2012年 試合速報
2012 ヤマザキナビスコカップ vs.ベガルタ仙台
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太田 吉彰
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角田 誠
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山本 康裕
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ウイルソン
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山本 脩斗
千代反田 充
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朴 柱成
菅井 直樹
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赤嶺 真吾
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梁 勇基
松下 年宏
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渡辺 広大
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山本 康裕
金沢 浄
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太田 吉彰
武藤 雄樹
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山田 大記
押谷 祐樹
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藤田 義明
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ユアテックスタジアム仙台 | 6/27(水) | 19:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝 | 山田 等 | 木村 博之 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 相樂 亨 | 村井 良輔 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
19.1度 | 53% | 大友 一平 | 平井 恵美子 |
16 | シュート | 3 |
7 | ゴールキック | 10 |
6 | コーナーキック | 8 |
24 | 直接FK | 9 |
2 | 間接FK | 2 |
2 | オフサイド | 2 |
0 | PK | 0 |
勝点1を獲得できれば自力でヤマザキナビスコカップ・決勝トーナメント進出を決めることができる。セレッソ大阪、ベガルタ仙台、サガン鳥栖との勝点差はいずれも3。アドバンテージは勝点12でこの試合に臨むジュビロ磐田にあることは明らかだ。アクセルを全力で踏み込む必要はなく、いつも以上に“慎重”に戦うことが得策とも言える。だが、リーグ戦の流れを振り返ればだれも思うだろう。引き分けでよいのかと――。
直近の公式戦となったリーグ・名古屋グランパス戦(6月23日)はアウェイで0-2と敗戦。前半終了間際、後半開始直後と勝負どころで相手にゴールを許し、攻撃陣も最後までゴールネットを揺らせず今季開幕戦のコンサドーレ札幌戦(3月10日)以来となる無得点試合となった。これで今季2度目のリーグ2連敗。屈辱的な敗戦だったことを改めて説明する必要はないだろう。名古屋での敗戦から中3日。リーグ戦の流れを変えるためにも是が非でも勝利がほしい試合である。
もっともユアスタには3か月前に置いてきたものがある。「仙台には“残り10秒の借り”がある」と話すのは森下仁志監督。4月上旬にリーグ戦で対戦にした際には試合終了間際にウイルソンに同点弾を献上。ブラジル人FWはこの試合でもサックスブルーのゴールを狙ってくるだろう。決勝トーナメントへ進む前に彼を含めた相手攻撃陣をシャットアウトし、リベンジを果たしておく必要がある。
ただし、ここへきてけが人が目立ってきたことは事実。名古屋グランパス戦で左手小指を負傷し、前半途中でベンチへ下がった八田直樹はこの試合を欠場。右膝を痛めしばらく戦列を離れているペク ソンドンも依然として別メニューで調整中だ。複数のメンバーを欠いてこの一戦に臨むことになるが、「こうした時のためにここまでみんなで練習してきた」と語るのは山田大記。妥協ないトレーニングをチーム全員で継続してきたからこそ背番号10はこの状況を「ネガティブには捉えていない」と言い切る。今年1月から培ってきた“チーム力”が今、改めて試されることになる。
繰り返すが数字上、アドバンテージはある。むしろより厳しい立場にいるのは相手であり、決勝トーナメント進出のためには勝つしかないベガルタ仙台は序盤からいつも以上に前がかりに仕掛けてくるだろう。ならば、臆することなく真っ向からぶつかり、相手を上回る手数を打ち出して圧倒しようではないか。自陣ゴール前に人数を割くディフェンシブな戦い方は“森下ジュビロ”の目指すところでは到底ない。
『be brave.』
新生・ジュビロが狙うのは今日も勝利ただ一つだ。
――感想
まず始めに平日の夜に遠くからたくさんのサポーターに来ていただき、本当に感謝しています。選手は立ち上がりから本当に気持ちの入った自分たちのプレーを出してくれましたし、数字的なものに関しては僕自身の問題でもありますし、その中でも最後まで選手たちが自分たちのやろうとしていることをやり続けてくれましたし、これを次につなげていきたいと思います。
――磐田としては引き分けでも決勝トーナメント進出が決まる一戦でしたが、どういった戦術で臨んだのですか?
引き分けを狙って引き分けられるほど甘くはありませんし、仙台さんが前に出てくることはわかっていましたが、自分たちも前に出ようということで、結果的に僕の判断が正しかったかどうかはわかりませんが、やはりこの敗戦の中でも自分たちが前に向かっていったことが僕自身、今後必ず生きてくると思いますし、選手を信じて、それを信じて、また前進したいと思います。
――リーグ首位の仙台が相手とはいえ両者に4点差がつくほどの差があるとは思えませんが、90分の中で勝負を分けた部分はどういったところでしたか?
試合の流れから言えば、あの入りからすると1点目が非常にもったいなかったことは確かです。ただ、もう一度映像を見て分析しなければわからない部分もありますが、90分を通して少しの球際、少しの出足といった部分で、より現実的にゴールに向かって前進してくるチームに対してやはりそういった部分をもっともっと研ぎ澄ましていかなければ自分たちがビハインドの状況だとより難しい状況になりますし、その状況に対する反応は仙台さんのストロングなところなので、そこは今日の敗戦から学びたいと思います。
――特に前半、磐田のファウルが多いように見えましたが、仙台に球際の強さがあるということでそこを意識しすぎてファウルが多くなり過ぎた部分があったのでしょうか?
ファウルかどうかという判定は審判の方がすることですし、全部が全部自分たちの思うような判定にはなりませんが、それは選手が前へ出ようとした結果だと思います。そこを構えろと言うとまた難しい状況になりますし、そこは審判の判断にゆだねたいと思います。
――リーグ戦を含めたここ3試合で9失点となりましたが、守備面の修正点は?
守備だけを修正して試合に臨むとまた後ろ向きになりますし、より攻撃のところを追求して前進したいと思います。
1点目もそうですが、やはり2点目、3点目が大きかったと思います。あそこで踏ん張れなかったことはもったいなかったです。
この流れを断ち切るためにも練習でさらに追求し、みんなでさらにコミュニケーションを取りながら立て直すしかないと思います。
やるサッカーは変わらないですし、今までやってきたことをベースにしてさらに精度を上げていきたいです。
もっと防げる場面もありましたし、もっと改善できる点はあると思います。
ゲームの入り方はすごくよかったと思いますが、注意していたセットプレーのところと後半の立ち上がりのところで追加点を取られてしまいましたし、そのあたり、よくなかったと思います。
――勝敗を分けたポイントは?
失点場面で考えると相手の得意とする空中戦のこぼれ球が相手の方にこぼれてしまい、対応できなかったことだと思います。
――自分自身のプレーを振り返ると?
もっと上手く連係をできた部分もあると思うので、しっかり切り替えて、また練習からやっていきたいです。
こうなってしまったのも自分たちが原因ですし、ここから巻き返すのも僕らの力次第だと思っています。
僕たちにはそれができると思いますし、あとは上がっていくだけだと思うので、しっかり練習して次のリーグ戦を迎えたいと思います。
1点を取れば確実に雰囲気が変わるというところで3失点目を与えてしまいましたし、ボールへ食い付いてしまいました。
そのあたり、一番やってはいけないことをしてしまったと思っています。
今日の課題をそれぞれがしっかり判断してよりよくしていくだけだと思いますし、それだけを考えていきたいです。
――感想
まずは番記者の皆さん、予想メンバー、すみませんでした。このゲームを取って決勝トーナメントに行きたかった、と。そして今日対戦するジュビロは過去2年間に常にジュビロによってカップ戦を断たれてしまっていました。そしてこの最終戦で決勝トーナメント進出が懸かる中でジュビロのここに挑む過程、そして心理を察するとそうとう切羽詰まった状況だったろうなと。リーグで2連敗していること。けが人が続出していること。アウェイに乗り込まなければいけないこと。そうした時に自分も相手にいろんなことを考えさせたかったというところがあったので、チーム内、選手とも協力し合い、当日のメンバーがわからないようにやらせていただいて、誠にありがとうございました。
本当にそれがうまくはまり、立ち上がりこそジュビロの勢いというところがあったのですが、それをしのげれば何とかうちがコントロールできるんじゃないかというところで、太田の先制点で1点を取れた後、本当に終わりのホイッスルが鳴るまでゲームをコントロールできて、いい試合ができたのではないかと思います。
勝てばよかったのですが、今日4点を取れたということに関してはやはり見に来てくれたサポーターへのいいプレゼントになったと思うし、決勝トーナメントに進出できてタイトルへの可能性が高まったことについて、サポーターにもより本気になってもらい、一緒に戦って頂上を目指していきたいと思っています。中二日で大一番がまたあるので、切り替えてやりたいと思います。