2012年 試合速報
2012 ヤマザキナビスコカップ vs.サガン鳥栖
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犬塚 友輔
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金沢 浄
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トジン
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松岡 亮輔
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キム クナン
呂 成海
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早坂 良太
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赤星 拓
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押谷 祐樹
山田 大記
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犬塚 友輔
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菅沼 実
松浦 拓弥
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岡本 知剛
黒木 晃平
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金沢 浄
山本 康裕
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松浦 拓弥
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トジン
國吉 貴博
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野田 隆之介
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山本 脩斗
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山田 大記
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菅沼 駿哉
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ベストアメニティスタジアム | 5/16(水) | 19:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝 | 榎原 徹夫 | 佐藤 隆治 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 大塚 晴弘 | 田中 利幸 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
20.9度 | 50% | 今村 亮一 | 藤崎 亮介 |
12 | シュート | 9 |
9 | ゴールキック | 8 |
3 | コーナーキック | 5 |
13 | 直接FK | 11 |
2 | 間接FK | 3 |
2 | オフサイド | 3 |
0 | PK | 0 |
「全力で勝ちに行く」
試合前日。森下仁志監督は力強くそう宣言し、敵地・鳥栖へ向かった。3戦全勝と今季のヤマザキナビスコカップで幸先のいいスタートを切ったサックスブルーは満を持して今節のアウェイゲームに挑む。予選リーグ首位で今節を迎えることを踏まえれば、決勝トーナメント進出のためにはアウェイで勝点1という結果でも悪くないだろう。だが、『be brave.~勇敢に。』を今季キャッチフレーズに掲げ、森下仁志監督と共に目の前の勝負に全力で立ち向かい続けている選手たちだ。どんなシチュエーションでも引き分けでよしとするゲームなどない。
何よりチームのさらなるステップアップのためにはアウェイでの勝利が是が非でもほしい。今季、アウェイでの公式戦勝利はリーグ戦第3節のガンバ大阪戦(3月25日)のみ。今季ホームで無敗を誇るサガン鳥栖との一戦は、改めてチームの力を問われる一戦となる。移動もあり、けして楽なスケジュールではないものの、森下仁志監督は強い気持ちを持ち、「アウェイでも自分たちの強さを出したい」と語り、むしろいつも以上の闘志を燃やす。
サガン鳥栖とは今季すでにリーグ戦で対戦しており、今季開幕直後の3月のホームゲームで2-1と勝利。カウンターから豊田陽平に先制ゴールを許したものの、その後、山田大記、さらに駒野友一の直接FKが決まり、前半で逆転。後半もチーム一丸となって戦い抜き、新生・ジュビロにとって記念すべき公式戦初勝利を掴み取った。ただし、強固なディフェンスとFW陣の高さを生かしたパワフルな攻撃を仕掛けてくるサガン鳥栖との一戦は非常にタフなゲームであり、運動量を要する90分だったことは忘れてはならない。
対する鳥栖はここまでカップ戦を2試合消化し、1勝1敗。勝点3でこの試合を迎えるが、決勝トーナメント進出の可能性はまだまだ残されており、今季負けなしのホームで必勝を期してくるに違いない。今週末はFC東京とのリーグ戦(アウェイ)を控えているだけに、直近のリーグ・大宮アルディージャ戦(5月12日)とは異なるメンバーで臨んできたが、それでも尹 晶煥監督と共に築き上げてきたスタイルは不変だろう。前線の高さを生かした攻撃、藤田直之のロングスローを交えたセットプレーなどパワフルなアタックに要注意だ。
「もし、同点という状況であれば点を取りに行く」。
森下仁志監督は言いきる。
アウェイでの勝利はチームのレベルアップに直結する。
決勝トーナメント、そしてサックスブルーのさらなる進化を懸けた大一番が鮮やかにライトアップされた夜のベアスタで幕を開ける。
――感想
まず始めに、水曜の平日にジュビロのサポーターの方々、それから鹿児島からもキャンプでお世話になっている方々に来ていただき、本当に感謝しています。初めて出る選手もいた中で前半よく耐え、後半自信を持ってやってくれたと思います。
――櫻内 渚選手がプロデビュー戦となりましたが、試合途中での負傷もありましたが、どのように評価されていますか?
相手のFWはJリーグで経験している選手もたくさんいる中で、本職はサイドバックで今季入ってもらいましたが、センターバックとしても十分やっていける強さもありますし、彼がこの90分間で得たものはかけがえのなく、今後のサッカー人生で引退するまで残るのではないかというほどの経験をしたと思うので、それを糧にトレーニングを積んでまたチャンスを掴んでほしいと思います。
――この試合、敗因があるとすれば?
前半は久々に試合に出る選手もいて、(櫻内)渚のような初めて試合に出る選手もいて、特に立ち上がりのところはなかなか上手く噛み合わない部分も多かったのですが、それでも後半修正できましたが、自分たちが難しくしたゲームではないかと。特に2点目に関しては本当もったいない失点でしたが、僕たちは公式戦15試合を戦い、4回負けていますが、その中でも2点差をつけられて負けた試合はないので、それにより誇りを持ち、磐田に帰りたいと思います。
――今季初めて前田遼一選手、駒野友一選手がメンバーから外れましたが、その理由は?
他に出ている選手も状態がよかったですし、うちは開幕当初からいろんな選手に出てもらい、十分このメンバーでやれると、やってくれると信じて送り出したので、それに関しては今日の選手たちはよくやってくれたと思います。
――どの選手が出ても目指すサッカーは変わらないと日頃からおっしゃっていて、その中でこの試合、序盤、このところ見られた攻撃サッカーは出なかったと思いますが、何が違ったのでしょうか?
経験が少ない選手もいますし、コンビネーションは一人でできるものではないので、この組み合わせでやっている時間も少ないですし、甘くないということはわかっていましたが、90分を通したら十分やれると思っていたので、前半に関しては想定内というか、1点ビハインドであれば後半十分返せると思っていました。
――終盤、山本康裕選手を投入し、主に左サイドでプレーしていたように見えましたが、より攻勢を仕掛ける意図があったのでしょうか?
30メートルくらいのところに相手が11人入っている状態だったので、そこまで後ろに選手は必要なかったですし、2バックで十分だと判断し、(山本)康裕はサイドバックというよりウイングのような形で入ってもらいました。
――この試合、アピールした選手を一人挙げるとすると?
(櫻内)渚に関しても今持っているものを全部出してくれたと思いますし、出し切ったからこそ彼が感じたことは大きいと思いますし、これをプラスというか、全くマイナスの部分はないので、全てをプラスにしてまた明日からトレーニングに励んでほしいと思います。
失点は自分たちのミスです。もう一度出直さないと足元をすくわれると思いますし、練習からしっかりやっていかなければいけないと思っています。この負けをしっかりと受け止め、まだまだ自分たちが甘いということでこういう結果になってしまったと思うので、気持ちを切り替え、もう一度練習から突き詰めていきたいです。
――最終ラインの部分で、直近のリーグ・鹿島戦とは異なるメンバーで臨んだこの試合、GKとして意識したことは?
(櫻内)渚は初めての出場だったのでしっかり声をかけていこうと思いましたし、しっかりプレーしてくれていました。
――鳥栖のパワープレーは勢いがあったが?
やはりこういった試合でも勝っていかなければ上に行けないと思うので、また練習から厳しくやっていかなければいけないと思いますし、練習からまた自分を追い込んでいきたいと思います。
失点のところでも改めて自分自身を見つめ直し、自分があの場面で止められるようにやっていかなければいけないと思っています。
――試合を振り返って
球際の勝負と言われていましたが、僕自身、完敗でしたし、そのあたりが勝負を分けてしまったと思っています。また練習からやってアピールしていくしかないと思っています。
――鳥栖の攻撃について
チームとして対策しましたが、チームというより個人のところの出足、球際といった部分で勝てず、相手にボールを取られる場面もありましたし、そのあたりは自分自身、よくありませんでした。
――後半に追い上げたが?
後半、僕自身、久々の試合というところで慣れてきた部分もあり、落ち着いてやれましたが、2失点目と3失点目がもったいなかったと思います。
――自身のゴールについて
ゴールはただのインサイドパスですが、あそこまでチームとして崩せたことでゴールにつながったと思いますし、やはりああいった崩す回数をもっともっと増やしていかないとゴールは生まれないと思うので、そこをさらに意識していきたいと思います。
――頭のテープングは?
相手の頭が当たりました。大丈夫です。
――試合を振り返って
初めての試合で、初めてピッチに立って、やはり緊張感はぜんぜん違いました。練習試合でもセンターバックでプレーしていましたし、戸惑いはありませんでしたが、3失点ということはセンターバックとして何もできていないということですし、自分のところからやられているので、課題しかありません。
――鳥栖の攻撃について
ロングボール主体で裏を狙ってくるということは試合前から言われていましたし、そこを意識していましたが、失点のところで、特に2失点目のところで裏をやられてしまったので、そこを修正できなかったところが課題だと思いました。また日頃の練習からやっていきたいと思います。
――感想
まず、中3日ということでこの試合を迎えたわけですが、やはり選手たちに疲れた様子はありました。その中で決定的なチャンスを決めることができたというところで勝ちを持ってこれたと思っています。疲れた中で最後集中力を乱すところもありましたが、しっかりと勝ち切れたということは選手たちがその中でも集中力を保ってやりきれたということだと思っています。
今日、早坂であったり犬塚といった新しい選手たちが入ってきて非常にいい活躍を見せてくれたと思います。次のゲームに向けて選手起用をする上でも幅が広がってくると思います。逆にけが人も出てしまったので、そういったところも考慮しながら考えていかなければいけないと思っています。
そして、今日、鹿児島の遠いところからたくさんの子どもたちが我々の試合を見に来てくれました。今日の勝利を彼らに捧げたいと思います。