2013年 試合速報
2013 J1リーグ 2節 vs.大宮アルディージャ
![]()
|
![]() |
|
![]() |
![]()
|



![]() |
菊地 光将
|
小林 裕紀
松浦 拓弥
|
![]() |
前田 遼一
山崎 亮平
|
![]() |
![]() |
ズラタン
長谷川 悠
青木 拓矢
上田 康太
|
宮崎 智彦
阿部 吉朗
|
![]() |
![]() |
渡邉 大剛
片岡 洋介
|








































スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ヤマハスタジアム | 3/9(土) | 15:03 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 新藤 一晴 | 廣瀬 格 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 平野 伸一 | 渡辺 智哉 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
21.7度 | 22% | 上田 益也 | 花澤 秀登 |
10 | シュート | 7 |
4 | ゴールキック | 7 |
7 | コーナーキック | 5 |
9 | 直接FK | 8 |
1 | 間接FK | 4 |
1 | オフサイド | 4 |
0 | PK | 0 |
「後半だけを見ても勝ちに値する出来だったと思う。何とか勝点3を取りたかった。この悔しさを次の試合につなげていきたい」。
森下仁志監督は試合後の監督会見でゲームを悔しそうに総括した。それほど勝点3に近い内容だった。今季開幕戦となったアウェイ・名古屋グランパス戦。キャンプから取り組んできた新布陣[3-5-2]で臨み、新戦力の伊野波雅彦、チョン ウヨンをそれぞれ最終ラインと中盤で先発起用。前半にオウンゴールから先制を許したが、後半ゲームキャプテン・山田大記のミドルシュートで同点。その後も決定機を作ったものの決めきれず、1-1のまま試合終了。チャンスの数やシュート数で相手を上回ったが、勝点1を得るにとどまった。試合後、山田大記は「勝点3を取れるチャンスがあったし、それを自分たちで勝ち取るべきゲームだった。その意味では悔しい気持ちの方が大きい」とチームの思いを代弁する。新布陣の“感触”は悪くないだけに、この試合で結果を残し、自信をさらに深めたいところだ。
対する大宮アルディージャも今季開幕戦は引き分け。ホームに清水エスパルスを迎え、オウンゴールとボランチ・青木拓矢のゴールで2点を先制。しかし、終盤に清水の石毛秀樹、内田健太にゴールを許し、勝ちきることはできなかった。開幕戦に出場した新戦力は2人。東京ヴェルディより加入したDF高橋祥平がセンターバックとして先発フル出場し、早稲田大より加入したFW富山貴光が終盤に前線へ投入されている。派手さはないが、ピンポイント補強で戦力を整備しており、選手層は厚い。U-23日本代表として昨夏のロンドンオリンピックで活躍した東 慶悟はFC東京へ移籍したが、ズラタン、ノヴァコヴィッチの外国人2トップは今季も健在。昨季途中に就任したベルデニック監督の下、この試合で今季初白星を狙う。
昨季大宮アルディージャには1勝1敗。5月のホームゲームでは山田大記、前田遼一、松浦拓弥のゴールで4-0と大勝したが、11月のアウェイゲームでは金澤 慎、渡邉大剛のゴールで0-2と完封負けを喫した。この試合もタフなゲームになることが予想されるが、サックスブルーにはホームの力強い後押しがある。今季よりチャレンジしている新布陣をさらに機能させ、何としても今季初白星を掴みたい。
磐田、「視野をゴールに向け攻撃すること」、「残っている選手のケアをしっかりして守備すること」、「走り勝ち、勝負も勝つこと」。
大宮、「相手は長いボールからチャンスを作っている。簡単に蹴らせないように」、「セカンドボールをマイボールにしよう。相手に渡さないこと」、「攻撃はサイドチェンジから相手の背後を狙っていこう」。
後半アディショナルタイムは4分。
――感想
まず始めに、時間が少ない中でこのような試合を行えるようにしてくださった工事関係者のみなさん、いつも芝生を管理してくださっている方々に感謝の気持ちを伝えたいと思います。また、たくさんのサポーターに来ていただき、素晴らしい雰囲気を作っていただき、本当に感謝しています。
ゲームに関しては非常にもったいないと言うか、やられるとしたらああいったセットプレーかカウンターかと。流れは完全に自分たちが握っていましたし、前半で勝負を決めることができた内容だったと思います。やはり最後のフィニッシュの部分、シュート数ももっと増やせると思いますし、最初の部分でも最後の部分でもより優位な状況はできているので、そこをいかに選ぶかというところだと思います。繰り返しになりますが、セットプレーで先に大宮さんのようなチームに1点プレゼントするとやはり難しくなりますし、そのあたりも攻守で突き詰めていきたいと思います。
――前田選手の交代の狙いは?
それまでの流れの中では(前田)遼一自身、状態はよかったと思います。ただ、ボールサイドに入ってきてボールを失うシーンが少し続いたので、山崎も状態がよかったですし、金園自身もシュートシーンがあり、あとはいつ決めるかという状況だったので、そういった決断をしました。
――先の質問に関連してですが、松浦選手、山崎選手、阿部選手を投入した終盤の配置のメリットをどう見ていますか?
相手のFWの外国人選手が全員下がるほどの状況は想定していましたし、その状況で何となく外から放り込んでも難しい状況になるとわかっていました。そのあたり、最後にもっと(ボールを)動かしてもよかったと思います。その中で松浦や山崎は狭いところでボールを引き出せる選手ですし、クロスに対しては阿部が強さを持っているので、そういう意味で起用しました。
――プレシーズンマッチでは途中交代で松浦選手を左サイドに入れましたが、この試合では右サイドに入れました。その狙いは?
試合の流れもありますし、まだ1点差という部分もあります。流れは自分たちの方にずっと来ていたので、あとはどう崩すかと言うか、その部分だけでした。それぞれ出てもらった選手の特長もありますし、それをこれからも生かしていきたいと思います。
――大宮が前半[4-2-3-1]で来て、後半[4-4-2]に布陣変更しましたが、そのあたり、ジュビロの[3-5-2]とのマッチアップをどう見ていますか?
おそらくですが、後半(大宮の)本来の形に戻してきたのだと思います。そのあたり、前半[4-2-3-1]ということで、自分たちのよさを消しながらも来てくれたということは僕たちを警戒してくれている証拠だと思います。(大宮が)後半2トップに戻したことは、(大宮サイドに)きいてみなければわかりませんが、僕たちの方が上手くいっていたという状況だったということだと思います。もちろん相手が上手くいっていればそのままやっていたと思いますし、そのあたりも含め自分たちが状況を作れていた分、勝ちきらないといけなかった試合だったと思います。
――試合を振り返って
気持ちを切り替え、今日のことは忘れると言うか、次の試合に向けてしっかり調整していきたいです。やはりフィニッシュのところでもう少し落ち着き、ゴール前でもっと冷静にできればと。どの選手も技術はあるわけですし、自分たちの決定機で慌てないということだと思います。後ろはしっかり守備をするという部分をぶれずにやっていきたいです。
――失点場面を振り返ると?
今季からマンツーマンでやっているわけですし、やはり防がなければいけない失点でした。(相手のシュートは)僕自身も正面でしたし・・・。そこも切り替え、練習からセットプレーでやられないという部分で、さらに集中してやっていかなければいけないと思います。
――失点後に焦りは?
点を取りに行かなければいけないという部分はありましたが、時間もありましたし、そこまで焦ることはありませんでした。ただ、よりリスクは負わなければ得点は取れませんでしたし、そのあたり、焦りというより得点を取りに行くという感じでした。
――試合を振り返って
やはり負けは負けですし、この1点がどれほど重いかということを改めてみんなわかったと思いますし、改めて危機感を持ってやっていかなければいけないと思います。1点ですが、今日は重い1点でした。
やはり自分たちの流れの時に点を取っていかないとこういった流れになってしまうと思いますし、1点を取られて僕を含めみんなバタバタしてしまった部分もあったかもしれません。1点取られてもそこでバランスを崩さず、もう一度立て直す必要があったのかなと思います。
――試合を振り返って
勝敗を分けるのはやはり細かい部分だと思います。決めるべきところで決めれなかったり、守るべきところで守れなかったりと、勝負強さのところで相手に上回られてしまったと思いますし、それはすごく残念です。
――金園英学との絡みでチャンスもあったが?
決めてほしかったですし、僕自身ももっといいボールを出さなければいけません。ゾノ(金園)だからこそチャンスになったという部分もあったと思いますし、個人的にはゾノに限らずさらにいいボールを供給しなければいけないと思います。僕自身も得点を決めなければいけない場面があったので、決めたかったです。
――大宮の守りの印象は?
相手というより、チャンスはありましたし、やはり点を取らなければ勝てませんし、自分たちの未熟さかなと思います。
――次の試合へ向けて
何か修正しなければいけないというほどの大きな問題はないので、勝負強さを改めて練習から追求してやっていかなければいけないと思います。しっかりゴールを取って勝たなければいけませんし。そのあたり、攻撃陣も点が取れませんでしたし、守備陣も点を取られてしまったので、そういう勝負どころで相手を上回っていけるようにやっていきたいと思います。個人的にも今日(シュートを)外してしまったので、しっかり自分が決めて今季初勝利を掴めるようにやっていきたいです。
――試合を振り返って
自分たちのゲームでしたが、やはり点を決めなければ勝つことはできませんし、その部分で相手を上回ることができなかったということで、改めて見つめ直さなければいけない部分もあると思います。
――次の試合に向けて
どんな試合でも勝たなければいけませんし、負けたからといって力が抜けてはいけません。とにかくしっかりと次の試合に向けて準備していくということだと思います。
――試合を振り返って
チャンスも多くありましたし、もったいない試合でした。序盤からいい形でチャンスがかなりありましたし、やはりそこで決めきることができないと難しい展開になってしまうと思います。先に失点しましたが、やはり一番は前にボールを入れ、そこから攻撃を始めるという意識を持っていました。
――感想
結果には満足していますが、ゲームの部分ではまだまだ足りないところもあります。昨季我々が見せた安定した戦いにはまだ足りないように思います。相手に3回ほど決定機があったというのはまだ安定した守備ではありませんが、攻撃ではクオリティの高い、自分たちのやってきた形がいくつか出せました。もう1~2点奪えるチャンスがあったことにも満足しています。まだまだ足りない部分はありますが、今日の勝利には満足していますし、自分たちの可能性を示せたゲームだったと感じています。ここから我々は残留争いせず戦わなければいけませんし、上位を目指してプレーしていきたいです。