2012年 試合速報

2012 ヤマザキナビスコカップ vs.サガン鳥栖

sagan
sagan

1 勝
0 分
1 敗
2 得点
3 失点
勝点 3
順位 5

3
  • 1
  • 0

  • 2
  • 2

2
ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

3 勝
0 分
0 敗
7 得点
4 失点
勝点 9
順位 1

前半
犬塚 友輔
12分
37分
金沢 浄
ハーフタイム 後半
トジン
6分
7分
松岡 亮輔
キム クナン
呂 成海
8分
早坂 良太
17分
赤星 拓
19分
押谷 祐樹
山田 大記
犬塚 友輔
20分
28分
菅沼 実
松浦 拓弥
岡本 知剛
黒木 晃平
30分
金沢 浄
山本 康裕
32分
松浦 拓弥
トジン
國吉 貴博
33分
野田 隆之介
35分
37分
山本 脩斗
43分
山田 大記
51分
菅沼 駿哉
1
赤星 拓
3
磯崎 敬太
5
キム クナン
13
犬塚 友輔
26
坂井 達弥
6
岡本 知剛
10
金 民友
14
藤田 直之
25
早坂 良太
9
トジン
18
野田 隆之介
SUB
12
奥田 達朗
20
呂 成海
16
國吉 貴博
27
清武 功暉
30
黒木 晃平
19
岡田 翔平
22
池田 圭
監督
尹 晶煥
21
八田 直樹
16
金沢 浄
20
山本 脩斗
22
菅沼 駿哉
25
櫻内 渚
6
ロドリゴ ソウト
8
ペク ソンドン
15
菅沼 実
26
松岡 亮輔
9
山崎 亮平
14
押谷 祐樹
SUB
31
竹重 安希彦
13
宮崎 智彦
33
藤田 義明
7
小林 裕紀
10
山田 大記
11
松浦 拓弥
23
山本 康裕
監督
森下 仁志

4,642
スタジアム名 試合日 キックオフ
ベストアメニティスタジアム 5/16(水) 19:00
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝 榎原 徹夫 佐藤 隆治
天候 試合時間 副審 副審
晴れ 90分 大塚 晴弘 田中 利幸
気温 湿度 第4の審判員 記録員
20.9度 50% 今村 亮一 藤崎 亮介
12 シュート 9
9 ゴールキック 8
3 コーナーキック 5
13 直接FK 11
2 間接FK 3
2 オフサイド 3
0 PK 0

「全力で勝ちに行く」
試合前日。森下仁志監督は力強くそう宣言し、敵地・鳥栖へ向かった。3戦全勝と今季のヤマザキナビスコカップで幸先のいいスタートを切ったサックスブルーは満を持して今節のアウェイゲームに挑む。予選リーグ首位で今節を迎えることを踏まえれば、決勝トーナメント進出のためにはアウェイで勝点1という結果でも悪くないだろう。だが、『be brave.~勇敢に。』を今季キャッチフレーズに掲げ、森下仁志監督と共に目の前の勝負に全力で立ち向かい続けている選手たちだ。どんなシチュエーションでも引き分けでよしとするゲームなどない。

何よりチームのさらなるステップアップのためにはアウェイでの勝利が是が非でもほしい。今季、アウェイでの公式戦勝利はリーグ戦第3節のガンバ大阪戦(3月25日)のみ。今季ホームで無敗を誇るサガン鳥栖との一戦は、改めてチームの力を問われる一戦となる。移動もあり、けして楽なスケジュールではないものの、森下仁志監督は強い気持ちを持ち、「アウェイでも自分たちの強さを出したい」と語り、むしろいつも以上の闘志を燃やす。

サガン鳥栖とは今季すでにリーグ戦で対戦しており、今季開幕直後の3月のホームゲームで2-1と勝利。カウンターから豊田陽平に先制ゴールを許したものの、その後、山田大記、さらに駒野友一の直接FKが決まり、前半で逆転。後半もチーム一丸となって戦い抜き、新生・ジュビロにとって記念すべき公式戦初勝利を掴み取った。ただし、強固なディフェンスとFW陣の高さを生かしたパワフルな攻撃を仕掛けてくるサガン鳥栖との一戦は非常にタフなゲームであり、運動量を要する90分だったことは忘れてはならない。

対する鳥栖はここまでカップ戦を2試合消化し、1勝1敗。勝点3でこの試合を迎えるが、決勝トーナメント進出の可能性はまだまだ残されており、今季負けなしのホームで必勝を期してくるに違いない。今週末はFC東京とのリーグ戦(アウェイ)を控えているだけに、直近のリーグ・大宮アルディージャ戦(5月12日)とは異なるメンバーで臨んできたが、それでも尹 晶煥監督と共に築き上げてきたスタイルは不変だろう。前線の高さを生かした攻撃、藤田直之のロングスローを交えたセットプレーなどパワフルなアタックに要注意だ。

「もし、同点という状況であれば点を取りに行く」。
森下仁志監督は言いきる。
アウェイでの勝利はチームのレベルアップに直結する。
決勝トーナメント、そしてサックスブルーのさらなる進化を懸けた大一番が鮮やかにライトアップされた夜のベアスタで幕を開ける。

前半0分、磐田ボールで前半キックオフ!この試合、サックスブルーのキャプテンマークを巻くのは八田直樹!
前半1分、ジュビロ、最終ラインは右から山本脩斗、菅沼駿哉、櫻内 渚、金沢浄の4バック。
前半2分、ジュビロ、中盤は右にペク ソンドン、左に菅沼 実、前線に山崎亮平、押谷祐樹。
前半3分、ジュビロ、左サイドの金沢浄が前線にロングフィード、これに押谷祐樹が走り込むが、相手にクリアされマイボールにできず。
前半4分、鳥栖、ロングボールを前線でトジンがキープ、ドリブル突破を図るが、菅沼駿哉がしっかりとカバーに入った!!!
前半5分、ジュビロ、自陣からビルドアップ、菅沼駿哉が前線の押谷祐樹に縦パスを入れるが、厳しいプレスを受けマイボールにはできず。鳥栖のプレッシングはやはり厳しい。
前半6分、鳥栖、敵陣でボールを拾った岡本知剛が遠目からシュート、これは枠の外へ。この試合最初のシュートとなった。
前半8分、鳥栖、右サイドのタッチライン際でボールを持った野田隆之介がロングレンジから思い切って右足シュート。これは八田直樹が正面でしっかりキャッチ。
前半9分、鳥栖、この試合最初のCK、藤田直之がキック、これはファーサイドで山本脩斗がクリア!
前半11分、ジュビロ、自陣からビルドアップ、右サイドの高い位置でボールを受けた山本脩斗が前方のペク ソンドンへ。ボールを受けたペク ソンドンがクロス、これに押谷祐樹が飛び込むが、相手にクリアされCKを獲得、キッカーは山崎亮平、これはチャンスに持ち込めず、鳥栖ボールのゴールキックに。
前半12分、鳥栖、中盤のトジンから右サイドへ一気に展開。敵陣右サイドの高い位置でこのボールを受けた犬塚友輔が右足で強烈なシュート!これがジュビロのゴールネットに突き刺さる・・・。【0-1】
前半13分、鳥栖、前線でためを作り、最後は藤田直之が右足で強烈なミドル。これはわずかにゴールの横に。危ない場面だった・・・。ここは何とか最少失点で踏ん張りたい!
前半16分、ジュビロ、なかなか落ち着いてボールを動かすことができない。逆に鳥栖がホームアドバンテージを前面に押し出し、攻勢を仕掛けてくる。ここが踏ん張りどころだ。
前半20分、鳥栖、この試合最初のロングスロー。右サイドから藤田直之が投げ入れたボールがジュビロゴール前に迫るが、これは金沢浄が頭でクリア!!!
前半21分、鳥栖、立て続けにロングスロー、藤田直之が今度は左サイドから投げ入れるが、これはファーサイドで菅沼 実がクリア!
前半22分、鳥栖、FK、キッカーは金 民友、このこぼれ球に金 民友が自ら走り込み、右足でシュート、これは八田直樹が正面でキャッチ。
前半24分、鳥栖、右サイド、藤田直之のロングスロー、これは八田直樹がパンチングし、このこぼれ球に反応した菅沼 実がカウンターの起点に。ペク ソンドン、押谷祐樹とパスをつなぎ、最後は右サイドの山本脩斗がドリブルで切れ込むが、相手を抜ききれず、相手ボールのゴールキックに。
前半25分、ジュビロ、櫻内 渚がトジンとの接触プレーで倒れ込み、担架でピッチの外へ運ばれる。ジュビロサポーターが「渚コール」を連呼する。ロドリゴ ソウトがセンターバックに入り、ジュビロは10人のままプレー再開。
前半28分、ジュビロ、櫻内 渚が頭にテーピングを施してピッチに戻り、再びセンターバックへ。ここでジュビロサポーターから再び大きな「渚コール」! ロドリゴ ソウトは再びボランチへ。
前半29分、ジュビロ、敵陣でパスをつなぐがフィニッシュまで持って行けず、ボールロストから鳥栖のカウンターを受ける、ゴール前までボールを運ばれ、スルーパスを出されるが、これは八田直樹が飛び出してキャッチ。
前半30分、ジュビロ、右サイドのクロスのこぼれ球を松岡亮輔が落とし、金沢浄が左足でミドルシュート。これはゴール横に外れたが、積極的にシュートを放つことでリズムを作っていきたい。
前半34分、ジュビロ、森下仁志監督はテクニカルエリアに立ち、じっと戦況を見つめている。
前半35分、鳥栖、カウンターからCKを獲得、キッカーは金 民友、これはファーサイドで山本脩斗がクリア!
前半37分、鳥栖にリズミカルにパスを回され、金 民友へチャージした金沢浄へイエローカード。
前半38分、鳥栖、右サイドからFK、トジンが競るが、これは菅沼駿哉が打点の高いヘディングで弾き返した!
前半39分、ジュビロ、ボールを動かし、最後は右サイドの高い位置でボールを持ったペク ソンドンがクロスを上げるが、これはそのままゴールラインを割り、相手ボールのゴールキックに。なかなかフィニッシュまで持ち込むことができない。
前半41分、ジュビロ、ロドリゴ ソウトが起点となってボールをつなぐ。最後はペク ソンドンが右足でシュートを放つが、これは相手にブロックされた。
前半42分、ジュビロ、押谷祐樹のクロスからCKを獲得、キッカーは山崎亮平、これはニアサイドでクリアされた。
前半43分、ジュビロ、ペク ソンドンのクロスからCK獲得、キッカーは山崎亮平、このこぼれ球を押谷祐樹が右足で合わせるが、鳥栖の壁に阻まれた。
前半44分、鳥栖、FK、自陣左から赤星 拓がキック、自陣からパワープレーを仕掛けてくるが、これは菅沼駿哉がしっかり頭でクリア!
前半45分、鳥栖、FKのこぼれ球を岡本知剛がシュート、これは力なく八田直樹がしっかりキャッチ。前半アディショナルタイムは2分。
前半アディショナルタイム2分、ジュビロ、最終ラインからビルドアップ、菅沼駿哉がペク ソンドンへパスを入れるが、その後つながらず、ここで前半終了のホイッスル。
後半0分、鳥栖ボールで後半キックオフ!ここからが勝負!まずは1点返すぞ!
後半1分、両チームにハーフタイムでの選手交代はなし。
後半2分、ジュビロ、ロドリゴ ソウトの縦パスを押谷祐樹、菅沼 実とつなぎ、最後は左サイドから金沢浄がクロスを上げるが、これは相手にクリアされた。
後半3分、ジュビロ、山本脩斗が右サイドを切れ込み、クロスを上がるが、これは相手にクリアされた。
後半3分、ジュビロ、前線でパスが回り始める。左サイドから中央へパスをつなぎ、最後は菅沼 実の落としを山崎亮平がシュート、これは相手にブロックされたが、その後、山崎亮平、押谷祐樹とつなぎ、最後はロドリゴ ソウトが右足でミドルシュート、これは枠の外に。
後半6分、鳥栖、接触プレーでトジンにイエローカード。
後半7分、ジュビロ、同点ゴール!!!右サイドのペク ソンドンのクロスのこぼれ球を松岡亮輔が右足で押し込んだ!!!【1-1】
後半10分、鳥栖、藤田直之のロングスローからCKを獲得、キッカーは金 民友、これはゴール前で鳥栖にファウルがあり、ジュビロボールのFKに。
後半11分、ジュビロ、自陣でボールを動かして鳥栖のプレスをかわす。山本脩斗の右からのドリブル突破、さらに山崎亮平のボールキープでリズムを作るが、シュートまでは持っていけなかった。
後半13分、鳥栖、敵陣でFK獲得、やや遠目の位置から藤田直之が直接狙うが、これは大きく枠の外。
後半14分、ジュビロ、金 民友のバックパスを押谷祐樹がカット。そのまま敵陣までドリブルし、右足でシュートを打つが、これは枠の外。
後半16分、鳥栖、カウンターから一気に敵陣へ。左サイドからロングボールをトジンが頭で落とし、野田隆之介が走り込むが、これはオフサイドの判定。
後半17分、鳥栖に勝ち越し点を許す・・・。藤田直之のスルーパスを受けた早坂良太が八田直樹と1対1に。これを冷静に流し込まれ、再び1点ビハインドに【1-2】
後半19分、ジュビロ、1枚目の選手交代、押谷祐樹に代わり山田大記を投入。中盤の右サイドに入った。
後半19分、鳥栖、FK、遅延行為とみなされ、赤星 拓にイエローカード。
後半20分、鳥栖に追加点を許す・・・。ゴール前の混戦からこぼれ球を犬塚友輔に右足で叩き込まれた・・・。【1-3】
後半21分、ジュビロ、失点場面で負傷した金沢浄が一時ピッチの外へ。
後半23分、ジュビロ、金沢浄がピッチへ戻り、再び左サイドバックへ。
後半23分、鳥栖、ロングボールのセカンドボールを拾った早坂良太が右足シュート、これは八田直樹が体を張って防いだ!
後半24分、ジュビロ、山田大記の投入後はペク ソンドンが中央で山崎亮平とプレーしている。
後半25分、ジュビロ、敵陣中央でパスを受けた山田大記がスルーパス、これを受けた菅沼 実が左足でシュート、これは惜しくも赤星 拓に阻まれた・・・。
後半27分、鳥栖、ペク ソンドンからボールを奪い、攻撃へ転じる。一度ボールを失い、山田大記にボールを持たれるが、すぐさま2、3人で取り囲み、マイボールに。ジュビロはなかなかシュートまで持っていけない。
後半28分、ジュビロ、2枚目の選手交代、菅沼 実に代わり松浦拓弥を投入。
後半29分、ジュビロ、松浦拓弥は中央で山崎亮平とプレー、ペク ソンドンが左サイドへスライドしている。
後半30分、両チームに選手交代、ジュビロ、金沢浄に代わり山本康裕を投入。鳥栖、岡本知剛に代わり黒木晃平を投入。
後半32分、ジュビロ、松浦拓弥がドリブルで切れ込みスルーパス、これはゴール前に走り込んだ山本康裕にはあと一歩のところでつながらず。その後の接触プレーで松浦拓弥にイエローカード。
後半32分、ジュビロ、松浦拓弥がドリブルで切れ込みスルーパス、これはゴール前に走り込んだ山本康裕にはあと一歩のところでつながらず。その後の接触プレーで松浦拓弥にイエローカード。
後半33分、鳥栖、3枚目の選手交代、トジンに代わり國吉貴博を投入。
後半35分、鳥栖、接触プレーで野田隆之介にイエローカード。
後半36分、ジュビロ、山本脩斗がスルーパスに反応。これに飛び出した赤星 拓と接触。赤星 拓がピッチに倒れ込み、一時プレーが中断。
後半38分、赤星 拓への治療がピッチ内で行われており、プレーはまだ中断されたまま。
後半39分、プレーが中断されている間もジュビロサポーターの声援はやまない。ゲームは最終局面を迎えているが、まずは1点だ!
後半40分、赤星 拓が頭にテーピングを施し、プレー再開。
後半43分、ジュビロ、1点を返す!!!自陣から攻撃を組み立て、山崎亮平のボールキープから山田大記へ。ボールを受けた背番号10は迷わず右足を振り抜き、1点差!!!【2-3】
後半44分、ジュビロ、山田大記と山本康裕が左サイドから攻撃。最後は山田大記が右足でクロスを上げるが、これは赤星 拓にキャッチされた。
後半45分、後半アディショナルタイムは6分。
後半アディショナルタイム1分、鳥栖、野田隆之介が足をつり、ピッチに倒れ込み、ピッチの外へ。
後半アディショナルタイム2分、鳥栖、野田隆之介がピッチへ戻った。
後半アディショナルタイム3分、ジュビロ、自陣からボールを動かす。左サイドでボールを持った山本康裕が松浦拓弥へ縦パスを入れ、CKを獲得、キッカーは山崎亮平、これはファーサイドに流れ、相手ボールに・・・。
後半アディショナルタイム6分、鳥栖、FK、これをマイボールにしたジュビロはパスをつなぎ前線へ!最後は菅沼駿哉が山田大記へ縦パスを入れるが、長く、相手ボールのゴールキックに。
後半アディショナルタイム6分、ジュビロ、接触プレーで菅沼駿哉にイエローカード。
後半アディショナルタイム7分、鳥栖が敵陣右サイドでボールを持ったところで試合終了のホイッスル・・・。惜しくも勝利はならなかった。【2-3】
森下 仁志 監督

――感想
まず始めに、水曜の平日にジュビロのサポーターの方々、それから鹿児島からもキャンプでお世話になっている方々に来ていただき、本当に感謝しています。初めて出る選手もいた中で前半よく耐え、後半自信を持ってやってくれたと思います。
――櫻内 渚選手がプロデビュー戦となりましたが、試合途中での負傷もありましたが、どのように評価されていますか?
相手のFWはJリーグで経験している選手もたくさんいる中で、本職はサイドバックで今季入ってもらいましたが、センターバックとしても十分やっていける強さもありますし、彼がこの90分間で得たものはかけがえのなく、今後のサッカー人生で引退するまで残るのではないかというほどの経験をしたと思うので、それを糧にトレーニングを積んでまたチャンスを掴んでほしいと思います。
――この試合、敗因があるとすれば?
前半は久々に試合に出る選手もいて、(櫻内)渚のような初めて試合に出る選手もいて、特に立ち上がりのところはなかなか上手く噛み合わない部分も多かったのですが、それでも後半修正できましたが、自分たちが難しくしたゲームではないかと。特に2点目に関しては本当もったいない失点でしたが、僕たちは公式戦15試合を戦い、4回負けていますが、その中でも2点差をつけられて負けた試合はないので、それにより誇りを持ち、磐田に帰りたいと思います。
――今季初めて前田遼一選手、駒野友一選手がメンバーから外れましたが、その理由は?
他に出ている選手も状態がよかったですし、うちは開幕当初からいろんな選手に出てもらい、十分このメンバーでやれると、やってくれると信じて送り出したので、それに関しては今日の選手たちはよくやってくれたと思います。
――どの選手が出ても目指すサッカーは変わらないと日頃からおっしゃっていて、その中でこの試合、序盤、このところ見られた攻撃サッカーは出なかったと思いますが、何が違ったのでしょうか?
経験が少ない選手もいますし、コンビネーションは一人でできるものではないので、この組み合わせでやっている時間も少ないですし、甘くないということはわかっていましたが、90分を通したら十分やれると思っていたので、前半に関しては想定内というか、1点ビハインドであれば後半十分返せると思っていました。
――終盤、山本康裕選手を投入し、主に左サイドでプレーしていたように見えましたが、より攻勢を仕掛ける意図があったのでしょうか?
30メートルくらいのところに相手が11人入っている状態だったので、そこまで後ろに選手は必要なかったですし、2バックで十分だと判断し、(山本)康裕はサイドバックというよりウイングのような形で入ってもらいました。
――この試合、アピールした選手を一人挙げるとすると?
(櫻内)渚に関しても今持っているものを全部出してくれたと思いますし、出し切ったからこそ彼が感じたことは大きいと思いますし、これをプラスというか、全くマイナスの部分はないので、全てをプラスにしてまた明日からトレーニングに励んでほしいと思います。

八田 直樹 選手

八田 直樹 失点は自分たちのミスです。もう一度出直さないと足元をすくわれると思いますし、練習からしっかりやっていかなければいけないと思っています。この負けをしっかりと受け止め、まだまだ自分たちが甘いということでこういう結果になってしまったと思うので、気持ちを切り替え、もう一度練習から突き詰めていきたいです。
――最終ラインの部分で、直近のリーグ・鹿島戦とは異なるメンバーで臨んだこの試合、GKとして意識したことは?
(櫻内)渚は初めての出場だったのでしっかり声をかけていこうと思いましたし、しっかりプレーしてくれていました。
――鳥栖のパワープレーは勢いがあったが?
やはりこういった試合でも勝っていかなければ上に行けないと思うので、また練習から厳しくやっていかなければいけないと思いますし、練習からまた自分を追い込んでいきたいと思います。
失点のところでも改めて自分自身を見つめ直し、自分があの場面で止められるようにやっていかなければいけないと思っています。

松岡 亮輔 選手

松岡 亮輔 ――試合を振り返って
球際の勝負と言われていましたが、僕自身、完敗でしたし、そのあたりが勝負を分けてしまったと思っています。また練習からやってアピールしていくしかないと思っています。
――鳥栖の攻撃について
チームとして対策しましたが、チームというより個人のところの出足、球際といった部分で勝てず、相手にボールを取られる場面もありましたし、そのあたりは自分自身、よくありませんでした。
――後半に追い上げたが?
後半、僕自身、久々の試合というところで慣れてきた部分もあり、落ち着いてやれましたが、2失点目と3失点目がもったいなかったと思います。
――自身のゴールについて
ゴールはただのインサイドパスですが、あそこまでチームとして崩せたことでゴールにつながったと思いますし、やはりああいった崩す回数をもっともっと増やしていかないとゴールは生まれないと思うので、そこをさらに意識していきたいと思います。

櫻内 渚 選手

櫻内 渚 ――頭のテープングは?
相手の頭が当たりました。大丈夫です。
――試合を振り返って
初めての試合で、初めてピッチに立って、やはり緊張感はぜんぜん違いました。練習試合でもセンターバックでプレーしていましたし、戸惑いはありませんでしたが、3失点ということはセンターバックとして何もできていないということですし、自分のところからやられているので、課題しかありません。
――鳥栖の攻撃について
ロングボール主体で裏を狙ってくるということは試合前から言われていましたし、そこを意識していましたが、失点のところで、特に2失点目のところで裏をやられてしまったので、そこを修正できなかったところが課題だと思いました。また日頃の練習からやっていきたいと思います。

サガン鳥栖 ■尹 晶煥 監督
 

――感想
まず、中3日ということでこの試合を迎えたわけですが、やはり選手たちに疲れた様子はありました。その中で決定的なチャンスを決めることができたというところで勝ちを持ってこれたと思っています。疲れた中で最後集中力を乱すところもありましたが、しっかりと勝ち切れたということは選手たちがその中でも集中力を保ってやりきれたということだと思っています。
今日、早坂であったり犬塚といった新しい選手たちが入ってきて非常にいい活躍を見せてくれたと思います。次のゲームに向けて選手起用をする上でも幅が広がってくると思います。逆にけが人も出てしまったので、そういったところも考慮しながら考えていかなければいけないと思っています。
そして、今日、鹿児島の遠いところからたくさんの子どもたちが我々の試合を見に来てくれました。今日の勝利を彼らに捧げたいと思います。