2012年 試合速報
2012 J1リーグ公式戦 33節 vs.大宮アルディージャ
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金澤 慎
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山本 康裕
山崎 亮平
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渡邉 大剛
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ズラタン
長谷川 悠
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松浦 拓弥
小林 祐希
山本 脩斗
金園 英学
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藤田 義明
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山崎 亮平
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チョ ビョングク
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チョ ヨンチョル
村上 和弘
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
NACK5スタジアム大宮 | 11/24(土) | 17:30 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝 | 岡村 新太郎 | 松尾 一 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 越智 新次 | 山際 将史 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
10度 | 58% | 岡部 拓人 | 古橋 祐未子 |
10 | シュート | 12 |
12 | ゴールキック | 8 |
7 | コーナーキック | 2 |
17 | 直接FK | 9 |
2 | 間接FK | 1 |
1 | オフサイド | 1 |
0 | PK | 0 |
第25節・ヴィッセル神戸戦(9月15日)以来、2か月以上白星から遠ざかっている。まさに正念場だ。前節は名古屋グランパスとホーム・ヤマハで対戦。序盤からボールを支配し、チャンスも作ったが、前半終了間際に田中 マルクス闘莉王にゴールを決められ、失点。後半に入り山崎亮平、小林祐希、ハン サンウンと交代カードを切りながら攻勢を仕掛けたが、最後までゴールネットを揺らすことはできなかった。結局、試合終了間際に永井謙佑にクロスを押し込まれ、0-2で敗戦。2連敗に加え、ここ7試合未勝利という逆境に立たされることになった。
対する大宮アルディージャはシーズン終盤に調子を上げてきた。前回の対戦とは異なるチームだと言っていい。6月上旬にベルデニック氏が新監督に就任。夏場にはズラタン、ノヴァコヴィッチのスロベニア人2トップを獲得し、攻撃面をてこ入れ。さらに守備面も再度整備し、チームを立て直してきた。その成果がここ9試合負けなしという数字で証明されている。前節はアウェイでセレッソ大阪に打ち勝ち、3-1で勝利。順位も14位まで上げてきた。今節この試合に勝った場合、他会場の結果次第ではJ1残留が決まる。ただし、残り2試合を連勝で終えることができれば自力で残留を決めることができるだけに、目の前の試合に一つずつ勝っていくというスタンスだろう。
5月下旬にホーム・ヤマハで対戦した際には山田大記のゴールで先制し、前田遼一、松浦拓弥のゴールでたたみかけて4-0と大勝。しかし、同じ展開になるとは限らない。今週も森下仁志監督の下、あらゆるシチュエーションを想定して調整を進めてきたが、無論、タフなゲームとなる可能性もあるだろう。何より7戦未勝利という状況を変える“特効薬”はない。今季ここまで積み上げてきたものをただひたすらに継続することこそが勝利への近道。今、チームに必要なことはけして焦れず、チーム一丸となって耐えることだ。
来季ACL出場圏内(3位以内)の消滅。J1残留が確定しない状況。より追い込まれた立場にいる相手との対戦。今季思うような結果を残せていないアウェイでの一戦。ネガティブな要素は少なくない。だが、追い込まれた場面でこそチームの真価が問われる。「この状況を乗り越えることができれば絶対に自信になる」(森下仁志監督)。「みんなの力でこの逆境を乗り越えていきたい」(ゲームキャプテン・山田大記)。新生・ジュビロは逃げも隠れもしない。真っ向からこの逆境に立ち向かい、自らの手で活路を見出す。
磐田、「焦らず左右を使って攻撃していこう」、「バランスを崩さずラインを高くして守備をしていこう」、「ペースを変えずまず1点取りに行こう」。
大宮、「1-0でリードしているが、試合が終わったわけではない。最後までしっかり走ること」、「相手に自由にやられている時間がある。もっと全体をコンパクトにすること」、「攻撃はボールをしっかり動かして相手の背後のスペースを狙うこと」。
――感想
今日もこういう状況にもかかわらず本当にたくさんのサポーターの方に来ていただき、本当に感謝しています。
ゲームに関しては立ち上がりからここ数試合の中では本当に一番の出来というくらい、選手たちは自分たちのスタイルをやり通してくれたと思います。これを何とか最終戦のガンバ戦に向け、全員で勝ち取れるようまた明日からやっていきたいと思います。
――松浦選手が先発に復帰し、距離感もよく、前半は流れもあったと思いますが、その中で1失点目の場面はどう見ていますか?
最初の失点はおそらくポジションの場所が少し変わり、それでファーストディフェンダーとして誰が行くかというところの判断が少しルーズになりましたが、僕自身は相手の素晴らしいシュートが決まったと感じています。その前に自分たちのチャンスもありましたし、まずは自分たちがそれを仕留めることができるようにトレーニングからやっていきたいと思います。
――得点を取るための連係の部分でコミュニケーションが大事だと思いますが、今チーム内のコミュニケーションに関してはどう感じていますか?
1月15日にチームがスタートした時点から今もなお、どんな状況であっても、いい時もありましたし、今のように難しい状況もありましたし、そういう状況の中でも誰一人ぶれることなく、本当に真摯にやり続けてくれていると思います。全く問題ないと思います。
――今週の水曜日の練習後に前田選手とお話をされていましたが、どんなことを話していたのですか?
その内容についてはここで話すことではないと思います。
――ゲームを振り返って
勝ちがなくなってくると選手個々が消極的になってしまう部分もあると思いますし、上手くいかない部分も出てきたり、上手く噛み合わないところが出てくることもありましたが、全ての面で相手が上回っていたと思います。
――相手のプレスについて
相手も勝たなければいけない状況でしたし、それをかわす技術はあったのですが、それを出すことができませんでした。
――シュート数について
勝てていない試合はシュート数が少ないですし、勝てている試合はシュート数でも相手を上回っていると思います。つなぐ意識も大事ですが、ピッチが濡れていましたし、シュートの意識をもう少し全員が持てればと思います。
――最終節へ向けて
勝つしかないと思っています。
――序盤チャンスもあったが?
いいところまで行っていますが、最後のところで点を取れないということはどこかに原因があると思います。みんなで話し合いながら変化しようとしているのですが、なかなか結果につなげることができていません。
――終盤は3バック?
そうです。
――やってみた感じは?
3バックですが、後ろでしっかりやりつつ前にも絡んで、というイメージでした。ゾノ(金園)が前線に入ってきてくれましたし、前田さんとゾノの2人にもっともっと合わせることができればよかったのですが。
――試合を振り返って
いい時もありましたが、試合を決定づけるところにいなければいけないということは感じましたし、決めるべきところでもっと精度を上げられるところがあったと思っています。
自分自身、動きとして動けていたと思いますが、もっと連係を取らなければいけなかったと思っています。自分たちがやれなかったことが一番ですが、相手に上手く誘い込まれて跳ね返されてしまった部分もありました。
前半だけを見ればもっとやれたと思いますし、奪った後のボールを相手に簡単に渡してしまった場面もあり、そこから2次攻撃につなげられてしまった場面もあったので、そこは修正していかなければいけません。
――失点場面について
1失点目のところもああいうところで止めていかなければいけません。反応はできていたので、あそこで触れるようにならないと。そういう少しのところだと思っています。
2点目も僕自身のゴールキックのキックミスからですし、そういったところを突き詰めていかないと自分がレベルアップしないと思っています。ここを乗り越えることができればもっともっと強くなれると思っています。
アウェイでもあれだけたくさんのサポーターの方に来ていただきましたし、最後も声援を送っていただきました。諦めるわけにはいきませんし、やはり勝つことが一番の恩返しです。最終節も勝てるよう全力を尽くすだけだと思っています。
――感想
今日のゲームは幸運でしたし、我々が勝利し、残留を確定したことを非常に嬉しく思います。そして、ジュビロという個々のレベルが非常に高い選手が揃った相手に対し、しっかり戦えたこと、さらには我々の限界を越えてプレーできたことを非常に嬉しく思います。
今日まで残留へのプレッシャーの下でプレーしてきましたが、それほどまでに我々が残留を決めたことが大事だと考えています。攻守において組織的にプレーすることができたこと、そして、ここ10試合負けることなく試合を進めることができたことは選手、コーチングスタッフ、そして、クラブのフロントなど全ての部署が自分たちの役割をしっかりこなした結果だと思いますし、今日の勝利を全員で喜びたいと思います。