2012年 試合速報
2012 ヤマザキナビスコカップ vs.川崎フロンターレ
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山崎 亮平
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登里 享平
田中 雄大
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柴崎 晃誠
小林 悠
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レネ サントス
稲本 潤一
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
等々力陸上競技場 | 6/9(土) | 16:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝 | 十河 正博 | 飯田 淳平 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
雨 | 90分 | 五十嵐 泰之 | 間島 宗一 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
19度 | 95% | 安元 利充 | 大高 常勝 |
6 | シュート | 13 |
17 | ゴールキック | 5 |
2 | コーナーキック | 8 |
12 | 直接FK | 9 |
0 | 間接FK | 3 |
1 | オフサイド | 3 |
0 | PK | 0 |
「自分たちでどうにでもできる状況」
森下仁志監督の言い回しである。
カップ戦の決勝トーナメントへの切符は目の前にある。それを掴むか、否か――。久々の公式戦はサックスブルーの力量を改めて問われる重要な一戦となる。
6月最初の公式戦はヤマザキナビスコカップ。ジュビロ磐田が属するAグループは大混戦である。第5節を終えた段階で3チームが勝点9で並び、得失点差でセレッソ大阪、ジュビロ磐田、サガン鳥栖という順位で今節を迎えることになる。勝点6で追うベガルタ仙台、浦和レッズにも決勝トーナメント進出の可能性が残されており、計5チームがしのぎを削っている。グループリーグの順位は残り2節で決まることになる。他会場の結果にも左右されることになるが、今節・川崎フロンターレ戦、次節・ベガルタ仙台(6月27日)で勝点6を獲得できればグループリーグ突破は大きく近づく。「勝たなければグループリーグを突破することは難しい」と話していたのは山崎亮平。勝点の計算など時間の無駄でしかない。2戦2勝。目指すのは勝利のみだ。
5月下旬のリーグ・大宮アルディージャ戦に勝利したジュビロ磐田はこの中断期間も森下仁志監督と選手が一体となってタフなトレーニングを継続してきた。メニューにさらなるバリエーションを加えながら練習を指揮してきた森下仁志監督は「選手間の関係性が増えてきた」とこの2週間を振り返り、ゲームキャプテン・山田大記は「チームの成長を感じられるような試合にしたい」と意気込む。
今季、川崎フロンターレとはすでに公式戦で一度対戦しており、先月上旬のリーグ戦ではアウェイ・等々力で点の取り合いを制することができなかった。今回の対戦では代表で前田遼一、駒野友一、チョ ビョングクが不在。川崎フロンターレも中村憲剛を欠く布陣となり、互いに前回の対戦とは異なるメンバーがピッチに立つことになるが、リーグ戦のリベンジを懸けたゲームであることに変わりはない。等々力は今日も雨。1か月前と同じ場所、同じ天候で迎える一戦はけして同じ結果にはならない。今季2度目の“サックスブルーダービー”はチームの進化を見せつけるための一戦だ。
――感想
まず、この天候の悪い中、たくさんのサポーターの方たちに来ていただき本当に感謝しています。選手にはそういったことを伝えましたし、やはり感謝の気持ちを持ち、ジュビロ磐田のサポーターのみなさんの思いを無駄にしないようにという思いでした。もちろんグループリーグ突破という目標はありますが、まずはサポーターの方の思いを無駄にしない姿勢で入ろうと。選手たちもその姿勢を貫いて粘り強く勝点3を取ってくれたと思います。
――竹重選手がプロデビュー戦となりましたが、起用はどういったタイミングで考えていたのですか?
もちろん八田もいいプレーを続けていますが、竹重もプロ3年目でここまで2年半、本当に真摯にトレーニングに励み、先発で出てもらえるパフォーマンスを練習から十分発揮してくれていたので、特に今日はナビスコにおいて大事な試合でしたが、僕自身、自信を持って送り出せましたし、期待以上のプレーを見せてくれ、初めてとは思えないような落ち着きだったと思います。
――山本康裕選手、小林選手、ロドリゴ選手の3枚を先発させましたが、布陣は[4-2-3-1]のままか、3ボランチに近い形だったのか、そのあたりはいかがですか?
システムで言えばそれぞれの選手の立ち位置でいろいろなシステムを言えると思いますが、(山本)康裕が右をやることで(ペク)ソンドンと違った特長と言うかより変化を起こすという意味では非常に長けているので、そういう意味ではよく動いてくれました。ただ、あのポジションでも(山本)康裕であれば僕自身もっとやれると思いますし、そのあたり、チームとしてもそうですが、彼自身にももっともっと要求していきたいと思っています。
――山本康裕選手の右サイド起用は今後も続ける可能性はありますか?
(前田)遼一は今いませんがまた来週帰ってきますし、戻ってくればどのポジションも本当に競争が激しいので、来週の練習を見て状態のいい選手を選んでいきたいと思っています。
――交代カードを切らなかった意図は?
さきほどテレビのインタビューでも言わせていただきましたが、ベンチには経験のある優れた選手たちがいますが、やはりグラウンドに立っている22、23歳の選手たちが苦しい状況でも乗り越えなくてはいけない時もありますし、今日の試合に関してはそういう部分でベンチに座っている選手には申し訳なかったです。代えればもっと簡単だったかもしれませんが、やはり彼らにやりきらせると言うか、まだまだ甘い部分もたくさんありましたし、そういうメッセージを含めて最後までやってもらいました。
――山崎亮平選手の評価は?
山崎はつい最近キャンプが終わったぐらいのタイミングだと思いますし、徐々によくなってきていて日が経てば経つほど彼らしいプレーが出てきているので、今日も時間を追うごとに彼らしいプレーが出てきていますし、才能という部分では間違いありません。ただ、彼に対しても(山本)康裕と同様に高い要求をしていきたいと思います。
――後半のゲーム運びを含め、チームが今後さらに高いレベルに行くために必要な部分は?
守備に関してはスタートのポジショニングを取るのも遅れている場面もありましたし、球際の部分でも入れ替わる部分もありましたし、連続性という部分でも連続していない場面もありましたし、守備面では特にそのあたりを追求してやりたいと思います。
攻撃に関しては代表選手がいない分、外からのクロス、ヘディングの強い選手という部分では前線は小柄な選手が多いので、今日のように崩しきるということが必要だと思いますし、本来チームを立ち上げた時からそこを目指してやってきていますし、やはり今日もチャンスを作ってまだまだ決めきれていない部分もたくさんありますし、そのあたり攻守で自分たちが少し難しくしている部分があるので、そこは甘さを含めてあると思うので練習から追求していきたいと思います。
もっと崩せたと思いますし、やることは多いと思いますが、まずは勝点3が取れたことはいいことだと思います。
――代表組がいない中で意識したことは?
やはりコマ(駒野)さんと(前田)遼一くんがいればセンタリングのボールも変わってくると思いますが、やはり中が小さいのでより相手を崩してプレーしなければいけないと思いますし、より精度を上げていかなければいけません。やはりセンタリングにしても低い、今日の試合の先制点のようなボールも増えてくると思いますし、(前田)遼一がいれば高いボールもあると思いますし、そのあたりで変わってくることもあると思うので、そのあたりを意識しました。
――山本康裕、小林裕紀、ロドリゴソウトが同時に先発することになりましたが、布陣は[4-2-3-1]のまま?
そうですね。(山本)康裕は右に入って。(山本)康裕もどのポジションでもプレーできると思いますし、中央でパスを受けられますし、流動的にポジションを変わる中でそこで役割を果たせばいいという感じでプレーしていました。特に難しいことはありませんでしたが、もっともっと点を取りたかったですね。
――スリッピーなピッチコンディションでしたが?
逆に雨ならロングボールが向けてくるので、その点ではやりやすいと思っていました。
――キックの面でもピッチコンディションは気にならなかったですか?
気になってなかったのですが、あまりいいキックではなかったですね(苦笑)
――自分自身のデビュー戦で勝ち切ったことは大きいのでは?
しっかりみんなで協力して完封できたのでよかったですね。思ったよりは落ち着いてプレーできたのでよかったです。
――試合前、森下申一GKコーチに助言されたことは?
いつも通り落ち着いてやれば大丈夫だと言ってくれたので、落ち着いて入れました。
――改めて加入してから今までを振り返ると?
長かったような短かったような、というような感じです。ただ、これからがスタートなのでしっかりやっていきたいです。
チャンスを作っていた中でこうした短期間のリーグで得失点差も大事だと思いますし、やはりもっと点を取らなくてはいけないと思いました。
途中ルーズになったりみんな動きがなくなってリズムがなかなか掴めない時もありました。そこで踏ん張れたことはよかったですが、やはりそういった時間を少なくし、もっと90分を通して主導権を握れるサッカーができればと思います。
――背番号9として初めてのゴールとなりましたが?
試合中は特別意識することはありませんが、やはり特別な番号だと思うのでもっともっと得点が取れるように頑張ります。
――竹重選手のデビュー戦を白星で飾ることができました。
竹重くんだったり、ディフェンス陣が頑張って0点に抑えてくれたので、もっと点を取ってもっと楽なゲームにできればと思います。
自分もそうですが、リーグになかなか出ていなかったり、ナビスコでもベンチに座っている選手でもみんな出ればやってやろうという気持ちがあると思います。そういった中でナビスコをここまで戦ってきていろいろな選手が出ましたが、それでも今グループ首位に立っていられるということはみんなの一体感と言うか普段からの姿勢が結果につながっていると思います。
決めるところで決めなかったり、攻撃の終わり方が悪かったりという部分で、自分たちで自分たちの首を絞めてしまった部分もありました。やはり決めるところを決めていい形で攻撃を終えることができれば後ろの選手ももっと楽だったと思いますし、自分たちも慌てて戻る場面が少なかったと思うので、そういったところは反省点です。
――山崎選手のゴールもありましたが?
ヤマちゃん(山崎)に限らず、けがで苦労している選手をずっと見てきましたし、今日3年目で初めて試合に出たタケさん(竹重)にしてもヤマちゃんにしてもそういった選手が活躍してくれるということはチームがすごくいい雰囲気になっていくと思いますし、嬉しいです。
今日はやはり前半から…。久しぶりにまだまだ試合勘が戻っていない選手もいますし、それからケガで行ったり来たりしてる選手がいるということもありますが、前半からしっかりボールを持てませんでした。特に受け手が非常に少なかったということでちゃんとボールを持てなかったというのが、この1試合を通しての感想です。