2013年 試合速報
2013 J1リーグ 7節 vs.サンフレッチェ広島
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佐藤 寿人
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小林 裕紀
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金園 英学
山崎 亮平
松浦 拓弥
山本 康裕
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佐藤 寿人
野津田 岳人
ミキッチ
ファン ソッコ
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宮崎 智彦
小林 祐希
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山岸 智
パク ヒョンジン
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石原 直樹
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ヤマハスタジアム | 4/20(土) | 15:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝 | 髙橋 正紀 | 村上 伸次 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
くもり | 90分 | 安元 利充 | 蒲澤 淳一 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
12.8度 | 48% | 上田 益也 | 花澤 秀登 |
17 | シュート | 8 |
8 | ゴールキック | 14 |
13 | コーナーキック | 2 |
12 | 直接FK | 14 |
0 | 間接FK | 2 |
0 | オフサイド | 2 |
0 | PK | 0 |
悔しい敗戦だった――。
伝統の静岡ダービーは決定的なチャンスを生かせず、惜敗となった。それでもアウェイながら序盤から主導権を握った。的確なボールポゼッションから相手のギャップを突き、前田遼一がバー直撃のヘディングシュートを放つなどいつゴールネットを揺らしてもおかしくない展開だった。しかし、スコアは0-1。終盤にセットプレーのこぼれ球をつながれ、クロスから失点。試合終了間際には最終ラインを1枚削り前線に人数をかけたが、あと1歩のところで及ばなかった。
「勝てなかったことが全て」。試合後、森下仁志監督はサポーターの歓声に感謝し、選手たちの頑張りを称え上で、勝利できなかった責任を一身に背負った。これでリーグ戦では開幕から6試合未勝利。シーズン序盤とはいえ、前節を終えた段階で勝点2の17位という順位は“屈辱”というほかにない。だが、指揮官はこう続ける。「選手たちはハイパフォーマンスだったし、今年一番の出来ではないかというぐらいの勇気を見せてくれた。今後につながっていくサッカーだと思う」。勝利という“結果”を残していない以上、今この言葉に説得力を持たせることは難しい。ましてや絶対に負けられない静岡ダービーを落とした直後である。しかし、選手、コーチングスタッフがチームの“可能性”を見出していることは事実。ゲームキャプテン・山田大記は「サポーターのみなさんに本当に申し訳ない」と唇をかみ締め、それでも「このサッカーに自信がある。この悔しさを喜びに変えたい」と前を向いた――。
対するサンフレッチェ広島は前節ホームでサガン鳥栖に2-0で勝利。前半を0-0で折り返したものの、後半立ち上がりに昨季のリーグ得点王・佐藤寿人の2ゴールで先行。守備陣もサガン鳥栖のエース・豊田陽平に仕事をさせず、完封勝利を飾った。サンフレッチェ広島のシュート数は6、サガン鳥栖のそれは2と均衡した展開となった中、しぶとく勝利を掴み、今季3勝目。前節を終えた段階で勝点10の6位とまずまずのスタートを切っている。
昨季サンフレッチェ広島とはヤマザキナビスコカップを含め3度対戦し、1勝1分1敗。カップ戦では山田大記のゴールで勝利したが、リーグ戦では勝ちきることができなかった。相手のボールポゼッションは今季も健在だが、ホーム・ヤマハの大歓声と一体となり、序盤からアグレッシブに仕掛けるのみ。ここで何としても今季リーグ初勝利を奪取したい。
広島、「後半も前半同様に集中していこう」、「ひとつひとつのプレーをもっと大事にしよう」、「前半以上に走り追加点を狙っていこう」。
――感想
まずはじめに最後まで声援を送っていただいたサポーターの方々に感謝します。
ゲームに関しては、ミーティングで昨季チャンピオンの広島さんに対して、“サッカー”をやって優勝した広島さんに対して、自分たちが“サッカー”をするんだという姿勢を90分間やり続けようと話しましたし、選手たちはその通り最初から最後までやり続けてくれました。点数を取れなかった、結果が出なかったという部分は、責任は全て僕にあると思います。選手はよくやってくれたと思います。
――序盤の失点場面についてです。ジュビロのサッカーをするためには必要なプレーだと思いますが、どう見ていますか?
(川口)能活に関してはこれまでも、今年、去年に限らず、今までたくさんチームを救ってくれたシーンもありますし、あれはトライしようとして起きたミスですし、全く問題ないと思います。
――前節・清水戦に続き、決定力という部分かと思いますが、そのあたりは?
たくさんボールを持ち、たくさんチャンスも作り、サッカーは難しいですね・・・。解決策は練習を本当の試合のようにやり続けるのみだと思いますし、選手は自信を持ってやり続けてほしいと思います。
――サポーターからはブーイングもありましたが?
この結果だとやはりサポーターの方々の気持ちはそうだと思います。お金を払って来ていただいているということは、やはり結果が出なければ、そういったことが出るのはこの世界では当然です。やはり自分たちのことを思っていただいているからこそ感情を露にしてくれると。やはり全てを受け入れないといけませんし、真摯に、謙虚に、やり続けるだけだと思います。
――ボールを保持し、ゲームを支配していたと思います。ただ、一方で広島が下がると守りはより堅くなると思いますが、そのあたりのゲームの流れはどう見ていますか?
相手も1点先に取れば基本的には引いて守備をしてくるチームですし、より堅くなることはもちろんですが、その中でもあれだけチャンスがあったわけですし、それを決めると言うか、最初の1点を2点、3点で跳ね返すようなチームになってもらいたいと思います。
――試合を振り返って
もちろんすごく悔しい気持ちだったり、申し訳ない気持ちがあるのですが、落ち込んでいても勝てるわけではありませんし、とにかく前向きに、とにかく自分たちのサッカーに自信を持ってやっていきたいと思います。
――内容はいいのですが、勝てていません。チームとして足りない部分は?
何が足りないというよりは、とにかく続けていくことが一番かなと思っています。もちろん結果が全ての世界ですが、結果を出すためにこのサッカーを続けていきたいですし、いずれこのサッカーで結果を出したいと思っています。もちろん自分たちの美学、こだわりもありますが、全ては結果を出すためにこのサッカーを続けていきたいと思います。
――サポーターへ向けて
本当にこういう厳しい状況の中、応援に足を運んでくださったり、終わった後も声をかけてくださったサポーターの方々に、こういう辛い時だからこそありがたさを感じますし、本当にそういう方々に早く恩返ししたいと思います。
――試合を振り返って
今日もやはりすごくチャンスがありましたし、すごく責任を感じています・・・。あとは仕上げの部分だと思います。自分が頑張らなくてはいけないという思いが強いです。ホームということで、サポーターの声援もより多くありましたし、すごくアグレッシブに行けたのですが・・・。あとは決めるだけです。
――内容はいいのですが、勝てていません・・・。
プロである以上、どの試合もプレッシャーを感じていますし、もっともっと精神的に強くなってゴールを決めたいです。口で言うのは簡単ですが・・・、早く結果が欲しいです。
――試合を振り返って
最初のプレーが全てです。あれが今日の敗戦を招きましたし、試合を壊してしまいました・・・。その後、みんなはよくゴールを取りに行ってくれましたし、頑張って攻めてくれましたが、やはり最初の1点が重くて、その後なかなかシュートが入らない状況が続いて・・・。みんなよく攻めてくれました。でも、今日は自分の責任です。
――1失点目の場面の状況判断は?
サイドチェンジしようとしましたが、そこで食われる形になってしまいました。もちろんプレッシャーが来ているのはわかったのですが、僕のパスの精度が悪くて、食われる形になってしまいました・・・。あれは完全にGKのミスです。
――試合を振り返って
やはり、つなぐサッカーですし、ああいうこと(※1失点目のシーン)もありえると思います。それより、途中まで1失点まで行っていましたし、あとは前が取るだけというシュートチャンスもありました。真ん中にもボールが入っていましたし、あとはそれをどう決めるかです。
――広島の守備ブロックは堅かった?
ただ、シュートも打てていますし、チャンスは作れていますし、あとはネットを揺らすだけだと思います。
イノ(伊野波)が上がってきた場面ではフリーでしたし、できるだけその状況を生かして、中に入っていくことで中の人数を増やしていこうという思いもありました。やはり勝利がありませんし、勝利のためにやっていきたいと思います。
――試合を振り返って
プレーがどうこうというより、サポーターの方々に申し訳ないという思いです。ここまで勝てないとは思っていませんでしたし、自分たちのことよりサポーターの方々に本当に申しわけないです・・・。
――チャンスもありましたが?
毎回、毎回その繰り返しで・・・。それが結果につながっていないということはプロとして失格です。サポーターの方々に申し訳ない・・・、それに尽きます。
――感想
この試合、受け身になる時間帯もありましたが、選手たちはゲームを通じて集中力を切らさず、粘り強く戦ってくれ、チームとしても最後まで一丸となって戦ってくれましたし、その上で勝利につながったと思っています。もちろん、もっと攻撃の部分では我々らしいパスサッカー、攻撃的な部分を出すことが今後の課題としてやっていかなければいけないと思いますが、試合の展開の中で相手のミスを逃さずに得点に結びつける、カウンターで試合を決めるゴールを奪うと、みんなが今何をやらなければいけないかという部分で、試合の流れの中で臨機応変に意思統一を持っていけた中での勝利はチームとしても自信になる勝利だったと思います。