになりますが、ビルドアップの時はボランチが出入りして3枚になったり形が変わると。攻撃に関してはある程度予想通りかなということはありました。(継続するかどうかは)相手もありますし、また今日のゲームを見返して考えていきたいと思います。
――前節から中2日という準備期間でチームに一番意識させたかったことは?
短い日数でたくさん変えるところもありますが、それを精査して芯だけを、いうイメージです。何を与えて、というより、ちょっと抽象的で申し訳ありませんが、場面に補助線を入れると言うか、相手チームについても我々のチームについてもわかりやすくしました。ディフェンスであれば余計な選択肢を消していく立ち方、動き。そういったことで後ろが予想しやすくなると。攻撃に関しては個々の部分でわかっていても止められないようなストロングをみんな持っているので、それを生かすために1つヒントを与えてこの試合に臨みました。
――このタイミングで味の素スタジアムでFC東京と戦う、ということについては?
私の今の仕事のプライオリティーはまずはチームのバランスを整えることです。ただ、とはいえ人間ですし、ちょっと懐かしい気分になりましたが、キックオフに入るまでに心を全て整理して、全力でこの試合に臨みました。ですから、そこまで意識していなかったということが本心です。
――前半、かなり相手にキープされる中で少ないチャンスをものにしてゴールしました。それはプラン通りですか?
ゲームプランをみんなで共有してこの試合に入りましたが、その中で得点チャンスはあると思っていました。後半ちょっとダウンしてくるところ、空くスペースは全員で共有していましたし、ボールを少し動かしていき、ファイナルタッチのところで本当の決定なところまでは行きませんでしたが、ああいった状況で3つ目(※3点目)をバランスを取りながらいければと思っていました。選手たちはイメージ通りにやってくれたと思います。
――この試合、肝になった部分を1つ挙げるとすると?
本当に基本中の基本のディティールと言うか・・・、本当に抽象的ですみません(苦笑)。ただ、攻守をフットボールとしてしっかりと受け入れてやろうということがテーマでしたし、そのために攻めにかかって2秒後に行ったり来たりというゲームではなく、手綱を取ったらしっかりと次のボールを拾い直すとか、そういったポジションを共有しようということが肝です。
――田中裕人選手をボランチで先発起用した狙いは?
田中裕人を起用した理由は2つです。まずは相手にも米本というボールハンターがいるので、そことマッチアップさせ、ボールの拾い合いを互角以上にやりたかったということです。もう1つはアウェイの地ですし、繰り返しになりますが、ある程度ボールを握られる時間帯があるだろうと。その時にそのポゼッションに脅威を与えたかったということです。その脅威が判断のちょっとしたミスを誘っうと。僕は流れというものは判断のちょっとしたズレだと思っています。流れを掴みたかったということで田中裕人を使いました。
2点を先に取りましたが、押し込まれる形になってしまいました。悔しい引き分けです。ただ、勝点が欲しい自分たちにとしてはポジティブに考えて次に向けてやりたいです。去年やり続けた4バックでしたし、自分としては見る景色が変わりました。ポジションも最終ラインということで、久々でしたし、前半は少し変な感じもありました。ただ、しっかりとチーム全体としてコンパクトになって守っていましたし、そこから前半に点を取り、いい形のスタートを切れましたが、終わってみれば2-2と・・・。あとは守りきるところと、決めきれるところをしっかりやっていきたいです。
――この試合のスタイルは?
しっかりと相手に合わせる形と言うか、相手も前に人数をかけてきますし、自分たちからもプレッシャーをかけましたが、相手も上手さがあり、中盤も下がってしまう部分もありました。ただ、そこからボールを奪ってカウンターなど何度もチャンスを作りましたが、決めきるところがまだまだです。相手も負けている状況でしたし、今日のようにパワープレーで来た時に守りきることができませんでした。そこで守り切れれば一番よかったのですが・・・。
――リーグ戦デビューとなったが?
勝てていませんし、嬉しさはありません。自分が出た試合で結果を残すことが一番だったかなと思います。この日のためにここまでずっと準備してきました。ただ、まだまだぜんぜんです。守備ではできたところもありましたが、取りきれていないところもありました。攻撃面でももっと絡んでいかないと。最後の時間は受け身に回ってしまった部分もありました。攻められた中で、集中力もちょっと切れてしまった部分もありました・・・。いい経験になったことは間違いないですし、ここから成長していけるように、この課題を練習で取り返します。
先制したので、ちょっと守備的になってしまった部分もありましたが、そのあたりが課題だと思います。もっとゲームをコントロールできないと、やはりああいう結果になってしまうと。
――[4-4-2]で意識したことは?
とにかく守備でやられないこと、先制されないこと、我慢強くやるということを意識しました。
――後半の入りを振り返ると?
もっとやはり自分たちでコントロールしていかないと。相手が落ちてきて、スペースが空いてきた中でもなかなか自分たちでボールを持てない場面もありました。あとは僕自身ももっと決められる場面もありましたし、もう1点取れていればゲームを決定付けることができたと思いますし、反省しています。みんなでコミュニケーションを取り、守備ではそこまでやられる感じがしないならああやって少し下がっても問題ないと。だからこそ、どちらかと言うと攻撃でもう少しコントロールできていればと思います。
後半、1点を取られる前から足が止まってしまった部分もあったかなと。そういった中で上手く時間を使ったり、リードしている時の戦い方ができず、足が止まったところをやられてしまったかなと。ただ、状況が様々変化した中でみんな戦う姿勢を見せていたと思いますし、そこはポジティブに捉えていいと思います。ただ、2-0から追いつかれていると・・・。戦い方をもう一度整理しなければいけません。ただ、最後を除けばみんな体を張ってよくやってくれました。
――この試合のスタイルについて
つなぐところはつなぐ、蹴るところは蹴ると。そういったところをより明確にしました。スタイルとしてはそれほど変わっていないと思います。それと前から取りに行くというより相手の様子を見ながらブロックを作ると。90分の中で勝負するという(長澤)徹さんの戦い方をやりました。あとはグラウンドでやるのは選手たちですし、最後の時間帯で上手くコントロールできればと思います。
――感想
コンニチハ。いつも通り最後まで心臓が痛くなるような試合でした。2点リードされた後にしっかりと追いつけたことに関しては評価できると思っています。いつもの私たちの状態からすれば満足できるものではないと思いますが、その中でもコンビネーションからチャンスを作ることができていたと思います。ただ、失点のところはやはり全員が立ち、ただ見ているだけという状況を作られてしまいました。リアクションでもなく、ただ見ているだけという状態になるとジュビロさんという強いクラブでなくとも、ゴールを決めることは簡単だと思います。やはり自分たちがスピーディーにボールを運び、効果的なサイドチェンジをしている時はチャンスを十分に作れていたと思います。ただ、普段よりアグレッシブさが足りなかったと思います。そこがセカンドボールを拾えない要因だったと思いますし、そこから攻撃につなげていくことが前半できませんでした。
ハーフタイムに伝えたことは、本来の自分たちの戦い方、球際、切り替えの部分、プレーの精度を出せれば勝てるということです。ただ、そのためには全体が戦わないといけませんし、運動量も増やさないといけません。前半よりアグレッシブに戦わないといけません。最終ラインにはズルズルと下がらずしっかりラインをコントロールして、全体をコンパクトにするということを伝えました。後半は相手にセカンドボールを拾われることはほんどなかったと思います。自分たちがボールを持つ時間も長かったですし、セカンドボールを拾って決定機につなげることも多かったと思います。
ゴールデンウィークで学校も休みということで、小さい子どもたちもたくさん見に来てくれたこの試合で最後まで諦めずに戦うことができましたし、最後に同点に追いついたことは子どもたちへのメッセージでもあります。諦めなければ必ず結果を得られる。諦めずに戦おうというメッセージを見せることができたと思います。それは非常によかったです。勝ちきりたかった試合ですが、子どもが産まれたスタッフもいますし、彼へのいいプレゼントになると思います。次の試合でもまた勝ちたいです。