2012年 試合速報

2012 ヤマザキナビスコカップ vs.セレッソ大阪

ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

1 勝
0 分
0 敗
2 得点
1 失点
勝点 3
順位 0

2
  • 0
  • 1

  • 2
  • 0

1
seresso
seresso

0 勝
0 分
1 敗
1 得点
2 失点
勝点 0
順位 0

前半
38分
ブランキーニョ
43分
山口 螢
ハーフタイム
ペク ソンドン
山田 大記
後半
千代反田 充
6分
7分
ブランキーニョ
松浦 拓弥
14分
押谷 祐樹
阿部 吉朗
34分
35分
キム ボギョン
村田 和哉
前田 遼一
43分
松浦 拓弥
山本 康裕
46分
21
八田 直樹
4
千代反田 充
5
駒野 友一
13
宮崎 智彦
22
菅沼 駿哉
6
ロドリゴ ソウト
8
ペク ソンドン
11
松浦 拓弥
26
松岡 亮輔
14
押谷 祐樹
18
前田 遼一
SUB
31
竹重 安希彦
24
チョ ビョングク
33
藤田 義明
7
小林 裕紀
10
山田 大記
23
山本 康裕
30
阿部 吉朗
監督
森下 仁志
21
キム ジンヒョン
3
茂庭 照幸
4
藤本 康太
14
丸橋 祐介
17
酒本 憲幸
6
山口 螢
7
キム ボギョン
8
清武 弘嗣
10
ブランキーニョ
18
横山 知伸
9
ケンペス
SUB
1
松井 謙弥
23
山下 達也
5
舩津 徹也
13
柿谷 曜一朗
25
黒木 聖仁
26
村田 和哉
11
播戸 竜二
監督
セルジオ ソアレス

8,036
スタジアム名 試合日 キックオフ
ヤマハスタジアム 3/20(火) 19:04
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝、乾燥 河本 弘 木村 博之
天候 試合時間 副審 副審
晴れ 90分分 越智 新次 小椋 剛
気温 湿度 第4の審判員 記録員
9.6度 37% 間島 宗一 花澤 秀登
11 シュート 13
11 ゴールキック 11
5 コーナーキック 6
17 直接FK 14
4 間接FK 0
4 オフサイド 0
0 PK 0

ヤマハスタジアムで手にした今季初勝利から3日。リーグ戦同様、ヤマザキナビスコカップ初戦も非常に重要な意味を持つことになる。リーグ戦と合わせホーム2連勝となれば、一気に波に乗れるからだ。相手は抜群の攻撃力を持つセレッソ大阪。互いのチームカラーが真っ向からぶつかる激戦となることは間違いない。

「選手の頑張りで勝たせていただきました」。サガン鳥栖との今季ホーム開幕戦を逆転で制し、監督就任後、初白星を掴んだ森下仁志監督は真っ先に選手の健闘を称えた。ただし、こう続けている。「僕自身、まだまだ満足はしていません」。それはチーム全体の思いでもある。J1通算400 試合出場を達成した川口能活も今季初勝利をかみしめると共に、「もっともっと質を上げていかないと」とチーム全体を見渡す。
目指す“ 完成形” はさらに高いところにある。
チームが一つになり、一歩ずつ前に進んでいくのみだ。連戦となるが、目の前の一戦を一つずつ乗り越えていきたい。

対するセレッソ大阪は今、勢いがある。直近のリーグ戦でガンバ大阪との大阪ダービーを制し、波に乗って敵地へ乗り込んでくるだろう。新加入のブランキーニョ、ケンペスに加入後初ゴールが生まれたことも大きなプラス材料だ。
直近のリーグ戦から中2日でのアウェイゲームとなるが、頼れるエース・播戸竜二、昨季J2・徳島ヴォルティスの躍進を支えた柿谷曜一朗など多彩なラインナップを誇るだけに苦にする様子は全くない。アグレッシブな攻撃には十二分な警戒が必要だ。

予選リーググループAに振り分けられたジュビロ磐田は次節以降、浦和レッズ、サンフレッチェ広島、サガン鳥栖、川崎フロンターレ、ベガルタ仙台と対戦していくことになる。例年通りリーグ戦と並行した戦いになるが、どのクラブも条件は同じ。問われるのはクラブの“ 総合力” である。23 歳以下の選手を対象とした『ニューヒーロー賞』は今季も注目点の一つ。新加入・ペクソンドンなどサックスブルーのヤングプレーヤーも虎視眈々と主役の座を狙っている。
『激闘よ。20 年目の聖杯を彩れ。』
みどころ多きカップ戦がいよいよ幕を開ける。

前半0分、ジュビロ磐田ボールでキックオフ
前半5分、ジュビロ磐田、セレッソ大阪の堅い守りに阻まれ、なかなか前を向けず。
前半10分、ジュビロ磐田、右サイドから駒野友一、ペクソンドンとつなぐが、ペクソンドンがゴール前に入れられず。
前半13分、セレッソ大阪がジュビロ磐田ゴール前に蹴りこむが、GK八田直樹が抑え込む。ボールをファンブルするが、事なきを得る。
前半18分、ジュビロ磐田、中央で細かくつないで、前田遼一がペクソンドンに落とす。しかしペクソンドンのシュートはヒットせず。ジュビロ磐田この試合初シュート。
前半20分、ジュビロ磐田、駒野友一が右サイドから攻め込み、コーナーキックを得る。鋭いコーナーがゴール前に上がるも得点にはつながらず。
前半22分、ジュビロ磐田、中央のこぼれ球を拾った押谷祐樹がシュート!しかし、GKの正面を突いてしまった。
前半25分、ここまでシュート数はジュビロ磐田「2」、セレッソ大阪「4」。
前半27分、セレッソ大阪、丸橋祐介が中央から右サイドの清武弘嗣へロングフィード。しかしゴールラインを割った。
前半29分、セレッソ大阪、左サイドスローインから細かくつなぎ、キムボギョンがクロス。しかし八田直樹が落ち着いてキャッチ!
前半32分、ジュビロ磐田、左サイドをドリブルで駆け上がった松浦拓弥がコーナーキックを得る。駒野友一のコーナーキックから、こぼれ球をペクソンドンが中央で痛烈なシュートを放つ!しかし、相手GKが正面で弾く。
前半35分、セレッソ大阪、中央やや左からブランキーニョがクロスを放る。ケンペスが頭で合わせようとするが、GK八田直樹がクリア!
前半38分、ジュビロ磐田、自陣でボールを奪われる。ペナルティーエリア右、角度の無いところからブランキーニョにシュートを決められてしまった。【0-1】
前半42分、セレッソ大阪、山口蛍が中央で鋭いドリブルを見せる松浦拓弥を倒してイエローカード。
前半43分、アディショナルタイムは1分。
前半45分、ジュビロ磐田、敵陣ペナルティーエリア前でペクソンドン-前田遼一とワンツーを狙ったがつながらず。
前半アディショナルタイム1分、前半終了。0-1と、ジュビロ磐田がリードを許し前半を折り返す。
後半0分、セレッソ大阪ボールでキックオフ。ペクソンドンに代わり山田大記が入る。
後半1分、ジュビロ磐田、中央でボールを奪い松浦拓弥が右サイドに切れ込む。松浦拓弥がゴール前の前田遼一にクロスを上げるも、GKにキャッチされる。
後半2分、ジュビロ磐田、前田遼一がシュートを放つなど立て続けにチャンスを得るも、ゴールネットを揺らせず。
後半6分、ジュビロ磐田、千代反田充が中央でケンペスを倒し、イエローカード。
後半7分、セレッソ大阪、ブランキーニョが左サイドで松岡亮輔を倒し、イエローカード。駒野友一が45度から右足で鋭いフリーキックを放つもクリアされてしまった。
後半10分、ジュビロ磐田、敵陣ペナルティーエリア前で細かくつなぎ、最後は山田大記が前田遼一にスルーパス。しかし、前田遼一は反応できず。
後半11分、ジュビロ磐田、左サイドでセレッソ大阪のハンドを誘う。駒野友一のフリーキックをロドリゴ ソウトが触るもシュートまで持ち込めず。
後半14分、ジュビロ磐田、中央から山田大記がゴール前にスルーパス!ボールを受けた松浦拓弥が得意のドリブルでペナルティーエリアに進入してシュート!ボールはゴールに突き刺さり、ジュビロ磐田が同点に追いつく!【1-1】
後半16分、ジュビロ磐田、左サイドで前田遼一、押谷祐樹、前田遼一とつなぎ、最後は山田大記に渡す!山田大記が痛烈なシュートを放つも、GKに阻まれる。
後半18分、セレッソ大阪、ブランキーニョがペナルティーエリア右からシュートを放つも、ゴール右に大きく外れた。
後半21分、ジュビロ磐田、左サイドからドリブルで切れ込んだ押谷祐樹、ペナルティーエリアの後ろからシュートを放つも、ゴール右に大きく外れてしまった。
後半24分、セレッソ大阪、左サイドからゴール前に精度の高いクロス。ケンペス、ブランキーニョの2枚が飛び込んだがボールに届かず。
後半26分、セレッソ大阪、清武弘嗣がドリブルで中央から進入し、遠い位置からシュートを放つ。しかしこれはゴールバーのはるか上。
後半28分、ジュビロ磐田、松浦拓弥が敵陣ペナルティーエリア手前でボールを受け、左から走りこんだ押谷祐樹に渡す!押谷祐樹が角度の無いところからシュートを放つもキムボギョンに足を出されてゴールならず。
後半30分、ジュビロ磐田、駒野友一が右サイドを駆け上がり、松浦拓弥にパス。松浦拓弥がグラウンダーでゴール前に入れたが、クリアされてしまった。
後半33分、ジュビロ磐田、駒野友一が右サイドから左足で絶妙なクロス!前田遼一が頭で合わせようとしたが、GKにキャッチされる。
後半34分、ジュビロ磐田、押谷祐樹に代わり阿部吉朗。
後半35分、セレッソ大阪、キムボギョンに代わり村田和哉。
後半37分、ジュビロ磐田、松浦拓弥が右サイドからドリブルで猛然と攻め込む!さらにこぼれ球を拾った松浦拓弥、ペナルティーエリア外からシュートを放つ。しかしゴールを大きく外れてしまった。
後半43分、ジュビロ磐田、立て続けにセレッソ大阪陣内に攻め込み、混戦の中からのこぼれ球を前田遼一が落ち着いて右足で流し込む!エースの今季初ゴールで逆転に成功!【2-1】
後半44分、セレッソ大阪、右からのコーナーキックにケンペスが頭で合わせる!しかし、ボールは左ゴールポストに直撃し、事なきを得る。
後半44分、アディショナルタイムは3分。
後半アディショナルタイム1分、ジュビロ磐田、松浦拓弥に代わり山本康裕。
後半アディショナルタイム3分、ジュビロ磐田、敵陣で落ち着いてボールを回す。
後半アディショナルタイム3分、セレッソ大阪、最後にスルーパスを入れたが、誰も反応できず!ここで試合終了のホイッスル!ジュビロ磐田が逆転勝利を収めた!
森下 仁志 監督

――感想
試合に関しては、前半は僕の、何と言いますか、選手にいい景色でプレーさせてやれなかったことがまず一つ。あともう一つは少し勇気が足りなかった分、少し状況が難しかったのですが、後半は勇気を持って自分たちのサッカーを信じてやったことが逆転につながったと思います。
――サガン鳥栖戦から大きくメンバーを入れ替えた意図は?また、山田大記選手を後半から投入しましたが、予定通りの投入だったのでしょうか?
まずは(サガン鳥栖戦から)メンバーが8人入れ替わったというのは、その選手を試すとか、ターンオーバーで選手を休ませるとか、そういった意図は全くなくて、あの8人もずっと練習からすごくいいコンディションでしたし、いつ出てもおかしくない状況だったのでスタメンで出てもらいました。
(山田)大記に関しては特に予定通りということではなく、ゲームの流れで交代させました。
――山田選手が入ったことで明らかに変化があったと思います。また、中盤の2列目の配置が変わったと思いますが、山田選手投入の意図は?
来月また対戦するので、戦術的な部分はここではちょっと言いづらい部分もありますが、一番は選手がいいポジショニングから、いい景色からスタートできたことが前半とは違ってそれぞれも持ち味を生かせた原因だったと思います。選手達がうまくスペースを見つけ、うまく突いてくれたと思います。
――ハーフタイムにメンタル的な部分で伝えたことは?
勇気を持てと。全く問題と言うか、自分たちのミスでバランスを崩すこともないし、全くは問題ないと伝えました。

前田 遼一 選手

前田 遼一 勝てたことは本当に嬉しいです。(後半は)前の意識が前半より強くなったと思います。僕自身、後ろでのプレーが多かったので、もっと前にいけるようにしたいと思います。
(開幕から負けなしは)厳しい練習をやってきているのでその結果かなと思いますが、これからが大事ですし、これからも勝ち続けたいと思います。(次のリーグ・ガンバ大阪戦では)攻撃なガンバにうちも攻撃的に戦って勝ちたいと思います。
――逆転ゴールの場面について
阿部さんが前で潰れてくれましたし、いいところにボールがこぼれてきてくれました。(ゴールは)嬉しかったです。

松浦 拓弥 選手

松浦 拓弥 勝ちたい試合でしたし、勝てたことがよかったと思います。前半はあまりいいつながりを見せることができず、全体的にあまりよくなかったと思いますが、後半切り替えることができ、いいサッカーができたのではないかと思います。
――得点場面について
決めたいと思っていましたし、あのタイミングで(山田)大記がいいボールをくれましたし、あの形は練習していたので、それが出せたよかったと思います。去年福岡へ行き、今年帰ってきて、なるべく試合に使ってもらっているうちに結果を出したかったので、やっとゴールという結果が出せてよかったと思います。
――修正や課題は?
まだまだたくさんあります。全体的に前半からいい距離を保つとか、そういったところを出せればもっとよかったと思います。
――次のリーグ・ガンバ大阪戦に向けて
練習からアピールして次も使ってもらえるように頑張るだけです。

菅沼 駿哉 選手

菅沼 駿哉 前半、緊張した部分もありましたし、硬くなった部分もありましたが、失点してからふっきれた部分もありました。1点ビハインドで前半を終えましたが、ハーフタイムの時にロッカールームで監督が全然大丈夫、安心しろということを言ってくれましたし、下を向くことなくプレーできました。
この試合、みんないろいろな思いを持ってピッチに立っていました。
自分自身、開幕前の練習試合で使ってもらった中で、そこで緊張してしまい、空回りしてしまい、チャンスを逃してしまったことがありましたが、トレーニングから諦めずにやってきました。J1での経験の少ない自分を使ってくれた監督に感謝しています。

ロドリゴ ソウト 選手

ロドリゴ ソウト 最初、前半はよくない部分もありましたが、逆転できると信じてプレーしていましたし、1点取られても落ち着いてプレーできました。
もちろん試合に出たいと思ってトレーニングを積んでいますが、先発は監督が決めることですし、全力で取り組むことだけを考えています。大切なことはいつも落ち着いていること、いつでも自分自身を準備させることだと思っています。
ナビスコカップを勝利でスタートできたことは大きいと思います。チームをよくするという意欲を常に持ち、前を向けて引き続き準備していきたいと思います。

宮崎 智彦 選手

宮崎 智彦 自分自身、もっともっといけたと思いますし、クロスも1本も上げることができませんでした。今日やれたこともあれば、修正しなければいけないところもありますし、また練習から取り組み、メンバーに絡めるようやっていきたいです。

松岡 亮輔 選手

松岡 亮輔 ――逆転ゴールの場面について
中がはっきり見えた状態ではありませんでしたが、浮き玉を出すということは考えていました。(阿部)吉朗さんがうまく潰れてくれました。チーム全員で取ったゴール、勝点だと思います。

阿部 吉朗 選手

阿部 吉朗 入った時に雰囲気がよかったですし、選手同士がリスペクトして一丸となって戦っていると感じました。
――逆転ゴールの場面について
サイドからクロスが来るので、そこに後ろから突っ込んで潰れるという指示を受けていましたし、ゴールシーンではそれができたと思います。とにかく潰れることを意識していました。その意味では役割が果たせたと思います。ただ、決めたのは(前田)遼一ですから。

セルジオ ソアレス監督
 

――感想
非常にいいゲームだったと思います。前半は我々がゲームを支配していたと思いますが、逆に後半は互角のゲームになり、オープンな撃ち合いになった部分もあったと思います。我々は2点目を取るチャンスがありましたが、それを決めることができず、逆にそのあたりから相手が盛り返すような試合になっていきました。特に後半は互角、接戦だったと思います。